新卒で入社したばかりだけどそろそろ辞めて転職したい。
そんな思いを抱いていませんか。
新卒で入社した方の約1割が1年以内、3割が3年以内に退職しているので、早期退職をしたいと思うのは何も珍しいことではありません。
しかし、「すぐに辞めたら転職先が見つからないかも」「早期退職したら将来がどうなるかが分からない」と不安な気持ちもありますよね。
そこで、本記事では新卒で入った会社をすぐ辞めた人のその後の話を紹介します。
早期退職を検討している方はもちろん、すでに早期退職をした方もぜひ参考にしてみてください。
まずは面談をして自分の市場価値を確認しよう
自分のスキルや年齢を考慮した年収の目安を知りたい方はまず面談をしてみましょう。
転職サイトに登録するだけでも情報は確認できますが、面談をすることでより市場価値の把握が正確になります。
自分は年収が上がらないと思っていても、面談を通じて自分の市場価値の高さに気がつけるかもしれません。
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- 会社が新卒社員に求めていることは何?
- 仕事を辞めたい!新卒で超早期退職をしてもいいの?
- 新卒入社後の七五三現象
- 会社規模99人以下では大卒40.6%が3年以内に離職
- 新卒で会社を辞めたいと思った理由を考えてみよう
- 新卒3年目以内なら転職エージェントへ相談が有利
- 新卒入社で会社をもう辞めたいという方は多い
- 新卒が会社を辞めたくなる11の理由
- 新卒が辞めるベストタイミングとはいつ?
- 守るべき最低限のビジネスマナーとは?
- 退職願は誰に出す?上司や先輩に辞めたいと伝えればOK?
- どうして最低3年は働いた方がいいといわれているのか
- 新卒入社した会社を退職するまでに悩むこと
- 新卒の会社を3年未満で早期退職するメリット
- 失敗しない転職を!自分にピッタリな仕事を10分で見つける方法
- 新卒の会社を3年未満で早期退職するデメリット
- 新卒ですぐにやめた経歴は一生残る
- 新卒で仕事を辞めたことに対する周囲の反応は?
- 専門的なアドバイスを無料でもらった
- 仕事を今すぐ辞めたいと悩んでいる新卒者へ
- 仕事のやり直しなら転職エージェントに相談がおすすめ
- 新卒の会社を短期間で辞めるリスク
- 会社を辞める新卒者が準備すべきこと
- 感情や勢いで会社を辞めても今後のことは考えておく
- 新入社員が会社を辞めると再就職は難しいの?
- 新卒で退職したあとの再就職や転職を成功させる7個のポイント
- 新卒から3年以内の第二新卒は転職できる!
- 第二新卒として転職活動をする前に
- 【体験談】新卒で入った会社をすぐ辞めた人のその後
- もし二次新卒で就職活動に失敗したらどうすればいい?
- 転職成功率を上げるために適職を見つける
- すぐ辞めたのは合わなかったから!自分に合う会社へ行こう!
会社が新卒社員に求めていることは何?
会社が新卒に求めているのは、次の3つです。
・企業の文化・カルチャーの継承
・幹部候補の育成
・会社の年齢構成バランスの安定
中途採用者は他社の企業文化が染みついていることから新たに企業文化を受け入れるのに時間がかかるのに対し、社会人経験のない新卒者は抵抗なくカルチャーを継承しやすく、会社になじみやすいです。
また、新卒者は就労経験がなくまっさらな状態であるため教育もしやすく、将来の幹部候補として長期的な目線で育成できます。
さらに新卒採用は会社の年齢構成バランスを安定させる点でもメリットがあります。
社員がある年齢層に固まってしまうとその年齢層が定年になったときに急激に社員数が減り、企業体力が落ちてしまいます。
毎年一定数の新入社員が入ってくれば社内の年齢構成をある程度そろえられ、安定した経営を実現できるでしょう。
参考:OfferBox「新卒採用をするメリットとは?」
仕事を辞めたい!新卒で超早期退職をしてもいいの?
日本では「新卒で入った会社を早期退職する」ことに対して、プラスのイメージを抱かない方が多いです。
ファーストキャリアを重要視する傾向の強い国なので、「せっかく就職した会社をすぐ辞めるなんてもったいない」「すぐに辞めるのは甘えだ」などと言われることもあります。
しかし、実際に早期転職する人は多いのが現状です。
正当な退職理由があれば新卒でも問題ない
新卒が転職を決意する理由として多いのは、次のようなものです。
「時間外労働が多い」「給与が低い」「ノルマがキツイ」など労働条件に関する不満が最も多く、これらの不満を解消するために退職を決断した方がほとんどです。
そのため、転職したい理由が「スキルアップをしたい」「新しい仕事に挑戦したい」といったポジティブなものでなくても悩む必要はありません。
「時間外労働に耐えられない」「パワハラやセクハラの被害にあっている」など、マイナスの理由でも立派な転職理由です。
新卒で入った会社だけど1週間で辞めても大丈夫?
入社して1週間しか経っていない人でも「入社前のイメージと現実が違いすぎる」「ブラック企業だった」「希望の部署に配属されない」などの理由で仕事を辞めることは可能なのでしょうか。
結論からいうと、入社して1週間でも仕事を辞められます。
ただ就職活動をする際、面接で卒業してから今まで何をしていたかをどう答えるかや、そもそも入社した事実を履歴書に書くかなどの迷いが出てくるでしょう。
1週間で退職したことを履歴書に書くか、面接で何を話すかは人それぞれですが、自分はどうするのかをあらかじめきちんと考えておくべきです。
4月入社で最速退職はいつ?
民法第627条1項では、退職を申告してから最短2週間で退職可能とされています。
民法第627条1項
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者はいつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
そのため入社日当日に退職を申し出た場合、最短で入社から2週間経過した日に退職できます。
しかし、ネット上には入社した2時間後や入社日当日に仕事を辞めたという体験談や口コミもあるため、退職を申告してから2週間経過する前に退職できるケースも多いようです。
最低限勤めておきたい期間とは
近年転職は珍しいことではなくなってきており、新卒で入った会社を3年以内に退職する人も多いです。
しかし、勤続年数が1年に満たない状態で退職すると、逃げ癖があると思われたり経歴をアピールしにくかったりして、転職活動の難易度がさらに上がってしまいます。
また、応募条件に社会人経験1年以上と設けている企業もあるため、第二新卒として転職をする場合も最低1年は働くことをおすすめします。
ただ、ブラックな職場で体力的にも精神的にも限界を感じている場合は、無理をしないで1年を待たずに退職してもいいでしょう。
新卒入社後の七五三現象
就職後3年以内に中卒の7割、高卒の5割、大卒の3割が離職する現象を七五三現象と呼んでいます。
若年者が早期離職をすると正社員として再就職をするのが難しく、非正規雇用になったり収入が落ちたりしてキャリア形成に悪影響がでる可能性があるほか、企業にとっての損失も大きいため問題視されています。
新卒1ヶ月未満の離職率
離職率 | |
高卒者 | 2.7% |
短大等卒者 | 1.8% |
大卒者 | 1.4% |
参照:リクルートワークス研究所「就職者全体に対する半年未満離職者の割合」
高卒者の離職率が最も高く、2.7%の人が新卒入社後1ヶ月経過する前に退職してしまっています。
高卒者よりは少ないですが、短大等卒者と大卒者も2%弱の人が1ヶ月未満で退職しています。
割合としては少ないものの1ヶ月未満で退職している人も一定数います。
新卒1か月以上3か月未満の離職率
離職率 | |
高卒者 | 4.7% |
短大等卒者 | 4.0% |
大卒者 | 2.7% |
参照:リクルートワークス研究所「就職者全体に対する半年未満離職者の割合」
新卒1ヶ月以上3ヶ月未満の離職率は、1ヶ月未満の離職率から倍に増加しています。
高卒者は5%弱、大卒者も3%弱の人が3ヶ月未満で新卒入社した会社を退職してしまっています。
新卒3か月から半年未満の離職率
離職率 | |
高卒者 | 4.4% |
短大等卒者 | 4.3% |
大卒者 | 3.4% |
参照:リクルートワークス研究所「就職者全体に対する半年未満離職者の割合」
3ヶ月から半年未満の離職率は学歴ごとにあまり差がなく、いずれも4%前後です。
また、半年以内に退職する割合を合計すると大卒者でも7.5%となっており、多くの人が短期間で会社とのミスマッチを感じていることが分かります。
会社規模99人以下では大卒40.6%が3年以内に離職
新卒者の事業規模別3年以内離職率は次の表のとおりです。
事業所規模 | 高校 | 大学 |
5人未満 | 60.7% | 54.1% |
5~29人 | 51.3% | 49.6% |
30~99人 | 43.6% | 40.6% |
100~499人 | 36.7% | 32.9% |
500~999人 | 31.8% | 30.7% |
1,000人 | 26.6% | 26.1% |
参照:厚生労働省「新規学卒就職者の事業所規模別就職後3年以内離職率」(令和2年3月卒業者)
事業所規模が小さくなるにつれ離職率も上がっており、従業員数99人以下の企業では新卒者の3年以内離職率が40%を超えています。
新卒で会社を辞めたいと思った理由を考えてみよう
勢いで仕事を辞めるのではなく、その選択が本当に正しいのか退職前に一度立ち止まって考えてみましょう。
辞めたい理由を書いて確認
仕事を辞めたいと思っているときは冷静ではないことが多いです。
そのため、紙やスマートフォンのメモ機能に辞めたい理由や不満を書きだし、冷静になって状況を整理してみるのがおすすめです。
辞めたい理由が自分で解決できそうなものの場合は、辞めることを一旦保留にして自分の行動を変えるところから始めてみましょう。
労働条件や人間関係が悪いなど自分で解決できない問題が原因の場合は、思い切って退職し環境を一新したほうがいいかもしれません。
精神的ダメージが強いときは転職活動を進めよう
会社に入るのもつらい、先輩に会いたくない、いじめを受けているなど精神的なダメージが深刻なときはもっと働きやすい職場を探しましょう。
大きなストレスを抱えながら無理して働いているとうつ病といった病気になってしまう可能性があります。
新卒3年目以内なら転職エージェントへ相談が有利
新卒3年目以内の人は第二新卒と呼ばれていて、基本的な社会人マナーが身についており、まだ若く柔軟性があるため転職市場での需要が高いです。
しかし、転職が初めての場合は経験不足や焦りからうまく自己アピールができなかったり、ブラック企業に応募してしまったりと失敗をしてしまう可能性があります。
そこでおすすめなのは、転職エージェントに相談をすることです。
転職エージェントは第二新卒を積極的に採用している企業の紹介やES添削、模擬面接などのサービスを無償で提供してくれるため、転職活動を有利に進めていけるでしょう。
新卒入社で会社をもう辞めたいという方は多い
次の表は大卒で新卒入社した人の3年以内離職率を示しています。
就職者 | 離職者 | 離職率 | |
3年目までの合計 | 458,464人 | 148,016人 | 32.3% |
1年目 | 48,541人 | 10.6% | |
2年目 | 51,715人 | 11.3% | |
3年目 | 47,760人 | 0.4% |
参照:厚生労働省「新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況」(令和2年3月卒業者)
大卒者の3年以内離職率は32.3%となっており、約3人に1人は3年以内にもう辞めたいと思い実際に退職に踏み切っていることが分かります。
これだけ多くの人が仕事を辞めたいと思っているため、退職したいと思っているのはあなただけではなく、同期にも同じ考えの人がいるかもしれません。
新卒1年目でも離職者は過去10年で平均13.2%
新卒者の約1割は1年以内に退職しているため、新卒1年目での離職は珍しくありません。
新卒者の早期離職に対して「最近の若者は甘い、すぐ辞める」という人もいますが、新卒者の離職率はずっと横ばいです。
実際に過去10年間の1年以内離職率の平均値は13.4%となっており、新卒者の離職率にあまり変化はありません。
新卒が会社を辞めたくなる11の理由
新卒の3人に1人が3年以内に仕事を辞めていることから新卒で仕事を辞めるのは決して珍しくありませんが、どのような理由で退職をする人が多いのでしょうか。
よくある新卒の退職理由を11個紹介していきます。
職場の雰囲気が合わない
会社や部署によって職場の雰囲気はさまざまですが、一日のうちで長い時間を過ごす職場の雰囲気が合わないとストレスが溜まってしまいます。
コミュニケーションをこまめに取りたいのに職場は会話が少なくもくもくと仕事をする感じなど、はたからみればささいなことでも自分の力ではなかなか状況を改善できず、仕事を辞めたいと感じる原因になりやすいです。
上司や先輩との相性が良くない
性格や価値観が合わない人が上司になると上司からの指示やアドバイスに納得できず、ストレスを感じやすいです。
上司や先輩とのやりとりは日常的に発生し避けることが難しいため、つらさを感じる人も少なくないでしょう。
もちろん相性の合わない上司とも何とかうまくやろうという努力は大切ですが、我慢しすぎると心身に不調をきたす可能性があるため注意が必要です。
学生から社会人になった差がキツい
学生から社会人になると、過ごす場所や接する人などの生活環境から生活リズムまで大きく変わります。
環境の変化にストレスを感じて、仕事を辞めたいと考える人もいるでしょう。
入社前に聞いた話と違う
企業説明会では、人材を集めるために事実とは異なる情報を話している可能性があります。
例えば、土日祝日休みと聞いていたのに休日出勤がある、社保完備と書いてあったのにないなどのケースが多くあります。
会社員という働き方が合わない
毎日決まった時間に同じ場所に出勤して定型的な仕事をし、定時になったら帰宅するという会社員ならではの規則的な働き方が合わない人もいます。
また、会社員は組織ならではのルールや古い慣習に従わなければならない場面も多いため、息苦しさを感じることも多いようです。
人間関係が悪い
人間関係は仕事を辞める理由として最も多くあがる問題の一つです。
部署同士で対立がある場合やいじめがあるケース、もともと人付き合いが苦手で職場内でうまくコミュニケーションを取れない人もいるでしょう。
なかにはモラハラやセクハラ、パワハラなどのハラスメントに苦しむ人もいます。
仕事内容に興味を持てなかった
希望の部署に配属されなかったり、業務における制約が大きかったりして自分の業務に興味ややりがいを感じられず、仕事を辞めたいと考える人もいるでしょう。
熱意のある人は仕事に退屈さを感じて、ストレスとなることが多いようです。
給料が安い
給料が安いと生活にも影響が出てきます。
残業代がきちんと支払われないなど労働に対して正当な対価が支払われていないと不満を感じやすいでしょう。
また、同世代の人と比べて年収が低いことも仕事を辞めたいと考える要因です。
勤務地までの通勤が辛かった
通勤時間が片道2時間以上と遠い場合や、満員電車に乗らなければならない、車通勤を強いられるなど通勤にストレスを感じる人も多くいます。
通勤時間が長ければ家でゆっくり休む時間が削られますし、長時間満員電車に揺られると精神的にも肉体的にも疲れてしまいます。
また、車の運転が好きではない人にとっては車通勤もつらいでしょう。
残業がとにかく多い
残業時間が長いとプライベートの時間が削られ疲労も蓄積してしまいます。
残業が一時的に多いわけではなく、人手不足や残業を良しとする社風などが理由で長時間の残業となると心身ともに疲弊して退職を考える人が多いようです。
体調が悪くなった
仕事でのストレスから精神的に病んでしまったり、長時間労働によって体を壊してしまったりして仕事を辞めようと考える人もいます。
このような人は休職や退職、転職、部署異動を選択し、体調の立て直しを一番に考えていきましょう。
新卒が辞めるベストタイミングとはいつ?
仕事を辞めると決意した場合、退職に踏み切るタイミングがとても大切です。
スムーズに退職し、転職できる時期を紹介していきます。
求人数が増える7月から10月と2月から3月
企業が求人を増やす要因として考えられるのは、退職者の人員補充のためと人事異動や事業拡大に合わせた人員増員のための二つです。
一般的に6~7月と12月にボーナスを支給する企業がほとんどです。
ボーナスをもらってから退職する人が多いため、退職者の人員補充のために7月と年明けの2月以降に求人数が増加します。
また、9月から10月は上半期から下半期へ切り替えの時期、2月から3月は年度切り替えの時期となっており、社内体制の整備のために採用活動を活発化させる企業が多くなっています。
そうした理由から「7月~10月」と「2月~3月」の2期間が年間を通して最も求人数が多い時期となるため、転職活動を行うベストタイミングといえるでしょう。
ただ、業界や職種、賞与のタイミングによって求人が増える時期には若干違いがあるため、希望する職種や企業の求人情報はこまめにチェックしましょう。
自分がここまでなら勤められると思える日
退職をすると決めたらまずは会社の就業規則をチェックしましょう。
法律では退職希望日の2週間前までに意思表示が必要とされていますが、企業ごとの就業規則に1~2ヶ月前までに申告が必要と記載されているケースもあります。
パワハラや体調不良で辛いときは、なんとかこの日までは耐えることができる日から逆算して早めに退職の意思を伝えましょう。
守るべき最低限のビジネスマナーとは?
在籍中の企業には新卒から育ててもらった恩があります。
いくら辞める決意を固めていたとしても急に何も相談もせずに退職したり、繁忙期に辞めたりするのは極力避けるようにしましょう。
社内規定の退職申告のルールを確認する
法律では退職希望日の2週間前までに意思表示が必要とされていますが、企業ごとの就業規則に2ヶ月前までに申告が必要などと記載されているケースもあります。
もちろん就業規則より法律が優先されるため、2週間前の意思表示で退職も可能です。
しかし、体調が悪く仕事を続けるのが難しい場合やハラスメントを受けているなどの特別な事情があるときを除き、就業規則を破ることはおすすめしません。
穏便に仕事を辞めるには、社内規定にのっとり退職手続きを踏むのが無難です。
引継ぎをきちんと行う
業務の引継は法律上の義務ではありません。
しかしながら、他の社員の仕事が滞ったり会社に損失が出たりする可能性があるため、しっかり行う必要があります。
遅くとも退職予定日の1ヶ月前には引継ぎスケジュールをたて、計画的に引継ぎを進めることが大切です。
また、引継ぎ直後は後任者から慣れない仕事への疑問点や悩みが出てくる可能性があります。
最終出社日の3日前までに引継ぎを終えておけば、退職前に後任者の不明点を解消できるでしょう。
必要であればマニュアルを作成しておく
口頭だけでの説明では忘れてしまうため、後任者が仕事をしやすいよう業務のマニュアルを作成しておくといいでしょう。
マニュアルを作成しておけば自分が引継ぎをする際にも活用できて便利です。
ただ、マニュアルの作成には時間がかかります。
転職を活動を始めた段階から少しずつ作っておきましょう。
退職願は誰に出す?上司や先輩に辞めたいと伝えればOK?
法律退職願の提出は義務化されていませんが、ほとんどの企業で提出を求められるため、提出先はきちんと把握しておきましょう。
所属部署の部長か課長
退職願の提出先として最も多いのが所属部署の責任者(課長や部長)です。
事前にメールなどで話があるので時間がほしいと伝え、人目を避けた個室で退職したい旨を話したあと退職願を手渡しましょう。
また、退職の申し出は直属の上司に一番最初にするようにしましょう。
他の人から上司に退職することが伝わるとトラブルに発展するおそれがあります。
人事部に行って提出
一般的には直属の上司に提出するのが一般的です。
しかし、企業によっては人事部に直接提出する場合もあるので、会社の規定を確認しましょう。
また、直属の上司に退職の意思を伝えても了承を得られないときは、人事部に相談にいくというのも一つの手段です。
どうして最低3年は働いた方がいいといわれているのか
「とりあえず3年は働くべき」とよく言われますが、なぜ3年なのかその理由を理解していない人も多いでしょう。
3年は働くべきと言われる理由として考えられるものは4つあります。
転職で使えるスキルや経験が身についていないから
一般的に基本的な仕事での経験やスキルが身につくまでに3年ほどかかると言われており、新卒3年以内で退職した場合はスキルや経験が不十分な状態といえます。
企業は中途採用者に即戦力となる人材を求めていることが多く、スキルのない早期退職者は転職活動で不利になってしまうのです。
そのため、最低でも3年は働いてスキルや経験を身に着けてから退職すべきと言われています。
退職金が出るから
退職金が支給されるのは、多くの場合、入社後3年を経過してからです。
3年以内に退職をしてしまうと退職金が出ないため、退職金がほしいときは出るようになるまで働くのがいいでしょう。
一人前として働けるのが3年はかかるから
部下を持ったりリーダーになったりして、ようやく一人前とみられるようになるのが3年目です。
一人前になるまでは、仕事の向き不向きや面白さは分からないと言われています。
また、前職で身に着けたスキルや実績をアピールできるよう3年は働いておくと考える人もいます。
3年と使われることわざが日本には多いから
石の上にも三年、商い三年、桃栗三年柿八年など、日本には3年をキーワードにしたことわざが多くあります。
どのことわざも結果を出すまでに3年は辛抱が必要だと説いており、その意味が浸透しています。
その結果、忍耐力を養うためにも3年は働くべきと言われたと考えられます。
新卒入社した会社を退職するまでに悩むこと
新卒入社した会社を退職する前に、本当に辞めるのか、転職活動中の生活をどうするかさまざまな悩みが生じます。
新卒で仕事を辞めることにはメリットもデメリットもあるため、双方を踏まえたうえで判断していきましょう。
新卒の会社を3年未満で早期退職するメリット
新卒3年未満で早期退職をすると転職が難しくなるとよく言われますが、近年は早期退職をしても第二新卒として有利に転職できるようになっています。
そのほかの早期退職をするメリットも紹介していきます。
溜まり続けるストレス環境がなくなる
社会人は一日のうちとても長い時間を職場で過ごします。
そのため、辛さを感じながら毎日無理して働き続けると心身ともに負荷がかかり、ストレスがたまります。
仕事を辞めればストレス環境から解放されるでしょう。
リセットすることで前向きになれる
仕事を辞めると仕事への悩みや仕事上の人間関係が一度リセットできます。
今後のキャリアをじっくり考えたり気持ちをリフレッシュしたりして心身ともに充実した時間を過ごせるでしょう。
同じ失敗をせず活かすことができる
早期退職は、誤って自分に合わない会社を就職先に選んでしまったということです。
一度就職先選びに失敗している分、向いていない仕事やストレスを感じやすい環境が明らかになります。
就活や新卒入社での失敗を活かして、自分に合った仕事を見つけていきましょう。
興味のあった職種に挑戦できる
年齢が高くなればなるほど未経験業界、職種への転職は難しくなります。
しかし、新卒で早期退職をした方なら若いため、未経験業界や未経験職種への転職も十分可能です。
就職活動の時に落ちてしまった業界や職種に再挑戦したり、新たに興味を持った仕事に挑戦したりするいい機会となるでしょう。
新卒入社の経験を持って第二新卒として転職できる
卒業後3年以内の人は第二新卒として有利に転職活動ができます。
社会人としての基礎ができていて特定の会社のやり方や慣習に染まっていない第二新卒は、転職市場において需要が高いです。
第二新卒ならではの強みもアピールしていけば希望の職場に転職することもできるでしょう。
失敗しない転職を!自分にピッタリな仕事を10分で見つける方法
自分に合う仕事が分からない方は、転職エージェントに登録してみましょう。
転職エージェントに登録すると、あなたの転職を支援してくれるキャリアアドバイザーと面談することができ、自己分析のサポートや悩み相談をしてもらえます。
また、希望条件に沿った求人も提案してもらえるため、自分にピッタリの仕事が見つかります。
新卒の会社を3年未満で早期退職するデメリット
新卒が3年未満で仕事を辞めることは決して悪いことではなく、メリットもあります。
しかし、その一方で早期退職にはデメリットもあるため、具体的にどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
すぐに仕事を辞める人というイメージがある
早期退職をすると面接で「傷つきやすい人」「すぐ辞めてしまう人」のような悪いイメージを持たれてしまいます。
面接で直接言われなくても、悪いイメージで見られてしまう可能性があることは覚悟しておいてください。
悪いイメージを払拭するには、今後のキャリアプランとポジティブな退職理由を面接で説明する必要があります。
早期退職をする際は退職理由を誰にでも説明できるよう準備するべきです。
もちろん早期離職は悪いことではありませんが、早期離職は悪いイメージを持たれやすいため、今後のビジョンと退職理由はしっかり説明できないと企業側に不信感を与えてしまうでしょう。
即戦力として見られることがある
第二新卒の採用に慣れていない企業の場合、第二新卒も即戦力になり得ると期待されることがあります。
前職が営業の場合はすぐにアポイントをとれるだろうと前職の経験からすぐに行動できると思われます。
これが原因で、期待に応えられないと苦しむ人もいるでしょう。
しかし、第二新卒であれば即戦力になれなくても仕方ありません。
過度な期待に応えようとするのではなく、できないところは教えてもらう姿勢を持ち、少しでもはやく戦力になれるよう努めましょう。
伝えたことよりもスキルが身に付いていない可能性がある
新卒から数年間は一般に社内で通用するスキルを年間を通してスケジュールを立てて育成しています。
そのため、育成期間の途中で退職すると学べるはずだった知識は身につきません。
転職先の会社で「この人は数年の社会人経験があるはずなのに思ったほど仕事ができない」や、「面接でアピールしていたスキルが実際は全然身についていない」などと思われてしまうこともあるでしょう。
しかし、第二新卒枠で転職すればポテンシャル採用が多いので、一から教育してもらえる可能性はあります。
第二新卒で転職をする際は、たとえ同業種であったとしても新天地で一から学ぶ覚悟をもって臨むようにしましょう。
すぐに転職せずダラダラ過ごしてしまう
会社をやめたことで開放感が生まれ社会人としての意識がなくなり、ダラダラと過ごしてしまう人もいるでしょう。
しかし、第二新卒の場合は退職金が出ないケースや給料が低く十分な貯金ができていないケースが多いため、生活に潤いがなくなります。
また、仕事を退職したあと新しい仕事に就くまでの空白期間が長くなると転職活動においても不利になります。
転職後ダラダラしてしまうのを防ぐためにも退職前に転職先を決めるか、退職後はすぐに転職活動を始めていきましょう。
フリーターやニートになる可能性もある
第二新卒での転職活動がうまくいかないとフリーターやニートになる可能性があります。
転職活動が長引き生活が苦しくなって非正規の仕事に就く人もいるでしょう。
はじめは非正規で働きながら転職活動を続けるつもりでも、毎月給料が振り込まれる安心感から転職活動を辞めてしまう人もいます。
フリーターやニートの期間が長くなると正社員の職に就くのが難しくなりがちです。
退職前から自己分析や企業研究など転職活動の準備をしましょう。
周りの人と比べて後悔する可能性がある
早期退職をしたあと、学生時代の友人や前の会社の同期と比較をして落ち込むこともあるでしょう。
特に転職をして給料が下がった場合は、周囲の人と比べて転職を後悔することもあるかもしれません。
しかし、人と比べて落ち込んでばかりいては精神衛生上よくありません。
まずは転職すると決めた自分の決断を信じ、自分の目標に向かって一歩ずつ着実に進んでいきましょう。
新卒採用をメインとしている会社には転職するのが難しい
新卒採用をメインとしている企業は第二新卒の採用を行っていないところもあります。
たとえ募集をしていたとしても枠が少ないため、転職の難易度が上がります。
特に大企業の場合は新卒採用をメインとして、第二新卒の採用活動をしていない可能性が高いです。
ただ、近年は第二新卒を積極的に採用している大手企業も増えてきているため、自分が行きたい企業が第二新卒の採用活動をしているか一度チェックしてみましょう。
新卒ですぐにやめた経歴は一生残る
新卒で入社した会社をすぐに辞めると早期離職とみなされ、すぐに辞める人というイメージを持たれてしまいます。
退職理由で相手が納得していないときは、転職活動で不利になる可能性も高いです。
新卒ですぐに辞めた経歴は一生消えることはありません。
本当に辞めても良いのか一度立ち止まってよく考えると良いでしょう。
新卒で仕事を辞めたことに対する周囲の反応は?
新卒で仕事を辞めようと決意しても周囲の反応が怖くてなかなか言い出せないという人もいるでしょう。
もちろん「新卒で仕事を辞めるなんて甘えだ」など厳しいことを言う人もいますが、転職に理解を示してくれる人や応援してくれる人も多いため、過度に怖がる必要はありません。
もったいないから頑張りなさいと言われる
上司や家族からは「せっかく就職できたのにもったいない」「もう少し頑張った方が良い」と言われることもあるでしょう。
特に新卒で大企業など安定した職に就いていた場合は、仕事を辞める理解をなかなか得られないかもしれません。
ただ、仕事に何を求めるかは人によってさまざまです。
転職の目的を明確にし、周囲の声に惑わされないようにしましょう。
新卒で辞めて転職する人は結構いると理解を示される
近年は最低でも3年は働くべきという考え方は薄れてきて、転職が当たり前の世の中になってきています。
そのため、新卒で仕事を辞めることにマイナスなイメージをもっておらず、新たな挑戦をすることを好意的にとらえる人も多いです。
辛かったねと同情される
労働時間が長かったりハラスメントの被害にあっていたりした場合は、同情されることも多いです。
辞めてよかった、もっと合う企業がたくさんあるなど新たな道を進むことを応援してくれるでしょう。
転職活動の励みにできます。
専門的なアドバイスを無料でもらった
仕事を辞めて転職をしたいけれど誰に相談すべきか分からず悩んでいるという場合は、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントを利用すれば、転職のプロであるキャリアアドバイザーに無料で話を聞いてもらい、さまざまなアドバイスをもらえます。
キャリアアドバイザーに話を聞いてもらっているうちに気持ちの整理ができ、やりたい仕事が明確になることもあるでしょう。
仕事を今すぐ辞めたいと悩んでいる新卒者へ
就職活動時に思い描いていた理想と現実の仕事のギャップに悩みを抱えつつも、新卒ですぐ仕事を辞めると転職活動で不利になるかもしれないと考え、退職を踏みとどまっている新卒者は少なくないでしょう。
短期離職は必ずしも悪いことではなく、無理して続けるより早く仕事を辞めたほうが良いケースもあります。
通勤中でも辛さを感じるなら今すぐ辞めよう
通勤中など仕事をしていないときでもつらさを感じるほど仕事が嫌な場合は、無理をせずすぐに仕事をやめましょう。
あまり無理して仕事を続けてしまうと心身ともに疲弊し体調を崩してしまう可能性があります。
体調を崩す前に仕事を辞めるという決断をすることも大切です。
無理して仕事を続けず新しい道を歩む
自分のやりたい仕事ができない場合や新たにやってみたい仕事ができたという場合は、無理に今の仕事を続けるのではなく、新たな道に挑戦するのも一つの手段です。
未経験の業界や職種に転職するには年齢が若いほうが有利ですし、無理して嫌々仕事を続けていてもあまり成長は見込めません。
やりたいことが明確で将来のビジョンが立っている場合は慎重になりすぎるのではなく、積極的に挑戦してみましょう。
短期退職をしてもやり直せる
短期離職をしたからといってもうやり直せないということは決してありません。
近年は第二新卒の需要が高まっているため、きちんと準備をして転職活動に臨めば希望の企業に転職することもできる可能性があります。
仕事のやり直しなら転職エージェントに相談がおすすめ
新卒で就職した仕事を辞め転職をしたいと考えている方には、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントを利用すれば自分の希望にあった求人紹介はもちろん、ESの添削や面接練習もしてもらえます。
また、転職のプロであるキャリアアドバイザーに転職に関する悩みも聞いてもらえるため、転職への不安も軽減されるでしょう。
転職エージェントの利用料金は無料なので、転職を検討している方はぜひ登録してみてください。
新卒の会社を短期間で辞めるリスク
日本では「新卒で辞めるのは良くない」や「3年間は勤めるのが当たり前」などとよく言われます。
しかし、新卒者の3割は3年以内に離職しており、早期退職者は決して少ないとはいえません。
では、早期退職したときのリスクにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
短期すぎると失業保険を受給できない
失業保険を受給するには、離職前2年間のうち12ヶ月以上雇用保険に加入している必要があります。
そのため、新卒で入社した会社を1年以内で退職する場合は失業保険がもらえません。
失業保険をもらえない状況で退職してしまうと収入がなくなり生活が苦しくなる可能性があるため、入社して1年経っていない場合は転職先を見つけてから仕事を辞めたほうが安心でしょう。
条件アップでの転職は難しい
新卒で早期退職をした場合、転職をしても年収などの条件は前職と同程度、もしくは下がるケースが多いです。
第二新卒はまだ転職活動でアピールできるほどの経験やスキルが身についていません。
そのため、企業も即戦力としてではなくまだまだ教育が必要な存在として採用をしています。
前の会社がブラック企業だった人は転職によって条件が良くなることもありますが、そうでない場合に給与などの条件が良くなる可能性はあまり高くありません。
労働条件アップを目指したい人は新卒ですぐ転職をするのではなく、アピールできるスキルや経験を積んでから即戦力人材として転職活動をした方が良いでしょう。
やりたいことが決まっていないと時間を無駄にしやすい
転職活動では志望動機のほかに前職を辞めた理由や転職の目的も聞かれます。
やりたいことが決まっていない、具体的な将来のビジョンが描けていない人はこれらの質問に答えられず、転職先がなかなか決まらない可能性が高いです。
また、運よく転職先が決まったとしてもやりたいことが不明瞭だと転職先の企業に満足できないかもしれません。
結果何度も転職を繰り返すことになり、時間を無駄にする恐れがあります。
転職前にやりたいことを明確にしておきましょう。
会社を辞める新卒者が準備すべきこと
軽い気持ちで退職してしまうと、のちのち後悔したりその後の生活に支障がでたりすることがあります。
退職後のことや本当に辞めてしまって良いのかをきちんとよく考えてから退職するようにしましょう。
辞めることに対して迷いがないか確認する
一度退職したら基本的に戻ることはできません。
退職したいと思っているときは感情的になっていることもあります。
冷静になって辞める理由や目的を考え直し、辞めた後に後悔が残らないようにしておきましょう。
親友や家族に相談してみる
仕事内容や労働環境、人間関係への不満など、退職を考えるきっかけとなった要因はさまざまです。
特に会社への不満が退職の引き金になっている場合は、感情的になって退職まで突っ走ってしまいがちです。
一度冷静になるために友人や家族といった第三者の意見を聞いてみてもいいでしょう。
話しているうちに自分の状況を整理することもでき、転職するうえでのアドバイスをもらえるかもしれません。
転職先の候補を最低でも3つは挙げておく
新卒1年未満で辞めると失業保険がもらえず転職活動中は無収入になってしまうため、焦りから転職先を適当に選んでしまう人もいます。
転職活動を長引かせないためにも、退職前にある程度転職活動を進めておきましょう。
また、仕事を辞めた開放感からだらけてしまい、転職活動をなかなか始められないというケースもあります。
事前に希望の転職先を決めておけばモチベーションを保つことができ、退職後もすぐに転職活動を始められるでしょう。
会社を辞めてしまった理由をまとめておく
転職の面接では必ずと言って良いほど退職理由を聞かれます。
退職をして時間がたつとだんだんと記憶があいまいになるため、記憶に新しいうちにきちんとまとめておきましょう。
前職の退職理由は次の就職先を選ぶ際の基準にもなります。
感情や勢いで会社を辞めても今後のことは考えておく
本来であれば転職先を決めてから退職したほうが安心ですが、耐えられなくなり勢いで仕事を辞めてしまうこともあるでしょう。
勢いで突然仕事を辞めてしまった場合は、精神的に落ち込んでしまいます。
辞めた会社での嫌だったことやあのときああすればよかった…など自分の悪いことばかり考えて自己嫌悪にもなりがちです。
ただ、いつまでも落ち込んでばかりいると立ち上がるのがどんどん難しくなってしまいます。
今後どのような仕事をしていきたいかなど将来をすぐに考え始めましょう。
仕事に疲れてしまってすぐに転職活動を始めるのは難しいかもしれませんが、自分の今後のキャリアはしっかり考えておくことが大切です。
新入社員が会社を辞めると再就職は難しいの?
新卒で入社したばかりであっても会社への不満や入社前とのギャップなど、さまざまな理由から退職したいと考える方は少なくありません。
しかし、新卒で早期離職をすると再就職が難しくなるのではないかと不安を感じている人もいるでしょう。
3ヶ月以内だと履歴書に記入するか迷って不利に
勤務期間が3ヶ月以内で社会保険に加入していなかった場合、履歴書に3ヶ月間就職していたことを記載しなければ転職先の企業に早期離職の経歴がバレることはありません。
しかし、履歴書にはすべての職歴を記載するのが基本です。
職歴を書かないと卒業後の3ヶ月間に何もしていない空白の期間が生まれてしまいます。
そうなると空白期間なにをしていたか聞かれた際、回答に困ってしまうでしょう。
面接時に実際は働いていたことがバレると経歴詐称ともとられかねず、早期離職よりも悪い印象を企業に与えてしまいます。
早期離職した理由をきちんと話せれば転職は可能なため、経歴は隠さず記入するのがおすすめです。
特に問題ないことも多い
「やりたい職種が見つかった」「挑戦してみたかった仕事がある」など退職理由がポジティブであれば、新卒で早期退職をしても問題はありません。
自分のやりたいことや今までの経験をしっかりアピールすることができれば、希望の会社に再就職できるでしょう。
新卒で退職したあとの再就職や転職を成功させる7個のポイント
新卒で仕事を辞めた後、再就職できるか不安な方も多いでしょう。
ここでは新卒で早期退職をした方が転職を成功させるためのポイントを7個紹介していきます。
退職をした原因を確認しておく
転職をする際は、職場の何が嫌だったのか退職理由を明確にしておくことが大切です。
退職理由は面接でも聞かれるケースが多く、退職理由を明確にすると転職先を決めるうえでも役立ちます。
前職で辛かったことや嫌だったことがない職場が見つかれば、転職先では長く勤めることができるでしょう。
希望する条件をハッキリと持つ
転職活動が長引くと、早く転職先を決めなければという焦りから条件を妥協してしまいがちです。
しかし妥協して決めた転職先では長続きせず、また転職をすることにもなりかねません。
希望する条件をハッキリさせたうえでここだけは譲れないラインを決めておき、妥協しすぎないようにしましょう。
また、自分の希望条件やいいなと思う転職先の傾向を理解しておけば企業とのミスマッチを防ぐことにもつながります。
年収・月給アップは期待しない
新卒で早期退職をした人は経験やスキルがまだ身についていないことが多いため、年収や月給アップは見込めません。
初任給の高い企業に勤めていた場合は、給料が下がってしまうこともあるでしょう。
目先の給与だけではなくやりたい仕事ができるか、将来的に給与が上がる見込みがあるかを基準に転職先を決める必要があります。
面接時の退職理由は前向きさが伝わることを言う
早期退職の理由を伝えるときは、できるだけポジティブに変換して説明しましょう。
本当の退職理由が職場の人間関係や労働環境の悪さなどネガティブだったとしても「学びたい分野が他にあることに気づいた」などのような前向きな内容に変えて伝えるのがポイントです。
採用担当者にも意欲的な姿勢を見せられ、前職でのトラブルを理由に辞めたのではないかという疑惑を晴らせます。
早期退職に対し良いイメージを持たない人もいるため、早期退職の理由を聞かれた際に明確な理由を言えるよう面接練習は入念にしておきましょう。
持っているスキル・経験をしっかりと伝える
働いた期間は短くても仕事で得た経験や身についたスキルは必ずあります。
「職場では出勤、退勤のあいさつはもちろん、行ってきます。お疲れ様です。失礼します。といった社会人の基本となるあいさつを欠かさず行うよう心がけました。」などささいな行動であっても、プラス評価になるものは多くあります。
謙遜せず、スキルや経験は自信をもってアピールしましょう。
転職を希望する会社のことを知っておく
企業理念やクレド、社員インタビューなどをチェックし、志望企業をきちんと知っておくことが大切です。
面接で志望動機を話す際に志望度をアピールすることができ、企業のミスマッチを防げます。
第二新卒として就職活動を始める
第二新卒はポテンシャル採用のため、早期離職をしてスキルや経験が心許ない人でも転職しやすいです。
そういった背景からも第二新卒の場合は未経験業界や未経験職種にも転職しやすいといえるでしょう。
新しいことに挑戦したい方にもおすすめです。
第二新卒として転職活動できるのは新卒から3年以内の人だけなので、転職を検討している方は早めに始めましょう。
新卒から3年以内の第二新卒は転職できる!
新卒入社から3年以内の人は、第二新卒として有利に転職できます。
早期退職を負い目に感じる人もいるかもしれませんが、早めに転職活動をすれば今よりキャリアアップできる可能性があります。
一般の転職枠とは別に第二新卒枠を設けている企業もあるため、第二新卒は転職しやすいといえるでしょう。
ここでは、企業が積極的に第二新卒を採用する理由を3つ紹介します。
理由1:この仕事をやりたいという思いきった行動力と勇気
第二新卒者は自分がやりたい仕事をするために覚悟をもって転職をしています。
また一度早期退職をしているからこそ、次の企業では長く勤めるという強い決意をもって一生懸命仕事に打ち込む人が多いです。
そのため、将来的にビジネスマンとして大きく飛躍する期待があります。
理由2:社会人としてのフレッシュさが残っている
社会人経験の長い中途採用者は前職の慣習や仕事の進め方を引きずってしまう傾向があるのに対し、柔軟性のある第二新卒は教育しやすいです。
また、20代前半と若くまだ前職に染まっていないため、企業風土や文化にもなじみやすいでしょう。
若手ならではのフレッシュさを持ちつつ、短いながらも社会人経験があることから新卒より対応力もあるのが第二新卒の魅力です。
理由3:ビジネスマナーが身についている
第二新卒者は新卒入社時に新人研修を受けていることがほとんどです。
その点において、ビジネスマナーの基本を身に付けているという期待を持たれます。
基本的なビジネス習慣を一から教える必要がない第二新卒を採用すればコストを抑えられるため、第二新卒を積極的に採用する企業もあります。
第二新卒として転職活動をする前に
第二新卒として転職活動をする前に次のことをきちんとやっておきましょう。
新卒入社と中途採用入社の違いを理解しておく
第二新卒と中途の違いは社会人経験の長さにあります。
社会人経験が3年未満の人は第二新卒として、3年以上社会人経験がある人は中途として扱われます。
第二新卒を採用する際は新卒を採用するときと同じく将来性を期待しています。
そのため、面接では入社後の伸びしろや人柄などをチェックしています。
一方で中途採用の場合は、即戦力となる人材を求めています。
面接では専門的な知識や技術をもっているか、入社後すぐに力を発揮できるかを確認しています。
第二新卒と中途で企業が求める人材は全く異なるため、転職活動時にアピールすることを間違えないよう注意しましょう。
新卒で会社を辞めてしまったあとの人生をイメージしておく
転職活動の平均期間は3~6ヶ月と言われており、転職までには時間がかかります。
そのため、仕事を辞める前に転職目的を明確にし、転職活動のスケジュールをきちんと立てておくことが大切です。
【体験談】新卒で入った会社をすぐ辞めた人のその後
会社を辞めること自体はそれほど大変ではなく、退職届を出して2週間たてば退職できます。
しかし、会社を辞めた後にどうなるのかは不安なものです。
「第二新卒として転職活動を進めていく」といわれても、いまいちピンときていない方がほとんどだと思います。
ここでは新卒1年以内に会社を辞めた方のその後を紹介します。
第二新卒として大手企業に転職できた
新卒で入った会社にひどい上司がいて、私はたったの1ヶ月でその仕事を辞めてしまいました。
毎日暴言を浴びせられ、仕事が終わっていないという理由で強制的にサービス残業。
そもそも仕事を教えて貰っていないからできないのに指摘され続ける。
一応頑張っても1ヶ月が限度でした。
「甘い」「これだからゆとりは」など辞める時にもいろいろと言われました。
でも最後は慣れすぎて全く気にもなりませんでしたね。
現在は転職して、前の会社のようにサービス残業やパワハラを黙認することもありません。
新卒には新卒相応の仕事をしっかり教えてくれる会社で働いています。
厳しい環境でも耐え続けるのが良しとされている風潮がまだまだ今の日本社会には残っています。
しかし、無理と判断して仕事をやめても全く問題ないと思いますよ。
今は大手企業も第二新卒採用を行っているので、新卒の就職で失敗した人はぜひチャレンジしてみてください。
就活がうまくいかず、結局待遇のあまり良くない会社に入社するしかないと思っていたなかで、第二新卒として大手に転職でき、今は大学時代の友人よりもかなり待遇が良いですからね。
1ヶ月で転職先が見つかって満足
仕事を辞めたのは、正直勢いの部分もありましたね。
まあ、そこそこのブラック企業に勤めていたので…。
ただ、そんな企業でも辞めた時はかなり後悔しました。
次の仕事が決まってから辞めれば良かった、我慢してでも3年は働いたほうが良かったと思ってしまったんです。
けれど、転職活動を始めると意外にもすぐに転職先が見つかったので一安心でしたよ。
転職エージェントに登録してから内定まで1ヶ月しかかからなかったですし、将来を考えると待遇がかなり良くなったので大満足です。
無料面談をして適職が分かりそのまま就職をした
転職エージェントを利用してみたところ、転職のプロであるキャリアアドバイザーが無料で面談をしてくれました。
自分一人では分からなくても面談をしているうちに自分のやりたい仕事や適職が見えてきて、そのまま業種を決めました。
希望の仕事が見つかり次第、連絡が入り業務内容を確認できたのが良かったです。
ES添削や模擬面接設けられたので、スムーズに転職活動を進めていきました。
2ヶ月後には会社を辞めると決めていたので、その間に就職することができました。
キャリアアップできるかは会社次第
私は先輩からのすすめによってすぐに会社を辞めました。
仲良くしてもらっていた先輩が転職したんですが、転職後も親交は続いていて…その先輩が「もしいつか転職してキャリアアップしたいと考えてるなら、今の会社は早めに辞めた方が良いよ。」とアドバイスをくださったんです。
仕事をしている中でも「その通りかな」とうっすら感じていたので、転職を決意しました。
実際に転職をしてみて感じたのはキャリアアップできるかは本当に会社次第で、特に若いときにいた会社は重要だということです。
すぐ辞めたらダメとは言いますが、むしろ希望に合わない会社なら辞めないほうがダメだと思いますね。
自分みたいに前職を辞めたことが良い転機になり、自分が身を置く環境を改善できた人はたくさんいると思います。
なかには転職で待遇や環境が悪化した人もいるかもしれません。
転職に向けてしっかりと準備すればその心配は軽減できるでしょう。
第二新卒は転職しやすいタイミングだからこそ、チャンスを逃してしまうのはもったいないです。
早期退職をダメだと決めつけるのではなく、自分の今後を今一度考える大切な時間だと受け止めてほしいです。
もし二次新卒で就職活動に失敗したらどうすればいい?
第二新卒として転職活動をしていてなかなか内定をもらえないと「就職活動に失敗した…」と落ち込むこともあるでしょう。
しかし、内定がもらえないからといって人生が終わってしまうわけではありません。
少し転職活動のやり方を変えるだけで内定をもらえるというケースもあります。
フリーターや非正規社員で働く
なかなか内定をもらえず金銭的に苦しくなってしまった場合は、フリーターや非正規社員として働きながら転職活動を続けましょう。
正社員の仕事に比べて非正規の仕事は就職の難易度が低く、就職しやすいです。
また、非正規の仕事での経験や学んだことは、転職活動の面接においてもアピールできるでしょう。
転職エージェントを利用する
自己分析が苦手な方や退職理由を作るのが苦手な方は、プロに手助けしてもらうのがおすすめです。
転職のプロである転職エージェントは登録すると面談を行い、今後のキャリアプランの相談に乗ってくれます。
また、面談のなかで自分の良さを活かせる転職先を一緒に探せるのも魅力です。
転職エージェントに相談しながら事前準備を進め、1人で転職活動をするよりも心強く、自信を持って挑めるでしょう。
利用しているときは転職エージェントを変える
転職エージェントを利用しているのになかなか結果が出ない方は、転職エージェントが合っていないのかもしれません。
転職エージェントは会社ごとに得意とする業界や年齢層が異なります。
なかには第二新卒に特化した転職エージェントもあるので自分に合うエージェントを探してみてください。
転職成功率を上げるために適職を見つける
転職を成功させるには、自分に合う仕事を見つけることが大切です。
しかし、自分で自己分析をしてみても適職がなにか分からない人も多いでしょう。
適職がなかなかわからなくて困っている方は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントを利用すればキャリアアドバイザーと無料で面談ができ、自分の適職を一緒に考えてもらえます。
適職が分かった後はそのまま転職活動のサポートをしてもらえるため、効率よく転職活動を進められるでしょう。
すぐ辞めたのは合わなかったから!自分に合う会社へ行こう!
すぐに仕事を辞めてしまったからといって悲観的になる必要はありません。
日本に企業は数百万社あるため、いつかきっと自分に合う会社が見つかります。
前向きな気持ちで転職活動を行うようにしましょう。
なるべく在職中に転職活動を進めよう
退職してから転職活動を始めて転職先がなかなか決まらない場合、収入が途絶えてしまい、貯金があったとしても生活が苦しくなってしまう可能性があります。
そして生活が苦しくなると焦りから冷静な判断ができなくなり、適当な会社を選んでしまう人もいるでしょう。
こうした事態を避けるには、在職中に転職活動を進めて自分の条件に合う求人を探しておく必要があります。
平均的な転職活動期間は3~6ヶ月と言われています。
長引いても大丈夫なように早めに着手しておけば、精神的にも金銭的にも安心できるはずです。
また退職間際になると引き継ぎ書作成や面談と、想像以上にやることが増えます。
退職直前に本腰を入れて転職活動をするのは難しいため、在籍中のうちに応募する企業をある程度ピックアップするのがおすすめです。
プロと相談しながら志望動機を強化することがおすすめ
第二新卒採用ではポテンシャル採用の傾向が強く、スキルや能力よりも仕事への意欲や本気度を重視している企業が多いです。
企業側が第二新卒を採用するのは新卒で採用できなかった人材の補充を目的としている場合がほとんどです。
長く働き続ける意思があり仕事に対して熱意がある人は非常に重宝されるでしょう。
前職で学んだ点や反省した点を次の職場にどう活かせるかしっかり考えて、熱意を最大限にアピールすることが重要です。
しかし、やるべきことはわかっていてもなかなか実行しづらい場合や面倒に感じてしまう場合もあるでしょう。
一歩踏み出す手助けが必要な人は、転職エージェントの利用をおすすめします。
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まだ方向性の定まっていない方でも、まずは仕事の悩みや不安を相談してみることをおすすめします。
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