年間休日96日。そんな数字を求人広告ではよく見ます。
特に、飲食用や小売業に見受けられますが、労働条件としては正直言ってあまりよくありません。実際、働いている人も休日が少なすぎると感じる人が多いでしょう。
では具体的に働くとしたら、どんな風に働くことになるでしょうか。今回は年間96日の内訳や法律との関係性について紹介します。
関連:年間休日数の平均や105日、120日の理由。あなたは多い?少ない?
まずは登録しておきたいおすすめ転職サービス3選 | |||
---|---|---|---|
![]() リクルートエージェント | ![]() マイナビエージェント | ![]() doda | |
サービスの種類 | 転職エージェント | 転職エージェント | 転職エージェント/転職サイト |
求人数※1 | ![]() 226,742件以上 | ![]() 35,254件 | ![]() 67,160件 |
対象年代 | 20代~30代 | 20代~30代 | 25歳~34歳 |
対象学歴 | 制限なし | 制限なし | 主に大卒 |
求人が多い職種 | 全職種まんべんなく多い | IT、エンジニア、営業、金融 | 技術、営業 |
転職サポート | ![]() 書類添削 面接対策 入社日・給与交渉 | ![]() 書類添削 面接対策 入社日・給与交渉 | ![]() 書類添削 面接対策 入社日・給与交渉 |
現在の収入 | 200万円~900万円 | 200万円~900万円 | 300万円~900万円 |
![]() | ![]() | ![]() |
※1 2020年12月
年間休日96日の内訳。かなり少ないほうかも
完全週休二日制で、毎週2日休みがある場合だと年間休日は104日になります。すなわち年間休日96日となると、週によって1日しか休みがないということもあり得るということです。
96日を12ヶ月で割ると、1ヶ月間の休みは8日間となりますから、年末年始やGW等の長期連休がない場合で1ヶ月に1度くらいは1日しか休みがとれない週もあるということです。
もしくは隔週で週一休みと週二休みが入れ替わる4週6休制とし、残りを年末年始等の休みにあてたり、祝日を休みにする場合もあります。
具体的に考えてみるとこんな感じになります。
日曜休みで52日、土曜日隔週休みで26日、祝日休みで16日、年末年始休み2日(1/1は祝日に含む為除く)で合算すると合計96日になります。
年間休日数の平均は113.2日となっていますし、年間休日数が100日未満の企業は21.9%しかないという点を考えると、やはり96日というとかなり少ないほうになります。
ただ、年間休日が69日以下の企業も1.8%ありますからまあそれに比べたら恵まれていますね。
ちなみに、よく年間休日数の判断基準として120日という数字をよく耳にしますが、これは土日かつ祝日、年末年始休みの場合、年間休日は120日を超えるところからきています。
労働時間が違法となっている場合もあるので注意
労働基準法において、休日は週一日または4週で4日以上あればいいとなっている為、最低52日休日があれば違法とはなりません。
ただ、もし労働時間が8時間あると注意が必要です。
労働時間は週40時間以内と定められており、もし週に1回しか休みがなくて毎日8時間働くと、48時間となってオーバーしてしまいます。
この場合、8時間分は時間外労働、すなわち残業となります。
残業をさせるには36協定を結んでいることが条件ですし、当然割増賃金を支払われる必要があります。
もし年間休日が96日しかないにも関わらず、1日あたりの労働時間が8時間以上で残業代が支払われていないのであれば、それは労働基準法に抵触していることになります。
もっと休みが多い会社に転職しよう
上述したように、年間休日96日というのはかなり少ないほうです。もちろん、年間休日が少なくたって、仕事が楽しいから良い、1日の労働時間が短くて良いと感じる人もいるので絶対に悪いというわけではありません。
ただ、もっと休みがほしい、やっぱり週に2回は休みたいと考えているならばもっと休みの多い会社に転職することを考えましょう。
およそ8割の会社は年間休日が100日以上あり、およそ半分の会社は年間休日が110日もありますから、もっと休みが多い会社に転職することは十分に可能です。
年間休日120日以上の会社はたくさんある
年間休日120日は、かなり魅力的だけど、そんなのは大手だけだろうと思っているかもしれません。
確かに大手のほうが休日数は多いです。従業員が1000人以上の企業で年間休日が120日を超えるのは50%以上であるのに対し、従業員が100人未満の会社だと25%程度しかありません。
ただ、逆に言えば中小企業であっても4社に1社以上は年間休日が120日以上もあるわけです。年間休日は業界にも大きな違いがあるので、他業界への転職を考えてみてもいいでしょう。
休日数に不満があるならとにもかくにも転職活動を始めてみましょう。
転職活動をする際には転職サイト、転職エージェントを有効活用していきましょう。
転職サイトは求人を探すだけではなく、自分の強みや市場価値の診断ができたり、スカウトサービスを使えば好条件の非公開求人からオファーを貰うことができたり、場合によっては書類選考や1次面接が免除となる場合もあります。
また、転職エージェントではキャリアの相談にのってくれたり、履歴書の作成補助、面接の練習といったものをしてくれますし、何より自分に合った仕事、自分が希望している仕事を多数紹介してくれます。
転職エージェントとの面談は土日でも可能である為、働きながら転職活動を進める場合であっても柔軟に対応してくれます。
転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
- マイナビジョブ20s
リクルートエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
---|---|
どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・より多くの求人を紹介してもらいたい方 ・年収や入社日などの交渉を任せたい方 ・年収UPを実現したい方 |
転職エージェントといえば、まずリクルートエージェントが最大手として挙がります。
公開求人・非公開求人ともに15万件以上取り扱っており、業界No.1の転職成功実績があります。扱う求人数が多いので、経験者・未経験者、若年層・ミドル層などどんな方でも利用することができます。
キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などをして貰えるので、転職活動がかなり楽になるし、何より15万件以上ある非公開求人を紹介して貰えるというのが最大のメリット。
待遇の良い求人は応募が殺到する為、検索しても出てこない非公開求人となっている場合が多いです。優良企業、ホワイト企業に転職したいなら非公開求人抜きで考えるわけにはいきません。
もちろん、公開求人にも優良求人はたくさんありますので、公開求人を15万件から検索できるメリットは非常に大きいです。
求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。
とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。
マイナビエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
---|---|
どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・関東、関西で仕事を探している方 ・企業への連絡や面接対策など、エージェントに任せたい方 ・フリーター→正社員を目指したい方 |
新卒の就職時にマイナビを利用していた人は多いと思いますが、マイナビエージェントはそのマイナビの20代、30代に特化した転職エージェント。
求人数だけ見たら他にもっと多いものがあるんですが、首都圏、関西圏の20代、30代にとってはかなり良い転職エージェントです。
求人数は2万件以上、そのうち8割以上が非公開求人となっています。
年齢、地域を絞った割にはかなりの量だと言えるでしょう。
doda
対象の年代 | 25歳~34歳 |
---|---|
どんな人に向いている? | ・特に技術職、営業職を希望の方 |
dodaはリクルートエージェントに次いで求人数が多い転職エージェントです。
リクルートエージェントやマイナビエージェントは、転職活動を行う際、必ずエージェントのサポートを受けながら進めることになりますが、dodaではサポートが要らなければ受けないということも可能です。
エージェントを利用したからといって転職を強要されることはありません。しかし、すぐに転職する気がない方にとっては利用しづらいかもしれません。
その代わり、非公開求人を受けることができなくなりますが、「今すぐ転職したいわけではない」「いい求人があれば転職したい」などエージェントからのサポートを受けづらいと考えている方にとってはメリットがあります。
マイナビジョブ20s
対象の年代 | 20代 |
---|---|
どんな人に向いている? | ・20代の方 |
マイナビジョブ20sは20代のサポートに特化した転職エージェントです。
一度正社員として就職した方はもちろん、フリーター→正社員への転職にも強いのが特徴です。
扱っている求人はすべてが20代が対象です。サポートを担当してくれるエージェントも20代のサポートを専門としているので、あなたのポテンシャルを十分に引き出して転職成功へ導いてくれるでしょう。
転職を考えている20代の方は忘れずに登録しておきたい転職エージェントです。