転職するからには成功したい、失敗はしたくないと考えるのは当然のこと。しかし、何かと手を抜いたり、油断したり、焦ってしまったりして、失敗してしまう人は少なからずいます。
厚生労働省の調査結果によると、自らの意思で会社を辞めて転職した人のうち、2割程度が転職後に不満だと感じていることがわかっています。
では、もし転職で失敗してしまうとどういったことが起きてしまうのでしょうか。
今回は、実際に転職で失敗してどうなったかの体験談や、もしも失敗してしまった時にすべきことを紹介します。
関連:ブラック企業に転職してしまった!その時どうすればいい?
関連:公務員に転職して失敗した人は意外に多い。後悔しない為にもよく考えておこう。
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転職で失敗した後どうなった?
今回、転職が失敗したという人に以下の内容を質問してみました。
- 転職時の年齢、性別
- 転職が失敗だったと感じる理由
- 転職で失敗した理由
- 再度転職したかどうか
- どれくらいで再度転職したか
- その他感想
体験談その1
まず一人目の失敗体験談です。
- 34歳男性
- 残業が多く自分には合わなかった
- 年収に目がくらんで働き方を重視しなかった
- 再転職した
- 転職後2年で転職
- 以下記載
以前の仕事では年収が低く、31歳で400万円しか貰えていなかった為にさすがに生活が厳しく年収アップを目的に転職しました。
転職活動時には、年収以外の仕事内容や労働条件といったものも含めて調べはしていましたが、最終的には年収が最も高い会社に行くことにしました。
しかし、その会社は残業もかなり多く、働く前はいけるだろうと思っていたが、想像以上に厳しくたった数か月で疲弊しきってしまいました。
結局2年後に転職することになりました。さすがにこのまま働き続けていると体を壊しそうだったのと、実際に転職活動を始めたら良い企業に巡り合えたので助かりました。
体験談その2
- 28歳男性
- 働きにくい
- 前の会社で恵まれていたことに気づかなかった
- 現時点で転職していない(勤続3年)
- –
- 以下記載
同じ会社で同じ仕事をしていると、どうしてもその会社、その仕事の良さは見えなくなり、逆に悪いことばかりが見えてくるものです。
私もまさにそれで、なんとなく不満ばかりが募っていたので、どうせなら20代のうちに環境を変えようと思って、思い切って転職しました。
しかし、実際に転職すると今度は逆に転職前の会社の良い点がわかってくるものです。そして辞めたこと、転職したことを後悔するようになりました。
転職してから1年程度は引きずっていました。
ただ、私の場合は再度転職することはなく、働き続けています。最初は前の会社の良い点ばかりが目についてはいましたが、別に今の会社が悪いというわけではなかったし、1年くらい働くとむしろ良かったと思えるようになってきたからです。
体験談その3
- 33歳女性
- 人間関係が最悪
- 自分が新しい環境に馴染めなかった
- 前の会社に戻った
- 半年
- 以下記載
もともといた会社に大きな不満がそこまでなかったんですが、新卒で入社して10年以上たち、飽きていたというのがあり、なんとなく転職活動を始めてみました。
転職活動が予想以上にスムーズに進んで、仕事内容も労働条件も良さそうな会社から内定を貰えたので思い切って転職することにしてみました。
しかし、転職すると人間関係が上手くいかず毎日ストレスが溜まってばかり。あまりのひどさに何度か会社を休むことすらありました。
短期離職のリスクはわかっていたものの、これ以上働き続けるのは無理だと判断して転職活動を始めましたが、以前の会社の上司に相談したところ「戻ってこないか」と言われたので、その言葉に甘えさせてもらいました。
なかなか戻るなんてことはできることではなく、かなり運が良かったんだと思います。
転職しても別にそれで終わりではない
転職で失敗すると、転職しなければよかった、違う会社を選べばよかったと後悔することになるでしょう。
ただ、それで終わるわけではありません。
たとえ失敗しても、なんとか以前の状態程度に戻すことができた人もいれば、それどころか再度転職して最終的に転職して良かったと思っている人もいます。
ただ失敗したと嘆くだけで何もしなければやっぱり失敗は失敗のままだし、どんどんネガティブな感情は増えていくだけです。
もちろん最初の転職でいかに失敗しないように気を付けるかは必要ですが、それと同様にもしも失敗したらどう動いていくかもかなり大事です。
転職で失敗して無職になったらどうしよう、派遣社員で働くしかなくなったらどうしようなんて心配する人もいるかもしれませんが、それは自分の動き方次第でなんとでもなる話です。
転職で失敗した時にすべきこと
では、具体的にもし転職で失敗した時にすべきことを紹介します。
とにかくまずは前を向く
転職で失敗すると、かなり精神的ダメージが大きく、なんで転職してしまったんだろう、なんでこんな会社を選んでしまったんだろう、職歴を傷つけてしまったなどなど、色々なことを考えてしまいます。
しかも、その悩みを長い間引きずってしまう人も少なくありません。
ただ、いつまでも後ろばかりを気にしていても正直何も良いことはありません。失敗したことは失敗したことでしょうがないと受け入れ、それを取り戻すべくいどうすればいいか、もっと前を向いて考えるようにしましょう。
短期離職の影響を考えて退職するかを考える
いざ行動を起こすことを考えた時に、知っておかなくてはならないのは短期離職の影響です。
失敗したからすぐに辞めてまた違う会社に転職すればいいなんていう風に簡単にはいかず、短期間で会社を辞めてしまったという職歴は転職する際に不利になる要素となります。
その為、転職した会社に不満があってもすぐに退職するかどうかはよく判断しなくてはなりません。
下手に先走って退職しても、転職活動が上手くいかずに正社員になれないまま派遣社員やフリーターとして働かざるを得なくなったなんて場合もあるのです。
すぐに転職活動を始めれば良い
ただ、どうせいつかは転職するのであれば転職活動はすぐに始めてもいいでしょう。
会社を辞めずに転職活動をするのであれば、リスクはなく、勤続年数が短くても良い会社は見つかる可能性があります。
よい会社が見つかれば転職することにすれば良い為、とりあえず始めてみるようにしましょう。
転職で失敗した原因はよく確認しておこう
再度転職活動をする際には、転職で失敗した原因をよく確認しておく必要があります。
今回どういったことが失敗だと感じたのか、そうなってしまった原因はどこにあるのか、前回の失敗を生かして次の転職活動を成功させる必要があります。
転職で一度失敗した人は、また失敗してしまう人が多いという傾向があります。
それは、つい焦ってしまいやすかったり、視野が狭くなってしまったりすることが原因であったり、性格的にネガティブに考えてしまいがちだということも理由です。
ですから、さすがに次回は大丈夫だろうなんて甘い考えは捨てて、しっかり原因を解析しておきましょう。
やり直しはきく。過度の心配しすぎない。
なんだかんだ、転職で失敗してもやり直しがききます。ただ、一度失敗したらもうおしまいなんていう風に過剰に失敗を恐れて、本当は転職したいのに転職に踏み出せない人も少なくありません。
ただ、失敗が怖いからと転職せずにやりたくもない仕事、不満のある職場環境で働き続けること自体がすでに失敗であることにも気づかなくてはなりません。
そもそも転職して良かったと感じている人が8割程度もいるくらい成功率の高いものですから、あまり過度に心配せずに思い切って転職してみることも考えてみてはいかがでしょうか。
転職活動を成功させるには転職サイト、転職エージェントを有効活用しましょう。
転職サイトは求人を探すだけではなく、自分の強みや市場価値の診断ができたり、スカウトサービスを使えば好条件の非公開求人からオファーを貰うことができたり、場合によっては書類選考や1次面接が免除となる場合もあります。
また、転職エージェントではキャリアの相談にのってくれたり、履歴書の作成補助、面接の練習といったものをしてくれますし、何より自分に合った仕事、自分が希望している仕事を多数紹介してくれます。
転職エージェントとの面談は土日でも可能である為、働きながら転職活動を進める場合であっても柔軟に対応してくれます。
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