ビジネスパーソンの中には、仕事内容と給料が見合っていないなど収入面の不満から転職する人がいます。
別の会社に勤める友人・知人と給料の話題になったときに、自分より多く給料をもらっていると知りショックを受ける人もいるでしょう。
仕事量や責任を考えて今の給料に納得できないときは、正当な評価をしてくれる会社に転職することも選択肢の1つです。
ですが、自分の思いや感覚だけで転職することはリスクが伴うので、自分の市場価値や会社の評価制度を確認することも必要でしょう。
今、仕事内容と給料が見合っていないと感じる方は、そう感じる理由から現状を見つめ直し、仕事と給料のバランスを取るにはどうしたら良いか考えてみるのがおすすめです。
併せて、仕事内容と給料が見合わないときに転職を考える基準も紹介していきます。
仕事内容と給料が見合っていないと感じる理由
仕事内容と給料が見合っていないと感じ不満を抱く人は多く、こんなに働いているのに給料が安すぎると感じることもあります。
正当な金額の給料がもらえれば多少きつい仕事でもがんばれるものの、見合う評価をされないなら今の会社で働く意味があるか考えるものがあります。
はじめに、仕事内容と給料が見合っていないと感じる理由から見ていきましょう。
仕事内容はきついのに給料が一向に上がらない
長く勤めるうちに経験やスキルが増えて、年齢を重ねるごとに裁量が大きくなるものです。
自分は会社に貢献する仕事をしているのに、給料が上がらなければ納得いかないことでしょう。
いくらか給料が上がるとしても数千円程度なら、生活にゆとりがでるほどではないし、仕事がきつければモチベーションは下がる一方です。
また、年齢を重視した評価基準の場合、どんなに仕事上で活躍しても年齢がネックになり納得できる給料をもらうことは期待できません。
経験やスキルを積み重ね、裁量が大きくなっても給料が上がらないか、わずかな昇給しかない場合、仕事に見合う給料ではないと感じるでしょう。
残業代を正しくつけさえてもらえない
残業しなければ終わらないほどの仕事量なのに、働いた分の残業代がもらえないときも不満を抱える原因になります。
通常なら残業代は法に則って会社が支払わなければなりませんが、もらえる残業代は一定時間まで、それ以上の残業はサービス残業になるなど不正を働く会社も存在します。
その会社の1日の勤務時間が8時間より短い場合は、8時間に達するまでの時間は通常賃金、8時間を超えると残業代が発生します。
これは法に則った給料の計算なのですが、不正ではなかったとしても感覚的にサービス残業をしているように感じる、なんだか損をしているように感じるという不満を抱く人も少なくありません。
サービス残業に対し不満を抱く人はかなり多く、一部の残業代しか出ない会社でも残業代が出ないわけじゃないからと我慢して働き、仕事に見合う給料がもらえないと嘆く人もいます。
ポジションが上がったのに給料が全然上がらない
仕事上のポジションが1つでも上がると、自分に部下ができたりサポートする側に回ったりして、今までより仕事量が増えることが一般的です。
自分が抱える業務に加えマネジメント業務も行い、慣れるまではかなり神経を使うことでしょう。
また、1日の勤務時間は変わらないのに自分の業務に割ける時間が減った場合、以前と同じようにタスクをこなすには必然的に残業しなければなりません。
このようにポジションが上がるとトータル的に仕事がハードになる傾向があり、見合う給料を求めるのは当然の流れと言えるものがあります。
ですが、給料が上がったとしても少ないときや、給料が1円も上がらなかった場合は仕事内容に給料がまるで見合わないと感じる傾向が強いです。
仕事内容に見合った給料をもらうために今からできる事
仕事内容と給料が見合わないと不満を抱いたまま働き続けても給料が増えることはありません。
今の会社で給料を上げたいなら、自分からこれだけの仕事をやっているんだと何らかの形で周囲にアピールして認めさせる努力が必要です。
日々の勤務の中でできる、見合う給料をもらうためにできることを紹介します。
些細なことでも見ている人はいることを忘れずに、実践してみてください。
日報で自身をアピールする
仕事内容と給料が見合わないのは、自分のがんばりが上司や人事に把握されていないために、給料据え置き状態になっている可能性があります。
正当な評価をしてもらうためには自分のがんばりをアピールすることも大切で、最も自分のがんばりや取り組みを理解してもらう方法として日報の活用が挙げられます。
日報は、あまり重要な意味を感じない人もいると思いますが、実はその日の仕事の内容のすべてを記録することができる大切なツールです。
何をどうやって作業し工夫したのか、問題点や改善点の提案、今後の見通しなどもしっかり書きこめば自分の仕事を漏れなく報告することができます。
自分の仕事への意識や取り組む姿勢、考えなども評価者に知ってもらうチャンスにもなるでしょう。
淡々と報告を書く人が多い中で、丁寧で詳しい日報を書くことはその姿勢自体も評価対象になります。
他者との関わりを大切にする
仕事は、どれほど業務をこなしたかに重きを置きやすいですが、実際は周囲の人との関係性や接し方も評価されるポイントです。
元気な笑顔での挨拶、周囲への配慮や気づきなど、良好なコミュニケーションが取れることは周囲からの評価を高めることにつながります。
会社は仕事をする場なので業績・成績がものを言う世界です。しかし、会社は人により成り立つ場でもあり、周囲の人との関わりを疎かにしないで向き合うことは重要な意味があります。
周囲との関わりや人を大切にする姿勢は会社から高い評価を得ることにつながります。
満足のいく給料が欲しいなら転職も一つの手
自分なりにできることは全部やってみたにも関わらず、今の会社では正当な評価がされないと感じるなら、転職を視野に入れるのも1つの方法です。
毎日の挨拶から仕事中の周囲への配慮、日報も丁寧かつ有用な内容を書いていても評価されない会社なら、この先働き続けても納得できる給料をもらう可能性は低いといえます。
もしも、今の状況の中で少しでも給料が上がったとしたら、それでとりあえず良しとしてしまう人もいるでしょう。
ですが、広い視野を持ち周囲を見渡せばもっと1人ひとりを正当に評価して高い給料を支払う会社は存在しています。
給料に直結する評価は会社によりさまざまな基準があります。
同じ業界で転職したとしても、今よりもっと良い給料を支払ってくれる会社に出会う可能性は十分あると言えるでしょう。
今の会社に我慢の限界を感じるなら、早めに転職へと切り替えることも検討してみるものいいでしょう。
給料が見合わず転職を考える際の判断基準2つ
給料が仕事と見合わないために転職を考える基準は、個人の感覚的な判断によるところが大きいです。
ですが、実際は感覚的なものよりも、現状の見極めと将来自分がどうしたいかを考えて今判断することが重要です。
ここでは、給料が見合わない会社から転職を考える際の判断基準を紹介していきます。
退職者が多いか
今、働いている会社の中で先輩や同期に退職者がどれくらいいるかをチェックしてみてください。
自分の年齢と同世代の人に退職者が多いなら、労働者が不満を抱きやすく離職率の高い職場だと判断できます。
また、自分の年齢よりも一回り上の世代や二回り上の世代の退職者もチェックしてみてください。
上の世代の退職者が多い場合、それは給料の不満を抱いたまま働き続けたあなたの未来と考えることもできます。
給料が見合わないと感じながらも働き続け、それでもやっぱり給料が見合わないから転職したのが今から10年後20年後だった場合、今転職することと比べてどちらが自分の可能性を活かせるかは言うまでもないでしょう。
年齢的な転職の壁も考慮すると、10年以上も先の未来に転職を決意したときは、もっと早く転職しておけばよかったと後悔することも予測できます。
そのときになって後悔しないためにも、今の会社の離職率を調べて転職するか否かの判断材料にしていきましょう。
現在の会社に居続けた場合の将来の自分をイメージする
今の会社で働き続けた場合、自分はどんな生活をしているかイメージしてみてください。
自分は生き生きした笑顔で働いているか、給料に満足して会社に貢献しているかなど考えてみましょう。
もし、明るい未来をイメージできないなら、今の自分が一歩踏み出すときです。
自分の人生は自分にしか変えられません。
一歩踏み出すことは誰でもとても勇気がいることですが、その一歩が明るい未来につながるなら迷う理由はないでしょう。
転職活動にかかる時間は長くて半年、その期間は収入が途絶えて辛いかもしれませんが、今行動しなければこの先10年20年と辛い思いを抱えて生活する可能性もあります。
現状の会社に不満があるとき、わずかな時間でも良いのでなりたい自分や理想的な未来を描いてみて、イメージを実現したい・このままの人生は嫌だと思うなら転職するタイミングだと覚えておきましょう。
正当な評価をしてもらえる会社に転職したいなら、転職エージェントの利用を
仕事内容に対して正当な評価をしてくれる会社や、評価に見合う給料を支払う会社は多く存在しています。
転職活動は1人でもできますが、1人では企業の表面上の情報しか見えなかったり、応募の決め手となる判断材料も求人票に書いてあることだけになってしまいます。
その結果、また以前と同じ評価制度に不満を抱く会社を選んでしまう可能性もあるでしょう。
こうした事態を避けるため、自分のビジョンを実現させるためには、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントを利用するメリットを紹介するので、この機会にぜひ登録してみてください。
登録から多様なサービスを無料で利用できる
転職エージェントは、登録時から無料で利用できることがメリットです。
また、プロのキャリアアドバイザーが付き、キャリア相談や求人の紹介をしてくれます。
そのほか、履歴書など書類作成支援、面接を含む各種調整などさまざまなサービスを利用でき、就職後のアフターフォローまで無料で利用できることが特徴です。
転職活動にかかる手間や時間を省ける
転職活動を1人でする際は、求人探しをはじめ多くのステップをすべて1人で行わなければなりません。
特に、働きながら転職活動する場合は、費やす時間そのものの確保も寝不足覚悟でいなければならないでしょう。
転職エージェントは、はじめにキャリアアドバイザーと面談を行い、自分の希望に合う求人を紹介してくれるので、就職活動にかかる手間や時間を省くことができます。
応募先の企業とのやり取りや面接・待遇の交渉の代行や日程調整まで任せることができます。
企業の内部事情に詳しく非公開求人も豊富にもっている
転職エージェントは、企業の人事担当をはじめトップや現場責任者などとつながりがあり、リアルな内部情報に詳しい傾向があります。
求人票だけでは得られない貴重な社内の様子なども情報提供してくれるので、人事評価や給料についてもより詳しく情報収集できます。
また、一般には公開されない非公開求人の扱いもあり、一般求人に加えてより多くの選択肢から選べることは転職エージェントならではの強みとも言える部分です。
非公開求人は、企業が他社に知られずに優秀な人材を確保したいときや、自社にぴったりの条件の人だけを採用したいなどの意図があり、一般求人より条件が良いものも多く含まれています。
転職に関することなら何でも相談できる
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、単に利用者に合う求人を紹介するだけでなく、転職に関することなら何でも相談することができます。
例えば、業種や職種を変えるか変えないか、持っている資格を活かせる職場の相談、今より〇万円以上給料の良い会社に絞りたいなどさまざまな相談が可能です。
面接に不安がある、転職活動に疲れてきた、といったときも支えになってくれる存在であり、転職成功まで寄り添いサポートしてくれます。
円満退社と転職後のアフターフォローも無料
応募先から内定をもらったあと、今の会社を円満退社できるよう入社日と退社日の調整をしたり、過剰な引き留めにあった際にもアドバイスをしてくれます。
また、転職後の様子はどうか、希望に合う働き方ができているかなどアフターフォローもしてくれます。
ここまでのサービスのすべてを無料で利用できるのも、転職エージェントならではのメリットと言えるでしょう。
