在職しながら転職活動をする場合、あらかじめ退職日と入社日を決めておく必要があります。
内定時にはもちろん決めなくてはいけませんが、選考が進んだ場合には面接で入社可能日を聞かれることがあります。
では入社日および退職日はどのように決めればいいでしょうか。
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今の会社の退職日、転職先の入社日はどう決める?
退職日、入社日はあらかじめ決めておかなければ、面接時にあたふたしてしまったり、内定をもらった後にばたばたしてしまう可能性があります。
転職活動をはじめる時点で、決めておかなくてはなりません。
転職前にチェック。退職日を決める為に考えておくこと。
まず行わなくてはいけないのが、今の会社で退職までどれほどの期間が必要になるかです。
退職を伝えるてから退職まで必要な日数は?
退職を会社に伝えてから、退職までの期間は就業規則にのっています。
基本的には1ヶ月前に伝えることが必要であることが多いです。
労働基準法では、14日前までに伝えればよいとされており、就業規則が1ヶ月前とされていても優先されるのは労働基準法です。
ただ、法律上で決められているからといって就業規則に反すると、かなりの批判を受けることになり、円満退職することができなくなってしまいます。
退職すれば関係なくなるとはいえ、できれば問題なく退職できることがベストです。
有給休暇取得をどうするか
多くの人は有給休暇がかなりの日数残った状態で退職を迎えることになります。
できれば退職日を伸ばして、1ヶ月の引継ぎ期間、2ヶ月の有給休暇という形にしたいですが、内定後の合計3ヶ月を転職先に待ってもらうことは難しいです。
そのため、全ての有給休暇を消化することは厳しいでしょう。
ただ、退職直前の5日間程度ならとることは可能でしょう。
就業規則で1ヶ月となっている場合、その1ヶ月内で有給休暇をとることはなんら問題ありません。
引継ぎをスムーズに行い、休むことができる体制を作りましょう。
ボーナスはどうする?
できればボーナスを貰ってから退職したいと思うのも当然です。
ただ、転職活動ではいつ内定を貰うことができるかわからない為、うまくタイミングをあわせることができません。
ですから、1度のボーナスをあきらめることも必要になります。
ただ、1度のボーナスが貰えなくても、その分早く転職先の会社に入社すると、ボーナス査定期間の在職期間が長くなる為、ボーナスを貰ってから入社するよりも多少は多くなるでしょう。
面接時に入社可能日を聞かれたら
面接では、入社可能日を聞かれることもあります。
その時は、内定いただいてから1ヶ月後と答えるのがいいでしょう。
それ以上の場合では不利になることも考えられるためです。
中途採用ではすぐに働き始めてほしいことが多いため、同じレベルの人であれば、入社可能日が早い人のほうが有利です。
かといって、在職中にも関わらずすぐに入社可能と答えてしまうと、ビジネスマナー面を疑われてしまう為、1ヶ月が適度とされています。
ただ、就業規則上では2ヶ月であるとか、その他特別な事情があるのであれば、そのことを伝え、可能なかぎり早く入社できるようにしますと答えることが無難です。
内定後に正式に入社日を決める
内定を貰った場合、正式に入社日を決めることになります。
もし、面接で入社可能日を伝えていないのであれば、有給休暇取得等も含めて、少し多めの日数を伝えてもいいでしょう。
場合によっては、2ヶ月後でも可能となり、1ヶ月の休みをとることができる場合もあります。
ただできるだけ早く入社してほしいと言われることも多いので、その時にはできるだけ従ったほうがいいです。
もし、退職日と入社日の折り合いがつかない場合、大切にすべきは入社日です。
とは言え入社日に関しては内定後に多少調整することは可能です。リクルートエージェントといった転職エージェントを利用していれば、エージェントが代理で交渉もしてくれます。
できるだけ円満退職、でも大切なのは将来
退職日と入社日の折り合いがつかない場合、円満退職を諦める必要があるかもしれません。
これから働くのは転職先の会社です。
転職前の会社の印象が悪くなっても大きな問題はありませんが、転職先の会社の印象が悪くなることだけは避けたほうがいいです。
もちろん円満退職することがベストですが、どちらが大切なのかは明らかです。
過去ではなく将来を大切にしましょう。
ただ、正直にその状況を話せば、普通の会社、普通の上司であれば納得してもらえるはずですので、そこまでの心配はいりません。
目先の利益にこだわらないこと
いつ退職して、いつ転職するのがいいか。
有給休暇やボーナスを考えたら今は転職できない。
そういったことを考えていては、いつまでたっても転職することができません。
有給休暇やボーナスはあくまで目先の利益。
将来を考えたら、大切なものはそこではありません。
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