ポテンシャル採用は何歳まで?転職するなら活かさない手はない!

採用試験と一言で言っても、その種類は数多くあります。

  • 新卒採用
  • 第二新卒採用
  • 中途採用
  • ポテンシャル採用
  • キャリア採用

もちろん、これら全てが異なる採用試験ではありません。

例えば、中途採用の中にキャリア採用が含まれていたり、ポテンシャル採用は新卒採用でも中途採用でも行われていたりします。

また、第二新卒採用は新卒で入社した会社を1~3年で退職し、新しい仕事を探している人が該当します。

では、ポテンシャル採用は何歳まで該当するのでしょうか?

本記事では、ポテンシャル採用が何歳まで応募できるのか解説します。

加えて、ポテンシャル採用の対象となる方の特徴や成功に導くためのポイントについてもお話します。

最後まで読み進めれば、ポテンシャル採用の成功率を格段に上げられるので、ぜひ参考にしてみてください。

ポテンシャル採用は何歳までという決まりがない

ポテンシャル採用は何歳までという決まりがない

ポテンシャル採用は、新卒採用でも中途採用でも行われています。

新卒を対象としたポテンシャル採用なら、高校あるいは大学卒業見込みの学生が対象です。

基本的には10~20代の若い人材を対象としていますが、高校や大学は年齢に関係なく通えるので、厳密には年齢の縛りがありません。

とはいえ、やはり新卒は10~20代というのが一般的なので、それ以上の年齢になると内定をもらえる確率はグッと下がります。

また、中途採用に至っては、新卒以上に何歳までといった定義がないので、ポテンシャル採用でも年齢制限は基本的にありません。

しかし、ポテンシャル採用の定義を考えると、あまり高い年齢は好ましくなく、実際に企業の多くが対象となる年齢を決めています。

事実上の年齢制限については、ポテンシャル採用の定義を踏まえて考えると見えてきます。

ポテンシャル採用の定義が考える年齢制限

そもそもポテンシャル採用とは、スキルや経歴などの実績面ではなく、性格や素質といったまだ発揮していないけれど内に秘めている能力を見極めて採用する方法です。

即戦力を求めるというよりも、企業に入ってからどれだけ成長して活躍してくれるかが重視される傾向があります。

つまり、長い目で見て数年後に活躍してくれそうな可能性を秘めている人材を採用するわけです。

このポテンシャル採用の定義を考えると、あまり年齢が高い人を対象としていないと分かるでしょう。

実際、多くの企業は20~30代の若手を対象にポテンシャル採用を実施しています。

もし、あなたがポテンシャル採用による内定を狙っているなら、ポテンシャル採用には何が求められているかをしっかり理解して、それに合わせた対策を行う必要があります。

新卒採用との違い

ポテンシャル採用は、すでに持っているスキルや実績ではなく潜在能力を重視しているため、新卒採用もポテンシャル採用の一種です。

そもそも新卒の学生は、学校生活の中でのスキルや経歴をアピールするのが難しいため、基本的にほとんどの企業がポテンシャル採用を導入するのは当然でしょう。

しかし、新卒採用はまだ社会人経験の1度もない学生の採用を指すため、中途採用でも実施されているポテンシャル採用より対象が狭くなっています。

一方で、ポテンシャル採用はまだ社会人経験の浅い若手の方や、秀でた経歴やスキルがない方の転職など、社会人経験があっても応募が可能です。

キャリア採用との違い

ポテンシャル採用は、潜在能力を評価し、将来の成長を予測して人材を採用します。

それに対してキャリア採用は、仕事で身に付けたスキルや実績などを評価して、即戦力として活躍してくれる人材を採用する方法です。

そのため、キャリア採用は新卒では行われておらず、全て中途採用になります。

また、ポテンシャル採用のように20~30代の若手だけでなく、40~50代といった年齢も対象としています。

むしろ年齢よりも、実務経験の長さを重視するのがキャリア採用です。

ポテンシャル採用の対象は?

ポテンシャル採用の対象は?

ポテンシャル採用の対象は明確には定まっておらず、企業や業界によって異なります。

しかし、あくまで潜在的な能力を重視する採用なので、若ければ若いほど対象になりやすいと言えます。

なぜなら、社会人になってからの時間が長ければ長いほど、社会人生活で培ったスキルや実績が求められるようになってくるからです。

社会人経験が豊富であるにもかかわらず、アピールできる経歴やスキルを持っていない場合は、「社会人になってから何をしていたのだろう」と企業側にマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。

もちろん、社会人経験があってもポテンシャル採用の対象なりますが、大学卒業後2~3年の第二新卒か、遅くても30代後半くらいまでが対象とされるのが一般的です。

それ以上の年齢になると、ポテンシャル採用よりもキャリア採用の方が内定はもらいやすいでしょう。

ポテンシャル採用を成功に導くポイント

ポテンシャル採用を成功に導くポイント

ポテンシャル採用は、数値化できる実績や書類に分かりやすく記載できる資格などがありません。

そのため、強みをアピールするのが難しく、間違ったやり方をするといつまで経っても内定がもらえなくなります。

そこで続いては、ポテンシャル採用を成功に導くためのポイントについて解説します。

自分の強みを明確にする

1つ目のポイントは自分の強みを明確にすることです。

そもそも、自分の強みを明確にしなければ、言葉で伝えて面接官にアピールはできません。

言い換えると、言語化できれば面接官に強みをしっかりアピールでき、内定をもらえる確率は格段に上がるわけです。

仮に社会に出てからの実績がなくても、これまでの日常生活や学校生活を振り返れば、自身の強みが見つかるでしょう。

これまで自分がどんな時に能力を最大限に発揮できたか考え、その共通点を探すことで強みを見つけ出してみてください。

面接で伝える際は、それを裏付ける具体的なエピソードも用意しておくといいでしょう。

ポテンシャル採用は、文字通り「潜在的な能力」を重視した採用です。

あなたの持つ潜在的な能力がどのようなものか伝えて、面接官に「そこを伸ばせば、自社のこの業務で活躍できる」とイメージしてもらうことが重要です。

資格を取得する

2つ目のポイントは資格を取得することです。

ポテンシャル採用の対象者の場合、その多くが履歴書に記載できる実績がありません。

そのため、どうしても抽象的なアピールが多くなってしまいます。

しかし、資格であれば、履歴書に記載できますし、資格の概要を知ってもらえれば、あなたの持つ能力を分かりやすく示せます。

もし、あなたが自分の強みやアピールするポイントが見つからず、「上手くポテンシャルがあることを証明できる自信がない」と悩んでいるなら、希望する職種に合った資格を取るようにしてください。

また、希望する職種が決まっていないという方は、TOEICなどの英語資格のように汎用性のある資格を取っておけば、自身の能力を裏付けられます。

加えて、資格を取得した際に「どのような努力をしたのか」「どう勉強したか」について併せて伝えれば、「努力できる人だ」と企業側に好印象を与え、自身の強みのアピールにも繋がります。

企業側がどのようなポテンシャルを求めているか分析する

3つ目のポイントは、企業側がどのようなポテンシャルを求めているか分析することです。

ポテンシャル採用と言っても、全ての企業が「高い英語力」を求めたり、「手先の器用さ」を求めたりしているわけではありません。

例えば、英語を全く使わない会社で英語力をアピールしても興味を持たれませんし、物を作る作業が全くないのに手先の器用さをアピールしても相手にしてもらえないでしょう。

あなたも家電量販店に行って洗濯機を買いたいと思っている時に、どんなに高性能なパソコンを勧められても買ったりはしないでしょう。

企業の採用も基本的には同じで、ハイスペックという言葉だけで飛びつく会社はあまりありません。

したがって、その企業がどのような能力を欲しているのか見極めて、それに合った能力をアピールすることが大切です。

営業職を希望するなら、コミュニケーションスキルや粘り強さをアピールするのが効果的で、マーケティング職を希望するのであれば、分析力の高さを伝えれば内定をもらえる確率が上がります。

このように、自分が志望する企業がどのような能力を求めているのかを理解し、それに合わせたアピールをするようにしましょう。

「高学歴」などの言葉に飛びつく会社はありますが、その場合はミスマッチが起きやすいので注意です。

マナーやコミュニケーションスキルを身に付ける

4つ目のポイントは、マナーやコミュニケーションスキルを身に付けることです。

社会人にとってマナーとコミュニケーションスキルは非常に重要ですが、何も社会人にならないと身に付けられない能力ではありません。

学生時代であっても、同級生や先輩後輩、先生と接する中でマナーやコミュニケーション能力は養われていきます。

また、アルバイトでも身に付けられるので、企業側は社会人経験がない人に対しても、面接を通してマナーやコミュニケーション能力を持っているか、もしくはこれから伸ばしていけるかチェックしています。

面接の際には必要最低限のマナーは必ず確認し、一方的に話すのではなく面接官との対話を意識したコミュニケーションを取るように心がけましょう。

また、転職エージェントを利用すれば、アドバイザーからマナーや会話のスキルについての細かいテクニックを教えてもらえます。

転職を成功させたいなら転職エージェントの利用がおすすめ

転職を成功させたいなら転職エージェントの利用がおすすめ

転職エージェントを利用すれば、採用選考で大切となるマナーやコミュニケーション能力を指導してくれるとお伝えしました。

その指導は転職のプロが行ってくれるので、的確かつ実践でも役立つ内容となっています。

また、ただ採用選考での振る舞いを指導してくれるだけではありません。

あなたの持つポテンシャルを洗い出し、それに合った会社がどこなのか考えて紹介してくれるのです。

ピッタリの企業が見つかった後は、その企業に合わせた選考対策を実施し、内定がもらえるまで徹底サポートしてくれます。

具体的なサポート内容は次の通りです。

  • 履歴書・ESの添削
  • 面接対策
  • 模擬面接

ちなみに、もしあなたが「ポテンシャル採用は年齢が限られているから急いで転職しなければ」と考えて焦っているなら危険です。

再び合わない会社に入り「また転職したい」と思ったころには、ポテンシャル採用が受けられない年齢になってしまう可能性があります。

時間が限られているからこそ、慎重になって活動を進める必要があるのです。

その点、これまでたくさんの転職を支えてきたプロにお願いすれば、あなた自身の特色や価値観を理解してサポートしてくれるため、転職後に失敗したと後悔する確率をグッと下げられます。

加えて、内定後は自分では言いにくい入社後の給与や待遇、入社日のスケジュール調整などの交渉事も行ってくれます。

これほど徹底したサポート体制が整っていながら、転職エージェントは大半が利用料金は無料です。

登録にも特別な条件は設けられていないので、ぜひ気軽に利用してみましょう。