転職市場において本来は男女によって差別してはいけないものです。しかし実際は性別による差はあるのが現実です。そしてその差は年齢が高くなるにつれて顕著にあらわれてきてしまいます。
ただ24歳であれば、まだ若く性別による影響は大きくはなく、20代後半になった時よりも転職しやすい状況です。
もちろん今の会社に満足しているならばそれはそれで良いことですが、もし少しでも仕事に不満を感じていたり、将来への不安を感じているならば一度転職も考えてみたほうが良いでしょう。
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年齢が高くなってくるほど転職はしにくくなってくる
男性の場合であれば、20代後半はあぶらののった時期であり、転職市場においても重宝されます。
しかし、女性の場合は20代後半になると不利な要素ができてしまい、20代前半に比べて転職がしにくくなる場合もあります。
結婚、出産の企業側のリスクが大きい
20代後半となると、やはり企業側は結婚や出産を意識してしまい、そのリスクから採用に対して消極的になってしまう場合があります。
例えば、すぐ結婚して退職してしまうのではないかだとか、出産して産休、育児休暇をとるのではないかと考えてしまいます。
せっかく新たに採用したのにすぐ辞められてしまったり、すぐ産休をとられてしまうと、企業にとっては損することになります。
採用したからには最低でも3年は働いてもらいたいと考えている為、20代前半であれば日本の平均的な結婚する年齢に対してはまだ期間があります。しかし20代後半になるとそのリスクが強くなってくるのです。
子育てによる影響も大きい
企業にとっての出産の影響は産休、育休だけではありません。
子育ての為に、残業ができなくなったり、時短勤務をせざるを得なくなる場合は多々あります。男性、女性ともに働いている場合は協力しあえればいいのですが、だいたいその負担を女性側が負います。
採用時には本来こういう働き方をしてもらいたいと企業が考えていることに対し、それが数年間できなくなる可能性があることに対してネガティブに捉えてしまう企業は少なくありません。
早めの転職が功を奏す理由
こういった理由から女性は若いうちに転職を決断したほうが良いという面があります。
ただそれ以外にも24歳で転職するメリットも色々とあります。
企業は若手の人材を求めている
現在、多くの企業で若手の人材が不足しています。会社によってはその影響が大きく経営面にも影響を及ぼしている場合もあるくらいです。
ですから24歳という年齢は非常に重宝されます。
社会人として数年の経験があり、基本的なことはでき、それでいて今後の成長も期待できるという大きなメリットがある為です。
第二新卒としての転職が可
24歳は大卒の場合であれば入社3年以内での転職となる為、第二新卒者として転職活動を行うことになります。
つい最近まではとりあえず3年は働けという考え方が広まっていましたが、今は違い第二新卒者を欲しがる企業は非常に増えています。
第二新卒としての転職では、通常の中途採用よりも経験面を重視されない為、未経験職種への転職もしやすいので、下手に3年以上働くよりも有利である場合があります。
あと1年もすれば入社後3年がたち、第二新卒としての転職ができなくなります。
だからこそ24歳という年齢で早めに決断することが大切になります。
女性の割合を高めたがっている
大企業を中心に、女性従業員の採用を増やして女性従業員の割合を高めたがっている企業がたくさんあります。
女性が活躍する社会にする為にという名目のもと、新卒社員だけでなく、中途採用市場においても女性に焦点を絞った採用活動を行っています。
同じくらいの能力の人がいたらあえて女性を採用するという企業も少なくありません。
そういった企業では、男性がその企業に中途入社するよりも女性であるが故に難易度ががくっと落ちていることも少なくはなく、女性にとってはチャンスであると言えます。
働き方を変えるなら今しかない
年齢が高くなってくると、徐々に転職しにくくなり、働き方を変えるチャンスがなくなってきます。
女性の場合、これから結婚や出産、育児といった仕事との両立が難しくなってくる要因も少なくありません。
そういった場合に福利厚生がどうなっているかや在宅勤務や時短勤務の制度があるかなどは非常に重要になってきます。
自分で将来を考え、今の会社は制度が充実していないと感じているならば、早めに変えることが必要です。
実際にその時が来たときに変えるのでは手遅れであることがほとんどです。
まずは今の仕事、働き方と将来なりたい姿のギャップを確認してみよう
転職することが必ずしも正しいとは限りません。
今の仕事が楽しい、今後結婚や出産しても制度が充実している為、長く働けそうだと感じているならば、わざわざ転職する必要はありません。
ただ、もし今の仕事と、将来の自分の姿をイメージしてギャップが生じている場合は早めに転職を決断したほうが良いでしょう。
まずは、最初のステップとしてそのギャップについて考えてみることから初めてみましょう。
転職に向けて
転職活動を行う際は、転職サイトや転職エージェントを有効活用していくようにしましょう。
転職サイトは求人を探すだけではなく、自分の強みや市場価値の診断ができたり、スカウトサービスを使えば好条件の非公開求人からオファーを貰うことができたり、場合によっては書類選考や1次面接が免除となる場合もあります。
また、転職エージェントではキャリアの相談にのってくれたり、履歴書の作成補助、面接の練習といったものをしてくれますし、何より自分に合った仕事、自分が希望している仕事を多数紹介してくれます。
転職エージェントとの面談は土日でも可能である為、働きながら転職活動を進める場合であっても柔軟に対応してくれます。
転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
- マイナビジョブ20s
リクルートエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・より多くの求人を紹介してもらいたい方 ・年収や入社日などの交渉を任せたい方 ・年収UPを実現したい方 |
転職エージェントといえば、まずリクルートエージェントが最大手として挙がります。
公開求人・非公開求人ともに15万件以上取り扱っており、業界No.1の転職成功実績があります。扱う求人数が多いので、経験者・未経験者、若年層・ミドル層などどんな方でも利用することができます。
キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などをして貰えるので、転職活動がかなり楽になるし、何より15万件以上ある非公開求人を紹介して貰えるというのが最大のメリット。
待遇の良い求人は応募が殺到する為、検索しても出てこない非公開求人となっている場合が多いです。優良企業、ホワイト企業に転職したいなら非公開求人抜きで考えるわけにはいきません。
もちろん、公開求人にも優良求人はたくさんありますので、公開求人を15万件から検索できるメリットは非常に大きいです。
求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。
とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。
マイナビエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・関東、関西で仕事を探している方 ・企業への連絡や面接対策など、エージェントに任せたい方 ・フリーター→正社員を目指したい方 |
新卒の就職時にマイナビを利用していた人は多いと思いますが、マイナビエージェントはそのマイナビの20代、30代に特化した転職エージェント。
求人数だけ見たら他にもっと多いものがあるんですが、首都圏、関西圏の20代、30代にとってはかなり良い転職エージェントです。
求人数は2万件以上、そのうち8割以上が非公開求人となっています。
年齢、地域を絞った割にはかなりの量だと言えるでしょう。
doda
対象の年代 | 25歳~34歳 |
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どんな人に向いている? | ・特に技術職、営業職を希望の方 |
dodaはリクルートエージェントに次いで求人数が多い転職エージェントです。
リクルートエージェントやマイナビエージェントは、転職活動を行う際、必ずエージェントのサポートを受けながら進めることになりますが、dodaではサポートが要らなければ受けないということも可能です。
エージェントを利用したからといって転職を強要されることはありません。しかし、すぐに転職する気がない方にとっては利用しづらいかもしれません。
その代わり、非公開求人を受けることができなくなりますが、「今すぐ転職したいわけではない」「いい求人があれば転職したい」などエージェントからのサポートを受けづらいと考えている方にとってはメリットがあります。
マイナビジョブ20s
対象の年代 | 20代 |
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どんな人に向いている? | ・20代の方 |
マイナビジョブ20sは20代のサポートに特化した転職エージェントです。
一度正社員として就職した方はもちろん、フリーター→正社員への転職にも強いのが特徴です。
扱っている求人はすべてが20代が対象です。サポートを担当してくれるエージェントも20代のサポートを専門としているので、あなたのポテンシャルを十分に引き出して転職成功へ導いてくれるでしょう。
転職を考えている20代の方は忘れずに登録しておきたい転職エージェントです。