年収というのは自分への社会的な評価にも直結する要素の1つであるため、どうしても気になるものです。
勿論お金がすべてではありませんが、お給料をモチベーションに日々働いている方が殆どだと思います。
それでは、高い年収であることを勝ち組と捉える考え方をしたときに、いわゆる「勝ち組」に入るには年収がどれくらいあればいいのでしょうか。
自分は勝ち組なのかどうかを判断できるように、ここで解説していきます。
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勝ち組の年収ラインはいくら?平均年収と中央値を知っておこう
はじめに、年収がどのくらいであれば勝ち組になるのかを考えていきましょう。
転職を考える際にも、日本における年収の平均値と中央値を知っておくことは重要です。
年代別平均年収
まずは、それぞれの年代における平均年収を紹介します。
年代 | 男性平均年収 | 女性平均年収 | 合計平均年収 |
19歳以下 | 146万円 | 115万円 | 129万円 |
20~24歳 | 277万円 | 242万円 | 260万円 |
25~29歳 | 393万円 | 319万円 | 362万円 |
30~34歳 | 458万円 | 309万円 | 400万円 |
35~39歳 | 518万円 | 311万円 | 437万円 |
40~44歳 | 571万円 | 317万円 | 470万円 |
45~49歳 | 621万円 | 321万円 | 498万円 |
50~54歳 | 656万円 | 319万円 | 514万円 |
55~59歳 | 668万円 | 311万円 | 518万円 |
日本全体の平均年収 | 4,453,314円 |
以上が各年代における平均年収になります。
この平均年収を上回っているかどうかで自分が勝ち組か否かを判断するのが有効です。
加えて、全年代を総合した上での年収の中央値は3,967,314円になるというのを覚えておきましょう。
この年収の中央値を超えれば、半分よりは上の年収であると言うことになります。
中央値は平均年収よりも低くなる傾向があるので「中央値はあてにならない」という方は、年収分布にて上位3割に入っているかを目安にしましょう。
国税庁によると年収分布では上位3割に入るのは年収500万円以上となります。
年収500万円を超えているという方は、自分は高い水準に位置しているのだと自信を持ちましょう。
参考:「令和2年分 民間給与実態統計調査」| P19(第 14 図)年齢階層別の平均給与 URL:
JIJI.COM「【2022年最新】日本の「平均年収」「年収中央値」を調査」
国税庁「民間給与実態統計調査結果|調査結果の概要」
勝ち組と呼ばれる年収ラインは3つある
自分が勝ち組かどうかを判別するおおよその目安を紹介しました。それに加え、実際には勝ち組の定義は大雑把に分類して3つのラインがあります。
年収1,000万円
国税庁によると年収1,000万円以上稼ぐ人の割合はたったの約5%であり、一流の中の一流です。
年収1,000万円という大台を目指している人が多いのもあり、年収1,000万円というのは勝ち組の指標としてとてもメジャーなものだと言えるでしょう。
その分、年収1,000万円を超えるのは至難の業でもあるので、目指すとなれば頑固たる決意が必要です。
年収800万円
日本全体の平均年収は4,453,314円であることから、年収800万円というのは平均の約2倍の年収になります。
また、厚生労働省によると、年収800万円が見えてくるのは部長の月収601,700円辺りからになります。
出世街道に置いても部長というのは社員→主任→係長→課長→次長→部長と多くのステップを踏まえないといけないため、一つのゴールと見ることが出来ます。
年収500万円
上でも紹介したように平均年収が4,453,314円であり、年収500万円は一般的にみて勝ち組であると捉えることができます。
また、一般社団法人日本リレーションシップ協会を参考に、収入と恋愛についての関係を見ていきましょう。
記事によると、パートナーに求める理想の年収で一番多いのが「600万円以上800万円未満」の21.1%となっています。
そして、パートナーの現在の年収では「400万円以上600万円未満」の28.9%が一番多くの割合を占めています。
結婚条件に一定の生活の安定を求める女性も多いことから、年収500万円があれば相手の需要にマッチしやすいでしょう。
もちろん人の魅力は、収入のような外的要因だけで測れるものではありません。しかしアプリやサイトでパートナーを探す際に、多くの人から選ぶ中で収入が1つのボーダーラインになる方もいるかもしれません。
参考:国税庁「令和元年分民間給与実態統計調査」
一般社団法人日本リレーションシップ協会「【調査】結婚相手に求める条件とパートナーの年収 女の本音はやっぱり「経済力」! “パートナーの価値観を変え、年収アップさせる秘訣”をプロが伝授」
厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査の概況」
勝ち組と呼ばれるラインに年収が届く職種5選
いわゆる勝ち組と呼ばれる年収を達成したいという場合、重要な点は年収の高い職業に就くということです。
同様の時間や労力をかけて仕事をしたとしても、給与が一定の水準を超えていた場合の方が効率良く年収を上げることが可能です。
自分の適性をよく考えた上で、どの職業なら高収入でありつつ自分にマッチするのかを考えていきましょう。
超高額所得者を目指したい
それではひたすら高い所得を目指したいという方におすすめの職業を紹介します。
航空機操縦士:年収1,695万円・給料122万円
いわゆるパイロットである航空機操縦士は、まず国土交通大臣の航空従事者技能証明(ライセンス)を受け取り航空従事者にならなければなりません。
そして、次に自家用操縦士→事業用操縦士→定期運送用操縦士の順で資格を取っていくのが一般的です。
年齢制限は自家用操縦士が最低16歳以上、事業用操縦士が18歳以上、定期運送用操縦士が最低21歳以上となります。
他にも総飛行歴や総飛行距離など、さまざまな実績を積むことで受験資格を得ていくことになります。
大学教授:1,101万円・給料67万円
教育・論文指導・研究なのが主な仕事内容である大学教授は、最初に大学を卒業して学士を取得する必要があります。
次に大学院で修士号を獲得し、3年の研究によって発表した博士論文が合格することで博士号を獲得できます。
その後は求人に応募するなどをして助手・助教→講師→准教授→教授の順にステップアップしていきます。
医師:年収1169万円・給料91万円
通常の大学は四年制ですが、医学部は6年間に渡って勉強することになります。
それから医師国家試験に合格し、臨床医師として2年以上の勤務をしてからようやく医師になります。
大学進学後に医学の魅力に気づき、再受験をして医学部に進学する方もいますが、医学部入学は並々ならぬ努力の結果といえます。
PHCによると特に開業医の年収が平均2,424万円で極めて高いものだというのを覚えておきましょう。
参考:PHC「開業医の年収・お金事情。気になる勤務医との違い」
公認会計士:年収684万円、給料47万円
金融庁の公認会計士・監査審査会が実施する公認会計士試験を受け、マークシート方式の短答式を受け、それに合格することで論文式を受けます。
短答式の試験に合格した方は、以降2年間は短答式の試験が免除されますが、その難易度は合格率10.8%という非常に高難度の試験です。
公務会計士試験合格後に2年間の実務経験を積み、実務補習所で現存3年間の実務補習を受けると修了考査の受験資格を得ることができます。そのすべての工程に合格後、公認会計士になります。
税理士:年収684万円、給料47万円
法律学・経済学を1科目以上履修して62単位以上を取得した大学・短大・専門学校などの卒業者か、日商簿記検定1級合格者か全経簿記検定上級合格者、会計事務所や税理士事務所などで2年以上の実務経験が必要になります。
それらの受験資格を満たすことで税理士試験を受けられ、合格すると税理士になります。
他には、公認会計士や弁護士資格を取得するか税務署での実務経験が23年以上であれば税理士になることが可能です。
平均年収以上を目指したい
超高額所得者ではなく、年収500万円以上といったあくまで平均年収より上の年収を目指したいという方は、以下の業界をチェックしてみましょう。
金融
平均年収以上でおすすめなのは金融です。
投資信託・証券会社・信託銀行などが特に平均年収が高いものとなっています。
部署にもよりますが営業力が必要な部分もあり、特に前職でコミュニケーション能力を培ってきた方は一度考えてみてはいかがでしょうか。
メーカー
タバコ・トイレタリー・家電などが特に平均年収が高いものとなっています。
近年は「ゲーム/アミューズメント機器」の成長が大きく、要チェックです。
総合商社
今も総じて平均年収が高い傾向にあるのが総合商社になります。
総合商社は多種多様なジャンルを手掛け、取引の仲介や販売チャンネルの開拓、またはネットワークの構築が主な業務です。
以上が平均年収の高い傾向にある業界で、大手の方が年収は上がっていきやすい傾向にあります。
ただし、中小企業でも大手企業と同じくらい、またはそれより良い条件で働ける企業もあります。
参考:doda「平均年収ランキング(96業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」
優良中小企業に転職したいなら転職エージェントを活用
大企業以上に雇用条件が優れた優良企業を見つけるには、単独ではどうしても限界があります。
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勝ち組と呼ばれる年収ラインに到達したいなら転職を!
勝ち組と呼ばれる年収になりたいという場合、どのラインを勝ち組の定義にするのかという重要な問題があります。
「年収1,000万円」・「年収800万円」・「年収500万円」のどれを目指すかにもよりますが、今の仕事では勝ち組の年収になれないという場合は転職を考えましょう。
高い年収を得られる職業・業界に転職するには自分の意欲・適正・これまでのキャリアなどをじっくり考えるのが重要です。
そして可能な限りこれまでのキャリアを活かせる業界・業種に転職することが転職への近道でしょう。
また、転職をしっかり成功させるには、これまでの自分の職歴・キャリアを詳細に記録した履歴書と職務経歴書の作成も重要です。
自分がどんなプロジェクトに携わったのかを詳細に分析することで、新たな自分を発見できますし、転職活動での面接も成功しやすくなります。
迷うなら転職エージェントに登録
優良中小企業に転職したいのであれば転職エージェントがおすすめというのはすでに紹介しましたが、自分で高所得の業種・業界に転職するのは難しいと判断した場合も転職エージェントに登録してみましょう。
履歴書・職務経歴書を作成してくれる
転職市場で自分の価値をアピールするのにとても重要なのが履歴書・職務経歴書です。
しかし、自分がこれまで何をやってきたか、どんなプロジェクトに携わってきたのかというのは、単独でやるとどうしても抜けが出てしまいます。
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ブラック企業は避けたい
「給料が良くてもブラック企業は嫌だ」という方も、転職エージェントを利用してみましょう。
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交渉も代行
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特に、給与交渉や福利厚生に関する質問は、自分からはしづらいという方も多いため、代行してもらえるのは大きなメリットです。
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転職エージェントは掛け持ちをしないと損!
「転職エージェントは一つしか利用してはいけない」と思い込んではいませんか?
実際はそんなことはなく、複数のエージェントを利用することで得られるメリットはとても大きいです。
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掛け持ちしていることをあえて伝えてみよう
掛け持ちしていることをあえてエージェントに伝えることは有効でしょう。
当然、エージェントとしてはせっかくの求職者を他のエージェントには取られたくないので、その事実を知ればさらに頑張るはずです。
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転職エージェントを複数利用することに申し訳なさを感じる人もいると思います。
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