労働した対価はしっかりと支払われるべきです。当然労働基準法によってそのことも定められています。
しかしその当たり前のことが守られず、かなりの損をさせられている労働者が非常に多くなっているのが現実。
中には月100時間以上残業しても、残業代を1円も支払わないようなとんでもない会社だってあり、それが原因で体を壊してしまう人もいます。
そんな環境ならば辞めたいと思うのは当然。そしてもし他に何か大きなメリットがなければ、さっさと辞めたほうが得策だと思います。
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サービス残業は何も良いことがない!仕事を辞めたいと思うのは当たり前
働いたにも関わらず、その賃金が正当に支払われない。会社にとってはかなり得しますよね。
本来支払わなくてはいけないはずのお金が会社の利益として残ってくれるわけですから。
でも労働者側にとってみれば最悪。
本来貰えるはずのお金がもらえずに、ただでさえ少ない自分の時間を無償で会社に捧げているわけですから、何も良いことなんてありません。
例えば毎月30時間残業していたとすれば、基本給30万円の場合で毎月6万円以上、1年間で72万円、そのまま10年働けば720万円にもなるわけですからとてつもない大損をしてしまうことになります。
人によってはもっとサービス残業が多い人もいますよね。1日4時間するのも当たり前になっているという人の話も聞いたことがあります。そこまで行くともう自分の時間なんてほぼ皆無ですね。
まあ普通に考えて損しかしないサービス残業が多ければ多いほど、仕事を辞めたいと思ってしまうのは当たり前のことですよ。
それでも仕事を辞めたくないと思うのは、仕事が楽しくて楽しくて仕方がないか、残業代がでなくても元々の給料がとても高い人くらいではないでしょうか。
サービス残業はどのくらいの会社で行われている?
ただもし仕事を辞めたとしてもサービス残業がない会社なんてほとんどないのでは?と思う人も少なくはないかもしれません。
日本労働組合総連合会の調査によれば、サービス残業をせざるを得ないことがあると答えた人は42.6%。正社員に限定すると51.9%となっており半数以上の人がサービス残業をしているというのが実態となっています。
その時間は10時間未満が59.7%とそこまで多くはない人が大半なんですが、60時間以上という人も5.0%と決して少ないわけではありません。
ただ厳密に言うと、9:00勤務開始のところを10分前に来て仕事の準備をするのが通例になっていているような場合も労働時間の一部であると認められることがある為、本当にゼロの会社があるかと言えば、ごく少数であるというのが正直なところでしょう。
他にメリットがないならさっさと辞めよう。
上述した結果によればおよそ半数はサービス残業をしていないとなっているわけですから、サービス残業がない会社に転職することは決して不可能なことではないでしょうし、
10時間未満の人も半数いるので、ゼロにはできなくても大幅に減らすことができるでしょうから、もし毎月何十時間もサービス残業をさせられているようならさっさと辞めて転職した方が良いと思います。
もちろんサービス残業が多少あったとしても、周りに比べて給料が高かったりボーナスが多く貰えているなら、転職して残業代が全額貰えても時給としては下がる場合があるので必ずしも辞めるのが正しいとは言えません。
ただサービス残業が多すぎる、時給換算するとアルバイト以下の時給になってしまう、毎日遅くまで働かざるをえなくて体調を崩しそうになっているといった場合は辞めないほうがいいのではなんて悩む必要はないです。
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