様々な点が中小企業に比べて恵まれている大企業は、就職や転職市場において非常に人気があります。
ただ大企業に入ることが必ずしも良いことだという勘違いをしてはいけません。
人によっては大企業に向いていない場合も少なくはなく、実際に向いていないということから中小企業やベンチャー企業へと転職する人も少なからずいるのです。
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大企業に入れば幸せになれると思ったら大間違い、向いてない人もいるので要注意
転職するなら中小企業よりも大企業の方がいい、大企業の方が恵まれている、そんな風に考えている人は少なくないでしょう。
確かに労働条件に関する様々なデータの平均を見るとやはり中小企業よりも大企業の方が恵まれています。
国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、企業規模別の平均年収は以下の通り。
- 9人以下・・・357万7千円
- 10~29人・・・420万7千円
- 30~99人・・・434万4千円
- 100~499人・・・433万3千円
- 500~999人・・・473万3千円
- 1,000~4,999人・・・497万2千円
- 5.000人以上・・・511万4千円
企業規模が大きくなるほどに年収が高くなるのがわかります。
また年間休日数や、有給休暇消化日数も以下のように大企業の方が多いという結果になっています(厚生労働省「就労条件総合調査結果の概況」)。
【年間休日数】
- 1000人以上:119.1日
- 300~999人:115.7日
- 100~299人:112.5日
- 30~99人:109.0日
【有給休暇消化日数】
- 1000人以上:10.9日
- 300~999人:9.0日
- 100~299人:8.7日
- 30~99人:8.2日
すなわち、大企業は中小企業に比べると年収は高く休みも多く、有給休暇も取りやすいということです。
ですから、中小企業よりも大企業を望むというのは決しておかしなことではありません。
ただ仕事を選ぶ上で重要なのはこのような労働条件だけではありませんよね。
仕事内容、やりがい、キャリアプラン、仕事の進め方、他にも色々なことが重要となってきます。
その為、労働条件が良い大企業でも向いてない、自分には合わないという理由から退職し、中小企業やベンチャー企業へと転職する人も実は意外に多くいます。
もちろん給料や休みも大切です。ただそれらは中小企業やベンチャー企業であってももしかしたら実現できるものであるし、それ以上に重要視しなければいけないものがあるかもしれませんから、安易に大企業と決めつけてしまうのはよくありません。
大企業に向いてない人の特徴
では大企業に向いてない人の特徴にはどういったものが挙げられるでしょうか。
年功序列に納得いかない、のしあがりたいと考えている人
新卒に年収1000万円を出す、若手でも実力がある人は役職を上げるなど、大企業でも年功序列から成果主義へとシフトしていっている傾向がみられます。
ただ大企業は現状ではまだまだ年功序列が根強く残っています。
成果主義の為の様々な施策を実施している企業でも実はそれはごく一部の話で、ほとんどの人は年功序列に従い、どれだけ高い成果を上げても、抜群の実力があっても、会社も昇進制度にはあがなえずに給料も上がりません。
ですから、もし年功序列が嫌、若いうちからどんどん上に上がっていきたい・高収入を得たい、年齢だけ高くてろくに使えない人が上にいるのが気に食わないという人は、大企業というのが向いていないでしょう。
中小企業やベンチャー企業の方が、早いうちに出世してキャリアアップしていける可能性は高いです。
無駄な仕事をすることに納得がいかない、我慢できない人
無駄な会議が多かったり、必要性が感じられない報告で時間をとられてしまいがちなのも大企業の特徴。
部署ごとに予算がわりふられていることから仕事の押し付け合いがあったり、下手したら同じ会社のはずなのに部署同士で敵対心があったり、足の引っ張り合いをするようなケースもあります。
また何か仕事をするにも承認までに時間がかかるというのも面倒な点。仕事によっては課長に承認貰って、部長に承認貰って、役員に承認貰って、ようやく仕事を進めることができるようになるということも。すぐに始めたい仕事もやたらと時間ばかりたってしまうことが多々あります。
そういった無駄なこと、納得いかないこと、理不尽なことに我慢できない人は大企業は向いてないかもしれません。
マニュアル通りではなく、柔軟に裁量も多く働きたい人
マニュアル仕事が多いのも大企業の特徴。
似たような同じ仕事を何度もしてきた大企業では、誰でもある程度は仕事がこなせるようにマニュアルが出来上がっていることが多いです。
マニュアルは業務を標準化し、仕事の経験がない人でもすぐにある程度のレベルで仕事ができるようになるというメリットがあります。
しかし一方でそのマニュアルに固執しすぎることで仕事の裁量がなくなり、人によっては仕事が楽しくないという感じるデメリットもあります。
もしあなたがマニュアル通りに仕事をこなすのではなく、柔軟に裁量が多く働きたいというのであれば、大企業よりももっと企業規模が小さい方が向いているかもしれません。
安定よりも上昇を望む人
安定で言えば中小企業よりも大企業の方が優れています。ただ大企業は今後大きな上昇が望めないというデメリットがあります。
たとえばベンチャー企業であれば、今後大幅な成長や上場などのフェーズも経験することができるかもしれません。
入った時の会社が成長し大きくなっていることを見るのはとても楽しいし、会社が小さい頃から支えてきたことで重要なポジションにつくことができる可能性があります。またストックオプションを貰えていれば、上場時には大きな収入を得ることができる可能性もあります。
一方で大企業はベンチャー企業より安定しているものの、さらなる成長というのを見る機会はなかなかありませんし、出世以外での給料等の大幅増といったことも望めません。
もしあなたが大幅な上昇志向を持っているなら、大企業は向いていないかもしれません。
派閥や学歴よりも実力で評価してほしい人
大企業には社内派閥や学歴による派閥があるケースが少なくありません。
たとえばどこの大学を出たかによって出世のしやすさが変わったり、だれの下で働いていたかによって出世のしやすさが変わるなんてことがあるのです。
そのせいで実力があっても、成果を上げていても、自分よりも劣っている人が出世し、自分よりも上にたつというケースが多々あるのが現実です。
もしあなたがそれに納得いかない、実力で評価してほしい、そんなことで評価や出世が変わるのはどうしても我慢できないと考えているなら、大企業は向いてないかもしれません。
転勤が嫌
大企業だからと言って必ずしも転勤があるとは限りませんが、総合職として採用されれば今後転勤を命じられる可能性はゼロではありません。
実際、転勤がないと思って家を購入した途端に転勤を命じられ、単身赴任を余儀なくされたり、賃貸にだしたり売却せざるを得なくなった人がいるというのも事実です。
一方で中小企業で支店等がない会社であれば、転勤はありません。
もし転勤が嫌、今住んでいる場所に今後も住み続けたいと考えているなら大企業はやめるか、大企業でも地域限定社員(給料はかなり下がるが)を選ぶのが良いでしょう。
自分はどんな働き方をしたいか、どんな会社で働きたいかを考えてみよう
確かに中小企業よりも大企業の方が平均的には労働条件が良いものの、大企業よりも優れた中小企業なんていくらでもあります。
企業規模というのは仕事選びの上ではそこまで重要視すべきことではありません。
大切なのは自分がどんな働き方をしたいか、どういった会社で働きたいか、仕事を通して何を実現したいか、そして将来どういった姿になりたいかということです。
もちろんその結果大企業が良いということになる人もいるでしょう。
ただ向いていないこと、望んでいないことを仕事にしてもしんどいだけですし、仕事もが続かない、辞める原因にもなってしまいます。
ぜひ今一度、自分がどんなことを望むかを改めて考えてみましょう。
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