20代でフリーターから正社員就職体験談。厳しい現実の中で正社員になれたのは?

高校・大学を卒業しても就職をせずにアルバイトで生活をしている人、一度就職したものの会社を辞めてアルバイトで生活している人など、いわゆるフリーターという立場にいる20代の人は多くいます。

しかし、年齢が高くなるにつれこの働き方に不安を感じるようになり、どこかのタイミングで正社員になりたいと思う人も少なくありません。

ただ、20代ならば正社員に就職できる可能性はまだまだ十分ありますし、実際に正社員になった人もたくさんいます。

そこで、今回は20代後半でフリーターから正社員に就職できた人の体験談を紹介します。

これから正社員になりたい方はぜひ参考にしてみてください。

まずは面談をして自分の市場価値を確認しよう

自分のスキルや年齢を考慮した年収の目安を知りたい方はまず面談をしてみましょう。

転職サイトに登録するだけでも情報は確認できますが、面談をすることでより市場価値の把握が正確になります。

自分は年収が上がらないと思っていても、面談を通じて自分の市場価値の高さに気がつけるかもしれません。

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20代フリーターの就職活動体験談

フリーターでいることも辛くありませんでしたが、アルバイト先で正社員になれる可能性がほぼなくなった私は、27歳にしてようやく転職活動をはじめるに至ります。

結果的には20社以上受けて1社から内定をもらい、現在は無事に正社員として働くことができています。

ただ、フリーターからの正社員への就職は厳しく、ちゃんと就職活動しておけばよかったと後悔する時間もありました。

私がフリーターになった理由

私は中堅レベルの大学を22歳で卒業後、そのまま一度も就職することなく27歳までフリーターでした。

フリーターを選んだ理由は、夢を追いかけていた、やりたいことがあったなどの格好いい理由があれば良かったんですが、残念ながら私にそういったものは全くありませんでした。

学生時代に就職活動をせずにそのまま卒業、その後は学生時代から続けていたアルバイトをなんとなく続けていただけです。

周りが就職活動をしている中で、自分もやらなくてはという思いがなかったわけではありません。

まあなんとかなるだろうと深く考えずに結局遊びやアルバイトを優先してしまった結果、残った選択肢はフリーターだったというだけです。。

授業もあまり出ずに単位もぎりぎりでなんとか卒業した感じでしたし、いわゆるダメ学生だったのもあり、フリーター生活も最初はあまり気にしてはいませんでした。

とりあえずアルバイトで生活できていたし、当時は正社員で働いている人より収入が多くストレスが少なかったことも影響していたと思います。

ただ、年齢を重ねるごとにそんな余裕もなくなって、本当にフリーターのままでいいのかなと思うようになりました。

アルバイト先では正社員になれなかった

25歳のときに正社員になった方がいいだろうと強く感じるようになったものの、そこから変わらず2年間アルバイトを続けていました。

その理由は、アルバイト先で正社員になれるかもしれないと考えていたからでした。

正社員登用の可能性があるという話を聞かされて、わざわざ就職活動をすることなく正社員になれるならと思い、2年間待ってしまったのです。

結局はタイミングやら本社の意向やらなんやらで正社員にはなれずじまい、これならさっさと自分で就職活動をしておけば良かったと後悔しています。

20代フリーターの厳しい現実

アルバイトの仕事自体は好きで楽しかったし、最初は特に不満はなかったフリーター生活ですが、25歳を過ぎたあたりからは不満、不安、焦りなどマイナスな感情を感じるようになりました。

ずっとフリーターで働き続けることはやっぱり厳しい現実があります。

フリーターで働き続けることのデメリット

フリーターは、フルタイムで働いても収入が低く、ボーナスも出ないので年収面で見ると正社員との差はとても大きいです。

他にもフリーターで働き続けるデメリットとして次のような点が挙げられます。

  • 正社員と比べて生涯賃金が低い
  • ローンの審査に落ちやすい
  • 結婚の対象から外される可能性がある
  • 生活サイクルが不安定
  • 将来が不安
  • 不安とともに劣等感も感じやすい

厳しい就活事情

正社員になるべくハローワークや転職サイトでめぼしい求人を見つけて応募してみても、最初のうちは手応えを感じる企業はほとんどありませんでした。

未経験者可となっている求人も多かったので、何とかなるだろうと思っていましたが、想像以上に厳しい状況だったと記憶しています。

ちなみに27歳職歴無しの人に大手は当然無理なので、中小企業を中心とした就職活動になりました。

ただ、現実は厳しくて半数以上は書類選考で落ちましたし、面接に進んでも卒業から今まで何をしてきたのかなど、割と厳しめに聞かれて結局1次面接で落とされることがほとんどでした。

その結果、不採用が続き就職活動のやり方を変えなくてはと思い、転職エージェントを利用することにしたんです。

転職エージェントって職歴なしの人は使えないと思っていたんですが、職歴なしの未経験者でも利用できるものがあるんです。

これが功をそうして、紹介してもらった会社の選考をいろいろとサポートをしてもらいながら何とか内定をもらうことができました。

内定が出たときは喜びよりも安心が強かったです。

ようやく正社員として働けることに安堵しましたが、同時に不安も大きかったです。

27歳までアルバイトでしか働いてこなかった自分は、仕事のやり方もわからない中で一からスタートするわけでやっぱり恐怖心もあります。

せっかく内定をもらったのに不安を抱えるとは思いもよりませんでしたが、今もこの会社で正社員として働いています。

20代で諦めるのは早い

20代でフリーターから正社員を目指す場合、スキルや経験の不足により不安になる方もいることでしょう。

就職活動をしても不採用が続けば、モチベーションが下がり諦めたくなるときもあるのではないでしょうか。

しかし、20代で諦めることはもったいないことです。

諦める前に、今一度フリーター経験を振り返り、20代である強みを確認していきましょう。

20代はポテンシャル採用が見込める

20代でフリーターから正社員を目指すことは確かに厳しいものがあります。

職歴がないためにスキル不足だと感じるのは仕方のないことです。

しかし、20代はポテンシャル採用のチャンスがあり、柔軟性があり新しい環境にも適応しやすいことから、いくらフリーター歴が長くてもまだ諦めるのは早いです。

これが30代になると技術や経験を重視されるため、フリーターから正社員を目指すなら20代がチャンスといえるでしょう。

20代後半ならラストチャンスのつもりで挑むことをおすすめします。

フリーターの経験からアピールできることもある

フリーターから正社員を目指す上で、重要なのは自身のアピールポイントを探ることです。

自分のアピールポイントを探るには、自分を客観的に見て強みや弱みを整理することが有効な手段になります。

自己分析や他己分析などを行い、強みはどんなところに活かせるか、弱みはポジティブに言い換えて考えてみましょう。

また、これまでのフリーター経験を振り返り、コミュニケーションスキルやマルチタスク力などはどうだったかも考えてみてください。

これらのスキルはどんな会社でも活かせるものです。

フリーターだったことをウィークポイントとして捉えるのではなく、フリーターだったからこそこうした能力を磨くことができた、などのように前向きに考えていきましょう。

フリーターから正社員になるために押さえておきたいこと

フリーターから正社員を目指す場合、就職活動をする上で押さえておきたいポイントがあります。

ここでは応募する際の準備や面接でのポイントなどを解説するので、チェックしてみてください。

譲れないことを明確にする

フリーターから正社員を目指す場合、単に正社員になれれば良いという考え方ではなく、正社員になって自身の成長につながるような働き方を意識することが大切です。

そのためには、正社員になったときどうなりたいかキャリアプランを練り、働く上で絶対に譲れない条件を明確にする必要があります。

たとえば、給与は最低でもいくら以上、福利厚生はどのくらい充実しているかなど働く上で納得できる条件を書き出してみましょう。

正社員になり長期的に働くには自身が納得できる条件の元で働くことが大切です。

不満の多い企業ではストレスが溜まり、途中で転職する可能性もあるでしょう。

このように将来的なことも含めて考えると、絶対に譲れない条件はきちんと考えておく必要があるのです。

世の中には多くの企業があるので、自分に合う企業を絞るためにも譲れない条件を明確にしておきましょう

面接のポイント

面接ではさまざまな質問をされますが、次のような内容は必ず聞かれると思っていて良いでしょう。

  1. なぜ今までフリーターだったのか
  2. 応募理由や志望動機
  3. 仕事中に感じた不満やつらいこと

今までフリーターだった理由として、何か目的があってフリーターをやっていたなどの前向きな回答を用意しておくことをおすすめします。

また、「応募理由や志望動機」は、応募する会社の求人内容と自分との接点を見つけて志望動機に結び付けるよう工夫をすると、相手に自分の気持ちが伝わりやすいです。

「仕事中に感じた不満やつらいこと」の答え方としては、実際の経験を伝えるだけでなく、その際どのように不満やつらいことを乗り越えたのか発言できると好印象を与えることができます。

面接の注意点

面接の際には正直に事実を話すことが必要でも、言ってはいけないこともあります。

例えば、次のような内容が挙げられます。

  1. 過去のアルバイト先の悪口や不満を言う
  2. 将来の目標について明確に答えられない
  3. 自分に劣等感を抱いてしまう

「過去のアルバイト先の悪口や不満を言う」については、面接の際に過去のアルバイト先の悪口を言うことで、面接官に自分の会社に入社しても悪口や不満をいうタイプだと判断されることがあるので言わない方が良いです。

「将来の目標について答えられない」というケースでは、目標がない人は仕事も長続きしないという印象を持たれる可能性があるので気をつけましょう。

「自分に劣等感を抱いていまう」については、面接中に劣等感を抱いていることが言動に出てしまうので、自分に自信がない人だと判断される場合があるため注意しましょう。

焦らずに転職を続ける

フリーターから正社員への転職は、職歴がないことやスキルや経験値の違いなどによりなかなか厳しいものがあります。

不採用が続き諦めたくなる気持ちはわかりますが、ここで諦めてしまってはこれまでのがんばりが台無しになってしまいます。

少しでも早く内定をもらいたい焦りから適当な会社に決めてしまうと、入社後に゙ミスマッチに気づき再度転職をしなければならなくなる可能性もあります。

今はうまく行かなくてもきっとあなたを認めてくれる企業はあるはずです。

自分の譲れない条件に妥協することなく転職活動を続けていきましょう。

もし、あまりにも不採用が続いて辛くなったときは、1人で抱え込まずに周囲の人や信頼できる人に相談したり、体を動かしてリフレッシュするなど、気分転換することも大切です。

転職エージェントを活用しよう

転職活動は、焦らずコツコツ続けることが大切ですが、転職活動中の生活費など金銭的な問題を考えるとのんびりしていられない状況もあるでしょう。

転職活動は求人を探して応募するほかに、自己分析や企業・業界研究、履歴書作成など意外とやることがたくさんあります。

しかも、はじめての就職ともなれば戸惑いや不安に駆られる方もいることでしょう。

そんな方は転職のプロである転職エージェントを活用し、一緒に転職活動を進めることをおすすめします。

エージェントは、無料で転職サポートを受けられるサービスで、あなた専属の担当者が付き徹底して細かい部分までサポートしてくれます。

はじめての正社員就職を目指す方も利用可能、本気で正社員を目指す方には活用してほしいサービスなのです。

20代で正社員を目指すなら、エージェントに相談しよう

フリーターから正社員を目指したい方は、転職エージェントに相談してみてください。

彼らは、あなたとの面談を通してスキルや経験を探り、アピールポイントも一緒に考えてくれます。

今後どのように転職活動を進めれば良いか迷う場合は、今やるべきことを教えてくれるのではじめての利用でも安心して任せることができます。

また、これまでフリーターだった理由探しや徹底した面接練習、履歴書の添削などもプロの目線でサポートしてくれるため、自信をもって転職活動に挑めるでしょう。

フリーターから正社員への就職を目指す際は、書類選考や面接で上手く切り抜けることが重要です。

転職エージェントとともにしっかり対策すれば選考通過率を上げることにもつながるでしょう。

なお、転職エージェントは登録も利用も完全無料、フリーターから正社員になりたい方はこの機会に登録してみてください。