働いていると誰もが苦手な人と関わる必要が出てきます。
しかし、仕事である以上は苦手な取引先・取引相手ともなんとかやっていく必要が出てくるものです。
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苦手な取引先、取引相手ができたとしても、相手を変えることはできない
取引先も同じ人間ですし、人間には相性があるので、どうしても苦手な人や嫌な相手というのはいます。
しかし、だからといって相手の人柄や人間性を変えることは不可能ですし、それを理由に担当を変えるというのも無理に近い話でしょう。
そして、取引先相手に対して嫌な感情を表に出してしまうと、失礼な態度になり、自分だけでなく自分の企業、そして相手企業も含めて、周りの迷惑にもなります。
自分の受け取り方も注意
嫌な取引先・取引相手を、自分の主観や思い込みだけ基づいて見ようとすることが悪循環に繋がっていきます。
自分の主観を通して苦手な相手に触れてしまうと、辛く感じた部分だけが心に残るようになり、さらに相手に悪いフィルターをかけてしまうことで、相手が何をしても嫌なものに受け取ってしまうものです。
そうして積み重なった辛い記憶が会う度に増えていくことから、どんどん相手を苦手に感じたり嫌に思ったりしてしまいます。
相手をどう思うかというのは、こちらの気の持ちようも重要なのです。
取引先の人にイラッとしても感情をぶつけるのはNG
話し方が気になる、相手のレスポンスが悪い、伝えたことを全然してくれない、わがままばかりで辟易する など、取引先が原因でストレスが溜まることが多くあることでしょう。
だからといって、ストレスの現任である相手に感情的をぶつけてしまうのは絶対に控えましょう。
それによって喧嘩になるような事態を引き起こすと、自分だけではなく、あらゆる関係者に迷惑をかけしまうほか、嫌な感情というのはずっと抱えていると、それで疲れてしまうものです。
そうならないためにも、何かしら対策をする必要あります。
苦手な取引先への対処法8つ
それでは、次に苦手な取引先への対処法を紹介します。
人間関係においての好き嫌いは、常に問題の種となりますが、心の持ちようなどで大きく変化します。
コミュニケーションを取る(相手に興味を持ち知る)
苦手な相手に感じるのは、相手のことをよく知らないのが原因というのが往々にしてあります。
そのため、相手に興味を持ち、コミュニケーションを取るというのは非常に有効な手段と言えるでしょう。
上手く行けば、相手への嫌な気持ちを解消できる可能性があります。
加えて、苦手意識を持っている相手であっても、こちらが興味を持っていることを理解してもらうことで、相手の気分が良くなり、対応が柔らかくなる可能性もあります。
取引先との仕事そのものがスムーズになることも期待できるので、常にコミュニケーションの意思は忘れないようにしましょう。
ビジネスと割り切る
苦手な相手と言っても、結局は仕事で話をする相手です。
プライベートで親しくなることはありませんし、それは相手も同じ考えなことも十分にあります。
あくまで仕事でだけ関わる相手だと割り切り、仕事を円滑に進めるための関係と考えましょう。
それによって、苦手な相手との時間も耐えられるものになっていきます。
これは私生活ではなく、仕事なのだという考えは、プロ意識を作り上げるのにも繋がります。
職場の人に相談する(前の担当者に攻略法を教えてもらうなど)
人間関係の悩みは職場の人に相談をするのも有効です。
取引先相手との関係が悪くなることで、不利益を被るのは会社全体であることから、親身になってアドバイスをしてくれる可能性があります。
また、以前に取引先の担当者だった人にどう接していたのか、どんな話だと気分を良くしてくれたのかなど話を聞くというのもおすすめです。
対処法を教えてもらうのも良し、愚痴を聞いてもらうのも良しで、事情を知らない相手とは違った有意義な時間を持てることでしょう。
前の取引担当者についてを、共通の話題の種として、取引先相手にするの多少はうちとける効果を持っています。
苦手な相手とプライベートな時間まで付き合わないようにする
仮に仕事で苦手な相手と関わることになっても、あくまで仕事の中での付き合いに留まるのがストレスを抑えるコツです。
取引先の相手とお話をすると、流れでつい飲みに行くことになるシチュエーションもあります。
しかし、仕事以外でも苦手な人と付き合うことになるというのは非常に強いストレスになってしまいます。
そうならないためには、プライベートの付き合いを控えて、誘われても上手く断るようにしましょう。
この場合、「上司に接待行為を禁止されています」・「スケジュールの都合がつかない」・「まだ業務がある」というのを言い訳に使いましょう。
苦手な人でも表立って非難しない
非常に大事なのが、例え苦手な相手だろうと表立って批判しないことです。
万が一、相手の耳に入ると非常に気まずくなるだけでなく、以降の取引先との関係がギクシャクします。
そうなってしまうと会社の不利益になり、引いては自分の評価も下がります。
悪口とは、常に回り回って自分にかえってくる危険もあるため、どれだけ苦手な人であっても、相手の悪口は言わないように心がけましょう。
自分に非があるときはそれを認めて謝る、その上で正しいやり方を教えてもらう
相手がどうしても良く思えないという場合でも、自分に非がある場合はそれを素直に認め、謝罪をしましょう。
謝るというのは、ハードルが高い行為に見えるという人もいますし、自分の品位を下げると考える方もいます。
しかし、自分に非があるのにそれを一切認めないのは、人としてもビジネスにおいても周囲の評価を大きく下げる結果になります。
また、相手を苦手に思う原因が、自分に非がある出来事の場合、それを認めて謝罪することで相手への苦手意識を解消できる可能性も生まれます。
苦手な取引先相手にほど、自分の拘りを捨てる意識を持ってみてください。
苦手な相手の欲しがるものをある程度は先に与えて、それから要求や提案、交渉を行う
相手を苦手に思ってしまう原因が、相手の態度が悪いことにあるというケースもあります。
その場合は、相手が求めるものを先に差し出し、相手に満足感と安心感を与えるというのもおすすめです。
例え少し苦労するようなことであったとしても、最初に相手の需要を満たすことで、警戒心を解き、仕事もスムーズに進められます。
また、相性が悪くても、こちらの誠意が伝わることで相手も応えようとしてくれることもあります。
苦手な相手でもできるだけ日ごろから敬意を表し言葉使いも丁寧にする
人間関係を円滑に進める上で非常に重要になるのが、相手への敬意になります。
言葉遣いも丁寧にすると、相手にどんな感情があったとしても、こちらに敵意がないことを伝えることはできます。
また、少なくとも敬意を持って言葉遣いも丁寧にしておくと、相手からの印象が良くならなくとも、他の取引先の人たちからの印象が良くなります。
相手に良い感情を持てない時こそ、敬意と敬語を忘れないのが大切です。
自分自身のストレスをケアするのも大事
仕事で関わることになる取引先が苦手で苦手で仕方ない場合、自身のストレスをどう解消するのかも考えておきましょう。
相手のことを考えない
大半のケースにおいて、苦手な人というのは常にこちらへストレスを与えるわけではありません。
そのため、仕事が終わったらストレスになる言動を頭の中で繰り返しリピートするような習慣を止めるのが大切です。
そして、相手との悪い想い出を脳内再生せずに、「もう仕事は終わった」と切り替えましょう。
苦手な相手のことを一切考えない、できるだけ思い出さないようにするのもおすすめの作戦です。
苦手な人の嫌な部分を誉め言葉に変換して考える
どうしても相手が苦手という場合は、相手の苦手な要素をプラス方向に解釈しましょう。
マイナス要素をプラス要素に変える例
- 横暴な態度→実行力がある
- 自分の要求をゴリ押ししてくる→自社(取引先の会社)の利益追求に一生懸命
- 嘘つき→交渉を円滑に進めようとする
- おしゃべり→人懐っこい
- 無口→落ち着いている
- マイペース→安定感がある
- おどおどしている→こちらのことを気にしている
このように、マイナスに見える要素をプラスなものにすることで、相手への感情をプラスの方向に向けることが可能です。
こういう人だと認識を変える
相手のことがどれだけ嫌でも、相手を変えることは不可能です。
基本的には自社にいない、あくまで取引先で関わる人ですので「この人はこういう人なんだな、それで(本人は)良いんだな」と納得しましょう。
取引先というと、長期で見ればほんの少ししか関わることのない相手です。
苦手な人はこういう人、変わらない人と理解し、受け入れる気持ちに切り替えるというのもおすすめになります。
取引先の苦手な人と接触した日は、ストレス発散をする(運動など)
何にでも言えることですが、仕事においてストレス発散は非常に大切なところです。
ジムで汗を流したり、気の合う友人達と体を動かすだけで、健康になるだけでなく精神的な解放感も味わうことができます。
運動以外でも、好きなモノを食べたり、少し贅沢をしたり、映画館で映画を観たりと、自分の好きなことをやるというのは、長く楽に仕事を続ける上で重要です。
趣味がないという方でも、趣味を探すために色々と挑戦して見るだけで良い気分転換になります。
苦手な取引先や相手には自分の感情をコントロールして対応することが大事
ビジネスの場面では自分の経験や能力、目標達成に向かう姿勢が必要です。
しかし、それと同じかそれ以上に周囲と協力・連携する力もいることになるので気配りは忘れずにいてください。
大事なのは最終的に何を達成するかです。
苦手な取引先でも自分の感情をコントロールし、取引先と自社の両方が良い気分で終われるように努力しましょう。
それによって自分も後悔・反省を残すことなく、取引先と自社からの信頼を維持したままで次のステップに進むことができます。