出世して管理職。平社員にとっては憧れる人、目指している人もいるかもしれませんが、管理職特有の辛いこともかなりあって、もう管理職を辞めたいと思っている人も多いかもしれません。
実際にわざわざ転職して管理職ではなく一般社員として働くことを選ぶ人も実は意外に多かったりします。
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辞めたいと思うのも仕方ない?かなりしんどい管理職
ほんと管理職ってしんどいことが多いですよね。その働きぶりをみて、管理職にはなりたくない、出世なんてしたくないと考える若手層も増えているくらいです。
残業多すぎ
まず一つめが残業の多さ。一般の社員は一応は労働基準法に守られていて、年間360時間以内だとか制限されている職場もたくさんありますし、残業代を増えることを嫌がり残業10時間と制限をかけている場合もあります。
しかし管理職の立場となると、そもそも残業という考え方が無くなってしまう為、いくらでも働くことができてしまうようになってしまって、深夜まで働くことが当たり前、休日に出勤してくることも当たり前なんていうことも多々あるのが現実。
景気悪化などがあって一般社員に残業を制限している時なんて特に悲惨。あぶれた仕事がいくらでも仕事ができる管理職に回ってきてめちゃくちゃしんどくなるなんてことも聞いたことがあります。
中には残業代を貰えなくなって給料がむしろ下がったなんて言う人もいますね。
有給休暇なんて全然取れない
当然有給休暇なんてほとんど取れません。
労働組合が強くて有給休暇取得が推進されている企業であっても、管理職になると労働組合から外れる為に有給休暇を取ることが推奨されなくなってしまう為に、滅多な理由がないと取ることができなくなるなんていうのは良く聞く話。
ただでさえ休日の出勤も増えるのに有給休暇も取れず体を休める時間は減る一方です。
そもそも仕事がつまらない
そもそも管理職としての仕事がつまらないという人も多いですね。
管理職になるまではプレーヤーとして自分の力で、自分の知識で成果をあげたという実感ができていたのが、部下を管理する立場になったことで仕事が一変し、やりがいを感じることができなくなったという人も少なくありません。
上司と部下に板挟み
管理職に出世したところで当然上司はいるわけで、上司からの指示には応じなければならない。しかし部下のことも考えなくてはならない。
そんな板挟みに苦しむ管理職も多いことでしょう。
上司から言われるままに指示すると、こっちの気持ちも知らずに部下からは陰口を言われたり、嫌われたり。かといって部下のことを守ってばかりいると上司から怒られてしまったり。
ほんと辛いです。
管理職から脱出するには?
こんな理由があるわけですから、管理職を辞めたいという気持ちを持つのもまあ当然のことかなと思います。
たあ、管理職を辞めるとなると中々難しい部分も多いのが実情です。
同じ会社での辞めるのは中々難しい
同じ会社で働き続けながら、上司に管理職から降格させてくれと言っても実際は難しいのが現実。
降格する制度自体がなかったり、そもそも部下もいる中で実際に降格されたら色々なところで色々なことを言われるのも目に見えています。
また下手にそんなことを言うと当然評価を下げられ、とんでもない部署に異動させられる可能性だってあります。
基本的には転職
というわけで、管理職を辞めようとするとやっぱり転職が基本となります。
ネックは年齢面
管理職の立場になっている人は30代、40代の人が多いでしょう。30代であれば、まだ一般社員として転職できる可能性はありますが、40代となると中々難しくはなってきます。
ただ、管理職としてではなく、それまで培ってきたプレーヤーとしてのスキル、実績を上手くアピールして行けば十分に転職できる可能性はあるでしょう。
ただ、管理職としての経験が長いとプレーヤーとして働いていた時から期間が空いてしまっている為に敬遠されることも多くなってしまいますし、自分自身もプレーヤーとしての仕事のやり方を忘れてしまっている場合もあるので注意が必要です。
給料ダウンの覚悟は必要
管理職から一般社員に転職する場合は給料が下がってしまう可能性が高いということは理解しておいてください。
どの会社でもマネジメントのスキルは重視されて給料に直結しますが、あえてそのスキルを捨てるわけですから幾分は譲る覚悟は必要です。
それでも残業時間、休日という面を重視させたいと考えているのであれば転職を考えてみてもいいでしょう。
管理職であっても条件が良いところに転職する
管理職としての不満が、残業時間や休日出勤にある場合であれば、管理職であってもしっかり労働条件が管理されている会社に転職するという手もあります。
管理職だからと言って残業が青天井なんて会社ばかりではなく、残業時間に制限をかけている会社もあります。
そういった会社に転職することができれば、管理職としてであっても不満を解消することができるでしょう。
管理職から管理職の転職は、それなりに求人数もありますから求人を探してみると良いかもしれません。
転職するなら転職サイトと転職エージェントを有効活用しよう
管理職からの転職となると、なかなか検索しても求人は見つからないかもしれません。基本的には非公開求人となっていますから、転職サイトや転職エージェントを上手く利用していくことが鍵になります。
転職エージェントではキャリアの相談にのってくれたり、履歴書の作成補助、面接の練習といったものをしてくれますし、何より自分に合った仕事、自分が希望している仕事を多数紹介してくれます。
転職エージェントとの面談は土日でも可能である為、働きながら転職活動を進める場合であっても柔軟に対応してくれます。
転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
- マイナビジョブ20s
リクルートエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・より多くの求人を紹介してもらいたい方 ・年収や入社日などの交渉を任せたい方 ・年収UPを実現したい方 |
転職エージェントといえば、まずリクルートエージェントが最大手として挙がります。
公開求人・非公開求人ともに15万件以上取り扱っており、業界No.1の転職成功実績があります。扱う求人数が多いので、経験者・未経験者、若年層・ミドル層などどんな方でも利用することができます。
キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などをして貰えるので、転職活動がかなり楽になるし、何より15万件以上ある非公開求人を紹介して貰えるというのが最大のメリット。
待遇の良い求人は応募が殺到する為、検索しても出てこない非公開求人となっている場合が多いです。優良企業、ホワイト企業に転職したいなら非公開求人抜きで考えるわけにはいきません。
もちろん、公開求人にも優良求人はたくさんありますので、公開求人を15万件から検索できるメリットは非常に大きいです。
求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。
とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。
マイナビエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・関東、関西で仕事を探している方 ・企業への連絡や面接対策など、エージェントに任せたい方 ・フリーター→正社員を目指したい方 |
新卒の就職時にマイナビを利用していた人は多いと思いますが、マイナビエージェントはそのマイナビの20代、30代に特化した転職エージェント。
求人数だけ見たら他にもっと多いものがあるんですが、首都圏、関西圏の20代、30代にとってはかなり良い転職エージェントです。
doda
対象の年代 | 25歳~34歳 |
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どんな人に向いている? | ・特に技術職、営業職を希望の方 |
dodaはリクルートエージェントに次いで求人数が多い転職エージェントです。
リクルートエージェントやマイナビエージェントは、転職活動を行う際、必ずエージェントのサポートを受けながら進めることになりますが、dodaではサポートが要らなければ受けないということも可能です。
エージェントを利用したからといって転職を強要されることはありません。しかし、すぐに転職する気がない方にとっては利用しづらいかもしれません。
その代わり、非公開求人を受けることができなくなりますが、「今すぐ転職したいわけではない」「いい求人があれば転職したい」などエージェントからのサポートを受けづらいと考えている方にとってはメリットがあります。
マイナビジョブ20s
対象の年代 | 20代 |
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どんな人に向いている? | ・20代の方 |
マイナビジョブ20sは20代のサポートに特化した転職エージェントです。
一度正社員として就職した方はもちろん、フリーター→正社員への転職にも強いのが特徴です。
扱っている求人はすべてが20代が対象です。サポートを担当してくれるエージェントも20代のサポートを専門としているので、あなたのポテンシャルを十分に引き出して転職成功へ導いてくれるでしょう。
転職を考えている20代の方は忘れずに登録しておきたい転職エージェントです。