年間休日75日というのは、平均から見ると約40日も少ない日数であり、全企業を見ても下位2%というトップクラスでかなり厳しい条件になります。
さすがにこの条件で働くことはおすすめできないし、もしすでにそういった条件で働いている人がいたらすぐにでも転職することをおすすめします。
おすすめの転職サービス
転職エージェントは様々なサポートを受けることができるので、一人で転職をするよりも成功率が高くなります。
実際に志望する企業がまだ見つかっていなくても、まずは登録をしてエージェントの方と面談をすることで、
自分の希望する職場環境の会社やキャリアプランに沿った会社が見つかります。
ちなみに、利用料は一切かからないので、ぜひ気軽に登録してみてください。
おすすめの3サービス | 公式 |
---|---|
リクルートエージェント | 公式 |
doda | 公式 |
JAIC(ジェイック) | 公式 |
目次
年間休日75日はさすがに少なすぎ・・・
年間休日75日というのを聞くと多くの人はさすがに「少なすぎる」と感じるでしょう。
では一般的に見るとどれくらい少ないのでしょうか。
年間休日の平均日数から比べると約40日も少ない
厚生労働省の「就労条件総合調査結果の概況」によると、労働者1人あたりの年間休日数の平均は114.7日となっています。
年間75日はなんと平均から39.7日、約40日も少ないという結果。かなり少ない方であるということは明白です。
1ヶ月で考えると平均的な人は1ヶ月に9.5日休みがあるのに、年間休75日だと6.3日。3日以上の差があります。
下位2%レベルの年間休日数の少なさ
以下は年間休日数の分布です。
- 130日以上・・・1.8%
- 120~129日・・・27.5%
- 110~119日・・・18.7%
- 100~109日・・・32.8%
- 90~99日・・・8.6%
- 80~89日・・・5.7%
- 70~79日・・・3.6%
- 69日日以下・・・1.3%
年間休日数75日というのは、推定すると下位2.0%。
ちょっとどころではなく、トップクラスに悪い条件であることは明白ですね。
総労働時間で考えると実は年間休日105日以下の場合と変わらない
ただ労働時間の観点で考えると、年間休日75日の場合と年間休日105日の場合は、実はそう変わりません。
労働時間は以下の法律によって上限が定められています(残業は除く)。
労働基準法第32条
使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させてはならない。
変形労働時間制を採用すれば「1週間40時間以内」というルールを1ヶ月もしくは1年の範囲で平均化して判断することができるものの、期間内で超えてはいけません。
ではこのルールを守って1日8時間勤務すると、何日働くことができるでしょうか。
1週間で働くことができる日数は5日間、1年間は52.14週ですから260日。これが1日8時間勤務をした場合の上記の法律を満たす可能な労働日数です。
すなわち、年間休日105日というのは1日8時間勤務を行った場合に必ず必要な年間休日数というわけです。
では年間休日75日、総労働日数290日となるとどうなるでしょうか。
もし1日の所定労働時間が8時間となると上記の法律は満たせませんから、1日の労働時間を短くする必要があります。おおよそ1日7時間程度に設定しなければなりません。
結局年間休日105日以下であれば何日であろうと、総労働時間は最低ラインなので変わらないということです。
ただ同じ労働時間であっても、休みが少なすぎる方が辛い・きついと思う人の方がやはり多いのではないでしょうか。
年間休日75日で違法とならない為のルール
ここでいったん、年間休日75日が違法とならない為のルールを見ていきましょう。
変形労働時間制が導入されていない場合
変形労働時間制が導入されていない場合、毎週所定労働時間は40時間以内を守る必要があります。
年間休日が75日しかないと週6勤務の週は当然発生しますから、その週はたとえば以下のような所定労働時間に設定しなければなりません。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
7h | 7h | 7h | 7h | 7h | 5h | 休 |
1ヶ月単位の変形労働時間制が導入されている場合
1週間の労働時間の上限を平均化して判断することができる変形労働時間制は1ヶ月と1年間のものがありますが、1年間の変形労働時間制を導入した場合は最低でも85日の年間休日数が必要なので、今回のケースで利用することはできません。
その為、この制度を導入する場合は1ヶ月単位の変形労働時間制を利用することになります。
この場合、1ヶ月の総労働時間の上限は以下の通りになります。
1ヶ月の日数 | 月の労働時間 |
31日 | 177.1時間 |
30日 | 171.4時間 |
29日 | 165.7時間 |
28日 | 160.0時間 |
たとえば31日ある月だと以下の働き方だと月の労働時間は175時間となるので問題ありません。
このように年間休日75日の場合、1日の所定労働時間は7時間であることが多いでしょう。
年間休日75日の厳しい働き方の現実、連続の週6勤務に長期連休もなし
ではもう少し、年間休日75日だとどんな働き方をするのかを見ていきましょう。
1年間は52週ですから、週5勤務と週6勤務が隔週でであるとすると年間休日は78日になってしまいます。
ですから年間休日75日だと、基本的には週5勤務と週6勤務が交互にあるけれど、時々週6勤務の週が連続するという働き方になります。
たとえば下記は2か月間のカレンダー。
基本的には交互だけど、月の変わり目で週6勤務が連続しています。
このように週6勤務の週が年に数回はあるという、中々きつい働き方です。
そして祝日はもちろんですが、年末年始等の連休も基本的にはありません。世間が休んでいようがなんでいようが、普段と変わらないスケジュールで普段と変わらず仕事をすることになります。
週1.5回の休み以外で休めるのは有給休暇くらいです。これだけきつい働き方を強いる会社で有給休暇をまともにとらせてもらえるかはかなり疑問ですが。
さすがに転職を考えるべきレベルの休日数
年間休日75日の場合、法律がしっかり守られていて、なおかつ残業もないという条件ではあるものの1日の労働時間が少ないというメリットがあります。
1日の所定労働時間はだいたい7時間で、他の会社より1時間早く帰ることができるわけですから。
ただ実際働いてみると、そんなのは全くメリットとは感じないくらいの休日数の少なさです。
先ほども紹介しているように、この年間休日数は全企業の中で下位2%というひどさで、転職すればもっとまともな会社はたくさん見つかりますから、早めに転職することを検討することを強くおすすめします。
最近は転職支援サービスも充実していますので、ぜひ積極的に活用しましょう。
転職エージェントはこんな人におすすめ! |
|
転職サイトはこんな人におすすめ! |
|
おすすめの転職サービス
【最大手】リクルートエージェント
転職サイト|転職エージェント
多くの非公開求人を保有しており、求人件数はダントツNo.1。
20代の若手から40代のミドル層まで幅広い求人を扱っているので、転職するなら登録必須のサービスです。
まだ方向性の定まっていない方でも、あらゆる業界・職種の情報からピッタリの求人を見つけられるでしょう。
【未経験から正社員に】JAIC
転職エージェント
ジェイック最大の特徴は、フリーター・第二新卒・既卒・中退専門・30代未経験の無料就活講座があることです。
履歴書の書き方・面接対策だけでなく、ビジネスマナーをはじめとした就活対策も丁寧にサポートしてくれるのが魅力。
フリーターが7日間で3社の内定を貰えた実績もあるので、経歴に不安がある方・就活の始め方もわからない方におすすめできるサービスです。
【満足度の高さ】doda
転職サイト|転職エージェント
求人件数はリクルートに次いでNo.2。
求人の内訳として、50%以上がエンジニア職(SE、Webエンジニア、建設、機械・電気など)なので、エンジニアの転職を考えている方は登録必須です。
質の高い求人を数多く取り扱っているのも特徴の1つになります。