40代になってもまだまだ定年までは時間があり、同じ会社に骨をうずめるのではなく、転職する人も少なくはありません。
ただ、この40代の転職はやはり厳しいものがあり、20代での転職に比べると失敗してしまう人もかなりいるのも事実です。
そこで、今回は40代以降の中高年が転職で失敗してしまう理由について紹介します。
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40代以降の転職が厳しいのは事実
40代以降の中高年での転職が厳しいのはまぎれもない事実です。
中高年よりも若い人のほうが、適応力があって仕事を覚えるのが早いし、下手にプライドを持っている割合も少ない為、特別な理由がない限りはなかなか好んで40代を採用するという企業は多くありません。
実際、平均応募社数で言うと20代が15社程度、40代で24社程度と10社近く差がありますし、転職活動期間は20代で3ヶ月以内の人が90.5%、40代で58.8%となっています。
このデータから見ても明らかに若い年代のほうが転職しやすいと言えるでしょう。
失敗の原因は年齢のせいではない
ただ、勘違いしてほしくないのは、転職で失敗してしまう理由は年齢のせいではないということです。
40代での転職事情が厳しいのは事実ですが、それは単に年齢が高いからということが問題なわけではなく、それ以外の問題による場合が非常に多いです。
ただ、多くの人は仕事が見つからない、転職できないことを全て年齢のせいにし、本来改善することができるものを変えようともせずに、妥協してしまったり、転職活動自体を辞めてしまう人がかなり多いです。
当然それでは転職が失敗に終わってしまいます。
40代以降の中高年が転職で失敗する理由
では、ここからは40代以降の中高年が転職で失敗する理由について具体的に紹介していきます。
中高年の転職がどういうものかを理解していない
20代であれば、スキルや経験といったものだけではなく、その人自身のポテンシャルも評価されます。
その為、経験者採用の場合であっても多少マッチングが不十分でも採用される可能性は十分にあります。
しかし、40代ともなると、ポテンシャルなんてものは見られずに、マッチングしていることが最重要となります。
とにかく即戦力であることを求められるし、企業が求めているスキルに見合ったスキルをその転職活動時点で備わってなくてはなりません。入社してから勉強します、頑張りますは一切通用しないのです。
マネジメント層をほしがっているならば専門知識+マネジメント経験があることが必要ですし、特定の経験、スキルを求められているならば、その求められているものと同じものを高いレベルで持っていなくてはならないし、実績も必要です。
未経験としての転職もできないわけではありませんが、その時は待遇面で妥協する必要もでてきます。
年齢のせいばかりにする
上述したように、年齢のせいばかりするのは絶対にNG。
厳しいのは事実ですが、変えることができないことに嘆いてみても仕方ありません。
仕事の探し方、選び方が間違っているのではないか、書類選考の書き方に問題があるのでないか、面接での答え方が悪いのではないかなど、落ちるたびに反省し改善していく必要があります。
特に、転職エージェントなどアドバイスを貰うことができる人ならまだしも、自分ひとりで転職活動を進めているとミスがあっても気づくことができずに、間違ったまま転職活動を進めることになってしまいます。
プライドが高すぎる
40代以降の中高年に対し、面接官が最も嫌がるのがプライドの高さです。
新たな会社、新たな環境でこれから働くにあたり、無駄に高いプライドがあり、謙虚さがない人材は企業に必要とされません。
確かにこれまでの実績は消えるものではありません。ただ、謙虚さは必ず持つようにし、たとえ年下であっても自分よりもその会社で長く働いてきた人に対して敬意はもたなくてはなりませんし、一からのスタートという自覚を持たなくてはなりません。
我慢強さがない
上述しているように、40代での転職は応募社数も多く、転職活動期間も長くなりがちです。
紹介したのはあくまで平均であって、中には運よくかなり早く決まる人もいますが、平均以上になってしまう人も多いです。
ですから、転職活動はかなり気合を入れて我慢強く行っていかなくてはいけません。
しかし、転職で失敗する人はたいてい途中で条件面を下げてしまうなどの妥協を行います。
もちろん、自分の能力や現在の状況から考えて、幾分妥協することは必要なことです。高い望みを持ち続けても、いつまでたっても実現できない場合もあります。
ただ、妥協する際には本当に納得できるのか自分としっかり向き合って決めなくてはなりません。むやみやたらに条件を下げることは入社後の後悔につながるだけです。
転職の基本からまず学ぼう
40代の転職は決して簡単なものではありません。しかし、正しい転職活動のやり方で、粘り強く転職活動を進めていれば十分に成功させることができるものです。
もし、これから転職活動を進めようと思っているならば、まずは転職活動の基本を学ぶことから始めましょう。
転職サイト、転職エージェントを活用すればそんなに難しいことではありません。
転職サイトは求人を探すだけではなく、自分の強みや市場価値の診断ができたり、スカウトサービスを使えば好条件の非公開求人からオファーを貰うことができたり、場合によっては書類選考や1次面接が免除となる場合もあります。
また、転職エージェントではキャリアの相談にのってくれたり、履歴書の作成補助、面接の練習といったものをしてくれますし、何より自分に合った仕事、自分が希望している仕事を多数紹介してくれます。
転職エージェントとの面談は土日でも可能である為、働きながら転職活動を進める場合であっても柔軟に対応してくれます。
転職エージェントは掛け持ちをしないと損!
転職エージェントは一つしか利用してはいけないと思い込んではいませんか?
実際はそんなことはなく、複数のエージェントを利用することで得られるメリットはとても大きいです。
選択肢が増える
各エージェントごとに独占して紹介している求人が存在します。
そのため、複数のエージェントを利用しなければ出会うことのできない求人も数多くあるのです。
相性の良いアドバイザーに出会える確率がUPする
いくら転職のプロといえども、アドバイスやサポートの内容に徐々に不満が出てくる可能性だってあります。
そんな状態で転職活動を進めるのは非常に不安でしょう。
複数のアドバイザーと転職活動を進めることで、あなたと相性の合うアドバイザーに出会える確率を上げることができます。
各エージェントの強みを使い分けられる
転職エージェントの強みはそれぞれの会社によって異なります。
大手ならではの求人数やサポート範囲など総合力を強みにしているところもあれば、特定の年齢層や業界に特化したエージェントもあります。
双方を活用することで、選択の視野を広げつつも自身の年齢や希望業界にマッチした転職ノウハウを学ぶことができ、結果として転職活動全体の質を高めることができるでしょう。
また、複数のエージェントを利用することでそれらを比較できるので、真にあなたにマッチしたエージェントを判明させることもできます。
掛け持ちしていることをあえて伝えてみよう
掛け持ちしていることをあえてエージェントに伝えることは有効でしょう。
当然、エージェントとしてはせっかくの求職者を他のエージェントには取られたくないので、その事実を知ればさらに頑張るはずです。
このように、掛け持ちを伝えることでさらなるサービスの向上を図れる可能性が高まります。
転職エージェントを複数利用することに申し訳なさを感じる人もいると思います。
ただ、転職エージェントの利用は完全無料ですし、転職は今後の人生を左右するものなので、情に流されて自らのチャンスを逃さないよう積極的に複数のエージェントを利用してみてください。
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