もしあなたが現在上司からパワハラを受けており、それを理由に仕事を辞めたいと思っているのであれば、その気持ちをうやむやにしてはいけません。
パワハラによって受ける精神的ストレスはかなり大きく、決して我慢できるようなものではない為です。
もちろん辞めるというのは最終手段。ただその時にはその最終手段を使ってでも、その上司から逃げることが必要な時もあります。
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パワハラが辛くて仕事を辞めたい!
毎日のように浴びせられる罵声に、理不尽に与えられる仕事量。
上司からそんなパワハラを受けていれば、どれほど給料が良い会社であっても、どんなにホワイト企業だと言われている会社であっても、辞めたいと思うのは当然のこと。
最初は我慢出来ていても、それが続くと徐々に毎朝会社に行きたくないと思うようになってきて、さらに続くと仕事を辞めたいとしか思えなくなってきます。
それほどまでに精神的に大きな苦痛があるのがパワハラです。
実際にパワハラを行ってくる上司、周りでそれを見ている同僚は、実際にパワハラを受けているあなたがどれほど辛い思いをしているのかをわかってくれません、わかろうともしてくれません。
パワハラに我慢していてはだめ!
パワハラは、その行為を行っている本人にその自覚がない場合が多いだけではなく、実際に受けている本人にもそれが自覚できない場合も少なくありません。
自分がミスをするせい、指導の一環、お金を貰うのだから仕方がない、そんな思いからパワハラを受けていても、ただ我慢しているだけになってしまっています。
一応、パワハラの典型例として、厚生労働省が以下のものを挙げています。
- 暴行・傷害(身体的な攻撃)
- 脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言(精神的な攻撃)
- 隔離・仲間外し・無視(人間関係からの切り離し)
- 業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害(過大な要求)
- 業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと(過小な要求)
- 私的なことに過度に立ち入ること(個の侵害)
ただいざその立場にたつと、はっきり判断することはなかなかできるものではないですよね。
しかしだからと言って、我慢し続けていてはあなたの心はいずれ限界に達してしまいます。
もしあなたが上司から大きな精神的苦痛を受けているという自覚があるならば、少しでもパワハラかもと思うようなことがあるならば、今の状態を続けることが危険であることに気づいてください。
パワハラが原因で体を壊してしまった私の知り合いの事例
パワハラは決して甘く考えて良いものではありません。
私の知り合いにもパワハラが原因で体を壊してしまった人がいます。
今回その二つの事例を紹介します。
上司からのパワハラによって休職、そして退職
とある大手企業で働いていた知人の話。
その人は入社5年目で上についた上司がパワハラ上司で、しかも運悪くちょうど目立つ仕事をしていた為に標的になってしまいました。
毎日呼び出されて馬鹿にされる。理想論であれもやれ、これもやれと指示して絶対に終わらない仕事量になる。納期ギリギリの書類なのにあれこれといちゃもんをつけて承認してくれない。
そんな日々が半年続きました。
その結果、ストレスは限界に達してうつ病を発症。休職となったものの、復帰することができないまま退職するに至ってしまったのです。
周りに比べて条件の良い大手企業だから辞めたいと思っていても簡単には辞められない。
プライドもあるし昇進、出世のことを考えると、逃げだすこともできない。
そんな思いもあったんだと思います。結局病気になるまで我慢し続けてしまったんです。
誰かが途中で助けてあげれば良かったんですが、結局周りも何もしませんでした。
そろそろやばいと気づいたのは倒れる直前。本人の気持ちなんて誰もわからず、大丈夫だろうと周りは安易に考えているのが現実なんです。
パワハラを受けて入院、その時の上司の言葉は
もう一人、パワハラを受けてうつ病になり入院した人の話。
その人は数か月休職したものの、なんとか復帰して今は同じ会社の他部署で働くことができています。
その人の場合も、上司からパワハラされていることに周りも気づいていましたが、心を壊すまでいくことなんて思ってもいませんでした。
周りはその人の本当の苦しみには気づかず、だからこそ助けてもくれないのが現実なんです。
突然会社を数日間休み、それがうつ病によるものだと知り、入院していることだと知り、そこで初めてことの重大性に気づくのです。
そして、実際に休むようになってからその上司はこんなことを言っていたそうです。
- なんでそんなに追い込まれたかわからない
- 思ったより精神的に弱かったのか
- そんな厳しくやってないよね?
周りから見れば明らかにパワハラしているとわかるのに、本人は気づいていなかったのです。
パワハラを受けている場合にできることは?
あなたが誰かに助けを求めることもなく、ただ一人で我慢していれば、上司がパワハラをやめることもなければ、周りが助けてくれることもないのが悲しい現実なのです。
そしてパワハラを我慢し続けていれば、いつか限界を超えて体や心を壊し働くことができなくなってしまいます。
ですから一人で耐えるのはどうかやめて下さい。いつか上司が変わるなんてことに期待しないでください。ひどい状態なら数か月すら持ちません。
周りに周りを求める、社内の窓口に相談する。体を壊す前に自らの意思で休む。
何かやらなくてはいけません。
最終的には思い切って辞めることも必要
どうにもならないのであれば、最終的には思い切って辞めることも必要な判断です。
辞めなくてはどうにもならないことも残念ながらあります。
大手だから辞めるのはもったいない、仕事自体は好き、次の仕事が見つかるか不安。
色々なことを考えてしまうかもしれません。
ただそんなことよりもずっと体を壊さないこと、元気に働けることのほうが大切です。
体を壊してしまい、結局復帰することもできずに会社を辞めることになるくらいなら、今のうちに自らの意思で辞めて転職してしまった方がずっと幸せになれるはずです。
参考:パワハラが原因よる退職、転職時の注意点。会社都合の退職にするには?
転職活動を始めてみよう
どんな会社に転職できるのか、どういった条件で転職できるのかがわからなければ、中々転職という決断をするのは難しいかもしれません。
だったらまずは転職活動を始めてみましょう。
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