仕事の相談をしない人の特徴やデメリットとは?職場環境が原因なら転職も視野に

仕事をする上で、報・連・相は基本となり、この中でも相談は仕事をする上で重要なポイントになるものです。

職場環境や職種によっては相談する機会が少ない人もいますが、必要に応じてすぐに相談できる人ほど仕事を円滑に進めることができます。

相談は、仕事上で迷ったり悩んだりする時間を軽減し、自己判断によるミスを最小限にする効果も期待できます。

そういった意味では相談するほうが良いですが、中には相談しない・相談しにくい人もいることでしょう。

今回は、仕事の相談をしない人の特徴やデメリットについて解説するとともに、相談できない原因が自分以外にある場合の対処法も紹介していきます。

仕事ができない人ほど仕事の相談をしない!?

仕事ができない人ほど仕事の相談をしない!?

仕事の相談ができる人は、仕事上のトラブルを未然に防ぎ確認した上で仕事を進めるので、結果として仕事ができる人と評価されます。

ちょっとしたことでも、「〇〇の件ですが、このままで良いでしょうか」とか、「〇〇の件は、こんな理由があるから別のやり方に変更した方が良いと思うのですが、変更しない方が良いでしょうか」などのように確認を含めた相談でミスなく仕事を進めるからです。

仕事の相談をしない人は、一見すると自分で考えて行動しようとする姿勢があると評価できますが、自分で何とかすることは誰にも相談しないこととは違います。

相談しない理由が毎日のタスク量が多いことや、抱える業務が多すぎるキャパオーバーな状態だったとしても、相談しなかったことにより仕事が滞り、周囲の人に迷惑をかけることにもなりかねません。

また、職場では報・連・相が基本というように、相談することは仕事をする上で必要なスキルです。

それができない・しないという状態は、誰にも相談しないことがワンマンプレーに映ったり、近寄りがたい雰囲気を作ったりして、一緒にやりにくい人・コミュ力の低い人などとも思われる可能性もでてくるでしょう。

つまり、仕事の相談ができない人は基本的なスキルもない仕事ができない人と評価される恐れがあるのです。

仕事の相談をしない人の中にはさまざまな理由があると思いますが、キャパオーバーなときや疑問や不安があるときほど相談が重要で、上司や同僚に今の状況を把握してもらい自分に適したタスク量に調整してもらったり、どう対処すればいいか一緒に考えてもらうことが必要です。

ずっと相談しないままでいた場合、仕事が遅れたり自己判断によるミスが重なったりとさまざまな人に迷惑をかけるほか、周囲からは仕事の足を引っぱる人として認識されるリスクもあります。

また、あまりにも仕事上のトラブルやミスが多ければ、今後の昇進にも響く可能性も出てくるでしょう。

仕事の相談をしない人の特徴

仕事の相談をしない人の特徴

仕事の相談をしないことは、時にまじめで責任感が強いといった印象を受けますが、実際はよほどの実力がなければ一緒にやりにくい人という印象を強くします。

今の職場で相談しない人がいる、または自分があまり職場で相談しないという人は、仕事の相談をしない人の特徴を紹介するので当てはまる項目がないかチェックしてみてください。

相手に気を使いすぎてしまう

仕事の相談をしない人の中でよくある例として周囲に気を使いすぎてしまう人が挙げられます。

上司や同僚にも自分と同じように抱える仕事があると気を使い、自分が相談すると相手の貴重な時間を奪ってしまうと考えてしまうため、結果的に相談できない状態に陥ります。

周囲に気を遣うことはとても良いことなのですが、気を使いすぎることは時と場合によっては繊細を通り越した面倒な存在に映ることもあるでしょう。

相手に気を使って相談しなかったことで、仕事上のちょっとしたミスが大きな問題に発展した場合、どんな言い訳も通らない事態になることもあります。

問題が大きくなりすぎて自分1人では収拾がつかない状態となれば、部署や会社全体でフォローしなければならない事態も予測できます。

そうなってはより多くの相手の時間を奪うことになるので、気を使いすぎないことも必要です。

マイペース

自分では普段通りに仕事をしているつもりでも、周囲からは仕事が遅いと見られていることがあります。

自分が仕事に集中しているほど周囲が気にならなくなり、自分のペースだけで進めてしまってはマイペースな人と判断されるでしょう。

マイペースなことは悪いことではありません。

ただ、自分の中では順調だから相談しなくても大丈夫と思っていても、周囲のペースにある程度合わせられなければ業務そのものが期限に間に合わないことも想像できます。

自分のペースで仕事を進めるときはどんな状況だったとしても、一度客観的に仕事の流れを見直すことが必要です。

また、仕事の進捗に問題ないと思っても、定期的または案件ごとに相談することで、自分の認識と周囲の評価のズレを把握することにつながります。

プライドが高いために相談できない

プライドが高い人は、相談すること=自分の弱いところを見せると考える人がいます。

同時に、仕事ができる=なんでも自分1人でできると勘違いする人も少なくないでしょう。

個人ワークが多い会社でも、仕事のすべてを自分1人で完結することは稀で、実際はさまざまな人・業務・売上は連動しているものです。

そのため、プライドの高さが邪魔して相談しない人は自分の視点や価値観のみで物事を見てしまい、その先の連動した状況を考えることができません。

会社の仕事はチームや連携が大切なので、1人の考えだけで仕事をしている場合、周囲に良くない印象を抱かせることもあるでしょう。

仕事の相談ができない原因が自分以外にある場合も

仕事の相談ができない原因が自分以外にある場合も

仕事の相談をしない・できない状態は、自分の性格や価値観だけに原因があるわけではありません。

自分が置かれている環境や職場の人間関係にも影響されます。

ここでは、仕事の相談をしたいけどできない、言いにくいなどさまざまな相談できない原因を紹介していきます。

相談しづらい上司や同僚

会社の中にはさまざまな人がいて、中には相談に乗ることで自分の時間が減る、他人に時間を費やすのが面倒と感じる人がいます。

上司によっては相手に時間を使うことを極端に嫌がる人もいて、思い切って相談してみたら機嫌を損ねてしまったという例もあります。

相談相手に嫌な上司や同僚が多い場合、相談したくてもできない状態になるでしょう。

無理に相談して職場の空気を乱すくらいなら相談しない方が良いと感じるのも仕方のないことです。

相談する相手がいないというわけではないものの、相談しづらい状況のために仕事の相談ができない人もいます。

仕事内容が個人プレーで周囲がみんなライバルという職場

個人の売上や成績などで社員同士が競い合う職場では、誰もが自分のことで精一杯で他人に時間を割く余裕がない状況になりやすいです。

こうした職場でもなかなか相談することが難しいでしょう。

他人の相談に乗ったことがきっかけで相手にヒントを与えてしまい、自分より良い成績を上げられたのでは困る・嫌だという人も多いからです。

また、周囲がみんなライバルという状況は、周囲がある程度のプライドを持って働いているので、相談することは自分の弱さを知られることと感じる人も少なくありません。

自分自身に原因があって相談できないのではなく、このような気を抜けない緊張感ある職場にいるために誰にも相談できないという人もいます。

仕事の相談ができないとどんなデメリットがあるのか

仕事の相談ができないとどんなデメリットがあるのか

仕事の相談をしない・できないという場合、業務上で困ることが出てきます。

単に相談しなかったことが重大なミスにつながる可能性があるというだけでなく、働く上で負担になることもいくつかあります。

ここでは、仕事の相談をしない・できないとどんなデメリットがあるのか解説していきます。

残業時間が増える恐れ

仕事の相談をしないでいると、自分のタスク量の調整ができないことや、1人で抱える仕事が増え続けてキャパオーバーになり、勤務時間内に仕事を終わらない状態になります。

その結果、残業せざるを得なくなり、場合によっては1人で何時間も残業するケースもあるでしょう。

毎日の残業で仕事が片付けば良いですが、期限までに終わらないときは家に持ち帰ったり休日にも仕事をしたりしなければならないなどのデメリットがあります。

仕事から外される可能性

仕事は、ある程度の期限を設けて行うので、仕事の相談ができないことにより進捗が遅くなれば、その仕事から外される可能性が出てきます。

上司や同僚の中に気に掛けてくれるような人がいれば少しは良いですが、誰にも相談できなくて抱える仕事が多いほど仕事が遅い印象を強めてしまうでしょう。

もし自分が担当する仕事から外されたとなれば、モチベーションにも影響します。1人くらいは相談できる人を見つけておくことをおすすめします。

精神的に追い詰められる・職場に居づらくなる

仕事の相談ができないことが原因で業務になんらかの支障が出れば、その責任や穴埋めを周囲の人がやることになります。

どんなに自分が精いっぱいがんばっても、周囲からの風当たりが強くなったり申し訳ない気持ちになったりして、精神的に追い詰められることは避けられない可能性があります。

また、他人に時間を割くのが嫌いな上司の場合、勇気を出して相談したとしてもその場の空気を悪くしてしまい徐々に職場にも居づらくなるでしょう。

環境を変える必要があるなら転職も視野に

環境を変える必要があるなら転職も視野に

仕事上の相談ができない・したくても相談できない環境にある人は、仕事だからこそ相談するよう意識してください。

もしも、職場環境に問題があって相談しにくいときは、部署異動希望届を出すことも検討してみましょう。

今の上司や同僚から離れ別の部署に異動すれば、同じ社内でも以前よりは相談しやすい環境になることが期待できます。

ただ、こればかりは異動してみないとわからないので、移動先を含む会社全体で相談しづらい雰囲気なら転職を考えることも必要です。

転職すれば上司や同僚はもちろん、会社の社風も丸ごと変わる可能性があります。

いつでもオープンな雰囲気で些細なことでも質問や確認できるような上司、業務の進捗を気にかけてくれる同僚がいれば断然相談しやすくなるでしょう。

また、個人プレーではないチーププレーの会社を選べば、同僚をライバル視しなくてもよくなり、むしろ良き仲間として一緒に働けるようになります。

すべてが理想通りになるとは限らないものの、今の相談しづらい・相談できない環境を変えたいなら思い切って転職することも必要です。

転職活動をする際には、1人で求人を探すのではなく転職エージェントの利用がおすすめします。

企業選びで環境を重視したいなら転職エージェントの利用を

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転職のプロだからこそ相談しやすい職場や企業の特徴を熟知しており、企業の風通しの良さなども把握していると言えるでしょう。

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