労働基準法を無視した長時間のサービス残業に、当たり前のように行われるパワハラ。
そんなブラック企業に勤めた結果、体を壊してしまう人は少なくないのが現実です。
実際、本当にひどい会社は本当にひどく、まともな会社で働いている人からしてみると想像を絶するような働き方を強いられています。
今回紹介するのは、そんなブラック企業のとある一事例。
実際にその会社で働いていた人に、どういった働き方をしていたのか聞いてみました。
主要転職サービス | 公式 |
---|---|
doda | 公式 |
ハタラクティブ | 公式 |
リクルートエージェント | 公式 |
ミイダス | 公式 |
実際にあったブラック企業事例
今回紹介するのは、以前私が働いていたとあるブラック企業の話です。
大学卒業後、新卒として営業職で入社した会社でしたが、今考えるとあまりにもひどい会社でした。
繁忙期の3ヶ月間で休みは3日、1ヶ月休みなしだった月も
慢性的に人手が足りなく1年通して忙しかった会社ですが、7~9月の繁忙期はその忙しさも尋常なものではありませんでした。
一応は水木休みの完全週休二日制となっていたものの、繁忙期なんてそんなものあってないようなもの。休日出勤の連続です。
3ヶ月で休めたのはたった3日しかなく8月にいたっては1ヶ月休みなし。その時期にまともに休んだ記憶はありません。
当然体はボロボロ。毎日その日がなんとか終わってくれることしか頭にありませんでした。
繁忙期でなければもう少し休みは増えましたが、それでも2日休める週はそれほど多くはなく、1年間で休めたのは50日もなかったと思います。
1ヶ月の残業時間は200時間超え、当然そのほとんどがサービス残業
繁忙期はろくに休めないだけではなく、残業時間もとんでもありませんでした。
所定労働時間は8時45分から17時45分(休憩1時間)の8時間。
ただ実際は7時くらいに会社に行って、22時くらいまでは仕事。遅ければ24時を過ぎることも少なくありませんでした。
ざっと残業時間を計算しても130時間以上。これに休日出勤を加えると200時間を超えています。
まだその分残業代、休日出勤代を貰えることができていればよかったのですが、こんなブラック企業ではそんなこともありません。
残業代が支給されるのは30時間分まで。本来なら残業代と休日出勤代だけで40万円くらい貰えるはずなんですがね。
罵声は当たり前、上司や関係部署の人みんなが敵
休みなしの長時間労働よりも私が辛いと感じたのは、あまりにもひどい職場環境でした。
ちょっとしたことで上司が怒鳴るのは当たり前。別にミスをしたわけでもなくても、相談しに行っただけで怒鳴られることもしばしばでしたし、無茶ぶりもひどいものがありました。
さらに罵声を浴びせてくるのは上司だけではなく、関係部署の人もでした。
融通は利かず、少しでも不都合なことや面倒なことがあるとすぐ怒り、協力するという考えは一切ありませんでした。
職場にいる人達は仲間でも味方でもなく、単に敵だったのです。
周りに比べて最も若かった分、言いやすかったんだと思いますが、それにしてもあまりにひどすぎました。
この職場環境によって私は精神的に追い詰められ、その会社を退職する大きなきっかけになりました。
結局3年で転職、辞めて気づいたその異常さ
肉体的にも精神的にもボロボロになっていった私は、3年は辛抱しましたが結局退職し、今勤めている会社に転職しました。
さすがにそれ以上続けていたら、本当に体を壊してしまっていたと思います。
実際、周りには身体を壊してしまった人もいましたしね。
転職した会社は、前の会社と違ってまともな会社でした。
隠れてやってしまう場合もありますが基本的にサービス残業は禁止だし、休日出勤も年に1,2回程度。有給休暇も全部とは言わないまでもある程度はとれる環境。
職場の雰囲気も違うし、一人当たりの仕事量も適切な量なので異常なほどに残業をする必要もない。
普通に休みがあること。有給休暇が使えること。働いた分お金を貰えること。職場に味方がいること。上司がまともなことを言うこと。
ブラック企業で働き続けると、それが当たり前であることを忘れてしまうんですよね。
今の会社に転職した結果、前の会社のあまりの異常さにあらためて気づきました。
絶対に働き続けるべきではない
今回紹介した事例のような、明らかに異常な会社もあります。
実際に現在そういった会社で働いているという人もいるでしょう。
そんな人は今すぐに転職することを考えて下さい。働き続けるべきではありません。
ブラック企業から転職した人は口をそろえて転職した良かったと言っています。
異常な会社はいつまでたっても異常なまま。働き続ける限り苦しみから解放されることはないし、損するばかり。いずれは体を壊す恐れも少なくありません。
世の中にはもっとまともな会社がたくさんあります。売り手市場で転職もしやすくなっています。
ぜひこの機会に今の会社の異常さに気づき、ブラック企業から抜け出すきっかけにして下さい。
転職活動におすすめの転職支援サービス
転職活動を始めるにあたり、転職支援サービスは以下のものをおすすめします。
まずdodaですが利用は完全無料、登録には公式HPからオレンジ色の「エージェントサービスに申し込む」をクリックした後、必須となっているピンク色の項目を埋めていくだけで履歴書や職歴書の登録もないので5分もかからず終わります。
住所も都道府県のみを入れるだけでOK、業種や職種なども大体あってそうなもので問題ありません。
dodaは求人検索や診断テストの利用、プロによる転職サポートなど転職に必要な機能が揃っている満足度No.1の転職サービスであり、登録すると全国各地の転職フェアや転職セミナーへの参加も可能になります。
転職サービスとしては日本最大級で求人数は10万件以上、全国に拠点があり経験者から未経験者まで若手からミドル層まで誰でも利用できます。
キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などをして貰えるので、転職活動がかなり楽になるし、何より8万件以上ある非公開求人を紹介して貰えるというのが最大のメリット。
待遇の良い求人は応募が殺到する為、検索しても出てこない非公開求人となっている為、優良企業、ホワイト企業に転職したいなら非公開求人抜きで考えるわけにはいきません。
大手なだけあって dodaは対策のテクニックの質も高く、求人数も十分。転職を強制されることもありませんので、どうせ無料と思って使ってみてください。
もちろん面談等はせずに転職サイトのみの利用も可能です。
■公式サイト:doda
次にリクルートエージェント。
転職エージェントと言えばこのリクルートエージェントと doda
が飛びぬけて強く、求人数や実績が飛びぬけています。
非公開求人数は10万件以上。成功実績はNo.1。
求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。
dodaとリクルートエージェント
でそれぞれ独占求人があるので、まずはこの2つを使って良い方を選ぶというやり方がおすすめです。
とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。
■公式サイト:リクルートエージェント
20代にはハタラクティブもおすすめ。
第二新卒や既卒者などが対象となっていて、学歴や社会人経験を問われない若手向けの転職サービスとして最大手です。
未経験者の転職に関して強く、内定率は80%超えと高い数字、サポート体制の評判も良好なのでまずは相談だけしてみるだけでも価値はあるでしょう。
ただ求人は関東が主。他の地域ならdodaなど全国対応している大手を利用しましょう。
■公式サイト:ハタラクティブ
もう一つ、さくっと登録しておきたいのがミイダス。
オファーを待つタイプの転職サイトです。
ここは最初に登録して後は待つだけ、基本放置でOKという手軽さ。
それだけで好条件の会社から面接確約のオファーを貰える可能性があります。
また登録時に年齢、職歴、学歴などから想定年収を算出してくれたり、7万人の転職事例を見ることができるといった点もかなり良いポイントです。
■公式サイト:ミイダス
大手では他にも、独占求人が豊富で年収アップに強みのあるtype転職エージェント、高年収案件を多数扱っているミドル向け転職エージェントのJAC Recruitmentなどがありますから、色々使ってみるといいでしょう。