12時間労働は正直きつい。毎日続くなら辞めることも考えよう

会社によって、職種によっては、正社員であっても残業が少なかったり全くないという場合もありますが、その一方で毎日何時間も残業することが当たり前になっている場合もあります。

しっかり残業代がでることが前提ですが、すればするほど給料が増えるので残業は必ずしも悪ではありません。中には残業代ありきで生活をしてしまっている人だっていますしね。

ただ毎日1日の半分を超す12時間労働をすることが当たり前になっている場合は注意が必要。多すぎる残業は心身に悪影響を及ぼすので、気を付けなくてはなりません。

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※1 2020年1月

12時間労働はさすがにきつい

12時間労働となると1日の半分は働いていることになりますが、それ以外にも1時間の休憩時間がありますし、通勤に時間だってかかります。

もし通勤が片道1時間だとすると、家をでてからまた帰ってくるまでは15時間も経過していることになり、家で過ごす時間はたったの9時間です。

その時間で朝の支度、食事、風呂、家事、睡眠といったことをするわけですから自由時間なんて全くなし。これではストレスが溜まるのも仕方ありません。

まだこれがたまにある程度ならば我慢できるかもしれません。ただ毎日続くとストレスは溜まり続けてしまうし、人によっては睡眠時間を十分に確保することができなくなっていく場合だってあります。

また12時間労働がきついのは、自分の時間が少なくなるということだけではありません。

会社という多かれ少なかれストレスのある環境で仕事をし続ける。はっきり言ってただそれだけでしんどいです。

法律上はどうなっている?

では12時間労働に関して、法律ではどうなっているのでしょうか。

一旦法律を確認してみましょう。

基本的には1日8時間

まず労働時間に関しては、原則として1日8時間を超えてはいけないということが定められています(労働基準法第32条第二項)。

勤務開始が8時ならば1時間の休憩を挟んで17時まで。勤務開始が9時ならば1時間の休憩を挟んで18時までが基本的な勤務時間となります。

ただし労働時間には上記の条件とともに週40時間までという規定もあるので、週6勤務は1日8時間も勤務しているとオーバーしてしまう為1日の労働時間を少なくしなくてはなりません。

また企業によっては週5日勤務でも7時間半勤務としている場合もあります。あくまで8時間は上限値であって、下回る分には問題がありません。

1日の残業時間の上限はない

1日8時間という上限を超えて働く場合、超過労働勤務、すなわち残業時間として扱われることになります。

残業はどの企業でもできるわけではなく、労使間(会社と労働組合など)で協定を結び、所轄の労働基準監督署長に届けていることが条件となります。

ただこれ自体は難しいものではなく、現状はほとんどの企業で36協定が結ばれ残業ができる状態にはなっています。

36協定が結ばれている場合、1日あたりの残業時間には上限が設定されていません。

36協定を結ぶ際に1日で延長することができる時間を記入する必要はありますが、そこをできる限り多く書いてしまえば、いくらでも残業することが可能になってしまうということです。

ただ基本的には1日8時間と書かれている場合が多いです。休日出勤した場合だと普段と同じ1日8時間働くことになることもありますからね。

よって12時間労働となって残業が4時間となっても何ら違法ではないという場合がほとんどです。

休憩時間

何度か休憩時間についてもでてきたので、休憩時間についても簡単に紹介していきます。

労働基準法34条では、休憩時間を以下のようにとることが義務づけられています。

  • 労働時間が6時間を超え8時間以内の場合は少なくとも45分
  • 労働時間が8時間を超える場合は少なくとも1時間

よく忙しくて休憩がとれない、休憩中だけど電話応対をしなくてはいけないなどの話をする人がいますが、これは基本的にNG。休憩時間はしっかりとらなくてはいけないし、仕事をしてはいけません。

ちなみにこれ以上はいくら残業しようとも休憩時間はとらなくても問題なし。企業によっては残業する場合には休憩することを義務付けている場合もありますが、一切休憩なしの企業のほうが多いでしょう。

8時から勤務を開始して12時から1時間休憩、13時から21時まで8時間休憩なしで働き続けるなんてことはよくあることです。

一定期間の残業限度時間

残業時間に関しては1日での上限時間がないものの、一定期間ごとに限度時間というものが設定されています。

期間限度時間
1週間15時間
2週間27時間
4週間43時間
1ヶ月45時間
2ヶ月81時間
3ヶ月120時間
1年360時間

もし12時間労働で毎日4時間残業したとすると1週間なら20時間、2週間なら40時間、1ヶ月なら80時間以上、1年だと年間休日が120日、稼働日が245日の場合で980時間と大幅にオーバーしてしまいます。

この例は極端だとしても、毎日12時間労働なんてことは本来ないはずのことなんです。

限度時間を超えることができる場合

ただこの限度時間は36協定を結ぶさいに「特別条項付き」で結ぶことによってオーバーすることが可能となります。

特別条項付き36協定では、特別の事情が予想される場合に限度時間を超えて残業することが認められており、例えば月80時間以上残業することだって合法的に可能となります。

サービス残業の場合

最もたちが悪いのがサービス残業の場合。

毎日4時間、月80時間以上の残業となると残業代だけでもそこそこな金額となるのですが、それを支払わない企業は残念ながら少なくありません。

36協定を特別条項で結んでいない場合はさせてはいけないことでも、サービス残業自体が違法なことであり気にもしません。

12時間労働が続くと体を壊す可能性も十分にある

たまに12時間労働の日があるという人は多いかもしれませんが、もしも毎日のように12時間労働が繰り返されているような場合には、自分自身が今のまま働き続けていいものなのかどうかはしっかり考えなくてはなりません。

毎日4時間以上残業して月間80時間以上の残業。これは過労死ラインオーバーです。

精神的、肉体的負担がかなり強く、精神疾患、脳梗塞、心筋梗塞などが起こる可能性が高まるということが厚生労働省が通達をだしています。

そんな状態で働き続けることが自分にとって本当に良いことなのか、今一度考えてみる必要があるでしょう。

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