転職したいと考えていても、転職活動はそんな簡単なものではありません。
- 仕事で忙しい中での時間づくり
- 慣れない履歴書の作成
- 不得意な面接
実際、その大変さによってどれほど不満を持っていても転職せずに働き続けてしまう人は少なくはありません。
ただ、「残業が多い」「休みが少ない」「給料が低い」といった不満は苦労して転職活動を行った人だからこそ解消できるものであり、苦労する価値は十分にあると思います。
しかし、せっかく希望通りの転職をしても喜びばかりではありません。
新たな環境で働く不安もあるし、以前の職場を思い出すと寂しさを感じてしまうケースも少なくありません。
関連;会社を退職して後悔する人の特徴。退職してよかったと思うには?
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退職、転職が寂しいのは当たり前
退職や転職をすると、長い間働いてきて同じ職場で一緒に仕事をしてきた同僚などと離れ離れになります。
せっかく仲良くなった人とも、会社が変わってしまえば疎遠になるでしょう。
もちろん本当に仲が良い人であれば、転職後であっても少しは会う機会があるかもしれません。
しかし、多少仲が良かったくらいの人だと二度と会えないでしょう。
そして、次の職場では周りは見ず知らずの人となれば、昔を振り返り寂しさを感じずにはいられませんよね。
また、転職後は同期があまりいないというのも寂しさを感じる点でしょう。
同期なら入社してからの苦労も同じように味わってきたし、対等な立場だからこと愚痴を言い合うこともできます。
そういった同期が転職するといなくなってしまうのは、転職のデメリットかもしれません。
転職後の寂しい気持ちを引きずると転職を後悔するかも
転職後の寂しさは誰もが抱く気持ちであり、それはそれで仕方がないこと。
ただ、いつまでもその寂しさを引きずってしまうのはあまり良くありません。
いつのまにか本来の転職の目的を忘れて、転職したことを後悔してしまいます。
そうなってしまうとせっかく転職した意味がありません。
転職は幸せになる為に行うものなので、自分の考え方や捉え方によって真逆にしてしまうのは非常にもったいないですよね。
退職、転職をして寂しくなる理由
ここでは、退職や転職によって寂しい気持ちになる理由について解説します。
前の仕事をすることが習慣化されていたから
習慣化されていたものがなくなれば、喪失感を抱いて当然です。
前の仕事に思い入れがあったか否かに関わらず寂しい気持ちを抱くでしょう。
しかし、習慣が変わって寂しい気持ちになるのは最初だけです。
新しい仕事が習慣化されれば、寂しい気持ちはなくなります。
焦らずに長い目でみて慣れるようにしていきましょう。
前の職場で仲良くなった人と疎遠になってしまったから
前職でパワハラやセクハラの被害に遭っていたのなら、職場の人に合わなくなってスッキリするでしょう。
しかし人間関係が良かったのなら、仲良くなった人と会えなくなって寂しい気持ちを抱くはずです。
しかも、職場で仲が良かっただけの人だと、退職や転職をしてまで付き合いが続くケースはほとんどありません。
本当に仲が良かった人なら、「一生会えないかも」と思うだけで寂しい気持ちになるでしょう。
今の職場に同期がいないから
職場の同期は同じような苦労をして、悩みを共有したり支え合ったりしてきた仲です。
そのため、ただ年齢が近いからといっただけの存在ではありません。
中には、同期がいたから頑張れたという人もいるでしょう。
そのような同じ苦労をしてきた同期がいないのは、大きなデメリットとなります。
転職先では孤独を感じて、「同期に会いたい」と寂しい気持ちになるでしょう。
その寂しさは、新しい職場で良い人間関係を築かない限り解消されません。
転職して寂しい気持ちを解消するには
では退職、転職後の寂しい気持ちを解消するにはどうすれば良いでしょうか。
退職、転職によって得られたものを改めて考えてみる
まずは退職、転職したことによって得られたものを改めて確認してみて下さい。
環境が変われば確かにマイナスとなる部分はありますが、決してそればかりではありません。
プラスの部分はせっかく得られても時間がたつとそれが当たり前になってしまって忘れてしまいがちです。
その一方で、マイナス部分は時間がたってもいつまでも忘れずに心に残ってしまいます。
だからこそ意識的に得られたもの、自分にとってプラスだったものの確認作業が大事になります。
転職を決めた当初は、失うものより得られるもののほうが多かったから決意をしたはずなので、その時の気持ちを思い出してみてください。
前の職場の人と自分から声をかけて交流する
会社が変わったからと言って、関係が全くなくなるわけではありません。
仲が良い人とは別に交流し続けてもいいんです。
せっかく良い関係を築けていたなら、退職した後でも積極的に交流してみてはいかがでしょうか。
仕事が変わって同じ職場ではなくなったからこそ、むしろ関係が深くなることもあります。
もちろん、声をかけてくれるのを待っていてはダメなので、自分から積極的に声をかけるようにしてください。
また、退職後もよい関係で居続けるには円満退職が必須です。
退職時に変な遺恨を残さないようにしておきましょう。
新しい職場に打ち解ける
転職後に後悔しない為にも、新しい職場で良い人間関係の構築は重要です。
新しい職場でできるだけ早く打ち解けるように努力してください。
その際、前の職場と比較すると前のほうが良かったと思ってしまうだけです。
新たな職場で「いかに前のように過ごせるのか?」前向きに考えるようにしてください。
また、新しい職場で打ち解けるのはある程度時間がかかるため、1~2日で前の職場くらいになるわけがありません。
だからこそ長い目で待つという姿勢も大切です。
寂しいから転職しないはもったいない
仕事に不満があるにも関わらず、寂しいから転職をしないというのは正直無意味だと思います。
転職しなかったところで、いずれ異動や転勤などで同じような思いをする可能性があるからです。
転勤となれば距離も遠くなりますし、異動や転勤がなくても仲の良い同僚が退職するケースだってあります。
長く働き続ければ、結局は寂しい思いをするときは来るものです。
どうせいつか強制されるのであれば、自ら転職して良い条件で働けるように頑張った方が良いのではないでしょうか。
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