転職活動では、簡単に内定を貰うことができあっけなく終えることができる人もいますが、中々決まらず長期化してしまう人も少なくはありません。
そして後者の人は行き詰まり、どうすれば良いかわからなくなり、中々転職活動が進まなくなったり、人によっては諦めてしまう人もいます。
ではもし転職活動に行き詰りを感じてしまった時にはどう解消していけば良いでしょうか。
転職活動に行き詰ってしまう人は少なくない
転職活動はやることもあるし、努力した分がそのまま結果として表れるものではありませんから決して簡単なものではありません。
これが正解というものもありませんしね。
だからこそ思い通りに進まず行き詰りを感じてしまうのは珍しいことではありません。多かれ少なかれ行き詰まりを感じる人は多いです。
転職活動に行き詰るタイミング
転職活動を行っていれば行き詰るタイミングって色々ありますよね。
まず最初、自分はどこを受ければ良いかわからない、会社の選び方、探し方がわからないというところから始まります。転職サイトを調べても中々これといった企業が見つからない人が多いでしょう。
そして次に履歴書をどう書けばよいかわからずに行き詰ります。初めて行う転職活動。何をどうアピールすれば良いのか、どんな文章を書けば良いのか、スムーズに終わらせることができる人は少なくありません。
いざ応募すると今度は結果に対して悩むことになります。
応募したのに書類選考が全然通過せず、何が悪いのかもわからない。結局職歴のせいにして行き詰ってしまうという人も多いでしょう。
そして最大の難関である面接。苦手な人も多いですよね。
質問に対して上手く返せない、どうしても上手く話せない、おどおどしてしまう。そして当然のように受からず、どう直していけばいいのかわからないまま行き詰ってしまいます。
次から次へと大変なことがある転職活動。全てがスムーズに行く人が少ないのは当然のことなのです。
行き詰った時にやってはいけないこと
転職活動で行き詰ることはよくあることです。ただそんな時にやってはいけないことがあります。
期限もなく休憩する
転職活動に疲れてしまった時、一旦休憩してストレスを解消するのはモチベーションを高める為の一つの手段。
ただ休憩を取るなら取るで期限を決めなくてはなりません。
期限も決めないまま休憩してしまうと、悪い印象がある転職活動に再度取り組むことのがかなり難しくなってしまい、多くの人がそのまま辞めてしまうことになるからです。
そのまま転職活動を進めてしまう
転職活動が上手く行くか行かないかは、運に左右されてしまう部分がないわけではありません。運や縁っていうのはやっぱり大事です。
その為、中々上手く行かずに行き詰った状態でもとにかく無理にでも進めていくと、たまたま上手くいくこともないわけではありません。
ただそれはあくまで運。上手く行くかもしれませんが、ただそのまま長期化してストレスがたまり続けるだけになることも大いにありえることです。
何より最悪なのが、いつのまにか受かることだけが目標になり転職先に対するハードルが下がってしまう場合。内定を貰い入社できたとしても転職後に後悔することになりかねません。
転職活動に行き詰ってしまう原因
ではここで一旦、転職活動に行き詰ってしまう原因について考えてみましょう。
相談相手がいない、教えてくれる人がいない
まず一つ目の原因が相談相手や教えてくれる人がいないという点。
転職活動だと多くの人は一人だけで行い、誰かに相談するなんてことはしない場合がほとんどだと思います。
ただこれだと転職活動で何か上手く行かなかったり、分からないことがあった時にその解決策がわかりません。
第三者として客観的な目で見てくれる人の存在はやっぱり大切ですし、話すだけでも気が晴れることにもつながりますから、相談相手は欲しいところです。
また転職活動は正直わからないことばかりで、答えも中々わからないものですから、教えてくれる人がいないと自分ひとりで悩み答えが見つからないまま行き詰ってしまいます。
転職活動の進め方、コツなどを教えてくれる存在もまた必要ですね。
上手くいくイメージがわかない
転職活動を始めてしばらくたつと、徐々に上手くいくイメージがわかなくなってしまう人も少なくありません。
書類選考で落ちるたびに、ようやく進めた面接に落ちるたびに、自分はどうしたって受からないのではないかと考えるようになり、行き詰るようになります。
特に頑張れば頑張るほど、結果がでなかった時の行き詰まり感は大きくなってしまうでしょう。
転職活動に行き詰った時の対処法
ではここからは転職活動に行き詰った時の対処法を紹介していきましょう。
転職エージェントを利用する、もしくは変える
転職活動では相談相手、そしてやり方を教えてくれる存在が非常に大切。
だからこそ転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントは無料であなたの転職活動をサポートしてくれます。進め方を教えてくれるし、なぜ落ちたかのフィードバックもしてくれるので対策が打ちやすいです。
すでに使っているけど上手くいっていない人は会社自体を変えてみてください。
転職エージェントは会社によって特色が変わるし、何より担当者の違いが大きく影響しますから、変えるだけで一変する可能性があります。
もちろん転職サイトを変えてみるのもあり。求人は転職サイトごとに異なりますから。
転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
- マイナビジョブ20s
リクルートエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・より多くの求人を紹介してもらいたい方 ・年収や入社日などの交渉を任せたい方 ・年収UPを実現したい方 |
転職エージェントといえば、まずリクルートエージェントが最大手として挙がります。
公開求人・非公開求人ともに15万件以上取り扱っており、業界No.1の転職成功実績があります。扱う求人数が多いので、経験者・未経験者、若年層・ミドル層などどんな方でも利用することができます。
キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などをして貰えるので、転職活動がかなり楽になるし、何より15万件以上ある非公開求人を紹介して貰えるというのが最大のメリット。
待遇の良い求人は応募が殺到する為、検索しても出てこない非公開求人となっている場合が多いです。優良企業、ホワイト企業に転職したいなら非公開求人抜きで考えるわけにはいきません。
もちろん、公開求人にも優良求人はたくさんありますので、公開求人を15万件から検索できるメリットは非常に大きいです。
求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。
とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。
マイナビエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・関東、関西で仕事を探している方 ・企業への連絡や面接対策など、エージェントに任せたい方 ・フリーター→正社員を目指したい方 |
新卒の就職時にマイナビを利用していた人は多いと思いますが、マイナビエージェントはそのマイナビの20代、30代に特化した転職エージェント。
求人数だけ見たら他にもっと多いものがあるんですが、首都圏、関西圏の20代、30代にとってはかなり良い転職エージェントです。
求人数は2万件以上、そのうち8割以上が非公開求人となっています。
年齢、地域を絞った割にはかなりの量だと言えるでしょう。
doda
対象の年代 | 25歳~34歳 |
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どんな人に向いている? | ・特に技術職、営業職を希望の方 |
dodaはリクルートエージェントに次いで求人数が多い転職エージェントです。
リクルートエージェントやマイナビエージェントは、転職活動を行う際、必ずエージェントのサポートを受けながら進めることになりますが、dodaではサポートが要らなければ受けないということも可能です。
エージェントを利用したからといって転職を強要されることはありません。しかし、すぐに転職する気がない方にとっては利用しづらいかもしれません。
その代わり、非公開求人を受けることができなくなりますが、「今すぐ転職したいわけではない」「いい求人があれば転職したい」などエージェントからのサポートを受けづらいと考えている方にとってはメリットがあります。
マイナビジョブ20s
対象の年代 | 20代 |
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どんな人に向いている? | ・20代の方 |
マイナビジョブ20sは20代のサポートに特化した転職エージェントです。
一度正社員として就職した方はもちろん、フリーター→正社員への転職にも強いのが特徴です。
扱っている求人はすべてが20代が対象です。サポートを担当してくれるエージェントも20代のサポートを専門としているので、あなたのポテンシャルを十分に引き出して転職成功へ導いてくれるでしょう。
転職を考えている20代の方は忘れずに登録しておきたい転職エージェントです。
実験する
一つのやり方で上手く行かないなら、一定期間を内定を貰うことではなく、色々と試すことに時間をかけてみるのも一つ良いでしょう。
アピール内容などを変えてみたり、業界や職種を変えてみるなど、色々なことをやってみて下さい。
色々と試してみれば、どういったことが武器になるのかということも見えてきますし、選択肢も広がります。
また面接に進むことができれば実戦練習を積むことができますしね。
将来の成功をつかむ為にぜひやってみて下さい。
完全にリセットしてまたゼロから始めてみる
転職活動が上手く行かず、行き詰った状態で時間がばかりたってしまうと疲れはたまっていく一方です。
ただでさえ平日は仕事でプライベートの時間を削って行う転職活動ですから、体力面も精神面も疲労感は大きいでしょう。
ですから、もし疲れている自覚があるなら1、2ヶ月期限を決めて休養を取ったのち、またゼロから転職活動を開始してみてください。
気持ちを一新することでこれまで狭くなりすぎていた視野が広くなるきっかけにもなるはずです。
最後に
転職活動は新卒の就職活動とは違っていつまでに決めなくてはいけないなんてものはありません。
1年通して求人はたくさんでているし、何度でもチャレンジは可能。
ですから結局大切なのは諦めず、試行錯誤を繰り返しながら、何度も何度もチャレンジすること。
ここで転職することを諦めてしまえば、あと数十年辞めたいと思いながら仕事を続ける辛さを味わうことになるわけですから、ぜひ粘り強く続けてみてください。