新卒で入社してまだ8ヶ月しか経っていないけど、仕事を辞めたい、転職したい。
そう思っている方は少なくないでしょう。
「部署配属で希望が通らず、やりたかったことができていないから」、「上司との相性が悪く、怒られてばかりで辛いから」など理由は様々かと思いますが、今の仕事が合わないから転職したいと思うのは何も悪いことではありません。
実際、毎年1割弱の方が入社して8ヶ月で新たな職場に転職していますからね。入社してすぐだからといって、気にする必要は全くないのです。
とはいえ、面接官に悪印象を抱かれないか、ちゃんと再就職先が見つかるかなど不安もありますよね。
そこで今回は、新卒で入社して8ヶ月での退職・転職事情などを紹介します。転職しようかを迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
まずは面談をして自分の市場価値を確認しよう 自分のスキルや年齢を考慮した年収の目安を知りたい方はまず面談をしてみましょう。 転職サイトに登録するだけでも情報は確認できますが、面談をすることでより市場価値の把握が正確になります。 自分は年収が上がらないと思っていても、面談を通じて自分の市場価値の高さに気がつけるかもしれません。 リクルートエージェント マイナビAGENT 就職カレッジ ※リクルートエージェント・マイナビ・就職カレッジのプロモーションを含みます。
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新卒入社8ヶ月で退職・転職しても大丈夫?
まず知りたいのが、新卒入社8ヶ月というタイミングでの退職・転職が大丈夫かどうかですよね。
一緒に確認していきましょう。
8ヶ月以内に辞めて転職する人はそこそこ多い
厚生労働省によると、新卒1年目での離職率(過去5年分)は以下の通りです。
年度 | 新卒1年目での離職率 |
2017年 | 11.4% |
2018年 | 11.6% |
2019年 | 11.6% |
2020年 | 11.8% |
2021年 | 10.6% |
2021年はコロナの影響で転職を控える方が多かったので、少し離職率が下がっていますが、大体10~11%の方が入社1年目で転職に踏み切っていることがわかりますね。
そしてこのデータを踏まえると、単純計算で約8%前後の方が入社8ヶ月で会社を辞めていると考察できます。
およそ12~13人に1人ということですから、8ヶ月以内で退職するという方はそこそこ多いといえるでしょう。
ちなみに大企業になるほど離職率は減ってきますが、就職人気ランキング、転職人気ランキングなどの上位に入っている企業であっても、年内に退職する方は多少なりともいるものです。
大手の場合は「配属先の希望が通らず、やりたかった仕事ができない」という理由で転職に踏み切る方が多いです。
8ヶ月で退職しても第二新卒として転職できる
ひとことで中途採用といっても、以下のような種類があります。
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もし新卒入社8ヶ月で転職をする場合、「第二新卒転職」に該当します。
そしてそれぞれの特徴を紹介すると、以下の通りです。
【第二新卒】
- 大手・中小ともに採用活動に積極的
- 全ての企業がこの採用を行っているわけではない(第二新卒では入社不可の会社もある)
- 給料は上がる人より下がる人の方が多い(アップ:ダウン=3:5)
【経験者採用】
- 職種経験が必須。大手だとかなり狭く厳しい条件である場合も多い
- 年収アップにつなげられる可能性が最も高い
- 中小から大手に転職のハードルは高め
【未経験者採用】
- 職種経験を問われないが、人気大手企業はほぼ行っていない
- 中小企業メインの転職となる
- 年収ダウンとなるケースが多い
第二新卒採用は、特別な経験や能力を求められないポテンシャル採用であることがほとんどです。
そのため、もしあなたが職種を変えたいと考えているなら、第二新卒として転職できるうちに転職しておくべきだといえるでしょう。
第二新卒はかなり需要が高い
第二新卒採用には、「基本的なビジネスマナーは身に付いているので、新卒よりも育成にコストがかからない」、「社会経験が少ない分、柔軟で適応力が高い」といった多くのメリットがあります。
そのため、第二新卒の需要は非常に高く、人手がなかなか集まらない中小企業だけでなく、人気で離職率も低い大手企業でもかなり積極的に採用活動を行っています。
ですから、たとえ社会人経験が1年未満であっても転職先には幅広い選択肢があると考えて良いでしょう。
ちなみに大手転職エージェントで勤めている知り合いに聞いても、今はとにかく第二新卒もしくは20代の採用に力を入れているようです。
新卒枠での採用が可能なところも
大手企業などでは、新卒採用時に枠を広げて「入社3年未満の第二新卒でも応募可能」としているところが多数あります。
新卒入社から8ヶ月経っている場合、すでに選考活動を終えている企業が多いので中々厳しいのも確かですが、もし気になるようであれば、今から応募可能な企業がないかを探してみたり、就職サイトに登録してみると良いでしょう。
ただし、第二新卒であればどのタイミングでも入社することが可能ですが(一部企業は除く)、新卒入社を利用する場合は基本的に4月入社となりますので気をつけてくださいね。
新卒入社8ヶ月で仕事を辞めたい、転職したいと思うのは甘え?
新卒入社8ヶ月で転職するとなると、周りからは「退職するのはまだ早い」「甘えているだけではないか」など否定的な意見を言われることが多いです。
ただ、本当に甘えかどうかはその人次第。早すぎるなんてことはありません。
甘えかどうかは自分次第、正当な場合や転職した方が良い場合は多い
例えば、残業が毎月80時間以上あって、しかもそのほとんどがサービス残業というひどいブラック企業に勤めている場合、たとえ入社から8ヶ月しか経っていなくてもその会社を辞めることに反対してくる人はほぼいないでしょう。
見るからに大変そうですし、しんどくて身体を壊す可能性も大きいと分かりますからね。
ただ、転職理由というのはそんな分かりやすいものばかりではありません。
例を挙げれば、仕事がつまらない、もっと他の仕事がしたい、上司からパワハラまがいのことをされているなどですね。
そういったことは、人によって受け取り方が違うので周りに理解して貰うのが中々難しい部分があります。
実際、私の周りでも上司からのパワハラに悩みつづけ、結局身体を壊して休職せざるを得ない人もいました。
周りの人に相談もしていましたが、「それくらいは我慢しろ」と言われていたようです。結局、本当に辛さが分かるのは、自分自身だけだったりもしますよね。
ですから、入社8ヶ月だからといって自分が辛いと感じることを無理して続ける必要はありません。8ヶ月も続けてきて感じた思いを大切にして良いのです。
1年や2年働いても、甘えだと言ってくる人はいる
8ヶ月で甘えと言われるのなら、1年や2年経ってから退職したら良いのかな…?と思う方もいることでしょう。甘えだと言われるのは嫌ですし、もう少し頑張るだけで何も言われなくなるなら頑張ってみようかな…と思いますよね。
ただ、1年経っても2年経っても「甘えだ」と言ってくる人はいるのが正直なところです。「丸3年たつまでは辞めるべきではない、とりあえず3年は続けるべきだ」という考えを持っている人が、特に年齢が高い人に多いですからね。
では、丸3年経ってから辞めたら全く言われないのかというとそういうわけでもありません。
4年経とうが、5年経とうが、言ってくる人は言ってきます。10年働いて転職した人に対して、その上司が「あいつは甘えている」「どこ行っても通用しない」なんていないところで言っていた…なんて話も結構聞きますし。
まあ、言われていた人たちの多くはキャリアアップの転職を無事成功させていましたけどね。
第二新卒における8ヶ月と1年の差はある?1年続けた方が良い?
8ヶ月となれば、丸1年まであと4ヶ月です。何となく箔がつきそうで、1年は続けた方が良いのではないかと悩む方も多いいでしょう。
そこでここでは、8ヶ月経った後の転職と1年経った後の転職でどのような差が生まれるのかを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
入社8ヶ月での転職と入社1年の転職は何が違うの?
それぞれ一緒に確認していきましょう。
共通していること
まず両方に共通しているのが、「第二新卒として転職することになるので、未経験職種への転職がしやすい」という点です。一般的に卒業後約3年以内が第二新卒と言われるため、どちらにも未経験職種への転職チャンスがあるのです。
ポテンシャル採用である新卒採用に近いうえ、企業からの需要も高いので嬉しいですよね。
新卒入社8ヶ月での転職と1年経ってからの転職の違い
入社8ヶ月での転職 | 1年経ってからの転職 |
2年目以降という条件を課している会社に応募できない | 第二新卒枠で応募できない企業はほとんどなく、 選択肢が広い |
職時に給料が下がらない可能性が高い | 転職時に給料が下がってしまう可能性が高い |
若さ重視の会社に重宝される | 社会人経験を重視する企業に重宝される |
失業給付金を受け取れない | 失業給付金を受け取れる |
8ヶ月で第二新卒転職する最大のデメリットは、一部企業の応募条件を満たせないという点です。
応募条件に「社会人経験1年以上」「入社2~4年目」といった条件を挙げている企業には、採用されるかどうかの前に、そもそも応募することができないのは悲しいですよね。
そのため、応募できる企業が少ないわけではありませんが、どうしても行きたい企業がそのような条件を課しているならあと4ヶ月続けてから転職するのもアリだと思います。
ただ、4ヶ月後もその企業が第二新卒の採用活動を行っているかはわからないので、そこは注意してくださいね。
また、若さを重視する会社だと重宝されたり、まだ昇給がない分給料が下がらなかったりというメリットもあります。その両方を考慮して、転職のタイミングを考えるといいと思います。
入社8ヶ月での転職では、失業給付金を貰えない
入社8ヶ月での転職では、離職前の給与のおおよそ50%〜80%を受け取れる失業給付金を受け取れないという点も覚えておきましょう。
失業給付金を受け取るには、雇用保険の加入期間が離職前の2年間で通算12ヶ月以上なければなりません。つまり、一年以上勤めていないと給付金を受け取れないということです。
ただし、会社都合で仕事を辞めざるを得なかった方や自己都合であっても正当な理由があった方はその期間が半分(1年間で通算6ヶ月以上)に軽減されますので、安心してくださいね。
パターン別の転職活動プラン
このような状況である新卒入社8ヶ月での転職ですが、どのような選択肢をとるかはそれぞれの状況次第です。
ここでは、いくつかパターン別の転職活動プランを紹介します。
もう限界、これ以上は続けられないと感じているならすぐに転職を
体力的、精神的に限界だと感じているのであれば、すぐにでも転職するべきです。
限界を感じているなかでの4ヶ月は思った以上に長いですし、1年続けたところで得られるものも少ないので、無理をしてまで続ける必要は一切ないと思います。
また、基本的には在職中に転職活動を行い、次の仕事が決まってから退職を申し出るべきですが、今限界を感じているならすぐに辞めても全く問題ありません。
転職活動は平均2~3ヶ月で終わりますし、転職エージェントを利用すればそれ以上に短縮することも可能です。ですから、無職期間を恐れて退職しないなんてことはしないでくださいね。
1番大切なのはあなた自身です。限界だと思うなら無理をせずに会社を辞めてください。
すぐに転職しなくても大丈夫なら、とりあえず転職活動を始めてみる
もしすぐに転職しなくても良いというなら、転職するかどうかは一旦置いておいて転職活動を始めてみるのが良いでしょう。
たとえ1年働いていなくても、転職活動をしてみると思わぬ良い企業に出会って、内定を貰えるかもしれません。
逆に、もしなかなか良い企業が見つからないというのであれば、少し転職活動期間が長くなってもいいから、長期的に良い企業が見つかるまで続ければ良いだけです。
就職活動と違って転職活動にはいつまでに決めなければいけないという期限はありません。
あなたに続ける意思があれば、納得できる転職先が見つかるまで続けることはできるのです。
少しでもやり残したことがある、まだ続けたいという気持ちがあるならあと4ヶ月を全力で働いてみる
もし今の仕事にやり残したことがあるとか、まだもう少しは続けたい、続けた方が良いのではないかという考えがあるなら、このタイミングで無理に転職活動を始めるのではなく、丸1年がたつ4ヶ月を一つの目標に続けてみると良いでしょう。
なぜなら、少しでもそういった気持ちを持ったまま転職に踏み切ってしまうと、転職した後に「あーすれば良かった」「こーすれば良かった」と後悔してしまう可能性が高いからです。
そして大切なのが、残りの4ヶ月は今まで以上に全力で、そして真剣に仕事に取り組むということです。
だらだら仕事を続けたところで、今抱えているモヤモヤが取れることはありません。
全力でやってみるからこそ、自分はどうするべきなのかという答えが見つかるでしょう。
入社8ヶ月だからといって盲目的に仕事を続ける必要はなし、転職という選択も十分にある
入社8ヶ月だからといって転職してはいけないなんてことも、転職することができないなんてことも全くありません。
あなたはすでに「転職する」という選択肢を持っているのです。
実際、たとえ1年未満で転職に踏み切っても転職して良かったと思う人はたくさんいます。むしろ転職したことに後悔する人の方がよっぽど少ないというデータもあります。
ぜひ前向きに、自分はどうするのが良いかを改めて考えてみてください。
第二新卒だからこそ転職エージェントを利用しよう
「第二新卒は需要もあるし、転職を始めてもすぐ決まるだろう」と思うかもしれませんが、新卒の時と勝手が違って思ったより上手くいかないということも起こります。
ですので、早期転職をしたいけどなるべく空白期間を空けたくないという方は、転職エージェントの利用がおすすめです。
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利用料は一切かかりませんので、ぜひエージェントへの登録を検討してみてください。
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