社会人2年目になって初めての昇給。あなたはどれだけ昇給しましたか?

おそらく多くの人は数千円程度。決して満足できるほどの昇給額ではなかったと思います。

ではもし昇給額が少なかった場合、その会社はさっさと見切りをつけて転職すべきなのでしょうか。

 

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2年目の昇給が少ない!手取りも減った!実はこれって当たり前

3,000円しか昇給しなかったなんて不満はよく耳にします。

特に社会人2年目で、初めて昇給を経験する人はその昇給額の少なさに驚き、失望してしまう人も多いでしょう。

ただ実際のところ、2年目ではそこまで大幅な昇給は期待できないというのが正直なところなのです。

昇給額の平均とその内容

厚生労働省の「賃金引上げ等の実態に関する調査の概況」によると、2018年の昇給平均額は5,675円、給料に対する昇給率は2.0%となっています。

また企業別に昇給額及び昇給率をみると以下の通り。

 昇給平均額昇給率
5,000人以上7,109円2.2%
1,000~4,999人5,645円1.9%
300~999人5,247円1.9%
100~299人5,039円1.9%

大企業になるほど昇給は良いという結果ですが、中小企業であってもおおむね2.0%は昇給するという結果です。

もしこの昇給率が2.0%だとすると。初任給が20万円の人ならば20万4,000円になるということです。

平均通りでも実は4,000円しか上がらないのです。

1万円も昇給するなんてごくまれ、昇給額が5,000円しか上がらなかったなんて嘆く人もいますが、それでも平均以上なのです。

また、上記の平均額は年齢が上がった分の定期昇給額だけではなく、役職が上がるなど昇格分の昇給額も含まれた平均です。

たとえば簡単に一つの会社で以下のように昇給額が分かれているとします。

昇格なしの人の昇給額・・・3,000円

昇格ありの人の昇給額・・・20,000円

昇格なしの人が90人、昇給ありの人が10人だとすると、その会社の平均昇給額は4,700円となります。

すなわち、会社の規定によって2年目での昇格等がない会社の場合であれば、昇給額が2,000円、3,000円でも実は周りから比べて少なすぎるなんてことはないのです。

2年目の昇給額の現実

では2年目での昇給額は実際のところどれほどのものなのでしょうか。

昇格がある場合

会社の規定により2年目で何かしらの昇格がある場合、会社全体の平均昇給額よりも大きな額の昇給となるケースが多いです。

たとえばその会社の平均昇給額が5,000円だとすると7,000円や8,000円。

中には1万円以上、もっと多い会社だと3万円~5万円以上昇給するなんていう会社もありますね。

ただ2年目で昇格があった場合は3年目以降で昇格がないケースが多く、来年以降の昇給額がかなり少なくなってしまう可能性が高いです。

昇格がない場合

一方で2年目では特に昇格しない場合、会社全体の平均昇給額よりもかなり少ない額しか昇給しません。

平均昇給額が5,000円でも2,000円や3,000円、会社によっては1,000円ほどしか昇給しないなんてケースもあります。

入社して2年目でいきなり昇格させるなんて会社は正直多くはありません。2年目はまだまだ新人でできる仕事は少ないですから。

その為、2年目の昇給額は2,000円~3,000円しかないことが実は一般的なのです。

住民税による手取りの減少

昇給があまりない一方、2年目からは住民税が引かれるようになります。

たとえば1年目の年収(4月から12月)が250万円だったとすると、住民税はおよそ9万円。1ヶ月あたり7,500円です。

昇給が3,000円しかないのに住民税で7,500円引かれてしまう。手取りは少なくなってしまうわけですね。

ちなみに3年目にはさらに手取り額が減ってしまう可能性があります。

2年目の住民税は1年目の年収によって決まるが、4月から12月の9か月分でボーナスも冬の分のみなので少ない。

3年目の住民税は2年目の年収によって決まるが、1月から12月の12か月分でボーナスは夏と冬の分なので増える。

月20万円で1回のボーナスが50万円だとすると、昇給がまったくなかったとしても年収は230万円と340万円で100万円以上の差。

住民税は月に4,000円も増えることになります。

こういった事情から、昇給が少ないことの影響、インパクトは2年目の人にとってみるとかなり大きく感じてしまうという面もあるでしょう。

2年目の昇給額では、将来の年収がどうなるかは予想できない

入社して1年頑張ってきたのに2,000円しか昇給しなかった、3,000円しか昇給しなかったとなると、不満を感じる人は少なくないと思います。

またこんな昇給額では、将来も全然年収が上がっていかないのではないかと不安を感じる人も多いでしょう。

しかし、2年目の昇給額は実際のところそんなものである場合は少なくはなく、それによって将来の年収を予想することはできません。

たとえば以下のように給料が上がっていく会社もあります。

年齢給料昇給額
22歳200,000円
23歳202,000円2,000円
24歳204,000円2,000円
25歳234,000円30,000円
26歳237,000円3,000円
27歳240,000円3,000円
28歳243,000円3,000円
29歳293,000円50,000円
30歳297,000円4,000円

最初の2年目、3年目の昇給額が少なくても、昇格タイミングでの昇給率が高く30歳には基本給が約30万円となるケースです。

一方で最初の昇給額が高くても30歳時点で見ると実はそこまで給料が上がっていないという以下のケースもあります。

年齢給料昇給額
22歳200,000円
23歳210,000円10,000円
24歳212,000円2,000円
25歳214,000円2,000円
26歳224,000円10,000円
27歳227,000円3,000円
28歳230,000円3,000円
29歳250,000円20,000円
30歳254,000円4,000円

このように最初は昇給率がよくても、長い目で見ると実はよくないケース、20代後半になってから急激に給料が伸びるケースなどは多々あります。

2年目での昇給が少なかったからと言って、その後も年収はずっと低いなんてことは決して言えないのです。

転職を考えた方がよいケースとはどんな場合?

では昇給に関して、どんなケースであれば転職を考えた方がよいのでしょうか。

一切昇給がない、もしくは1,000円未満

昇格がなければ昇給額は少なくなるものの、一切昇給がないなんてことは普通であればありません。

平均値から考えると少なくとも2,000円から3,000円は昇給するはずです。

もし一切昇給がない、もしくは1,000円未満しか昇給しないなんてことがあれば、給料に関して言えばその後の給料の伸びも正直期待することはできないでしょう。

もし将来的に給料はもっと増えてほしいと考えているなら、早い段階で転職してしまったほうが得策です。

会社の平均昇給額が少ない

会社の平均昇給額が高ければ、たとえ2年目での昇給額が少なかったとしてもいずれは大幅な昇給が期待でき、年収も年齢が増えるごとに上がっていくことが予想されます。

一方、平均昇給額が低ければ、たとえ昇格してもそこまでの昇給は期待できず、10年後、20年後の年収も期待できません。

以下は平均昇給額が3,000円と7,000円のケースの給料モデルです。

 3,000円7,000円
22歳200,000円200,000円
30歳224,000円256,000円
40歳254,000円326,000円
50歳284,000円396,000円
60歳314,000円466,000円

昇給額は昇格のタイミングによっても変わるものの、平均として考えるとこのようになります。

平均昇給額が4,000円違うだけで定年時には1.5倍、15万円以上の差がでるわけです。

昇給額はその年の会社の経営状態等によっても変わってきますが、特別悪くもないのに昇給額が少ないとなれb、早いうちに転職を検討した方がよいと言えるでしょう。

長い目で見ても昇給が期待できない

たとえば主任の人の給料がいくらなのかなど、先輩はいくら貰っているのかなどは、うまいこと聞きだしておくことをおすすめします。

なぜならそれがあなたがこのまま働き続けた時、いずれ貰えるであろう給料だからです。

そしてもしそれが満足できるものでないならば、さっさと転職するべきです。

たとえば主任30歳の人の給料が25万円なのに、自分が同じ年になったら30万円も35万円も貰えるなんてことはほとんどありえないのですから。

最後に

2年目の昇給額は会社によって大きくばらつきはありますが、2,000円から3,000円でも実はおかしいというわけではありません。

もちろん本当ならもっと上げてほしいと思うところですが、正直そんなものなのが実際のところなのです。

ただそれよりも大切なのは、もっと長い目で見た時にどれだけ昇給するかということ。もしずっと今の昇給額が続くならさすがに転職するべきです。

ぜひ、今の会社ではどのように昇給していくのか、30歳ではどれだけの給料が望めるのかを予想し、転職するかどうかを考えてみましょう。

転職に向けて

最近は第二新卒者の需要が高く、大手を含めて非常に転職がしやすい状態となっています。

もし今の会社に不満があるなら、ぜひ転職活動を始めてみてください。

 

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