ほとんどの人はブラック企業なんて嫌だ、ホワイト企業で働きたいと思っているはず。
しかしそう思っていても、どうせそんな会社はほとんどない、受けても受かるわけがないなんて思ってやる前から諦めてしまっています。
しかしそれは非常にもったいないこと。もちろん満足できるようなホワイト企業はそこまで多いわけではありませんが、今よりも良い会社というのは実はたくさんあるのです。
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目次
ホワイト企業は実はたくさんある、未経験からでも可能性はゼロではない
ホワイト企業なんてほとんどないは大きな間違い
ホワイト企業なんてほとんどない、一部の大手だけで自分がそんな会社に転職するのは無理だ。
はたして本当にそうでしょうか。
たとえば年間休日120日超えは約3割もあります。年間休日が120日以上あるならだいたい完全週休二日制で土日祝に休むことができます。
国税庁の「民間給与実態統計調査」によれば、平均年収が800万円をこえている企業の割合は約10%、600万円以上なら20%、500万円以上なら30%もあります。
しかもこの平均年収は新入社員などまだ給料が上がっていない人によって低くなっているだけでなく、パートやアルバイトなど短時間労働者も含まれさらに押し下げられています。
短時間労働者が少ない男性に限定してみると、平均年収が800万円以上の会社の割合は15%、600万円以上の会社の割合は30%以上もあります。
もちろん大企業の方が平均年収が高いということに間違いはありません。ただ従業員数が少ない中小企業に限っても、男性に限定したら平均年収が800万円以上の会社の割合は約10%、600万円以上の会社は20%以上、500万円以上までひろげると30%もあります。
もちろん年間休日が多い、給料が高いだけでホワイト企業とは言えません。
ただ思っている以上には条件が良い会社は多いのだなということはわかるのではないでしょうか。
年間休日が105日以下、給料が300万円台なんて言うのは、実は少数派なのです。
ホワイト企業は中小企業でもたくさん存在している
大企業と中小企業ではどちらがホワイト企業の割合が高いかと言えば、当然大企業です。
大企業と中小企業でどちらがブラック企業の割合が高いかと言えば、当然中小企業です。
しかしだからといって中小企業はブラックばかりかというと決してそんなことはありません。中小企業の中にもホワイト企業だという会社はたくさん存在しています。
先ほども述べているように、中小企業でも平均年収が500万円以上の会社の割合は30%以上。年間休日数が120万円以上の会社もたくさんあるし、有給休暇消化率を100%にこだわっている会社もたくさんあります。
自分は中小企業しか入れない、中小企業にはホワイト企業なんてない。そんな風に諦め、条件の良くない企業で妥協して働き続けるというのは非常にもったいないことです。
実際に転職サイトにあったこんな企業
実際、転職サイトを使って転職活動をしたところ、こんなホワイト企業に巡り合えたという話もあります。
それまで働いていたのは完全なブラック企業。土曜日も出勤で休みは少ないし、残業をつけれるのは20時間までで何十時間、ひどい時には100時間以上。給料は少ない上にボーナスも少なく、年収は300万円程度しかありませんでした。
ただ転職して今働いているのは全く正反対のホワイト企業。
土日祝休みでお盆と年末年始も長期休暇があり、年間休日は2019年は祝日に恵まれていたこともあって130日以上。
サービス残業がないのはもちろん残業もありません(むしろ無駄に残業して怒られる人もいます)。
年収は300万円と決して多くはないですが、未経験であることとこの条件であることを考えると、十分だと思っています。
他にこんな話も。
私は転職サイトを使って、中堅クラスのホワイト企業へと転職することができました。
年収は100万円以上アップ、休みも多くて、月の残業時間は最大でも30時間以内(通常は10~20時間)。有給休暇にいたっては、とりやすいどころか100%消化が必達でとっていないと逆に怒られますし、無理にでも取らせられます。
後、週2回はノー残業デーとなって、かなり特別な理由がないと定時あがりです。
仕事は楽ではありません(時間が限られた分で大変にはなった)が、全く気にならないくらい転職して良かったと思っています。
前の会社が特別悪かったわけではありませんが、さすがに今と比べると見劣りしまくりです。
極端に良い二つの例になってはしまうものの、このような会社へ転職するチャンスというのも決してないわけではないのです。
そもそもホワイト企業って?
そもそもホワイト企業とはどういった会社を指すのでしょうか。
ホワイト企業にはこうあるべきだという厳密な定義があるわけではないし、人によっても基準は変わってきますが、最低限の基準・特徴を紹介していきます。
法律がしっかり守られている
まず大前提として、当たり前のことですが法律がしっかり守られているということ。
たとえばサービス残業をさせない、パワハラやセクハラを行わせない、休憩をしっかりとらせる、労災を隠さない、労働条件をごまかさないなどですね。
ごくごく当たり前のことですが、守れていない会社も少なくありません。
過剰な残業を強いられない
残業なんてしたくない!という人ももちろんいるとは思いますが、ホワイト企業と言えども多少なりの残業はあります。
たとえば大手でホワイト企業だと有名なところでも月2,30時間の残業は当たり前だったりもします。
ただあまりに過剰な残業を強いられるようなら、さすがにホワイト企業とは言えません。過剰な残業は、体を壊す大きな原因にもなりますからね。
残業時間の一つの基準としては年間360時間(月平均30時間)になります。特別条項付き36協定をむすばずにできる残業時間です。
有給休暇が取得しやすい、有給消化率が70%以上
有給休暇がとりやすいというのも一つのポイント。
できることなら100%取得が望ましい有給休暇。100%必達を義務付けている会社も少なくありません。
たとえばトヨタやホンダなどの自動車関係はほぼ100%の有給消化率となっています。
ただ広い目でみると、有給休暇消化率は低いのが現実。厚生労働省の「就労条件総合調査の概況」によると、52.4%しかありません。
ただホワイト企業と言うくらいなら消化率は70%以上、体調不良などやむを得ない場合のみならず旅行などでも気軽に取りやすいことが求められます。
休みが多い(最低でも年間120日以上)
働く上で、休みが何日あるかというのは非常に重要なこと。転職理由や退職理由でも休みが少ないということを上げる人はかなり多いです。
休みが多ければプライベートも充実するし、精神的・肉体的にもリフレッシュできて仕事でのストレスが軽減されます。
また同じ給料なら休みが多い方が時給としても高いです。
そしてホワイト企業の年間休日の基準は120日以上。だいたい土日祝が休める日数です。
た問えば年間休日が105日となると、土曜日出勤で週6勤務という週も多くなってくるので、それはやっぱりきついです。
働きやすさが考慮されている
休日や残業といった労働条件のみならず、働きやすさも考慮されているかどうかは一つのポイントとなるでしょう。
たとえば福利厚生が充実しているか、教育制度が充実しているか、パワハラやセクハラなどの相談窓口があるか、産休や育休がとりやすいかなどです。
離職率が低い
キャリアアップや体調不良や家族の転勤などのやむを得ない事情で辞める人ももちろんいて全くいないわけではありませんが、多くの人は会社や仕事への不満から仕事を辞めます。
ですから当然、労働条件が良く働きやすい会社というのは辞める人も少ないです。
新卒3年以内の離職率は大卒だとおよそ3割ありますが、大手だと数%しかない、中小でも10%もないという会社はたくさんあります。
ホワイト企業の探し方・見つけ方・見分け方~大企業・中堅企業~
ではまずは大企業や中堅企業のホワイト企業の探し方、見つけ方を紹介します。
就職四季報で会社の情報をチェック
年齢ごとの目安の年収、昇給率、平均残業時間や有給消化率、そして離職率と言った会社を探す上で多くの情報が掲載されている就職四季報は、新卒での就職時のみならず、転職時にもかなり活用することができます。
大企業のみならず中堅企業もありますから、気になる会社がある場合は掲載されていないか、掲載されているならどうなっているかを必ずチェックするようにしましょう。
口コミサイトでチェック
キャリコネや転職会議など、企業の口コミが掲載されているサイトもいくつかありますので、そちらも参考にしてみましょう。
大企業や中堅企業であれば、投稿数もそこそこあって充実しています。
ただし一個人の感想など主観的で参考にならない情報、信ぴょう性が低い情報などもまざっています。ですので、一つの投稿に注目するのではなく、全体として概ねどういった投稿がされているかを見るようにして下さい。
ホワイト業界から探す
今の業界にこだわらずにホワイトな業界を狙って探してみるようにしましょう。
業界によって、年収相場も休日数も、有給休暇取得率も全く違います。
職種経験すら未経験なのに違う業界に転職した結果、年収が200万円以上あがったなんて言う人もいます。
ホワイト企業を探すなら、まずは業界からです。
またもしそこまで満足できる企業が見つからなかったとしても、その業界で働いていればキャリアアップしていける可能性も高くなります。
関連:業種別の平均年収ランキング、年収が高い業種・低い業種はどこ?20代・30代・40代でそれぞれ紹介
企業が行っている取り組みや認定状況をチェック
ホワイト企業大賞やホワイト企業認定、子育てサポート企業の印であるくるみん認定、ユースエール認定、安全衛生有料企業認定なども参考にしてみましょう。
労働者の立場から考えるホワイト企業との基準とは若干異なる為、認定されていればそれだけで良い企業だということにはなりませんが、可能性としては高くなります。
働いている人のSNSを覗いてみる
昔ほどは情報が載っていないものの、まだまだ転職活動に活用できるSNS。
Facebookやtwitterで、実際に働いている人が会社名を出して、かなり恵まれているとか、残業が多すぎるとか、色々と書いたりしています。
必ず情報が得られるというわけではないので、たまにかなりためになる情報が手にはいるのでぜひチェックしましょう。
直接話を聞いてみる
中々難しいかもしれませんが、もしその会社で働いている社員とつながることができるのであれば、直接話を聞いてみたいところです。
大学OBや友人をつたってつなげてもらう、SNSからダメ元で連絡してみるなどで実際に行っている人もいます。
採用担当者は悪いことは極力言わずに良いことばかり言いますが、採用とは関係ない人であれば会社の内情などを本音で話してくれるので、機械があるならばぜひ話を聞いてみましょう。
※注意点
大企業や中堅企業から探す際、気を付けなければいけないのは、部署によって状況がかなり違うということです。
年間休日数や年収は変わりません。しかし残業時間はもちろん、有給休暇消化率は部署によって大きく違う可能性があります。
たとえば、あるホワイト企業だと平均残業時間は20時間なのに、ある部署は40時間以上。
有給消化率は全社平均だと80%だけどある部署は60%程度。
会社としてサービス残業は禁止されているのに、ある部署だけはこっそり行われる風習があるということもあります。
ホワイト企業の探し方・見つけ方~中小企業~
大企業はそこで働く人、働いてきた人も多いので色々と情報は手に入りやすいです。
しかし中小企業だと調べても何もでてこないなど、中々難しいというのが現実。では中小企業の中からホワイト企業を探すにはどうすればいいでしょうか。
大企業の項目で紹介した内容も役に立つことはありますが、それ以外のことを紹介していきます。
求人サイトを徹底チェック、隅から隅まで見る
求人サイトや転職サイトは、必ず隅から隅までチェックするようにしてください。
掲載費によって露出度は変わります。高いお金をだせば大きく目立つように、検索順位も早くでてきます。
その為、採用にお金をかける大企業ほど目立ち、そこまで採用にお金をかけることができない中小企業は目立ちません。
しかし、目立たない、求人広告が簡素だからと言うのはホワイト企業かどうかには関係がないこと。
実際、写真も掲載しない最安値の求人広告で年間休日130日、有給休暇率100%といったホワイト企業も何度も見つけました。
求人サイトは必ず、隅から隅までチェックしましょう。
転職エージェントを活用し非公開求人を紹介してもらう
転職サイトと同時に、doda、リクルートエージェントといった転職エージェントも活用するようにしてください。
転職エージェントは大企業ばかりとか、属性が高い人ばかりが使えるものというのは大きな勘違いです。
中小企業の求人もたくさんあります。
転職エージェントのメリットは非公開求人が豊富であるということです。一般的に公開されている求人に比べて求人数が何倍もあるとともに、好条件である割合が高いのでホワイト企業に巡り合える可能性は高くなります。
SNSを覗いてみる
中小企業だと、経営者やそこで働く人がSNSを積極的に行っていることがあります。
もちろんある程度宣伝も入っているので全てを信じることはできませんが、雰囲気などを掴むのには意外と役に立ちます。
もし気になる企業があったら、Facebookやtwitterなどで会社名や経営者・役員の名前で調べてみましょう。
求人票を徹底チェック、わかりやすく書かれているかが重要
求人票は情報の宝庫です。隅から隅まで見るのはもちろん、読み解く力も身につけましょう。
まず重要なのはわかりやすく書かれているかどうかです。
基本的に求人票で嘘は書かれていません(たまに嘘をブラック企業もありますが)。ただできる限り魅力的になるように装飾して書かれていますし、都合の悪いこと、印象が悪いことは極力はぶかれています。
たとえば年間休日数が少ないと、週休二日制などと日数がよくわからないようにして書かれている場合があります。
もし年間休日が120日以上もあるなら、それはアピールすべき点ですからそんなわかりにくい書き方なんてしません。むしろ見出しに堂々と書きます。
給料やボーナスだって同様。月給〇万円~、ボーナスありではよくわかりません。ボーナスはごくわずかなんてこともあり得ます。
もしボーナスがたとえば年間5ヶ月もあるとしたら、こんな書き方はしません。少なくとも年収はいくらになるのかを書いてアピールするはずです。
そしてもう一つが、魅力的な条件になりうるものは基本的に書かれている、書かれていないものは基本的にないということです。
たとえば退職金。制度があるのに書かれてないなんてことはありません。なければないのです。住宅手当などの手当関係も同様です。
有給消化率だって残業時間だって、もし誇れるものであれば基本的に書かれています。
人手不足が深刻な今、大企業と違い中小企業は積極的に良い企業であることをアピールしなければ応募が集まりません。ですから、良い情報というのは積極的にアピールするはずなのです。
選考過程でホワイト企業かを見分ける
選考過程においても、ホワイト企業なのかどうかを見分ける心構えをもっておきましょう。
面接官の態度、こちらの質問に対する答え方、社内の雰囲気などヒントはたくさんあります。
またホワイト企業で魅力的な条件なら、それを隠したりしません。
休みがどれくらいある、残業はどれくらいになる、雇用条件をはっきり説明してくれる。
聞き方や聞くタイミングは注意しなければいけないもの、ごまかしたりしません。
もしあいまいなことを言ったり、教えてくれないような場合は少し注意が必要です。
転職でホワイト企業を目指そう
ホワイト企業への転職は誰にでもできる可能性があります。
決してブラック企業ばかりではないのです。ホワイト企業は意外と隠れてたくさんあるのです。
もし今の会社に不満があるなら、ぜひ転職活動を始めてみましょう。
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