お荷物社員にはなりたくない!特徴を把握して自分と照らし合わせを。

会社に勤めていると「お荷物社員」と影でささやかれている人や、お荷物社員にはなりたくないなどと言う人がいます。

お荷物社員という言葉はあまり良いイメージではないものの、具体的にどんな意味があるのでしょうか。

また、どんな特徴があるのか、自分がお荷物社員になっていないかも気になるところです。

今回はお荷物社員の特徴やデメリット、お荷物社員にならないための対処法を紹介していきます。

お荷物社員であることのデメリットは多い

お荷物社員であることのデメリットは多い

お荷物社員とは、簡単に言うと仕事や人間関係が上手くできず、周囲の仕事にも悪影響を与える人のことを指します。

お荷物社員が1人いると、周囲の業務に支障が出てしまうことはもちろん、当の本人は解決策を考えないなど周囲が苛立つ原因となります。

はじめに、お荷物社員であることのデメリットから見ていきましょう。

お荷物社員のデメリットとは?

お荷物社員は、「上司から信頼して仕事を任せてもらえない」「周囲から嫌われているなど人間関係がうまくいかない」といったことから「評価が下がり昇給や昇進の機会がなくなる」などさまざまなデメリットがあります。

また、仕事を任せてもらえないので職場では退屈で疎外感のある毎日を過ごすことになります。

仕事のモチベーションが下がることはもちろん、上司がやる気のなさを見抜いてしまうとさらに仕事を任せてもらえない状況に陥るといった負のループにはまる可能性もあるでしょう。

お荷物社員は会社に悪影響を与えるほか、お荷物になっている自身への悪影響も大きいことが特徴です。

無意識の間に自分もお荷物社員になっているかも

自分はお荷物社員とは関係ないと思っていても、周囲から見たらお荷物社員として見られている可能性はあります。

あなた自身がお荷物社員と見られている場合、給料が下がる、最悪 解雇されるなど自分に降りかかるリスクも大きくなります。

次でお荷物社員の特徴を紹介するので、自分の普段の行動と照らし合わせて当てはまる部分がないか確認してみてください。

もし、自分がお荷物社員だと気づいたなら自ら行動して状況を改善する必要があります。

お荷物社員の4つの特徴

お荷物社員の4つの特徴

お荷物社員は会社に悪影響を与える社員ということがわかりましたが、ここでは主なお荷物社員の特徴を4つ紹介します。

自分に当てはまる内容がないか一度確認してみてください。

ミスが多い

1つ目は仕事上のミスが多く、上司や同僚が注意しても何度も同じミスを繰り返す傾向があることです。

誰でもミスはするものですが、あまりにもミスが多い場合や、注意しても同じミスを繰り返す人は、上司も注意するだけで疲れてしまいます。

また、ミスを補う同僚も他人の仕事を手伝うこととなり、結果的に一人ひとりの社員の負担が増えてしまいます。

こうしたミスが多くて直せない人はお荷物社員として扱われる可能性があるでしょう。

人の話を聞かない

会社に所属している以上は1人で成り立つ仕事はほとんどありません。

周囲とコミュニケーションを取り、相互理解を深めて進めることが不可欠です。

しかし、プライドが高くて注意やアドバイスを聞き入れず、自己中心的な考え方をしていると周囲からは扱いにくい人と思われてしまうでしょう。

人によっては今までの経験をもとに自分の考えを貫きたい人もいますが、日々の状況や情勢は変わっていくため、時には新しい考えを受け入れることも必要です。

話をしていても「いや」「でも」「私は」など自分中心の話や相手を否定する態度をとっている人は注意が必要です。

明日からは相手の話をよく聞き、否定しない会話の仕方を意識してみてください。

言われたことしかやらない

入社して数年経つと、会社からは自発的に考えて動くことが求められるようになります。

ですが、社員の中には頼まれた仕事以外は何もせず、そのほかの仕事は自分には無関係だと思っている人がいます。

自分に与えられた仕事は終わったんだから、という気持ちはわかりますが、仕事のほとんどはチームや複数名で取り組むものです。

自発的に動けない、新しいことに挑戦する姿勢がない人は、会社からお荷物社員として扱われている可能性があるでしょう。

締め切りを守らない

仕事上で締切を守ることは社会人として必要最低限のマナーです。

少しくらい締切を過ぎても大丈夫などと考えていると、社内だけでなく取引先からの信頼も失いかねません。

自分のキャパを把握できておらず、締切までに仕上げられない状態が続いてしまうと周囲から迷惑がられる可能性が出てくるでしょう。

次はお荷物社員にならないにはどうすればいいのか、対処法を紹介していきます。

お荷物社員にならないための対処法

お荷物社員にならないための対処法

自分が周囲からお荷物社員だと思われていたら? と考えると、それだけは避けたいと思う人もいることでしょう。

お荷物社員にならないためには、いくつか対処法があります。

ここでは、お荷物社員にならないための対処法を紹介するので、明日からぜひ実践してみてください。

メモを取る

メモを取ることは、その場で聞いた話を覚えておく、あとで再度確認する、ミスを繰り返さないなどのメリットがあります。

上司が話している際にメモを取れば、上司に対しても真剣に話を聞いているという印象や誠意を見せることにつながるでしょう。

これまでメモを取らなかった人は、ぜひ明日からでもメモを取ることを実践していきましょう。

周囲とのコミュニケーションを意識する

自営業などの例外を除き、仕事は複数人で行うことがほとんどです。

複数人で働く以上、周囲とのコミュニケーションは不可欠であり、挨拶はもちろん休憩時間の雑談もお互いを知る大切な時間になります。

仕事上でも良好な関係を保つことに役立つことや、会話を通して相互理解を深めることで、周囲からあなたの強みや意外な一面を理解してもらえるでしょう。

場合によっては周囲とのコミュニケーションから仕事を割り振られる・割り振るきっかけにもなり、業務にも良い影響を与える可能性もあります。

これまであまり周囲に関わってこなかった方は、積極的に関わるよう心がけましょう。

仕事の質にこだわる

仕事をする上で量と質、どちらにこだわっているでしょうか。

どちらも大事ですが、お荷物社員にならないためには仕事の「質」にこだわり周囲に仕事ができる人だと認めてもらうことが大切です。

例え仕事が速かったとしても雑でミスが多いよりは、期限内に丁寧な仕事をしてもらうほうが会社のメリットになります。

丁寧な質の良い仕事をして会社に認めてもらうことがお荷物社員状態から脱却するポイントといえるでしょう。

上司に相談する

仕事に対してどうしてもモチベーションが上がらないときや、やりたくないと思っていてミスが増えてしまう場合は、その仕事はあなたに合っていない可能性があります。

そんなときは上司に相談して仕事内容の変更や部署異動をさせてもらいましょう。

すでにお荷物社員になってしまっている場合、1人で悩むのではなく周囲に相談して環境を変えることも重要なポイントです。

今の仕事内容や部署になってからモチベーションの低下やミスが増えたと思うなら、上司や周囲に相談してみてください

お荷物社員になってしまう原因は会社側にあるかも。

お荷物社員になってしまう原因は会社側にあるかも。

あなたがお荷物社員になっている原因は、あなた自身ではなく会社があなたの能力に合った仕事を提供していない可能性があります。

人には向き不向きがあり、例えば文系の人が突然理系の仕事を与えられても本来の能力を発揮することはできません。逆のパターンでも同じです。

どうしてもモチベーションが上がらず、やりたくないと思うがゆえにミスが増えるなら、その仕事がそもそもあなたに合っていない可能性があるので、上司に相談して仕事内容や部署を変えてもらうようお願いしてみましょう。

会社側は、社員の希望や得意分野を踏まえて部署の割当を行うべきなのですが、会社によってはそれができていない可能性があります。

お荷物社員になってしまっていることを1人で悩むより、1度は上司や周囲に相談して環境を変えてみてください。

それにより思っている以上に簡単に解決できることもあるからです。

ですが、会社側が相談に対しすぐに対処してくれれば良いですが、話を聞いてもらえなかったり、お願いしてもその機会すら作ってもらえなかったりするなら、職場環境に問題があると考えても良いでしょう。

加えて、相談しても頭ごなしに自分の能力を否定されるような状態なら、その会社に居続けるのも辛いので1つの選択肢として転職を考えることも必要です。

環境を変えたいなら転職も視野に

今の会社でお荷物社員になってしまっている状態から脱却するために、会社側に相談しても向かってくれないときや、自分が同頑張っても今の状況を変えられないと感じるなら、転職を視野に入れてみるのがおすすめです。

1つの会社に粘り強く勤めて努力することは大切なことでも、会社が向き合ってくれないなら難しい問題です。

また、転職により環境を変えることで、あなたの能力を発揮できる可能性もあるでしょう。

自分に合った会社に転職したいなら転職エージェントの利用を

自分に合った会社に転職したいなら転職エージェントの利用を

自分に合った会社を選びたいなら、転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントは、転職のプロであるキャリアアドバイザーが利用者の経歴や希望条件をヒアリングして、考慮した上で利用者に最適な企業を紹介してくれます。

担当キャリアアドバイザーのアドバイスのもと、応募する企業を決めたあとは履歴書や職務経歴書の書類の添削や面接の練習など、採用選考に必要な対策サポートもしてくれます。

1人で転職活動をするよりも通過率を上げられる可能性があり、内定後は入社後の給与や待遇といった自分では言いにくい部分も上手に交渉してくれるので、効率的な転職活動ができるでしょう。

転職活動をするにあたり自己分析や企業分析を怠り「今の状況から脱却したい」「この会社を辞めたい」という思いだけで転職先を選んだ場合、前職と同じように自分の能力が発揮できずお荷物社員扱いされてしまう恐れもあります。

再度、合わない会社に入り転職を繰り返さないためにも転職エージェントを利用して長く勤められるマッチ度の高い会社を選びましょう。

また、担当キャリアアドバイザーに「もっと自分の話を親身に聞いてくれる会社がいい」「自分の性格や得意分野に合わせて仕事を割り振ってくれる会社がいい」などのように、自分の希望する社風や会社の仕組みを伝えることで、あなたに最適な業界や企業を紹介してもらえる可能性も高くなります。

転職エージェントを利用すると、面接での受け答えや話し方のポイントなどを教えてもらえるほか、実際の面接の際に実践することで選考を通過することも期待できるでしょう。

このようなサポートを受けられる転職エージェントの利用料は一切無料、気軽に利用できるので初めての転職の方も、転職経験がある方も1度利用してみることをおすすめします。

すぐ転職したいわけではない、転職したほうがいいと思っているけど迷っている、という方は相談するだけでもOKです。

転職エージェントをうまく活用して、転職を成功へと導いていきましょう。