これまでとは違う業界に転職することに対し、そうしたいと思う気持ちはあっても不安が勝っている人は少なくないと思います。
しかし実際に違う業界に転職することには大きなメリットがあることをご存知でしょうか。
もちろんデメリットがないわけではありません。
ただそのデメリット以上に同じ業界内で転職するだけでは得られないものが得られる可能性もあるのです。
関連:各データから見るホワイト企業の多い業界。業界が違えば条件は全然違う!
転職で業界を変えることは30代、40代でもそれほど難しいことではない
転職市場では年齢が高くなるにつれて経験者が優遇されるようになる為、未経験の業界に転職することは難しくなってくると思っている人は少なくないと思います。
ただ実際はそんなことありません。
違う業界への転職は30代、40代でも幅広く行われており、企業によっては同じ業界からの希望者よりむしろ違う業界からの希望者を採用したいと考えているところもあります。
中高年の優秀な人材を狙ったヘッドハンティングでも同じ業界内ではなく違う業界からスカウトしてくる場合が多いです。
このことからわかるように業界未経験というのは転職活動時において致命的なマイナスポイントになるようなことではなく、職種としての経験があれば即戦力になりうると判断されるのです。
違う業界に転職するメリット
では違う業界に転職するメリットにはどういったものが挙げられるでしょうか。
大幅な年収アップが期待できる
まず一つ目が転職によって大幅な年収アップを実現することができる可能性が高い点。
同じ業界内であってもより規模の高い会社に転職したり、実力を認めて貰い役職を与えられて転職することになれば年収がアップする可能性は十分にあります。
ただ大幅なアップができるかというと中々難しいのが現実。
給料はそれぞれの業界である程度目安が決まっていて、給料の低い業界内に居続けるとどれだけ頑張っても限界があります。
転職で年収アップをもくろむならやはり業界を変えること。それが重要です。
参考;各データから見るホワイト企業の多い業界。業界が違えば条件は全然違う!
労働条件を改善しやすい
年収だけではなく、休みが増えたり有給休暇が取りやすくなったりといったことも同じ業界内で転職するより改善しやすいというメリットがあります。
こういった部分も業界ごとにかなり異なるからです。
例えばある業界では年間休日は105日程度が当たり前だったが、違う業界に転職することで120日以上休めるようになったという事例もよくあることです。
参考:年間休日数の平均や105日、120日の理由。あなたは多い?少ない?
他の人が持っていないものがある
これまでと違う業界に転職した場合、その業界に関する知識は確かにありませんが、その反面、その業界でしか働いてこなかった人を持っていない知識を持っていることになります。
そしてそのことは大きな武器となるでしょう。上手く使えば想像以上に役に立ちます。
ちなみに企業が合えて違う業界で働いている人を採用したいと考えているのは、そういった経験が強みとなり会社にとってメリットもあるからと判断しているからです。
成長につながる
同じ業界内で働き続け、その業界のものを極めていくというのも一つのキャリアです。
ただそのキャリアを続けていく過程でモチベーションがなくなり新しいことを学ばなくなり、できる範囲でしか仕事をしなくなる人も少なくありません。
しかし違う業界に転職すれば、当然新しいことを学ぶ必要がでます。
マンネリ化し成長が止まってしまっていた状態から、新しい知識を吸収し新たなスキルを身につけていくことができるわけです。
まだまだ長いビジネスライフです。業界の未来もこの先どうなるかわかりません。
だからこそ成長を止めず、どんどん新しいことを身につけていくことはきっと役に立つはずです。
自信につながる
それまで働いていた業界から違う業界に転職することは勇気のいること。不安も大きいと思います。
しかし実際に転職し、その転職が上手くいけば同じ業界内で転職した時よりもずっと大きな自信を手に入れることができるはずです。
前の業界と繋がらなくて済む
実際に違う業界に転職した人がその転職で良かったと思った一つのことに、前の職場の人と繋がらなくて済んだという意見もあります。
同じ業界だと、仕事内容によっては顔を合わせる機会がある場合もありますから。
元々人間関係が良くなかった人にとってまた仕事上で関係するのは絶対に嫌。もともと人間関係が良かった状態でも、転職した後は気まずいことも多いですよね。
違う業界に転職するデメリット
もちろん違う業界に転職するデメリットもあるのは事実です。
転職後に勉強することが多い
同じ業界内で転職する場合に比べて違う業界に転職した場合には当然学ばなくてはいけないことが多くなります。
転職直後はその業界の知識、業界の常識など全く知らない状態ですからね。
しばらく新しいことを学ぶことを行っていなかった人にとって、これはかなり大変だと感じるかもしれません。
最初は思った通りに仕事ができずストレスを感じる
中途で採用されている以上、ある程度の仕事をこなしていくことを求められるし、自分自身もそうできるように望むもの。
しかし最初はいくら職種としての経験があっても、思った通りに仕事ができません。
そしてそれをストレスと感じることになる人は多いでしょう。
違う業界にチャレンジする価値は大きい
違う業界にチャレンジすることは確かに大変な面もあります。
しかし長い目で見た時、そのメリットは非常に大きいです。
チャレンジする価値は十分あるでしょう。
ですからまずは違う業界の求人を色々と調べてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
きっとあなたの希望を叶えることができる仕事が見つかるはずです。
転職活動で使う転職サイト
転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
- マイナビジョブ20s
リクルートエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・より多くの求人を紹介してもらいたい方 ・年収や入社日などの交渉を任せたい方 ・年収UPを実現したい方 |
転職エージェントといえば、まずリクルートエージェントが最大手として挙がります。
公開求人・非公開求人ともに15万件以上取り扱っており、業界No.1の転職成功実績があります。扱う求人数が多いので、経験者・未経験者、若年層・ミドル層などどんな方でも利用することができます。
キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などをして貰えるので、転職活動がかなり楽になるし、何より15万件以上ある非公開求人を紹介して貰えるというのが最大のメリット。
待遇の良い求人は応募が殺到する為、検索しても出てこない非公開求人となっている場合が多いです。優良企業、ホワイト企業に転職したいなら非公開求人抜きで考えるわけにはいきません。
もちろん、公開求人にも優良求人はたくさんありますので、公開求人を15万件から検索できるメリットは非常に大きいです。
求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。
とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。
マイナビエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・関東、関西で仕事を探している方 ・企業への連絡や面接対策など、エージェントに任せたい方 ・フリーター→正社員を目指したい方 |
新卒の就職時にマイナビを利用していた人は多いと思いますが、マイナビエージェントはそのマイナビの20代、30代に特化した転職エージェント。
求人数だけ見たら他にもっと多いものがあるんですが、首都圏、関西圏の20代、30代にとってはかなり良い転職エージェントです。
doda
対象の年代 | 25歳~34歳 |
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どんな人に向いている? | ・特に技術職、営業職を希望の方 |
dodaはリクルートエージェントに次いで求人数が多い転職エージェントです。
リクルートエージェントやマイナビエージェントは、転職活動を行う際、必ずエージェントのサポートを受けながら進めることになりますが、dodaではサポートが要らなければ受けないということも可能です。
エージェントを利用したからといって転職を強要されることはありません。しかし、すぐに転職する気がない方にとっては利用しづらいかもしれません。
その代わり、非公開求人を受けることができなくなりますが、「今すぐ転職したいわけではない」「いい求人があれば転職したい」などエージェントからのサポートを受けづらいと考えている方にとってはメリットがあります。
マイナビジョブ20s
対象の年代 | 20代 |
---|---|
どんな人に向いている? | ・20代の方 |
マイナビジョブ20sは20代のサポートに特化した転職エージェントです。
一度正社員として就職した方はもちろん、フリーター→正社員への転職にも強いのが特徴です。
扱っている求人はすべてが20代が対象です。サポートを担当してくれるエージェントも20代のサポートを専門としているので、あなたのポテンシャルを十分に引き出して転職成功へ導いてくれるでしょう。
転職を考えている20代の方は忘れずに登録しておきたい転職エージェントです。