転職エージェントサイトとはキャリアカウンセリングにて自分の適性を改めて詳細に分析でき、履歴書の作成、希望する条件の求人を探しては面接までのセッティングもしてくれます。
そういった転職エージェントであるリクルートエージェントですが、さまざまな理由で退会したいと考えた場合、どういったことをするべきなのかを解説します。
リクルートエージェントを退会したいと思う理由
非常に利便性の高いリクルートエージェントですが、退会したいと考えるようになる状況もあります。
企業からの内定をもらったら、もうエージェントサイトは不要ですし、希望する求人を紹介してもらえないという場合も、それ以上続ける意味が薄くなります。
また、勤務希望する地域の求人が少ない場合や、色々と助けて求人紹介までサポートしてくれるキャリアアドバイザーとの相性が悪いということもあります。
他にもさまざまな理由がありますが、リクルートエージェントを退会した方が良い場合と、しなくても良い場合があるので、まずはそちらをチェックしましょう。
退会した方が良い場合
たとえばすでに内定が決まっている場合や、もうリクルートエージェントを利用する意思がない場合は退会を選んでも問題ありません。
リクルートエージェントは登録料無料ですし、年会費もかかりませんが、個人情報を登録しているのであまり良い気分がしないということがあります。
もうリクルートエージェントを必要としない状況になっていたら、退会を選んでも問題ありません。
登録している限りは求人案件紹介のメールが常に来るので、メールのチェックを面倒に感じて当然です。
また必要な状況になったら再登録をしましょう。
退会しない方が良い場合
キャリアアドバイザーとの相性が悪いと判断した場合、退会よりもキャリアアドバイザーの変更をお願いしてみましょう。
もしもそれでもキャリアアドバイザーの変更をしてもらえなかったら退会を検討をするのがおすすめです。
また、まだ内定が決まっていなくて、案件を紹介してもらえない場合は他の転職エージェントに登録をするのも有効な手段です。
複数の転職エージェントに登録をするのは誰でも当たり前にやっていることなので、バレても問題にはなりません。
リクルートエージェントを退会する2つの方法
それでは実際にリクルートエージェントを退会すると決めた場合、2つの方法があります。
1.担当に依頼して退会手続きしてもらう
リクルートエージェントにおける担当キャリアアドバイザーに退会手続きを取ってくれるように連絡しましょう。
それだけでキャリアアドバイザーが退会の手続を取ってくれます。
2.公式サイトから自分で退会手続きをする
自分に関することなので可能な限りは自分で行いたいという方は、退会手続きを自分で行いましょう。
- 公式サイトにアクセス
- TOPからページ最下部の「お問い合わせ(スマホの場合はお問い合わせフォーム)」へ
- よくあるご質問の「転職支援サービスを退会(キャンセル)したいです。」へ
- ページ上部の「転職支援サービス退会(キャンセル)フォーム」へ
- 確認事項を一読
- ページ最下部の「退会(キャンセル)手続きへ進む」へ
- 必要事項を記入
- ページ最下部の「確認事項に同意して次へ」を押す
- 退会へ
以上がリクルートエージェントの退会手続きの手順になります。
3分もあれば退会まで問題なく手続きできることでしょう。
退会時は個人情報削除も一緒にする
ここで注意しないといけないのはリクルートエージェントで退会手続きをするだけでは、個人情報削除はされないということです。
なぜ、個人情報削除がされないのかというと、個人情報保護法第25条第2項にて、個人情報を保管しておくように定められているからです。
個人情報取扱事業者は、前項の記録を、当該記録を作成した日から個人情報保護委員会規則で定める期間保存しなければならない。
これによって、リクルートエージェントは利用者が登録時に入力した個人情報を、利用者が退会した後だろうと、個人情報保護法の定めに従い、一定期間(5年間)保管するものになっています。
しかし、個人情報を削除しないままに退会すると、そのままにした個人情報が悪用されるということはなくとも、うっかり漏洩したり流用されたりするリスクが心配になります。
リクルートエージェントを退会する際には、個人情報の削除もする方が良いでしょう。
個人情報削除の手続き
- 公式サイトのTOPにアクセス
- ページ最下部の「お問い合わせ(スマホの場合はお問い合わせフォーム)」へ
- 「よくあるご質問」の「個人情報の消去をしたいのですが、どうしたらよいですか?」へ
- 移行先のページで担当のキャリアアドバイザーに申し出るように促されるが、お問い合わせ窓口でも対応可能
- ページ最下部の「問い合わせる」へ
- 必要事項と個人情報の削除の旨を記入
- ページ最下部の「同意の上、送信する」を押す
- 個人情報削除の連絡を待つ
リクナビNEXTも退会する
リクルートエージェントを登録した方の大半は「リクナビNEXT」にも登録しています。
リクルートエージェントの退会をする際に、リクナビNEXTの退会手続きもしましょう。
リクナビNEXTの退会手続きはPC・スマホ・アプリの3つで進めることが可能です。
PCでの退会手順
- ログインする
- TOPページに進む
- TOPページ最下部の「各種設定」をクリック
- 画面最下部の[退会する]ボタンをクリック
- 退会手続きをする
スマホでの退会手順
- ログインする
- メニューアイコンをタップ
- 「各種設定」を選択
- 「各種設定」の一番下へスクロール
- 「退会」にある「リクナビNEXTからの退会手続き」をタップ
- 退会手続きをする
アプリでの退会手順
- ログインする
- ホーム画面のメニューアイコンをタップ
- 「その他の設定」を選択
- 「詳細設定」をタップ
- ブラウザ選択画面が表示された場合は任意で表示ブラウザを選択
- 「登録・設定情報」画面に進む
- 「登録・設定情報」の一番下にスクロールし
- 「退会」にある「リクナビNEXTからの退会手続き」をタップ
- 退会手続きをする
リクルートエージェントと違い、リクナビNEXTは退会手続きが完了すると個人情報も削除されます。
退会前に確認すべき3つのこと
最後にリクルートエージェントでの退会手続を進めるとなった場合に抑えておくべきポイントも解説します。
本当に退会しても良いのか?
リクルートエージェントを退会する場合に考えるべきことが、本当に退会して良いのかということです。
まだ内定も決まっていない場合、とりあえず登録だけでもしておくと、理想の案件が来る可能性が0ではありません。
本当に退会までするほどのものなのか、他の転職エージェントにも登録して複数を活用したり、キャリアアドバイザーを変えてもらったりすれば良いのではないのかということを考えましょう。
サービス停止と退会の違いは?
せっかく登録したのにあまり案件の紹介がないという場合や、案件紹介メールが面倒という場合、サービス停止まで待つのも有効です。
リクルートエージェントに登録する際に同意する利用規約には「サービス開始の通知を行った日から3カ月間を上限に提供」と記載されています。
つまり、求人紹介が上手く行かずにそのまま転職活動が長期化するとサービス停止の時が訪れるということです。
ただし、これは退会ではないので個人情報は残ったままになります。
採用試験中の企業はないか?
退会することを決めた場合、リクルートエージェントを経由して採用試験中の企業が無いかについてチェックしましょう。
リクルートエージェントを経由してやりとりをしている状態なので、採用試験中にリクルートエージェントを退職すると、もう試験を受けている企業と連絡が取れなくなります。
採用試験中の企業に未練がない場合は問題ありませんが、少しでも気になるところがあるのであれば、少なくとも採用試験が終了するまでは退会を先延ばしにしましょう。
まとめ
リクルートエージェントのような転職エージェントは複数登録が一般的です。
もしも退会したくなっても、別の転職エージェントにも登録したりすると良いでしょう。
内定が決まったり、もうリクルートエージェントに登録していたくないという場合はキャリアアドバイザーを通して退会の手続をしてもらうか、自ら退会手続きをしましょう。
また、ただ退会するだけでは個人情報は削除されないので、気になる方は忘れずに個人情報を削除してもらいましょう。