30代後半で派遣社員から正社員に転職した人のやり方や成功の秘訣

女性【困顔】

30代後半の派遣社員です。このまま派遣でいるか、正社員に転職すべきか悩んでいます。直接雇用を狙うことも考えましたが、年齢を重ね正社員が難しい気もしています。派遣でスキルやキャリアを持てば40代になっても正社員になれるでしょうか?

ただでさえ厳しいといわれている派遣社員から正社員への転職。

それが30代後半ともなると、もう無理だと諦めた人もいるかもしれません。

しかし、実際に30代後半でも派遣社員から正社員に転職を成功させた人はいます。

話を聞くと、苦労も努力もされており、今後派遣社員から正社員を目指したい人には参考になるかと思います。

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正社員を望むなら、働きながら早めに行動を起こして内定を取り付けるのが良さそうです。

この記事でわかること

✔派遣から正社員への転職体験談

✔派遣社員から正社員になることはできる!

✔30代で派遣社員から正社員へ転職できた8つの秘訣

✔派遣社員から正社員になる効率のいい5つの方法

✔30代で派遣社員のままでいてもいいの?理由があるなら問題ない

 
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目次
  1. 30代派遣社員のメリットとデメリットとは?
  2. 派遣の3年ルールってなに?
  3. 派遣社員をやめて正社員になりたいと思ったら
  4. 派遣から正社員への転職体験談
  5. 派遣社員から正社員になることはできる!
  6. 30代で派遣社員から正社員へ転職できた8つの秘訣
  7. 派遣社員から正社員になる効率のいい5つの方法
  8. 30代の派遣社員が正社員になるための3つのNG転職行動
  9. 就職活動中はリフレッシュ休みを設けよう
  10. 30代派遣から正社員になったときの注意点
  11. 派遣社員のままでいたい30代以降に必要なこと
  12. 30代以降の派遣社員はキツイ?現実的な7つの悩み
  13. 30代で派遣社員のままでいてもいいの?理由があるなら問題ない
  14. 何となく続けているなら派遣社員よりも正社員になろう
  15. 30代派遣社員でよく見かける質問

30代派遣社員のメリットとデメリットとは?

30代で派遣社員として働くメリットやデメリットはどのようなことがあるのでしょうか。それぞれ紹介します。

30代で派遣社員でいるメリット

仕事の責任程度は任されてるものだけ

基本的に派遣社員の責任の程度は、契約書内で依頼されているもののみです。

したがって、たとえ業務上で何か大きなトラブルがあったとしても、それを監督していた人の責任となり、自身で責任を負う必要はありません。

もちろん、自分が頼まれた仕事はある程度責任を持ってやる必要がありますが、何かの責任を負う、トラブルの対処をする、といったことはしなくていいのは、大きなメリットです。

仕事をしてお金は欲しいけれど、責任は負いたくない人に最適でしょう。

契約の範囲で働ける

派遣社員は、契約書にない業務をおこなうことは禁止です。

したがって、一度自分の担当する業務内容さえ覚えてしまえば、それ以外の業務を新たに覚える必要はなくなります。

また、契約書に記載してある内容をしっかり把握しておけば、それ以外の業務を頼まれても契約外だからという理由で断っても問題ありません。

たとえば、事務仕事なのに契約書にないお茶くみ当番、出張、飲食を伴う接待などを頼まれた際は、断ることができます。

仕事の範囲が明確でそのほかの業務を断れることは大きなメリットです。

心配やトラブルがあったときにすぐ担当者に相談できる

2つ目のメリットは、心配やトラブルはすぐに担当者に相談できることです。

派遣社員にはその企業に派遣社員を出向させている派遣元の担当者がいます。

したがって、なにか契約やトラブルなどがあったら、すぐに派遣元の担当者の方に相談できます。

派遣社員という立場だと、トラブルや不満があっても直接派遣先の上司に話すのが難しいと感じることもあるかもしれません。

そのような場合でも、派遣元に相談すれば、その担当者を通してやり取りができるため安心です。

いろんな職場を経験できる

派遣社員の契約には、期間が定められているため、契約が満了になると次の職場を紹介されます。

したがって、前の職場が楽しければ同じような職種や雰囲気の職場に、反対に得意ではないと感じたら異なる職種に就くなど、その時の状況に合わせて変えられます。

自分にどのような職種が合うのか、何が得意なのかまだ分かっていないという方や、ずっと同じ仕事をするのは飽きてしまうという方にとっては、このシステムは大きなメリットになるはずです。

自分の時間を大切にできる

派遣社員は就業日数や時間、残業のありなしなど、全て自分で選べます。

したがって、会社の繁忙期などに左右されずに自分のペースで仕事をしていくことが可能です。

たとえば、今月はシフトにたくさん入ってお金をためて、来月は休んで旅行に行くといった仕事の組み方も可能になります。

自分の時間を大切にしながら仕事を続けていきたいという方におすすめです。

30代で派遣社員でいるデメリット

責任感が薄れやりがいが感じられない

派遣社員は、契約期間も短く、契約内容にもよりますが比較的責任の少ない仕事を任されることが多いです。

したがって、責任感を持って仕事をしたい、裁量の大きい仕事をしたいという方にとっては、やりがいが感じられず、物足りないかもしれません。

また、数年働いて慣れてきた頃に契約が切れて、他の仕事に移らなくてはいけないなどといったデメリットも存在します。

正社員になれずに契約満了

派遣社員の契約は、最長3年、3カ月ごとに更新というのが一般的です。

したがって、同じ派遣先企業で3年以上働くことを希望する場合は、派遣会社から派遣先企業へ、あなたの直接雇用を依頼することが義務づけられています。

しかし、ほとんどの場合正社員交渉はなく、3年で契約終了になるのが一般的です。

仕事内容や人間関係に慣れて軌道に乗ってきたため正社員になりたいと思っても、契約が切られたら別の仕事を探さなければいけない部分はデメリットになるでしょう。

理不尽な契約終了と次の派遣先の不安

契約社員はあくまで一時的に雇用されている派遣社員であるため、自分の希望とは裏腹に理不尽な理由で契約を切られるかもしれません。

たとえば派遣社員として働きはじめて1年が経ったときに、「私の知り合いを入れたいので契約満了にします」と突然言われたり、会社の景気が良くないからといった理由で急に契約が終わったりすることも。

そのとき、すぐに次の派遣先が見つかればいいですが、そううまくはいかないこともあるでしょう。

常にいつ契約を切られる分からない不安や次の派遣先が見つかるか分からない不安を抱えていなければいけない点はデメリットです。

同じ職場に3年以上居られない

派遣社員には基本的に同じ職場に3年以上いることはできません。

したがって、最長でも3年たったら別の職場に移る必要があります。

3年ごとに仕事内容を新たに覚えて、人間関係を一から構築しなければいけないのは大きなストレスに感じる方も多いでしょう。

直接雇用と派遣という壁を感じるところもある

同じ職場で働いていても、正社員やパートなど直接雇用の方々は、仲間意識があったり、名前を呼び合ったり、人によってはプライベートでも仲良くしたりしています。

しかし、派遣社員は派遣会社から来ている人という認識のため、別会社の人に業務を手伝ってもらっているような接し方をされていると感じることもあるでしょう。

そのため、同じように頑張っていても、直接雇用の方との壁や疎外感を感じることもあります。

派遣の3年ルールってなに?

3年ルールとは、派遣社員は同一組織で3年以上働いてはいけないという規則のことです。

たとえば、2020年4月1日に入社した場合だと、3年ルールは、2023年3月31日に適応されます。

しかし、同一組織とは同じ部署や課などを指すため、定義に注意が必要です。

3年経ったら、別の会社や同じ会社の別の部署に移るか、直接雇用をしてもらう必要があります。

※参考:厚生労働省「派遣で働く皆様へ

派遣3年ルールには例外もある

就業中に60歳以上になっている

働きはじめた時はまだ50代であっても、就業中の3年の間に60歳を超えた場合、この規則は適応されなくなります。

たとえば、57歳以上で働きはじめ、3年期間が満了になった時点で60歳になっていれば問題ありません。

60歳になると定年退職の時期となりますが、年金受給が原則始まる65歳まで収入を確保する必要があります。

上記の理由から、60歳以上になると長期間同じ職場に派遣社員としていられるようになるのです。

月10日以下の出勤

1カ月の出勤日数が月10日以下であり、かつ1カ月の出勤日数が正規雇用社員の半分以下である場合も適応外となります。

自分の労働日数をしっかり確認しておくことをおすすめします。

産休、育休、介護休業の代理社員

産休、育休、介護で仕事を離れる正社員の代理として雇われている場合も例外に当てはまります。

この場合、対象の正社員がいない期間のみ、同じ業務内容をそのまま引き継ぐ必要があります。

業務内容が正社員から引き継いだ時より増減するなど、変化している場合は適応されないため、注意が必要です。

期限の決まったプロジェクトに参加している

契約の際に、終了の期限が決まっているプロジェクトにのみ参加する場合も例外です。

しかしどのようなプロジェクトでも期限が決まっていればいいというわけではなく、事業の開始・転換・拡大・縮小又・廃止を目的とするプロジェクトに限定されるため、しっかり確認しておきましょう。

就業中に部署異動をしている

先程説明したように、「同じ組織」とは、同じ部署やグループ、課などを意味します。

したがって、同じ会社内であっても、3年の間に部署や所属グループを移動した場合は、3年ルールは適応されません。

派遣社員をやめて正社員になりたいと思ったら

先ほどの章で説明したように、派遣社員はメリットもある一方、不安定で先が読めないというデメリットも存在します。

自由に働ける派遣社員よりも、安定して働けて、将来も安心して暮らせる保証がある正社員になりたいと感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、派遣社員の期間が長いと、正社員採用が難しいことも多いです。

そんな時は、転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントなら、あなたの状況や希望に合わせてアドバイザーが転職活動を手伝ってくれます。

転職先を紹介するだけではなく、履歴書やエントリーシートの書き方、面接の対策も行ってくれる頼もしい存在です。

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派遣から正社員への転職体験談

派遣から正社員への転職体験談

ここでは、派遣社員から正社員へ転職したある方の体験談を紹介します。

私は37歳で派遣社員から正社員へ転職できました。

派遣社員から転職活動を決心するまで

まず、簡単に私の経歴を紹介します。

ほどほどの大学を出て、最初は平凡な会社に正社員として就職しました。

ただ、その会社の仕事内容がどうしても楽しいと思えず4カ月で退職します。

そこからはフリーターを2年ほど経験し、その後は派遣社員として10年以上働いてきました。

派遣社員でも生活するだけのお金は稼げますし、正社員として働くほどの熱意もやる気もなかったため派遣社員を続けていたのです。

そんな中、私の考え方を変えたのがリーマンショックでした。

ひどい経営状態の悪化によって派遣切りを行う会社は増え、派遣の仕事も紹介されない状態になってしまったのです。

当然私も派遣切りに遭い、新たな仕事も紹介されず約1年半仕事がない状態が続きました。

派遣社員は、将来的に見てリスクが高いといわれてはいたものの、正直このことが起こるまでは「仕事があるし大丈夫だろう」と思っていたのです。

しかし、リーマンショックによって派遣の危うさを自覚し正社員を目指しはじめました。

最初は、リーマンショック後に派遣されていた企業で正社員への直接雇用制度があり、上司にも「頑張れば正社員になれるから」といわれていたため転職活動せず正社員を目指したのです。

ところが、残念なことに正社員として雇用されることはなく、3年経過した後に雇用は延長されなくなりました。

その時は、「なぜ会社に淡い期待を抱いて無駄な3年間を過ごしたのだろう」と激しく後悔したのを覚えています。

そして、そこから私の正社員を目指した転職活動がスタートしました。

もう30代後半だったため「無理かもしれない」と思いながらも、「やらないと何も始まらないし、どの企業も人手不足だからチャンスはあるだろう」と思ったのです。

【転職活動】初期

私の場合、企業探しや応募は転職サイト経由と転職エージェント経由の2つを使いました。

利用する人が多いハローワークは、私が全国可だったのと、ハローワークの求人にブラック企業や空求人が多いと聞いていたため辞めました。

とはいえ、やはり転職活動は簡単なものではなく、30代後半で正社員として働いた経験がない人間を雇ってくれる企業はそうそうありません。

転職サイトでは、最初に応募した企業10社は1社も受からず、転職エージェントに至っては「紹介できる案件がない」と相談にも乗ってくれませんでした。

覚悟はしていたものの、正直心が折れそうになりました。

【転職活動】中期

全然受からないからといって、転職活動を辞めるわけにいかない私は2つの方法をとりました。

一つ目は転職サイトに複数登録して「未経験可」「30代でも可」の中から、派遣で経験した業務に関連がある仕事に絞って応募できる会社を探したのです。

次に、断られた転職エージェント以外で他にどこか相談に乗ってくれる転職エージェントがないか探しました。

結果的に、自分の経歴でも「仕事の紹介」「転職サポート」を行ってくれる転職エージェント会社が見つかり、仕事も紹介してもらえるようになったのです。

【転職活動】後期

転職エージェントに相談に乗ってもらうようになってからは、比較的スムーズに転職活動を進められるようになりました。

履歴書の添削なども行ってくれたため、自分が転職サイト経由で受けた会社も書類選考が通過できるようになったのです。

面接は苦手意識があまりなかったので「面接までいけばこっちのもの」と思ってはいたものの、数少ないチャンスを大事にするため徹底的に準備しました。

最終的に、私の転職活動は以下の結果になりました。

  • 応募社数:55社
  • 書類選考通過:6社
  • 面接通過、内定:3社
  • 転職活動期間:3カ月ちょっと

そして、晴れて正社員になれました。

年収は派遣社員時代に比べると200万円もアップしたのです。

転職活動中は心が折れそうになる時があったものの、今は踏ん張って諦めなかったことを心から良かったと感じています。

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派遣社員から正社員になることはできる!

派遣社員であっても正社員への転職は十分可能です。

マイナスに考えるのではなく、派遣での経験やスキルをどう活かしてアピールポイントにしていくかを考えましょう。

自分では長所に気づきにくくても、転職エージェントに登録後、アドバイザーの方に相談すれば客観的に自分の良さを教えてもらえます。

さらに適職や希望している職種を紹介してもらうこともできます。

アドバイザーに相談した後に転職する、しないを判断しても遅くはありません。

まずは行動に移してみることが大切です。

 

以上が、30代後半で正社員への転職を成功させた人の体験談です。

30代で派遣社員から正社員へ転職できた8つの秘訣

30代で派遣社員から正社員へ転職できた秘訣

今回紹介した方は、最終的に3社から内定をもらいました。

では、この方が成功した秘訣はどこにあるのでしょうか。

【秘訣1】現実的に応募可能な会社から選ぶ

一つ目の秘訣は、応募した企業の選び方が良かった点でしょう。

30代後半だと派遣社員という職歴はマイナス評価となりますし、職歴だけで人物像や能力が関係なく落とされるケースはよくあります。

そんな中、少しでも可能性のある会社を探し出し、応募していったことが成功に繋がったのだと思います。

また、これまでの派遣先で培った経験やスキルが活かせそうな会社を探すのも効果的です。

【秘訣2】派遣社員を辞めて転職活動に集中した

この方は3カ月で55社も受けていますが、仕事をしながらだとなかなかそこまで応募することはできません。

実際、派遣社員としての仕事を辞めて、全精力で転職活動に集中したそうです。

生活するために仕事が必要なら在職中の転職活動も仕方ないでしょう。

しかし、金銭的な余裕があるなら思い切って転職活動に集中するのもいいかもしれません。

【秘訣3】働きながらの場合は有給を迷わず使う

面接は平日になりやすいので、もし派遣でも使えるのであれば、迷わず有給を使いましょう。

派遣社員の有給については、派遣元が付与しているため、派遣元の会社に確認しましょう。

「有給を使うのはもったいない」「派遣社員の立場で申し訳ない」など考える方もいるかもしれませんが、面接の日には時間の余裕を持つことの方が大切です。

【秘訣4】何社落ちても心を折らない

転職活動での平均応募社数は20社程度です。

しかし、この方は55社も受けています。

派遣社員で30代後半というマイナスポイントがある以上、それなりの数の企業を受けるのは致し方ありません。

応募する企業の質は大事ではあるものの数もかなり大切です。

【秘訣5】この会社に入社したいという熱意とやる気をアピール

面接では、とにかく「熱意」と「やる気」をアピールしましょう。

正社員としての実績がない以上、経験という面では劣っているかもしれません。

しかし、熱意ややる気なら経験は関係なく、いくらでもアピールできるポイントです。

企業側が面接時に重視するポイントとして最も高いのが、実はこの熱意とやる気なのです。

多少経験面で不利だったとしても、熱意とやる気があればそこをカバーできます。

【秘訣6】これまでの派遣の仕事に誇りを持っていたこと伝える

それでも、やはり仕事での経験も大切です。

派遣社員として働いてきた実績は評価されにくい傾向があるのも事実。

しかし、この人はこれまで派遣社員としてやってきた仕事に対して自信と誇りを持ち、決して「正社員として働いてきた人に劣っていない」という部分をアピールするよう心がけたそうです。

派遣社員という雇用形態ではなく、やってきた仕事やスキルを面接で伝えられるとよいでしょう。

【秘訣7】2つの転職エージェントを利用する

複数の転職サイトから自分が応募できる企業を探したり、最初の転職エージェントで断られたら違う転職エージェントに登録してみることも成功に繋がる秘訣です。

未経験可かつ30代後半でも大丈夫そうな企業は、やはり少なく見つけにくいでしょう。

それでも、できるだけ多くの企業を探すのは必要ですし、転職エージェントのアドバイスがあるかないかで転職活動の質は大きく左右されます。

決して1社だけで諦めず、いろいろな企業に応募し続けるのが大切です。

【秘訣8】正社員への転職を目指してすぐに行動を起こす

正社員への転職を何となくでも考えるようになったら、まずは何でもいいので行動に起こしてみましょう。

転職エージェントに登録をする、求人を見てとりあえず応募をしてみる、説明会に出てみる、などどんなに小さなことでも構いません。

いつまでも思考を巡らせて転職するかどうか悩んでいるのであれば、まずは一歩足を踏み出してみましょう。

一歩踏み出せば、案外すぐに転職活動が先に進んでいったり、思っていたよりもハードルが高くなかったりするものです。

最終的に転職をするかどうかは、一度行動に移してみてから考えても遅くはないので、まずは何かしらアクションを起こすことをおすすめします。

派遣社員から正社員になる効率のいい5つの方法

【派遣から正社員になる効率のいい転職方法1】|派遣先で正社員

派遣先の雰囲気・仕事・社風などが自分に合うことをアピール

派遣先で正社員になりたいと思っても、そう簡単になれるものではありません。

厚生労働省によると派遣労働者を正社員に採用する制度がある事業所の割合は 13.0%で、このうち過去1年間に「派遣労働者を正社員に採用したことがある」は 1.7%と非常に低くなっています。

採用する制度がない事業所は82.9%で、このうち「派遣労働者を正社員に採用したことがある」は 1.3%です。

派遣労働者が就業している事業所についてみると、派遣労働者を正社員に採用する制度がある事業所の割合は 27.8%、このうち「派遣労働者を正社員に採用したことがある」は 5.8%です。

このデータからもかなり狭き門だということが分かるでしょう。

しかしあなた自身が、この会社はすごく自分に合っていて、社員になりたい思いが強く社員に伝わる、期待以上の成果を出す、などで上司などに「この人を雇いたい」と思ってもらえれば、声を掛けられる確率も高くなります。

※参考:厚生労働省「派遣社員を正社員にする制度

派遣社員から直接雇用の申し入れを行う時期を探って担当に聞く

派遣先には、下記の要件を全て満たしている派遣社員を「雇い入れるように努力しなければいけない」と定められています。

1,同じ派遣先企業内で、一年以上同じ組織(部署など)で同じ業務に従事している社員であること

2,派遣の受け入れ期間終了後、再度同じ組織で同じ業務に従事する労働者として雇入れようとする場合

3,1の派遣社員が継続して就労することを希望しており、派遣元から直接雇用の依頼があった場合

上記の要件を満たしている場合、直接雇用に昇格できる可能性が高まります。

基本的に、派遣元が派遣先会社の担当者から伝える形になるので、希望する場合は派遣元の担当者に相談しましょう。

※参考:厚生労働省「”雇用の努力義務”と”雇用契約の申込み義務”

【派遣から正社員になる効率のいい転職方法2】|紹介予定派遣に登録

紹介予定派遣とは、最長6カ月の派遣期間終了後、本人と派遣先双方の合意のもと、社員になるという働き方のことです。

最初の派遣社員の段階から、直接雇用を想定して雇用され、最終的に双方の意思が合致すれば直接雇用に移れるという仕組みになっています。

メリットや特徴について、紹介していきます。

紹介予定派遣のメリットとは?

紹介予定派遣の大きなメリットの一つは、その会社が本当に自分に合っているかを見極められることです。

最初から直接雇用で雇われてしまうと、長期雇用が前提となるため、合わないと感じても簡単にやめることができません。

しかし、この雇用方法であれば、自分に合っているか、実際の業務に関わりながらゆっくり考えられるでしょう。

また、未経験だから最初から直接雇用を目指すのはハードルが高いという方でも、紹介予定派遣なら比較的簡単に雇ってもらえることもメリットです。

紹介予定派遣が強い派遣会社について

大手の派遣会社は、さまざまな企業とのつながりを持っているため、紹介予定派遣に強い会社でもあります。

しかし、実際に令和3年度における紹介予定派遣を実施している企業の割合は6.8%、紹介予定派遣で人材を派遣してほしい会社が141,340人に対し、実際雇用に結びついた労働者数はわずか12,630人です。

※参照:令和3年度 労働者派遣事業報告書の集計結果 P11表9紹介予定派遣の状況

人材を求めている企業に対して、実際採用にまでいたる人材が居ない実情があります。

【派遣から正社員になる効率のいい転職方法3】|スキルを高めて正社員になる

たとえば、Excelが使えないのに事務の正社員になりたい、看護師資格がないのに看護師になりたい、と思っているだけでは難しいでしょう。

やりたい思いがあるなら、スキルを得てからエントリーした方が転職成功率を高められます。

入りたいと思う業種や職種を決めてからスキルを得るのが大事

職種といっても自分に向いている職種が分からないと思う人は多いでしょう。まずは自分がやってみたい仕事、さらにやってもいいなと思っている仕事は何か考えてみます。

ここは一度間口を広く持って、そこから絞っていけばよいでしょう。

そしてその仕事に必要なスキルは何なのかを調べて取得するのが近道です。

やみくもにスキルを磨いても、必要ないものだったり一貫性がなかったり、収入に直結できなくなります。

資格を取得する

資格があると有利な職種を狙うときは、段階を踏んで「資格取得」をまず目標にしておくのがおすすめです。

事務系であれば日商簿記や医療事務、石油や化学メーカーを目指すなら危険物取扱者、ホテル業に就きたいのであれば、ホテルビジネス実務検定試験【H検】などさまざまな資格があります。

履歴書に書くことで有利になる資格を取得できれば、心にも余裕を持つことができます。

ITエンジニアになりたいときは「学習」が必要

また、システムエンジニアになるにはIT系学部、学科のある大学や専門学校を卒業する、または独学でスキルを磨くという方法もあります。

YouTubeにもプログラミング系に関する教材動画はたくさん上がっていますが、本気で目指すなら通学制だけでなくオンライン講座もあるので、勉強という投資を惜しまずに続けてみましょう。

勉強した分は必ず身になります。

ハローワークの職業訓練を利用する

ハローワークではさまざまな職業訓練を行っています。

内容は、IT、建設・製造、塗装、介護など多岐にわたり、数カ月で完了するものから年単位のコースもあります。

失業保険を受給している人を対象にした「公共職業訓練」、受給できない求職者を対象にした「求職者支援訓練」を受けるかによって、訓練期間や手当などが異なるので各自治体のハローワークに問い合わせてみるとよいでしょう。

【派遣から正社員になる効率のいい転職方法4】|家族や友人・先輩を頼る

正社員を目指す方法として効率の良さを考えるなら、自分を知っている人を頼るというのもありです。

以前一緒に仕事をしていた同僚や先輩、家族などに仕事を紹介してもらうことは全く悪いことではありません。

自分を知る相手だから相談がしやすく有利になることも

家族、友人、先輩など自分を知っている人を頼ることで、相談がしやすかったり、自分の良さを見てくれて推薦してくれたり、採用への近道になる可能性があります。

ただし、必ずしも希望が通るとも限りません。会社の都合と自分の希望が合わないこともあるでしょう。

たとえ、採用試験で落ちたとしても紹介してくれた人には感謝を伝えて、今後の付き合いに影響が出ないような関係性を保つことが大切です。

内部を知っている人からの紹介のため足りない人材として勤められる

その会社に勤めている=内部を知っているので、空きがある部署や求めている人材が分かり、自分の希望や能力と合致すれば採用される可能性が高まります。

相談した相手の役職が高ければ高いほど、入社できる確率は期待できるでしょう。

また、人材が不足している部署は採用したい気持ちが大きいので、入社して喜ばれることもあるかもしれません。

【派遣から正社員になる効率のいい転職方法5】|転職エージェントを使う

最も効率の良い転職方法としては、転職エージェントを利用する方法があります。

転職エージェントは無料なのに頼れる

転職エージェントは、孤独な就職活動中に自分の味方になってくれる存在です。

登録すれば、オンラインのカウンセリングやエントリーシートの添削、企業とのやり取り代行などをおこなってくれます。

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30代で派遣から正社員になるためのおすすめ転職エージェント

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30代の派遣社員が正社員になるための3つのNG転職行動

「30代で派遣社員として働いていたけど、やっぱり正社員になりたい!」そう思った人がとってはいけないNG行動をこれから紹介します。

無期雇用派遣になってしまう

無期雇用派遣とは、従来の契約期間が決まっている派遣社員とは異なり、期限なく働ける派遣社員のことをいいます。規定に沿えばボーナスが出るなどメリットも見受けられます。

ですが、いくら契約満了がない、収入が安定する、ボーナスがあるといってもずっと派遣社員のままです。

派遣先が選べない、職種や勤務時間、勤務日数を指定できないなどデメリットもあります。

直雇用の正社員になりたい!という方にとっては、正社員になりそびれる要素がたくさんあり、おすすめはできません。

契約社員で妥協してしまう

正社員になりたいのに、契約社員でもいいからと妥協するのは良くありません。

契約社員は契約期間が決まっており、ボーナスが無い会社もあり安定していません。30代以降も働いていきたい、と思うなら正社員を目指しましょう。

派遣終了から無職期間を長く持ってしまう

派遣社員中に転職活動をしていたものの、予期せぬことや就職が決まらずに契約満了となってしまったとき、無職期間が長いと転職活動が不利になってしまいます。

どうしても転職したい職種があり、その仕事に就きたいと思っていても、社会人としての履歴に穴があいてしまうのはかんばしくありません。

転職活動をしながら、次につながるアルバイトをしてみる、派遣社員を続けてみるなど社会人として何かをし続けていた方がよいでしょう。

就職活動中はリフレッシュ休みを設けよう

正社員を目指して転職活動を続けるのは良いことですが、根をつめて体調を崩したり、ストレスを溜めたりしては本末転倒です。

毎週月曜日は休む、月に1日は友達に会いに行くなど息抜きする時間を設けてモチベーションを保ちましょう。

30代派遣から正社員になったときの注意点

では、晴れて30代で派遣社員から正社員になった時に、注意すべき点はあるのでしょうか。2点紹介します。

正社員になってもすぐに給料は上がらないことを理解する

派遣社員や正社員、雇用形態が何であれ従業員の給与は、面接の時に話した内容が基本です。

たとえば、派遣社員の時は時給1700円で1日7時間、週5日で月20日働いていたときは月給238,000円だったとしても、正社員になったら月給22万円になることもあります。

勤め先によっては、派遣社員で働いていた時の方が月給が高かったということもあるので注意が必要です。

しかし社員には社会保険がついたり、賞与がもらえるようになったり、年収は高くなる可能性の方が大きいです。

そのほか評価制度がある会社であれば、すぐというわけにはいかなくても昇給や臨時ボーナスのチャンスも出てくるでしょう。

また、試用期間を過ぎて晴れて正社員になることもあれば、すぐに正社員になれることもあり、タイミングは会社それぞれです。

入社後すぐに給料をアップさせようと焦らず、こつこつと働いていきましょう。

就業規定をきちんと確認する

派遣社員の時は1日7時間勤務だったところ、正社員になったら1日8時間になったり、土日に出勤することになったり、地味な負担を感じることもあるでしょう。

正社員になると企業と直契約となるため、サポートしてくれる担当者もいません。

一日の勤務時間、土日出勤の可能性、残業は月どのくらい発生するのか、などどれも自分の体調に直結する大切なことです。

入社してから「なんか思ってたのと違うな」とならないように、就業規定はきちんと確認しておきましょう。

派遣社員のままでいたい30代以降に必要なこと

「いやいや、いろいろ考えてみたけど正社員よりもこのままずっと派遣社員でいたい!」と思う人もいるでしょう。

30代以降も派遣社員でいたいと思った時に必要なことをまとめました。

資格やスキル取得で時給アップを狙っていく

派遣社員としてずっと生きていくにしても「年収を上げたい!」と思う時もあるでしょう。

そのためには、今後勤めていきたい職種を決めたり、活かせそうな資格やスキルを持っておくと時給アップを狙えます。

もちろん、就労するごとに職種を変えたり、いろいろな経験ができるのも派遣社員として働くメリットの一つですが、歳を重ねるごとに未経験職種への派遣は難しくなってきます。

30代以降は得意分野を伸ばしていきましょう。

キャリアプランを立てて数年後の自分を想像しておく

人は必ず年を取っていきます。気が付くと30代突入、これ以上に40代の毎日は風のように過ぎ去ります。本当です。

「自分はこのまま派遣社員として過ごす」と決めて、このまま働き続けて5年後、10年後、20年後にはどうなっていたいか、だいたいでいいのでイメージしてみましょう。

計画性をもって日々過ごすことで仕事のモチベーションを保ちやすく、「わたし今何やってるんだろう」と迷わずに済みます。

派遣社員は副業ができる!収入を増やし生活を楽に

派遣社員は基本副業OKなので、今の生活や今後の生活が苦しくならないように働き方を考えてみましょう。

求人サイトを見れば、業務委託から1日でできる単発の仕事など仕事がたくさんあります。

自分の体調と相談して、無理のない範囲で仕事を増やすのも年収アップやモチベーションアップにつながります。

他社を見ることで勉強になって本業に生かせたり、自分の新しい一面を知ったり、体調さえ大丈夫であれば得るものが多いでしょう。

無期雇用派遣を考えてみる

2015年の「労働者派遣法」の改正により、「無期雇用派遣」の字を目にする機会が増えたと思います。

派遣先の企業に派遣されて働く点は有期雇用派遣と同じですが、契約の終わりを決めずに派遣社員として働けます。

条件を満たせば同じ職場で長く働くことも可能なので、収入が安定するというメリットがある一方で、派遣社員という立場は変わらないため、待遇など正社員との壁を感じるデメリットもあります。

30代以降の派遣社員はキツイ?現実的な7つの悩み

30代以降で派遣社員として働くのは実際のところ、どうなのか?キツイのか?気になる悩みを7つ紹介します。

【悩み1】正社員と比べて年収は増えない

派遣社員はたとえ月収が高かったとしても、時給制です。

以下は、厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査」「派遣労働者実態調査」の資料を参考に作られた「年齢別の賃金カーブ」の表です。

縦軸は時給額を、横軸は年齢を表しています。

※参考:厚生労働省職業安定局「目指すべき雇用システムとセーフティネットについて(雇用システム編)P11 年齢別の賃金カーブ

厚生労働省の考察にもありますが、「非正規雇用者の給与は、ほぼ全ての世代で正社員の給与を下回っており、年齢による変化も少ない」現状があります。

中には、1年ごとに10円ベースアップできるような企業もありますが、年収別で見ると正社員と比べても増えることは無さそうです。

【悩み2】35歳以降の働き方をいつも考えてしまう

25歳、30歳、35歳など5年ごとの節目に人生を改めて見つめる人も多いのではないでしょうか。

35歳を過ぎて派遣先を紹介されなくなったらどうしようとつい思ってしまい、心配が常に残ってしまう。

なんとなく不安だけど手も打てないまま年をとっていくのではないか、女性なら万が一出産してキャリアが止まってしまうことは避けたい、などいろいろ考えてしまうでしょう。

【悩み3】キャリアやスキルがなく30代を終えてしまう

たとえば、派遣社員としてサポート的な仕事ばかりしていると、辞めたときに身に着いたスキルがない、いろいろな職種を転々としていたためキャリアに一貫性がないなど、ふと気が付くことになるかもしれません。

「私なにやってたんだっけ?」と40歳の誕生日を迎えてしまう前に、まだ時間があるのなら自分を見つめてみましょう。

【悩み4】年齢を重ねるたびに求められることが多くなる

歳を重ねていくと、仕事のスキルや社会の常識、これは知っていて当たり前と思われることも増えていきます。他の派遣社員たちをまとめてほしいと言われることもあるのではないでしょうか。

求められることが増え、責任だけが増えていくのに時給制なので、なんとなく腑に落ちない気持ちになります。

【悩み5】直雇用の社員やアルバイトなどと信用を築けない

派遣社員は、派遣会社から派遣先に派遣されて働いているので、いくら長く働いても正社員の人やアルバイト、パートなどの直雇用者である人から仲間意識を持たれることが難しいことがあります。

仕事への取り組み方次第で、信用されることはもちろんあると思いますが、「契約が切れたらいなくなってしまう人」という認識をされるので、少しさみしい思いをすることもあるかもしれません。

【悩み6】仕事に慣れても同じ部署に長期勤務はできない

やっと仕事に慣れてきたと思い、部署内でも大事な仕事を任されたりするようになったとしても、契約期間があるため長期勤務は難しいです。

労働派遣法では、例外はあるものの基本的に同じ部署で働けるのは最長3年間と定められています。

自分に向いている仕事を見つけて長期的にこの仕事がしたいと思っても、同じ場所には居られません。

【悩み7】派遣社員だと結婚が難しいと思ってしまう

専門的な業務につく派遣社員なら時給も高く将来的にも安心かもしれませんが、一般的な派遣社員の場合、誰かを養うというのは難しい年収でしょう。

男性女性関係なく、相手に一定の年収を求めている人もいるので、派遣社員のままでは結婚できないかもしれないなと悩んだり、諦めたりすることもあるかもしれません。

ただ、さまざまな価値観の人がいるので、これに関しては一人で悩まずにお相手にゆだねるのが一番でしょう。

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30代で派遣社員のままでいてもいいの?理由があるなら問題ない

30代で派遣社員でいることの悩みなどさまざま話してきましたが、理由があって「私は派遣社員でいくんだ!」と決めているなら全く問題はありません。生き方は人それぞれです。

派遣社員であっても個人事業主として働く

たとえば、派遣社員は副業OKなので、確定申告のときに副業を本業として申告し、派遣社員を副業として、個人事業主として働くこともできます。

税金など気を付けることはたくさんありますが、派遣先に迷惑さえかけなければ、得意分野で開業するのもアリです。

人生100年時代、いろいろな方法で稼ぐのも楽しいでしょう。

結婚相手を見つけて引退するのもあり

「このまま派遣社員を続けて、結婚して引退する!」という目標があるなら派遣社員のままでいる理由にじゅうぶんなるでしょう。

ただし、その場合は「この年齢まで」という決まりを自分で作っておいた方がよいです。

余計なお世話なのは本当に100も承知ですが、本当にあっという間に30代は過ぎ去るからです。

パートナーが働いているから

人生のパートナーが正社員など主軸となって働いており、理解を得ているときは派遣社員のままでもよいでしょう。

キャリアを積んできた女性であれば、30代は一番出産をどうするか自分と向き合うことになると思います。

キャリアが途切れるのはつらいことですが、もし本気で出産を考えるなら、派遣社員のまま出産を想定するのか、正社員になって数年働いてからにするのかは、パートナーと話せるとよいでしょう。

何となく続けているなら派遣社員よりも正社員になろう

上記したような理由は特に自分には当てはまらない、何となく働いている、いいタイミングで派遣先を紹介してもらえて楽だから働いているという人もいるかもしれません。

そんな人は、年齢を重ねるたびに派遣先が減ってしまうこともあるので、1日でも早く正社員になった方がいいでしょう。

派遣社員として勤めている今のうちに転職エージェントを利用しましょう。

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30代派遣社員でよく見かける質問

30代の派遣社員にまつわる質問を紹介します。

30代男性は派遣社員で大丈夫なの?

以下は、一般社団法人日本人材派遣協会が発表している年齢階級別・性別派遣社員数の表です。

▼派遣社員の割合 女性

▼派遣社員の割合 男性

※一般社団法人日本人材派遣協会HP「雇用者に占める派遣社員の割合」

派遣社員として働く人の割合は、男性の場合25歳~34歳、45歳~54歳が20.8%と最も多いです。なにをもって「大丈夫」と捉えるかによりますが、30代の男性派遣社員は多く存在します。

派遣社員をずっと続けるのはやばいこと?

こちらも、前回の質問同様になにをもって「やばい」と捉えるかによりますが、将来的に仕事に困らず暮らしていきたいというのであれば、早めに正社員になることが安定への近道でしょう。

この時代では正社員になっても安心、安定という訳にはいきませんが、派遣社員を続けていくのと正社員になるのを天秤にかけたら、正社員の方が安心です。

派遣社員とアルバイトはどっちが稼げる?

派遣社員は働く日数が決められていたり、業務時間が決められていたりするので、時給次第では入れるだけシフトを入れてアルバイトをする方が稼げるかもしれません。

雇用形態というより、時給と福利厚生次第なのではないでしょうか。

迷ったら採用される前に月給を換算してみることが大切です。社会保険についても、条件次第では入れないこともあるので必ず事前にチェックしましょう。

派遣契約中は引き抜き禁止なの?

労働派遣法で、引き抜きを禁止する項目が特にあるわけではありませんが、基本的には派遣期間中に正社員へ引き抜くことはできません。

派遣会社と派遣先の会社間で取り交わす契約書で禁止されていることが多いようです。

仮に引き抜くとしたら、契約が満了した後なら正社員として迎えられますが、派遣社員、派遣先、派遣会社の間でトラブルになりやすい話なので、三者で話し合って円満に正社員になれるとよいでしょう。

派遣は卒業!30代で正社員になる最短ルートを紹介

派遣社員として働くのはそろそろ卒業しませんか。とはいえ、働きながらの転職活動は大変です。

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