仕事のモチベーションの上げ方6つ。モチベーションが切れた時は色々試してみよう

真面目に仕事に取り組んでいても、時々は息抜きをして仕事に向かっても、仕事に対するモチベーションがどうしても低くなる時期は誰にだってあります。

まずはどうしてモチベーションが下がってしまったのか、その原因を考えてみましょう。

仕事のモチベーションが上がらない原因7つ

仕事のモチベーションが上がらない原因7つ

まずは仕事に対する意欲が上がらない原因を分析し、対策を立てるための礎(いしづえ)にしましょう。

心身が疲れている

精神も肉体もやる気を生み出すための燃料のようなもので、それらが不調だと仕事へのモチベーションも上がりません。

心身が疲れていると、毎日の仕事に身が入らず、無理に仕事をこなしてさらに疲れてしまいます。

そんな悪循環に陥ると常に心身が疲れ切った状態で生活することになってしまいます。

働く環境や人間関係が悪い

望んで就いた仕事だろうと給料が良かろうと、職場の取引先や客層が自分に合わない、職場の人間関係が悪い、職場にどうしても合わない人がいるというときは、出社前はやる気があるのに出社後はモチベーションが少しずつダウンしていくということもあります。

仕事というのは環境・人間関係が非常に大きな位置を占めています。

仕事自体にあまり興味が持てない

給料が良く、環境や人間関係が良くても仕事自体にあまり興味が持てないという場合は、モチベーションを保つのに限界が来る可能性があります。

つまり仕事をいくら続けても、興味のなさから楽しさや喜び、達成感がないため仕事をしているという実感を持つことができません。

興味の持てない仕事をいつまでも続けていると、周囲に悪影響を及ぼしたり、巻き込んでしまったりして、責められてしまうこともあるでしょう。

そうなると、その職場だけでなく携わっている業界そのものを嫌いになる危険があります。

仕事に慣れていない

仕事において重要なのは、業務内容に慣れてスムーズに仕事をこなすことができるようになるということです。

それまでは仕事をこなすことに精一杯で仕事を楽しむ余裕がまるで出ない可能性があります。

業務内容に慣れるまでは仕事へのモチベーションが湧きにくいことがあるのを覚えておきましょう。

プライベートで大きな悩みを抱えている

仕事へのモチベーションが低いのと、仕事をする気がないのは仕事が原因とは限りません。

私生活においての悩みも仕事をする気が起きない大きな理由になり、続くと仕事に取り掛かる気分ではなくなる危険があります。

また、仕事以上に私生活は自分のメンタルなどに大きな影響を与える危険があり、放っておくと仕事を続けることが難しくなることもありえます。

成果に対して正当な評価や報酬が得られない など

業務内容や成果に対して報酬が支払われるのが仕事というものであり、成果に対して上司や先輩から評価してもらえると今後の励みになります。

しかし、仕事に対する評価や報酬が正当に行われなければ、モチベーションがどんどん低下していってしまいます。

自分が仕事に対する評価・報酬に納得できなというのは仕事へのやる気が無くなる大きな原因と言えるでしょう。

将来に不安がある

自分の仕事が果たしてこれでいいのかという気持ちが湧くと、今の仕事に身が入らなくなるものです。

ここではないどこかに自分に向いている仕事があるのかどうか、この仕事をしても無駄ではないのかといった意識のままで現職を続けるのは難しいでしょう。

年代別のモチベーションの上げ方

年代別のモチベーションの上げ方

仕事というのは人生を通じてつきあっていくものなので、モチベーションが上がらないときの対策も年代別に把握しておくといいでしょう。

20代のモチベーションの上げ方

これからもさまざまな選択肢があるのが20代です。

モチベーションが上がらないというのは自分の選択に自信が持てていない可能性が考えられます。

そこで、仕事への意欲がほとんど上がらない場合は自分のキャリアプランについて考え直し、その上でこの仕事を続けるべきか、続けるならどのように働くのかを見つめ直しましょう。

自分はこの仕事を続けて良いのか、この仕事で起業に貢献できるのかで悩んでしまっているのあれば、きちんと貢献できているのかを周りに聞いてみるのも方法です。

もしも今の貢献度で満足できないのであれば、どのようにすればもっと貢献できるのかも先輩や上司に尋ねてみるのがおすすめです。

また、まだ20代の方は仕事とプライベートの切り替えが上手く行かず、それによって精神面でリラックスできないこともあります。

休みの日にはしっかりと休み、遊びの日にはしっかり遊ぶというのを意識的に徹底するように心がけてみましょう。

今の仕事が本当にやりたい仕事でなく、一刻も早く望みの仕事をやりたいという方は、思い切って転職を考えてみるのもアリです。

もし、現状の職場で興味のある仕事があるときは、上司に相談してみるのもいいでしょう。

相談したことにより、希望する仕事を任せてもらえたり、その仕事をやるためのキャリアを積む方法をアドバイスしてもらえたりすることもあります。

20代は社会人になってまだ数年です。

これからやりたいことを見つけられたり、再チャレンジをしたりもできるので、仕事に挑戦していくという前向きな気持ちを持つことが大切です。

30代のモチベーションの上げ方

仕事についての自信がつきはじめ、自分がどのようにキャリアを積んでいくのかの方針も見えてきた30代は、これからどのようにさらなる成長をしていくかを考える時期になります。

たくさんのビジネス書を読んだり、経験を活かしてアドバイスをしたりしながら、自分がどのようにしてさらなるキャリアアップをするのかを考えましょう。

30代なら出世して部下を率いる立場になる頃合いでもあるので、興味のある方は出世を意識して目標を立てるのも良い刺激になります。

また、すでに部下をまとめている方は、これまで自分がどのように社内の評価を高めてきたのかを考えて、自分が成してきたことを見つめ直しましょう。

そうすることで自分のこれまでとこれからに対して自信を持ち、新たな意欲が湧いてくることがあります。

そして、部下や同期・同世代の実績をチェックしてみるのも良い手段でしょう。

部下の成長によって自分がどのように周りに接してこられたのか、それが良かったのかを判断できるほか、同期・同世代の成果や成長に注目することでライバルとしてやる気を出すこともできます。

40代のモチベーションの上げ方

キャリアも仕事の方針も定まり、自分がどんな働き方をしてこれからどう生きていくかも理解できてくるのが40代です。

この時期に仕事へのモチベーションが下がってしまったとなると、これまでの経験・実績を活かした対策をしていくことになります。

普段の業務においてあまり関わったり話すことのない人と意識的に話をしてみたりすると、ルーチンワークになっているかもしれない仕事や日常に新鮮な刺激を与えられることがあります。

また、40代ということで業務内容そのものに面白さを見出すよりも、業務の成果によって支払われる報酬や、得られる評価に注目するのもおすすめです。

年収を今より上げるにはどうすればいいのか、より高い評価を得るにはどうすればいいのかといった観点からキャリアプランを見直しましょう。

他には、これまでとは別の業務に挑戦してみるという選択も検討してみましょう。

転職に踏み切らずとも、同じ企業内で部署の変更をし、新たな分野から企業に貢献するという手があります。

大手企業で長年働いていて、知識も経験も技術もしっかり身につけたという方は、思い切ってスタートアップやベンチャーに転職をし、企業を1から大きくしていくということに挑戦するのもよい選択です。

仕事のモチベーションの上げ方を実践してもダメな時の対処法6つ

仕事のモチベーションの上げ方を実践してもダメな時の対処法6つ

モチベーションアップの対策を試しても特に効果がなかった場合は、さらに他の対処法を試しましょう。

家族や友人に相談する

生活に必須の仕事に対してやる気がなくなっているとなると、深いところで悩みを抱えている危険があります。

モチベーションが無い原因を自覚できない可能性や理由なく不安な気分であることも考えられます。

そんな場合は、自分のことをよく知っている家族や友人に電話をしてみるのが大切です。

長く見知った関係の人と話すことで、ストレスは解消され、何よりも落ち着いた気分になることができます。

贅沢をしてみる

気分転換でモチベーションを取り戻すという場合に有効なのが「普段はしない贅沢」をしてみるというものです。

コース料理などの豪華な食事をしたり、普段は買わない高い服やアクセサリーを買ったり、旅行をしたりというのは、非日常な出来事として強いインパクトがあります。

仕事にも使えるような備品に高いお金を出すと、日々の振る舞いにも違った意識を持つことが可能です。

悩みを紙に書き出してみる

自分の悩みがなんなのかわからないという場合や、悩みを吐き出す場所・相手がないという場合は、紙に悩みを書き出してみましょう。

紙なら場所や相手に遠慮をする必要がありませんし、話すことを整理する必要もありません。

思い浮かぶことを片っ端から紙に書くことで心の整理ができますし、抱えているモヤモヤを外に出すことができます。

加えて、紙にアウトプットしたことは見直すことができますので、自分がどんな悩みを持っていたのかを客観的に観察することもできます。

自己啓発系の本や自己啓発セミナー

やる気を出す手段を外部的なものに求める場合、自己啓発系に挑戦してみるという手段もあります。

鵜呑みにしすぎるのは良くないですが、自分に合った自己啓発系の本を見つけることができれば、仕事へのやる気を取り返すことができます。

また、自己啓発系のセミナーに参加することで、自分の内面を抜本から変えることに挑戦もできます。

セミナーの中には泊りがけの本格的なものもあるので、思い切って挑戦してみるのも良いでしょう。

ただし、自己啓発系の本やセミナーは、誰が書くかや開くかで主張が違うので、モチベーションを高める1つの手段と捉えておくのが大切です。

心療内科に受診してみる

仕事だけでなく日常生活の全体に対してやる気が起きない場合は、うつ病にかかっている可能性もあります。

うつは精神的な不調だけでなく、肉体的な不調(食欲不振やめまいなど)に表れることがあり、症状の出方は個人差が大きいです。

風邪と同じく症状が重くならない内に病院にかかった方が早く治りやすいです。

仕事へのモチベーションが上がらないどころか、気分が沈んでいる期間が2週間続くようなら、心療内科に受信するのを検討しましょう。

目標を持つ

仕事を続ける上で重要なのはやりがいと目的です。

「自分がなんのために仕事をするのか」というのを改めて自己分析し、改めて目標を設定しましょう。

立てる目標は「長期目標」・「短期目標」の両方にしておくと、短期の成果を挙げて少しずつ長期の目標に近づいているのを実感できるのでおすすめです。

仕事のモチベーションを上げると得られるメリット3つ

仕事のモチベーションを上げると得られるメリット3つ

最後に、仕事のモチベーションを上げると得られるメリットをチェックしましょう。

給料が上がる

やはり、仕事をする以上は給料が高いことは非常に大きなモチベーションになります。

収入が上がれば上がるほど貯蓄に回す金が増えますし、趣味に使えるお金が増えることで、多くの利点が発生します。

また、一度給料が上がる良さを知ると、次に給料が上がる日を待つようになり、仕事へのやる気も急上昇します。

昇進できる

仕事を通じて評価されることで、昇進する可能性が出てきます。

上の役職に就くことでやれることが増えるだけでなく、業界そのものの流れを動かすような決断も任されるようになります。

また、部下を持つことで人を育てるということもできるようになり、企業・業界の将来にも強く貢献することが可能です。

毎日が楽しくなる

仕事というのはほぼ毎日行わないといけないことです。

その仕事へのやる気がアップするということは、張りのある毎日を過ごすことができるようになります。

仕事のやる気が上がることで、日常生活も仕事を気にすることなく、楽しめる余裕が出てくるのも要チェックです。