社内チャットがうざい・疲れるのはあなただけではない。チャット疲れ防止対策5つを活用しよう

企業で働くと、社内チャットや社内LINEなどに参加するよう義務付けられることがあります。

しかし、チャットというのはあくまで気の合う友人や、共通した趣味を持つ間柄などで行うプライベートなやり取りだから楽しいものであり、社内となるとプライベートと違う気づかいをしなければなりません

今はSNSが主流になり、社内でチャットによる連絡も増えてきました。ちょっと前まではメールのやりとりのみで、自分の都合に合わせて返信をしたり、確認をしたりできましたが、チャットとなるとちょっとの間のスルーがとても難しいため疲れも貯まりがちです。

社内チャット疲れが増えている? 

社内チャット疲れが増えている? 

新型コロナウイルスの影響からリモートワークが普及し、それによって社内チャットへの加入が義務付けられるようになりました。

在宅ワーク・リモートワークは自分の裁量が非常に大きく、企業としても細かい連絡が必要と考えても不思議ではありません。

しかし、本来はリラックスの場であるはずの自宅にて、仕事関連のやり取りが必須の日々が続くというのは、プライベートの領域を仕事に踏み込まれたように感じてしまうものです。

そして、社内チャットの必要が出てくると、企業や上司に常に監視されている気分になり、落ち着かなくもなります。

業務内容の伝達が密にできるようになり、グループ内の会話やメールでの指示出しが簡単というメリットは大きいものです。

一方で、チャットによるやり取りが増えた結果、チャット疲れやうざいと感じる人が増加しているのも事実です。

社内チャットに対するリアルな声

社内チャットに対するリアルな声

働く人々は社内チャットに対してどのようなマイナスの感情を持っているのでしょうか。

代表的なものをピックアップします。

社内チャットのDMがマジで嫌い。けど、「飲みにいこ」ってのはDMでいいって思ってる。 その基準がうまく言語化できなかったんだけど 「その個人に送っているならDMでいいけれど、役割や担当、ポジションに対してDMをしようとしているなら、privateチャネルにしてくれ」ってのを思いついた

出典:twitter

社内チャットの使い方のあいまいさが、ストレスに感じやすいとわかります。

ビジネスメール嫌い だったけど社内チャットの方が数段嫌いなことがわかった

出典:twitter

純粋に社内チャットのスタイルが合わないということもあります。

自分の思い通りに仕事進まないからって、社内チャットで私機嫌悪いですってのをあからさまに表現してくるやつホント嫌いだわ。そんなにヨイショでご機嫌取られたいならホストにでも行ってくれ という日だった

出典:twitter

社内チャットによって人間関係の悪化が生じやすい傾向もあります。

社内チャットを「うざい」「疲れる」と感じる7つの原因

社内チャットを「うざい」「疲れる」と感じる7つの原因

 

会社の同僚や上司と行う社内チャットを「うざい」・「疲れる」と感じる声は数多くあるとわかりました。

それでは、社内チャットを鬱陶しいと感じる原因とはどのようなものなのかについて解説します。

会話のテンポが合わない

チャットやLINEにおいて、話を無視するというのは良い印象を与えないイメージがあります。

また、社内チャットにおいて相手のチャットの文体や頻度が自分のそれとは合わないということもあります。

さらに、チャットが来るタイミングによっては仕事への集中が削がれて、煩わしく感じてしまうこともあります。

伝えたい内容が正しく伝わらない

実際の言葉と文章では相手に伝わる印象がだいぶ変わってしまうものです。

深刻な文章のつもりが相手に軽く伝わってしまうこともあれば、軽い文章のつもりが重く伝わってしまうこともあります。

その結果として、人間関係に支障が生じてしまい、問題になってしまう危険があるのです。

また文章の捉え方で業務内容の連携が上手く行かないということもないとは言えません。

言葉遣いや文章の組み立てに悩む

社内チャットは文章や言葉遣いによって、相手に意見が正しく伝わらない危険があるのは伝えました。

これによって、社内チャットをするときには、普段の会話とは違う形での気遣いが必須となり、仕事外の新たな悩みの種が生じてしまいます。

上司へのチャットともなると、万が一にも失礼にならないように、常に気を遣い、チャットが重荷になってしまいかねません。

やり取りが多くて管理が難しい

社内チャットが負担になるのは上司とのやりとりに気を遣う側だけではありません。

やり取りを管理すべき上司も、常にチャットのやり取りに目を光らせておかないといけない業務があります。

普段はチャットやLINEなどを一切しないという方でも、社内チャットの管理をするとなると、把握しないといけない人間関係が増えてしまいます。

即レスへのプレッシャー

社内チャットはLINEやチャットと同じように即レスの義務が生じることがあります。

これは企業や上司の方針が大きいもので、チャットをどのタイミングで行うか、チャットをどれくらいのペースでチェックしておくべきかは、職場によって変わります。

常に即レスをしないといけないという職場では、少しでもチャットのチェックを怠ると、非常に責められてしまう懸念があります。

チャットを常にチェックしながら仕事をするというのは、仕事をこなすうえで致命的に邪魔になってしまうという方も少なくありません。また受信するたびに通知設定をしていることで、集中できないということもあります。

誤送信がある

社内チャットは常に相手と交わす文章や文面に細心の注意を払う必要があります。

しかし、それ以外にも社内チャットは別の相手にメッセージを送ることもありえます。

間違った相手にメッセージを送るというのは誰にでもいつかは起こりうる事態なのです。

誤送信によって、相手との関係が微妙になってしまったり、上司の評価が下がる危険があるのも覚えておきましょう。

プライベートも仕事に追われている感覚になる

社内チャットにて仕事中だけでなく、自宅にいるときもリモートワークとして連絡の必要性が出てくると、日常生活に社内との連絡が組み込まれます。

それによって常に頭から仕事が離れなくなり、仕事から離れてゆっくり休めるはずの自宅にいても、心が落ち着かなくなります

仕事が好きなら社内チャットで常に密な関係での仕事をするのも問題ありませんが、そうでない方にとっては完全な休日というものが無くなってしまうと言えます。

社内チャット疲れ防止対策5つ

社内チャット疲れ防止対策5つ

少なくない人々が社内チャットに対して「うざい」・「やりたくない」という思いを抱いています。

しかし、そのマイナス感情は、将来的に重大な失敗を引き起こす可能性があるため、社内チャット疲れを乗り切るために、なにが必要なのかを解説します。

労働時間外に連絡しない

社内チャットに重要なのはメリハリです。

あくまで会社の同僚や上司というのは友人ではなく、同じ企業に働く者です。

そういう遠い間柄の相手と、プライベートでもやり取りをしないといけないのは、気苦労ばかりが増えていきます。

したがって、社内チャットで重要なのは「連絡するタイミングのON/OFF」を切り替えるというものです。

原則として、よほどの緊急事態でなければ、労働時間外に社内チャットをしないというのをルール付けましょう。

上司が常に社内チャットを要求している場合、社内チャットができない状態だとアピールするために、ステータスを「席を外しています」・「後で返事をします」などに変更しておくのも有効です。

他には、事前に「休日は〇〇の用事があるのでチャットに参加できません」と伝えておくのも良いでしょう。

例えば休日に仕事先や上司、同僚から連絡が来て返信をしたとき、相手側は休日でも対応してくれる人と認識します。そうなると日時関係なく連絡をくれるようになりますので、メリハリを大切にしてください。

「通知オフ」や「おやすみモード」を活用する

とことん集中して仕事に取り組みたい、どうしても一気に進めてしまわないといけない仕事があるというケースでは、社内チャットの通知や存在が非常に邪魔になります。

そこで、社内チャットそのものの通知をOFFにするか、「集中モード」「おやすみモード」を使いましょう

LINE WORKSならトークルームごとに通知のON/OFFを切り替えられますし、自分宛てのメッセージにだけ通知が来るという設定にすることもできます。もし機能がない場合はサムネイルの名前のところに表示しておくのも手です。

これにより、チャットの通知音へのストレスを軽減させることができます。

どうしても社内チャットによって気分や集中を損なわれるのを避けたいというという方は、社内チャットの通知そのものを調整しましょう。

 

「返信は午前の〇〇時と午後の〇〇時の2回だけ」といったルールを決める

社内チャットが困るのは、厳密なルールが決まっていないからです。

そこで、自分が先立って企業や職場内の独自のルールを作って、自分の負担にならない社内チャットの利用スタイルを確立しましょう

午前に連絡に対応するのは○○時まで、午後は〇〇時から〇〇時までと事前に決めておくと、同じ職場の方たちも理解を示してくれることでしょう。あくまでみんなのために考えたと伝えてください。

また、「チャットにずっと参加していないとモチベーションが低いと疑われる」と考えて、社内チャットにずっと参加するということもあることでしょう。

しかし、それでストレスに苦しんでは元も子もありません。

自分がどのトークルームに参加するのか、またはしないのかについてしっかりと把握しましょう

参加する話題を厳選する

仕事に対するモチベーションは重要ですが、だからといって社内チャットのやりとりになんでも参加する必要はありません。

かえって話題がこんがらがってしまうかもしれませんし、関わりがない分野に口を挟んだことで相手に不快感を与えるかもしれません。

重要なのは、自分にどんな話題が合っているのか、そして自分には何ができるのかをしっかり把握し、参加する話題を厳選するということです。

どのトークルームは積極的にチェックするかというのを決めておくだけで、自分の仕事への集中度が上がります。

通知を自分あてのみに設定する

グループチャットになると参加しているみんなに通知がいきますが、チャットワークのように使用しているチャットによっては「自分がTOに入っているチャットのみ通知」ということができます。これだけでも通知の数は減らすことができるでしょう。

チャットから別部署の流れやグループ船体の流れを知るのは大事なことですが、それは午前と午後、仕事を上がる30分前にチェックしたとして、自分に来たチャットは通知が来て確認できるときにするだけでも効率は良くなります。まずは試してみましょう。

 

チャットはここ数年で多くの企業が導入し利用されています。

今までは口頭やメールだった連絡も今はすっかりチャットがメインなので、使わないというわけにはいきません。でもだからといってストレスを溜めるべき機能でもありません

 

そのため、自分が率先して部署やチャットグループにおけるルールを確立してあげると良いでしょう。自分が思うことは同僚で思っている人もいるということをわすれずに、みんなのために自分のために上手に活用していきましょう。