今の会社でこのまま働き続けていて大丈夫なのか。そんな不安を感じたことはありませんか?
定年後まで会社は存続しているのだろうか、中高年になっていきなりリストラされないだろうか。不安を感じればきりがありませんよね。
実際、会社を辞める理由としても将来への不安によるものが割と上位に入っています。
今の会社で働く将来に対する2つの不安
会社で働いている場合、将来に対して2通りの不安があるかと思います。
まず一つ目が会社が存続していけるのかという不安。もう一つが今の会社の方向性が大きく変化するのではないかという不安です。
会社が存続していけるのか
会社が倒産してしまえば職を失うのは当然。まだ若いうちならいいかもしれませんが、それこそ40歳、50歳になっていきなり会社が倒産したのでは、困りますよね。
大企業であっても経営不振によってリストラなどが行われる時代ですから、定年まで働き続けることができるという確証を持つことはできません。
何十年も前からあって、現在も順調に利益を生み出していて、特に不安要素もない大企業であったって5年後にはどうなっているかわからないんです。
会社という組織で働く以上は倒産して職を失ってしまうというリスクからは免れません。
まあそうは言っても大企業と中小企業を比べれば安定性は圧倒的に大企業のほうが高いのは確かなこと。
また、参入障壁が高い会社などはより安定性も強く、リスクとをしては低く抑えることが可能です。
会社の方向性、事業内容
会社自体は存続していたとしても、会社の方向性が変わって自分が役に立たなくなり、リストラにある可能性もあります。
会社によっては採算が悪いからとその事業から撤退する可能性もありますし、技術革新によってそれまで必要のあった仕事が必要がなくなるなんてことはよくあることです。
例えば、今考えられるものであればAIであったり、電気自動車。実際に活用されるようになったら大きく変わりますよね。
まだ会社が倒産したとしてもこれまでの自分の経験が生かせることであれば他に転職して活躍することができる可能性は十分にあります。
しかし、仕事自体がコンピューターに変わってしまったり、そもそも無くなってしまったりすれば、それまでの経験を生かすことができなくなってしまいますからより大変かもしれません。
会社の将来が不安で転職するのはありなのか
会社の将来に不安を感じた時、転職してしまったほうがいいのか、それともまだ転職しないほうがいいのかという判断はかなり難しいかもしれません。
確かに何の準備もなくいきなり倒産されたり、いきなりリストラにあってしまったら大変ですから、危機を前に察知して転職するというのは正しい方向に働くことが多いでしょう。
特に1年先、2年先といったように近い将来に不安を感じてしまうような状態であるならば、少なくとも転職する準備はしておいたほうがいいです。
ただ、10年後、20年後を考えて不安になっているという場合であればどうでしょうか。
会社の将来は正確に予測できるものではありません。もしかしたら将来が不安だと思って見切りをつけた会社が急成長し、もっと安定していると思っていた会社が経営不振に陥ってしまったりする可能性は十分にあることです。
そうなってしまえば転職したことが間違いだったとなってしまいますよね。
ですから、転職して良かったと思うこともあれば、転職しなくて良かったという場合もあるわけです。
それ故、現時点において転職することが正解か不正解かなんてありません。
リスクを下げる為の考え方
結局のところ、転職するかどうかは確実な答えが無い中でも自分で判断しなくてはなりませんし、その選択を後悔する可能性があるということも自覚しておかなくてはなりません。
それは転職する場合だけではなく、転職しない場合でも同じです。転職したら後悔するかもと考えて転職しなければ、今度は転職しなかったことを後悔することになります。
ただ、将来に向けてよりリスクを低くすることができる可能性はあります。
常にリスクがあることを自覚し、アンテナを広くする
サラリーマンであるから、大企業で働いているからといって定年まで安心して働けることができるわけではありません。
どんな働き方をしていたって常にリスクはあるのです。まずはそのリスクがあることを自覚しましょう。
その上でアンテナは広く持つようにしてください。なんとなく危なそう、なんとなく安定していそうというのではなく、社会の流れや会社の財務状況、新たな技術など今の仕事に直結すること以外も知る努力をしてみましょう。
やばいと思ったら実際に行動を
もしもうやばい、危ないと思ったら実際に行動を起こすという勇気を持つことも大事。
会社の将来が不安になってきたから転職するかどうか悩んでいるという人の大半は、結局ずるずると働き続けてしまいます。
自分の能力アップを意識する
仕事においては、会社に守ってもらうということではなく、自分の能力をアップすることに重点を置いてください。
特にその会社でしか使えない能力ではなく、他社でも通用する能力。
交渉力、提案力、問題発見力など様々なものがあると思います。
もしも今の会社ではなかなか成長することができないと感じているならば、むしろそれは転職するべき理由になりえます。
最後に
起業するにしろ、サラリーマンとして働くにしろ、将来が完全に安泰という人はいません。
もちろんリスクの大小はあるでしょうから、より安全性を求めて大企業に就職するというのは間違った選択ではありません。
ただ決してリスクがゼロになるわけではありませんから、自分自身でもリスクを下げる取り組みをするようにしてみてください。
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