会社によって様々である労働条件。
特に休日数に関しては、多い会社と少ない会社で大きな違いがでることでしょう。
休みがしっかりとれるか否かは働く上で非常に大切ですので、会社を選ぶ際には必ず確認しておかなければなりません。休日数によって、働くことの負担は大きく変わってきますからね。
今回紹介するのは、「4週7休」という働き方について。
4週7休とはどういった勤務形態なのか、年間休日数はどの程度になるのか、平均から見るとどれくらい少ないのかなど、詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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4週7休ってどんな働き方?
4週7休とは、その名の通り4週間のうち7日間が休みという働き方です、
労働基準法では、休日に関して「毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えること」が義務付けられています。
ですから、4週7休という働き方は休日数に関して労働基準法に違反しない働き方であるのです。
4週7休の勤務体制
4週7休制が導入されている場合の勤務体制は、以下の2つのパターンに当てはまることが多いです。
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いずれの場合も基本的には週に2日の休みとなりますが、4週のうち1回は週に1日の休み、つまり6連勤となるということですね。
休みとなる曜日に関しては、シフト制の会社以外は「日曜日が必ず休みで、土曜日に出勤日がある」という形が多いです。
祝日はどうなる?
祝日に関しては、同じ4週7休を導入している会社であってもそれぞれ対応が異なります。
「4週7休というのはあくまで最低限の日数だから、祝日がある場合は休みとする」という会社もあれば、「祝日は関係なく出勤させる」、「祝日は休みとするが、7休の1日分になり他の休みが減る」という会社もあるといった感じです。
できれば、最初のような会社が望ましいですよね。
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4週7休の場合の年間休日数、労働時間
ここでは、4週7休の場合の年間休日数、労働時間を一緒に確認していきましょう。
年間休日数は平均以下
4週7休の年間休日数は、祝日や長期休みの扱いによって大きく異なります。
1年間は52週ですから、確実に休めるのは91日。
そこに祝日が含まれるのか否か、年末年始休みやお盆休みといった長期休暇が与えられるのか否かによって、100日から110日程度まで幅が生まれてくるのです。
そのため、一言で「4週7週」と言っても、会社によって年間休日数は全く異なると覚えておきましょう。
ちなみに、年間休日数の平均は113日程度ですので、それらの休みが加えられても平均休日数よりは少ない場合がほとんどです。
労働時間は変形労働時間制を導入しているか否かで異なる
4週7休の勤務体制で働くことを検討している方に特に知っておいてほしいのが、労働時間に関してです。
労働基準法では、「法定労働時間の上限は1日8時間、1週間に40時間を超えて労働させていけない」と定められています。ですから、この上限を超えてしまうと違法な働き方となるわけです。
しかし、4週7休の場合、少なくとも1回は6連勤となる週があるので、この上限を超えてしまうことになります。
そのため、以下の方法をとっていなくてはなりません。
変形労働時間制を導入している場合
労使協定または就業規則等において変形労働時間制を定めている場合、労働時間は一定期間を平均して、1週間当たりの労働時間が法定の労働時間を超えない範囲内であれば良しとなります。
例えば、単位期間を4週とした場合、4週間で可能な労働時間は160時間。4週7日の21日なので、1日の勤務時間が7時間37分以下であれば問題なくなるということです。
また、単位期間を1年とした場合は年間休日数によって異なります。
祝日や年末年始等の休みも合わせた形で計算することになりますから、年間休日数が105日以上であれば1日8時間、96日であれば7時間45分が労働時間の上限です。
変形労働時間制を導入していない場合
労使協定や就業規則等で変形労働時間制を定めていない場合は、1週間に40時間を超えることは原則NG。
超えるためには36協定を結んだ上で超過勤務、すなわち残業として働き、その分最低0.25倍を割り増しした賃金を超過勤務手当と支払われなければなりません。
また、もし残業なしで行うのであれば、6日勤務をする週の労働時間を6時間40分以下にする必要があります。
とはいえ、特定の週だけ勤務時間が変わるのは分かりにくいし、全てが残業となってしまうのも人件費を増やす原因となってしまうので、基本的には先ほど述べた変形労働時間制が導入されていると考えて良いでしょう。
働きやすいかどうかは年間休日数次第
4週7休が働きやすいかどうかは、年間休日次第というのが正直なところです。
常に4週7休で祝日も長期連休もなしでは、さすがに休みが少なくてしんどいと思う人が大半ですが、祝日は全て休みで夏休みや年末年始などの長期休みも与えられるとなれば働きやすいと感じる人も多いでしょう。
ただ、一般的には平均休日数未満で、ホワイト企業の一つの指標となっている年間休日120日には遠く及ばないことが多いので、もししっかりと休みをとりたいと考えているのであればあまりおすすめできる勤務体制ではありません。
休みが多い企業の求人はどうやって探す?
ここまでの説明から、4週7休は場合によっては働きにくいというは想像に固くありません。
では、仮に働きにくいと感じたとして、休みの多い企業はどうやって探していくことになるでしょうか?
探し方はいくつかありますが、最も効率的に探すのであれば、転職サービスの利用を検討してみましょう。
例えば、下記の表を見て下さい。
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ここの表にあるのは、大手転職サービスの3社ですが、公開されている求人数だけでも非常に多いということが分かると思います。
そして、その中でも特にリクルートエージェントは公開求人数は40万件以上であり、さらに転職エージェントというキャリアアドバイザーから紹介してもらえる「非公開求人」の求人数も40万件ほどということで、膨大な求人が今も掲載されています。
これだけの求人数があれば、年間休日数の条件はもとより、他に自分が希望する条件をつけても十分に求人が見つかる可能性があります。
そのため、求人探しは自分ひとりで行うのではなく、まずは転職サービスを利用するということから検討してみましょう。
休みが少なくて不満なら転職しよう
この記事を読んで下さっている方の中には、すでに4週7日で働いている方、それ以下の休日数で働いている方もいるかと思います。
そして、そのうち多くの方が休みが少ないことに不満を持っているのではないでしょうか。
もしあなたもそうであるなら、売り手市場で転職しやすい今のうちに転職してしまうことをおすすめします。
休日数は、人間関係等と違って我慢して長く働き続けたからと言って変わるものではありません。変えるためには会社を変えるしかない、というのが現実なのです。
だからこそ、ぜひこのタイミングで転職活動を始めてみてください。
休みの多い会社への転職には、転職エージェントの利用がおすすめ
先ほども述べた通り、「4週7休制の会社で働いていて、休みが少ないことに悩んでる」という方は転職で解決するほかないので、この機会にぜひ転職を検討しましょう。
とはいえ、自分ひとりで休みの多い会社を探す…となると、やっぱり難しいですよね。
口コミサイトなどを見ても、人によって書いている内容が全く違うことなんてよくありますし、正直あてにならない部分も多いです。
そこでおすすめしたいのが、転職エージェントの利用です。
彼らは、多くの転職者を支援してきた経験から企業側の雇用条件を熟知しています。そのため、休みをきちんと取れる会社をピックアップして紹介してくれるのです。
また彼らは、転職希望者がすぐに転職先から辞めてしまうと、クライアント企業からの評価が下がってしまいます。ですので、企業風土とマッチしているかという点もしっかり考慮して、その人に合っている企業を提示してくれます。
転職サイト等を利用して自分一人で転職活動をするよりも、格段に効率よく優良企業に転職できると思いますので、ぜひ積極的に利用してみてください。
転職エージェントは自分に合ったサービスを利用しよう
転職エージェントには上記で説明したようないい点が多くありますが、自分に合わないようなサービスまで利用する必要はありません。
どういった基準で合う合わないを決めていけばいいか分からないということもあるとは思います。
そういった場合はまずは求人数を比較してみて、どのサービスなら自分の希望する求人が見つけやすいかを考えていきます。
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この表は先程もお見せしましたが、こちらを見るとリクルートエージェントとdodaが公開求人数では頭1つ抜けていることが分かります。ですが、dodaは非公開求人数を公表していないため抱えている求人の合計がいくつあるかは分かりません。
そして、転職エージェントにはエージェントごとに転職サポートを得意としている年代や業界・職種があります。
得意な年代 | 得意な業種 | |
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doda | 20代~30代 | 営業職 IT系 技術職 金融 |
これらの情報を参考にしながら、転職エージェントの選び方としては、まずはリクルートエージェントに登録したうえで、もし万が一リクルートエージェントが自分の転職活動のスタイルに合わなかったときのために、マイナビAGENTかdodaに登録するという方法がおすすめです。
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