残業が多すぎて悩んでいるという会社員の方も多いのではないでしょうか。
どれくらいから多いと感じるかは人それぞれですが、さすがに毎月残業45時間以上ともなると、ほとんどの人は多すぎると感じるかと思います。
あまりに残業が多いと、心身ともに疲れてしまいますよね。実際、会社を辞める理由としても労働時間への不満はどの年代でも上位にあります。
今回紹介するのは残業50時間の会社から残業10時間以下の会社に転職した人の話です。残業が少ない会社に転職してどういったことが得られたのか、そしてどうやって残業10時間以下の会社に転職したのかということを紹介していきます。
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残業50時間から残業10時間になって得られたこと
私は以前、残業が毎月50時間以上ある会社に勤めていましたが、転職し会社を変えたことで、今では残業が10時間以下に収まっています。
仕事が好きだからいくら残業しても気にならない、むしろ残業代で給料を貰えるからありがたいなんていう風に思う人もいるでしょうが、私はそんなタイプではありません。残業代よりもプライベートの時間を大切にしたかったし、毎日仕事ばかりの生活がつまらなくて仕方がなかったんです。
こういった理由から、このまま働き続けるのはきついと思い、転職を決意しました。まずは実際に転職してみた結果、どういった点がよかったのかということを紹介します。
プライベートの時間が2時間も増えた
残業が少なくなったことでとにかく一番良かったのがプライベートの時間が増えたこと。
以前の会社では定時が9時から18時でしたが、そこから2、3時間残業することになり、さらにそこから家に帰るまで1時間かかるので、毎日家に着くのは21時から22時。夜ごはんを食べて、風呂に入って、ちょっと家事をするだけでもう1日が終わります。なので平日に何か自分の好きなことをするという時間をとることはできませんでした。
しかし転職した結果、残業はたまに1時間するくらい。そっちの会社は定時が8時から17時だったので、毎日18時から19時には家に帰ることができます。それくらいの時間に帰ることができれば、まあ色々なことに時間を使えますね。
仕事の効率アップ
残業が少なくなることで、仕事自体の効率もアップしたことを実感しています。
今の会社は残業を10時間以内に抑えるようにという指示があり、さらにその残業もできるだけしないほうが良いとされていますから、時間内に仕事を終わらせないといけないという気持ちを持つことができていて、それが仕事の効率アップにつながっているんだと思います。
また、毎日家に帰ってリフレッシュできていることも大きいと思います。
以前の会社では、自分の仕事が終わっていても月の残業時間が少ないと嫌な顔をされるような会社でした。与えられた残業時間に達しない場合は、時間が余っているなら自分で仕事を探せなんてことも上司に言われたことがあります。
その結果、残業ありきで仕事の計画をたててだらだら仕事をするという感じになっていました。
疲れを感じなくなった
以前の会社では、寝ても疲れがなかなか取れなかったし、休日も疲労がたまっている状態でしたね。まあ睡眠時間も少なくなっていたことも大きな原因だと思います。
それがしっかりリフレッシュできて睡眠時間を確保できるようになったせいか、あまり疲れているなんていう風に感じることは少なくなりましたね。
仕事自体も楽しくなった
仕事ばかりしていれば仕事を楽しいなんて思えません。プライベートも充実しているからこそ仕事も楽しく思えるようになると思うんです。
実際に私自身、以前より仕事を楽しいと思えるようになりましたし、会社に行きたくないなんていう風に感じることも少なくなりました。
残業の少ない会社に転職した方法
ここからは、私がどうやって残業の少ない会社に転職したかを紹介しますね。正社員ともなると残業するのが当たり前、それこそ3、40時間の残業は受け入れなきゃならないなんて思う人もいるかもしれませんが、探してみれば残業が少ない会社もあるものです。
求人票はまず疑う
サービス残業が行われている会社も多数ある中で、求人票のことはまず信じないほうがいいです。もちろん、正直に書いている会社もありますよ。ただ、でもやっぱり嘘を書いている会社もあるのは事実なんです。
残業時間は毎月10時間程度ですなんて書いておきながら、実際は残業代がでるのが10時間分だけでそれ以外に何十時間もサービス残業をさせられているなんてこともあります。
残業代はしっかり出るにしても、残業はほとんどないよと言いながら実際は30時間以上するのがあたりまえになっているなんて会社もありますね。
ですから、まずは疑ってかかるということを大切にしました。
みなし残業、固定残業制のところは避ける
求人を見ていると、みなし残業や固定残業制をとっている会社もちらちら見かけますが、これは避けることをおすすめします。
私は友人からみなし残業で30時間となっていましたが、実際は毎月60時間を超えているということを聞いていましたので避けることにしました。実際、貰っている残業代よりも多く残業している人はかなりいると思います。
本来は固定残業代以上に残業した場合にはその分追加で残業代を支給されるべきなんですがね。
そんなわけで、固定残業代10時間分という会社も見かけましたが、リスクを考えてとりあえず避けることにしました。
給料ダウンは覚悟した
転職の第一の目的は残業時間が少ない会社に転職すること。
できれば給料もそのままで希望の仕事に就けるのがベストですが、まあそんな甘いこと言ってはられないだろうと考えて、給料がダウンすることは覚悟しました。
実際は基本給は変わらず、残業代分だけが減ったという感じで収まりました。
インターネットで情報収集
今はインターネットで調べれば多くの情報を手に入れられますよね。企業の口コミを載せている転職サイトもあります。まあ誰が書いたかわからないものですから、そこまで信用しすぎるのはどうかとは思いますが、参考材料にはなりますからとにかくあらゆる情報を集めました。
大手になればなるほど、情報は多数得られます。あまりに悪い評判の会社は避けたほうが良いかと思います。
部署による違いのも注意
残業時間は部署によっても大きく違いますよね。その為、会社全体としては残業が少なくても自分の部署だけは多いなんてこともあるので注意しておきましょう。自分の職種であれば何時間になるのかということを面接時に聞いておいたほうがいいです。
私の場合は経理職でしたから、他の職種から考えると平均的には少ないことが多いのであまり気にはしていませんでしたが、営業職などの一般的に忙しいと思われている職種で転職する場合には注意しましょう。
転職エージェントに実態を聞く
転職エージェントは何かと有用です。
残業が少ない会社が良いという希望をだせば、その希望に合った仕事を紹介してくれますし、転職エージェントは企業とつながっていますから、自分では中々聞きにくい残業時間のことを聞いてくれます。
まあ全てが正しいかはわかりません。企業がエージェントにも嘘の情報を言っている可能性もあるにはありますからね。ただ、転職エージェント会社も自社の評判を下げない為にある程度審査をしてブラック企業をはじいてくれています。
その為、自分で求人票を見て探すよりも正しい情報を手に入れやすいです。
入社前に再確認
残業時間は内定後も入社前に再確認しておきましょう。いったん入社することにして内定承諾書を提出してからでもいいです。
内定承諾書は実は効力も何もなくて、実態が違うことに気づいたら入社を拒否することもできます。
また、会社に直接行くことができるのであれば、定時の時間あたりに行ってみるのもいいですね。定時になってたくさんの人が会社にでてくればいいですが、全く出てこないのであれば残業が行われているということかもしれません。
自分にあった働き方をしよう
人にはそれぞれ自分に合った働き方があります。別に残業が多いのが気にならない人もいれば、残業は少ないほうがいいという人もいます。
もし今の仕事が自分に合わないと感じているならば、転職を考えてみてもいいのではないでしょうか。それによって得られることも多いと思います。
転職活動では転職サイト、転職エージェントを上手く活用していきましょう。
転職サイトは求人を探すだけではなく、自分の強みや市場価値の診断ができたり、スカウトサービスを使えば好条件の非公開求人からオファーを貰うことができたり、場合によっては書類選考や1次面接が免除となる場合もあります。
また、転職エージェントではキャリアの相談にのってくれたり、履歴書の作成補助、面接の練習といったものをしてくれますし、何より自分に合った仕事、自分が希望している仕事を多数紹介してくれます。
転職エージェントとの面談は土日でも可能である為、働きながら転職活動を進める場合であっても柔軟に対応してくれます。
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