職場での人間関係は、仕事をする上で非常に重要。
上手くいけば仕事もやりやすくなるし、会社に行くことも楽しくなる一方で上手くいかなければ仕事はやりにくく、会社に行くのは億劫になってしまいます。
その為、転職して中途入社する場合にまず不安になるのが職場に馴染むことができるのかどうかということです。
人によってはすぐ馴染むことができる人もいれば、逆に半年たっても1年たっても馴染むことができずにいて、職場にいることが辛くて仕方がなくなっている人もいます。
そしてあまりに馴染めなさ過ぎて、せっかく転職したにも関わららず辞めてしまう人も少なくはありません。
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入社後に会社、職場に馴染めないのは誰のせい?
中途入社した会社で、なかなか職場に馴染むことができない。そもそもそれは誰のせいでしょうか。
自分のせいでしょうか。それとも職場自体に問題があるせいでしょうか。
自分に原因がある場合
どんな職場であってもすぐに職場に馴染める人、どんな人とでもすぐに仲良くなれる人がいます。
そういう人がいる以上、馴染めないのが自分に原因があるというのを否定することはできません。
性格、言動などは人によって違います。その違いが馴染めるのか馴染めないのかを大きく左右することになるでしょう。
例えば、以下のようなことをしてしまっている人はなかなか職場に馴染めずにいることが多いかもしれません。
- 自慢話が多い
- 上から目線
- 態度がでかい
- 馬鹿正直
- 感謝、謝罪ができない
- 自分から他の人に関わろうとしない
- 時間外の活動に参加しない
- 暗い
- 能力が低く仕事についていけていない
- 真面目すぎる
確かに新しい人と関わろうとしない、中途入社というだけで毛嫌いするという人は少なからず存在します。職場に一人、二人いてもおかしいことではありません。
ただそういった人達が関わってくれていないとしても、職場全体に馴染めないなんてことはほとんどありません。
そもそも人に嫌われるような態度、話しかけにくい態度をとっていれば馴染めないのは当然のこと。もし無意識でそういった態度をとってしまっているならば、自分を改める必要があるでしょう。
会社、職場に原因がある場合
もちろん馴染むことができないのは自分だけに原因があるわけではなく、会社や職場に原因があるという場合もあります。
中途採用を職場自体が毛嫌いする会社があったり、中途採用者が仕事に慣れるような仕組みづくりができなくなっているという場合もあります。
また、上司であったり、指導担当の人、チームリーダーの人など最も深く関わる人が新しい人をとにかく否定するような場合であれば、その人の考えが職場に浸透してしまうという場合もあります。
中途採用であったって同じ会社で働く仲間ですし、会社としても良い環境で成果を上げてほしいと考えるのが普通。
しかしそれはあくまで会社としての考えであって、その考えが職場の人達まで行きわたっていないというのはよくあることなのです。
もちろんそういった環境下であっても上手くこなし、すぐに馴染むことができる人もいます。ただそれは一種の才能であり、誰もがそのようなことができるわけではないでしょう。
ですから、職場に馴染むか馴染めないかというのは中途入社してきた人、そしてそれを受け入れる側の人たち、双方の適切な態度が必要になるのです。
どうすれば馴染めるの?
職場に馴染もうと思ったら、少なくとも自分から馴染むことができるような努力することは必要です。
全てを環境のせいにし、自分に否はないと自分を変えようとしなければ、いつまでたっても職場に馴染むことができずに会社に行くのが辛くなってきてしまいます。
環境はなかなか変えることができません。しかし、自分のことであれば努力は必要になるかもしれませんが変えることはできるはずです。
自分の態度を振り返る
まずはとにかく自分の態度を振り返ってみてください。
いつもしかめっ面していたり、忙しそうな態度をとって話しかけにくい態度をとっていませんか?
自分から話しかけず、いつも人から話しかけられることを待ってはいませんか?
年下だから、自分より能力が低いからと横柄な態度をとっていませんか?
嫌なことがあったら、それを態度にだしてしまっていませんか?
やたら昔はああだった、こうだったと過去の話をしていませんか?
会社の文化、社風に対して反発せず、しっかり受け入れていますか?
何かしてもらったらありがとう、自分に否があったときにはすいませんと言葉にしていますか?
本当にこれまでの自分に問題がなかったのか、考えてみてください。
まずは一人味方をつくる
いきなり全員と馴染もうなんて無茶なことは考えず、まずは誰でもいいから一人の味方を作るようにしてみてください。
たまたま飲み会で隣になった人、同じ仕事をしてよく関わっている人、共通の趣味があって話が盛り上がりそうな人、最初に話しかけてくれた人、誰でもいいんです。
一人を味方につけることができれば、そこから広がっていき自然と職場に馴染めるようになってきます。
仕事で成果を出す
あくまで会社は仕事をすることが目的の場所ですから、仕事で成果をだすというのも大事なこと。
中途採用者として入社したなら、まだ入社間もないから、誰も教えてくれないから、仕事のやり方に慣れていないからなんていう甘えは一切許されません。
成果をだせば自然と人に期待され、頼られるようになります。一方で成果をだせなければ新卒で入社した人達よりもあたりは強くなります。
辞めるという判断をしてもいいのか
とは言え、いくら頑張っても職場に馴染むことができないという可能性はあるかもしれません。
職場に馴染めるかどうかは最初の1ヶ月がかなり重要であり、もしそこで上手くできなくて周囲にすでに先入観を持たれてしまっている状態だと覆すことはなかなか難しいことです。
そうなってくると頭に浮かぶのは辞めるということ。
せっかく転職したとは言え、いつまでも辛い状態を続けることは大変ですから、それはそれで一つの選択肢です。
ただ本当に辞めるのかどうかというのはしっかり考えた上で判断しなくてはなりません。
長く続ければいつかは馴染める可能性もありますし、早期離職して転職するというのは今の転職市場によってマイナスポイントになることです。ですから正直なことを言えば勢いですぐに辞めるのではなく、馴染む努力をし続けたほうがでいいでしょう。
もちろん再度転職するということを否定するわけではありません。あまりに辛くて耐えきれないという状態であったり、あからさまに嫌がらせやパワハラを受けている状態ならば無理に頑張り続けることは良いことだとは言えませんから。
転職は自己防衛の一つの手段です。ただしそれは上手く働く場合もあれば、逆に悪い方向に働いてしまう場合もあります。それを踏まえて自分にとってベストだと思える判断をしてください。
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