ふと転職サイトを見たこと、上司から怒られたこと、昇給があまりにも少なかったこと、昇給になったことなど、転職のきっかけは人それぞれ。
そして中には周りの人が転職したことがきっかけになったという人もいます。
今回紹介するのは会社の同期の退職がきっかけになった転職の事例。身近な人が退職したことによって気づかされることは多いのかもしれません。
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流れに沿って働き続けた5年間
社会人になって5年。
それまで私は新卒で入社した会社で当たり前のように働いてきました。
入社した会社はまあまあの大手で待遇もそこそこ、特に辞める理由もなく退職、転職することは考えたこともありませんでした。
それなりの会社に入って定年まで働き続けることが、なんとなく当たり前のことだと思っていましたしね。
もちろんこの5年間で嫌なことがなかったわけではありません。いやむしろ山ほどありました。
配属先は全然希望のところではなかったし、仕事が上手くいかず怒られたこともあります。嫌な上司の元で苦労もしました。
ただそれでも私の中で選択肢としてあったのは異動希望を出すなど会社内でできること、そして我慢すること。
結局後者しかしてきませんでしたけどね。
突然仲が良かった同期から退職の相談
そんな感じで働いていたある日、突然同期の中で最も仲良かった友人から今の会社を退職するつもりだという相談を受けました。
相談というよりもほぼ報告でしたね。
密かに転職活動を進めていてすでに内定を貰っている状態。転職先も今よりさらに大手で待遇も良い会社。
それまで身近に会社を辞める人がいなかったこともあったし、同期から退職を報告されたのでかなり衝撃でした。
そしてその同期は約1ヶ月後に次の会社に転職していきました。
同期の退職によって気づかされたこと
この同期が退職したことは、私の中でかなりのインパクトを残すことになりました。
そしてそれまで同じ会社で定年まで働き続けることを当たり前と考えていた私に新たな気づきを与えてくれました。
同期の転職に羨ましさを覚えてしまっている自分
私は転職に対してどこかネガティブなイメージをもっていました。
就職で失敗してしまったならまだしも、そこそこの会社に入れたなら定年まで働き続けることが当たり前、そんな風に考えていたのです。
しかしいざ同期が転職するとなった時に感じたのは「羨ましい」という気持ちでした。
今よりも待遇が良い会社だったからという理由もありますが、ただ盲目的に働き続けることを良しとせずに自分の力で新しい道を切り開いたという事実が私にとって何よりも羨ましかったんです。
転職という選択肢は身近にある
それまで身近に転職した人がいなかったということもあって、転職はどこか遠い存在で私の中にはそもそも選択肢としてありませんでした。
しかし今回のことで転職という選択肢が意外なほど身近にあるものだと実感させられました。
仲良かったこともあって転職活動の話、転職を決めた理由など色々聞きましたが、聞けば聞くほど転職は遠いものではなく近いものであると感じるようになったのです。
同じ会社で働き続けることが理想的ではない
転職した同期に羨ましさを覚え、転職が身近なものであると気づいたことで、私の中では同じ会社で働き続けることが理想的な形ではないと感じるようになりました。
もちろん一つの会社で働き続けることにもメリットはあるでしょう。しかし転職することにもメリットはあり、最初からそれを選択肢から外してしまうのはかなりもったいない、そんな風に感じるようになったのです。
諦めていたことを実現できるかもしれない可能性
転職を意識すると、次に私が感じたことは諦めていたことが実現するできるのではないかという期待です。
就職したばかりはやりたいことがあったのに配属が希望通りに行かずにそれができていませんでした。
転職するという選択肢がなかったので諦め、ただ会社から与えられた範囲で我慢するしかなかったんです。
しかし転職という選択ができたことによって、諦めて我慢し続けることができなくなっていきました。
そして私は転職活動を始めた
結局私は同期が転職して3ヶ月後、転職活動を開始しました。
この時点で転職する決意が完全に固まっていたわけではありません。
なんだかんだ待遇は良いし、人間関係も良好、仕事自体もそれなり順調でしたから、簡単に転職を決意することはできませんでした。
ただかといってそれだけの理由で転職への思いは消えることがなかったので、とりあえず転職活動をやってみてその結果次第で考えようと思ったのです。
そして結果的には転職するに至りました。
希望の会社、希望の仕事から内定を貰うことができ、これならば転職しても後悔しないと思えたからです。
転職が気になるならとりあえず転職活動してみれば良い
転職は誰もがしようと思えばできるものです。
ただ先入観、恐怖心、現在の居心地の良さから最初からその選択をないものにしてみます。
ただそれは非常にもったいないこと。もしかしたら今よりもずっと良い環境に巡り合えるかもしれないのですから。
転職が気になるならまずは転職活動を始めてみましょう。最初から大きな決断をする必要はありません。
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