とりあえず今の会社を辞めて転職したい、けれど特にやりたいことは決まっていない。フリーター・ニートから脱却したい、けれどやりたい仕事が見つからない。
そんな風に考えて、何をすればいいかわからず迷宮に入り込んでしまっている人は意外に多いです。
この悩み、どうすれば解決できるでしょうか。
そこで今回は、新卒の会社を早期退職してやりたいこともなくフリーターを経験した筆者が「やりたい仕事がないときの転職の進め方」についてお伝えしていきます。
若手におすすめの転職サービス
転職エージェントは様々なサポートを受けることができるので、一人で転職をするよりも成功率が高くなります。
実際に志望する企業がまだ見つかっていなくても、まずは登録をしてエージェントの方と面談をすることで、
自分の希望する職場環境の会社やキャリアプランに沿った会社が見つかります。
ちなみに、利用料は一切かからないので、ぜひ気軽に登録してみてください。
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目次
やりたいことを決めて転職したほうが良い?
転職はやりたいことが決まってからするべきだ、という意見をよく耳にします。
もちろん自分はこれをやりたいんだ!と明確な目的があって転職する場合と、やりたいことが曖昧で転職する場合では、断然前者のほうが成功率は高いでしょう。
じゃあやりたいことが決まるまで待ったほうがいい?転職活動を始める前に、やりたいことを明確にするのが先?
答えはNOです。
頭の中で悩み続けても、動かなければ時間の無駄を招いてしまうのが現実。
結局は情報を手に入れて自分で考えてみたり、何かしら行動を起こしたりしてみなければ、不満が溢れるだけで状況は変わりません。
漠然とフリーターやニート生活を続けていても、やりたいことが見つかる保証もありません。
思っているより転職は甘くない
やりたいことを仕事にしたい、は一度は抱く理想です。
しかし希望の企業に転職してもやりたいことができるとは限らなかったり、好きな仕事に就いても満足できていない人もいたりします。
しらべぇの調査した「好きな仕事についた男女250人の満足度」では、仕事に満足していると回答したのは63.7%。
好きな仕事なら90%を超えてもいいはずですが、理想と現実のギャップ、収入や人間関係などの要素も相まって、何かしらの不満が浮き出てくることがあるのです。
好きな仕事を楽しくやれている人なんて一握りなのだから、下手な理想は捨てたほうがいい。
むしろ、そう割り切ってしまった方が転職のハードルは下がります。
だからといって雑に転職活動を進めては、現状の改善どころかブラック企業に就職して改悪になってしまうという可能性も。
まずは実際に転職活動を開始し、現在の転職事情について情報をかき集めるが吉でしょう。
未だ満足に社会人として働けていない人も、ダラダラと時間を消費しているのは非常に勿体ないことです。
まずは知ることから始める必要があります。
転職活動の進め方
では、「割り切った転職」を進めるには、どんな方法を取るべきでしょうか。
これには「嫌いなこと」「なりたい姿」の2つの視点から考えていくと効果的です。
①「嫌いなこと」から考えてみる
1つ目は膨大な選択肢から闇雲に探すのではなく、余計なものを徐々に削っていく方法です。
下記の手順に沿って進めていきましょう。
- STEP1逆にやりたくない仕事を考える例)ノルマのある仕事、力仕事、ルーティンワークはやりたくない。
- STEP2譲れない条件を挙げていく例)土日休みであること、残業がほとんどない仕事、年収300万以上がいい。
- STEP3条件に優先順位をつける例)1位.残業が少ない→2位.デスクワーク→3位.家から近い
- STEP4条件に合う企業に片っ端から応募する譲れない条件に1つでも当てはまるものがあったら、応募してみる。
ここで注意しなければならないのが、営業職が自分に合わなかったから「営業職は二度とやりたくない」と一括りにしないことです。
どういうことかというと、営業職にも新規営業・ルート営業と種類があったり、競争の激しい業界からゆるやかな業界まであったりするからです。
もし「営業は嫌だ」と感じたなら「営業のどこが嫌だったのか?」まで深堀りするようにしましょう。
そうすれば「ノルマがあることが嫌だ」「飛び込み営業が辛かった」など、自分の嫌いなことを詳細に知ることができます。
②「なりたい姿」から考えてみる
もう1つは自分の将来の姿から逆算してみることです。「まずは実家から出たい」など、どんな些細な目標でも構わないので、数年後の理想像を思い描いてみてください。
ここでは、筆者が無職時代に考えていた「なりたい姿」を例に挙げてみます。
- 実家には帰りたくない
- 残業の少ないデスクワークをしたい
- 手に職つけたい
「実家に帰りたくない」は「なりたい姿」とはやや離れているかも知れませんが、きれいに言い換えれは「親に頼らず自立して生活したい」という理想です。
社会人になると同時に一人暮らしを始めたはいいけれど、貯金もないまま退職してしまい貧乏生活まっしぐら。
でも「実家に帰りたくない」が私を奮い立たせた最強の要素でした。
それを軸に、家賃・食費・光熱費をまかなえる最低限の給料、長期的に働いていくために無理なく働けそうな労働時間、手に職をつけられれば尚いい、という結論に至りました。
そこから割り出したのは、がんばり次第で正社員を目指せる事務のアルバイト。
結論が出れば、あとは逆算してどんな仕事を選べば実現できそうか割り出していくだけです。
もちろん、すべての決断に後悔がくっついてこないという保証はありません。だからこそ、慎重に考えて大胆に行動することが必要。
仮に転職に失敗してしまった場合も、リスク回避の方法や今後の取り組み方について別の記事で紹介しているので、万が一のために下記も参考にしてみてください。
✔ 転職に失敗したかもと思ったらまずはチェック。選択肢とそのリスク、そしてやるべきこと。
ニート・フリーターから脱出するには
前述した通り、筆者は新卒の会社を早期退職してから次の仕事が決まらず、事務のアルバイトとして働いていました。
無職はやばい、と思って上記の理由から最低ラインの給料と働きやすさをとって選んだ結果です。
私も同じ気持ちでしたが、ニートやフリーターは毎日の生活が不安定、心も不安定でやってられません。
そんな中でストレスのかかる職探しなんてしたくない、というのが本音(というか私の本音だった)と思います。
でも、延々と不安定な場所に立っているのはもっと苦しいと思いませんか?
少しでも動けば、獣道からいきなりコンクリートの平坦な道とまでは行かなくても、傾斜のある山道くらいには改善するかもしれません。
今フリーターなら、漠然として働くのではなく、明確な目標を掲げながら働いてみる。
今ニートなら、まずは働き始めることで自分のやりたいこと、やりたくないことを見極めてみる。
何かしらの行動が、あなたの人生にとって大きな意味を成す瞬間がきっときます。
私はその出会いをすることができました。
やりたいことではなく、できることを増やす
あれ、では筆者はなぜ今ここに記事を載せているの?事務のアルバイトじゃないの?そう思った方は勘が鋭いです。
実は私がアルバイト勤務していた企業は世界的な感染症の影響で業績がガタ落ちし、私は人員整理のために解雇されました。
ああ、またニートになってしまった、もう最悪だ。そう思ったけれど、私はアルバイトの経験で「できること」が以前より格段に増えていました。
その経験を買ってもらい、今こうして記事を書く仕事にありついています。
やりたいことを見つけるのは難しい、でも行動すればあなたのできること、あなたの可能性が広がります。
なんてキレイごとを言っているんだ、と自分でも思いますが、要はこの先なにが起こるかわからないのだから備えておけということです。
経験は裏切りません、でも意味のない時間はあなたをひたすら苦しめます。
今ここで一歩を踏み出して、「できること」を全力で狩りにいってみましょう。
フリーターから正社員を目指したいという方は
正社員になりたいと思っていても不安で上手く進められないという方もいるでしょう。
一般的な転職サイトだと一人だけで転職活動を進める必要がありますが、転職エージェントを利用するとエージェントの方のサポートも受けながら進めることが可能です。
エージェントの方は履歴書・職務経歴書の添削や面接の練習などをしてくれるので、効率的に転職活動を進めることができます。
また、転職エージェントのなかにはフリーター・未経験から正社員へのサポートに注力しているサービスもあります。
そのようなサービスを利用することで成功率もぐっと上がるでしょう。
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求人の内訳として、50%以上がエンジニア職(SE、Webエンジニア、建設、機械・電気など)なので、エンジニアの転職を考えている方は登録必須です。
質の高い求人を数多く取り扱っているのも特徴の1つになります。