勉強のやる気がでない。そう悩んでいませんか。
浪人でもう後がなくて絶対に落ちるわけにはいかないのに、なかなか受験勉強のやる気がでないという人も多いはず。
その結果、受験に失敗してしまい、志望していた大学に行けなかったり、再度浪人することになってしまったりする人も多数います。
実際に私の周りでもたくさんいました。
また、2度目の浪人をしてしまうと、さらに勉強のやる気が起きずに、また同じことを繰り返してしまうという最悪のループに陥ってしまうことがよくあります。
なんとか勉強のやる気を出そうとしても、浪人時代は特に自由な時間が多くなってしまっているため誘惑に負けてしまう人がたくさんいます。
受験は特に自己管理をしっかり行い、自分自身で勉強のやる気わださなくてはなかなか合格が難しいです。
今回は、浪人時代に実際に私が行い、大学受験に成功した勉強のやる気をだす方法を紹介します。
受験でなくても、学校の試験や資格の勉強にも役立つのでぜひ参考にしてみてください。
なぜ受験勉強のやる気がでないのか。
なぜ受験勉強のやる気がでないのでしょうか。
浪人生に限らず、現役の高校生やなにか勉強に取り組んでいる社会人にも共通する部分は多いはずです。
原因①:周囲が遊んでいる
浪人をしていると、高校時代で現役で合格した人達はまさに楽しい大学生活を送っています。
そんな友人達が近くにいるとかなり寂しくなるし、勉強なんてやめて遊びたくなるのもしょうがないこと。
特に最近はLINEのグループなんかできていると、それこそ受験勉強のやる気がでないなんて普通のことですね。
また、浪人生仲間がいたとしても、その人のモチベーションが低く、あまり勉強をしない人もたまにいます。
そのような人が近くにいると遊びに誘われることも増えるため、自制して遊びに行くのはほどほどにしておく必要があります。
原因②:先が見えない
受験は2月~3月が中心なので、夏ぐらいだとなかなか先が見えません。
ゴールが見えないために、受験勉強のやる気がでないなんてことはよくあることです。
受験に限らず、目標が高すぎたり先すぎるとそれまでの途中経過の目標が上手く設定できないことは珍しくありません。
原因③:時間がありすぎる
浪人時代は勉強に割ける時間がたくさんあります。
そのため夏前までは「まだ焦る時間ではない。余裕がある」と危機感が薄れてしまいます。
そうなると 勉強に当てるはずの時間が、単なる自由時間に変化してしまいます。
予備校に行ってもそこまでの拘束がないので簡単にさぼれてしまうし、睡眠時間以外を全部自由時間にあててしまうなんてこともあります。
また、先がまだ長いので、時間があるしまだ大丈夫だと思ってしまいます。そう思ってしまったら受験勉強のやる気なんてでませんよね。
でも受験で成功するライバルはそのような自由時間を削って勉強時間を確保し続けている人達ばかりなのです。
原因④:誘惑が多い
昔であればテレビなどでしたが最近はパソコンやスマホなどですね。
特にスマホは危険。
いつも持っているし、すぐに面白いものを見ることができる。 いくらでも時間つぶしができてしまう。
本当に危険。
せっかくやる気をだして勉強を始めたのに、そのやる気が維持できずについついスマホに手をだしてしまうなんてことも多いのではないでしょうか。
原因⑤:勉強しても成績があがらない
受験勉強はすぐ結果がでる人もいればなかなか結果がでない人もいます。
頑張って勉強しているにも関わらず、成績があがらないとやる気はどんどんなくなってしまいます。
成功体験を積み重ねることが必要です。
知識がついて来ていてもアウトプットに慣れるまで時間が必要なケースもあります。
しっかり教科書や参考書の内容は覚えているけど、試験では上手く結果を出せない人は単純に試験慣れをしていない可能性もあるでしょう。
そのような人はある時を境に結果が出るようになるので、根気強く頑張りましょう。
受験勉強のやる気をだす方法は?
やる気は無理にだそうとしてもなかなか出せません。
これから紹介する方法で上手くやる気を出しましょう。
やる気を出す方法①:週に1回の休みをつくる
毎日、朝から夜まで勉強するのは息がつまります。
しかし浪人をしていると、休日なんてない、休んでなんていられない。とにかく勉強しなければという考えになりがち。
もちろんそれができればいいでしょうが、休みがないと遊びへの欲求が高くなりすぎて、勉強のやる気がでない原因となってしまいます。
それであれば、もういっそのこと週に1回は遊ぶ日だと決めて、心を休めましょう。
やる気を出す方法②:勉強する場所を変えてスマホ意識して触らない
家で勉強していると誘惑がありすぎます。 勉強する場所を変えましょう。
今は公共の施設で勉強する場所もたくさんあります。
そしてスマホは意識して触らないようにしましょう。
ここは意思の強さが重要です。
多少の休憩時間はスマホを触ってもいいと思いますが、勉強を開始したらスマホはカバンの中へ。
そして、勉強に集中して取り組むことが重要です。
やる気を出す方法③:60分から90分置きに休憩を一回取る
勉強のやる気を維持すると同時に集中力を保つためにも、60分から90分から置きに休憩を取り、頭を休めるようにしましょう。
なぜなら人の集中力が維持できるのは60分から90分が限界だと言われているからです。
これ以上無理にやることは集中力の低下、やる気の低下につながってしまいます。
適度な休憩は非常に大切です。
やる気を出す方法④:スケジュールをたてる
何の教科を勉強しなくてはならないか。
勉強しなくてはならない範囲はどれくらいか。
どの参考書をやるか。
これらを、受験日をゴールとして逆算しながらスケジュールを立ててみてください。
決して過信せずに。
そして立てたスケジュールが理想通りの進捗で進んでいるのか、そうでないのかのチェックも定期的に行うといいでしょう。
もし思ったより進みがいいのであれば、当初の予定より上乗せして勉強をすることができますが、もしそうでないなら途中でペースを上げたり確保する勉強時間を増やす必要が出てきます。
長期的な取り組みだからこそ、スケジュールの管理が大事です。
やる気を出す方法⑤:段階的な目標を作る
受験はマラソンのようなものなので、ゴールの大学試験のタイミングだけを目標とするのではなく、段階的な目標を立てて、それをしっかり達成できているのか確認をしながら進めていきましょう。
例えば「7月までに○○までの内容は暗記する」「9月までに○○の参考書を1周目終わらせる」などです。
最終的なゴールまでの間に自分で目標を立てておくと、それを達成できた自分に対しての自信もつきますし、なにより勉強全体の進捗を把握しやすくなります。
やる気を出す方法⑥:合格したらどんないいことがあるか考えてみる
なぜその大学に入りたいのか。その大学にはいると何がいいのか考えてみましょう。
例えば国立であれば、私立にくらべて○○万円安いだとか、有名企業に入りやすくて、年収が高いだとか、 可愛い子が多いだとか。
やる気をだすため、合格する為なら不純な動機でも結構、どんどんいいことを考えてみましょう。
やる気を出す方法⑦:志望校に行ってみる
合格した後のことを想像するのと少し似ていますが、実際に自分が通いたい志望校に足を運ぶのは効果的です。
家の中でイメージだけするだけではなく、目の前で学校を見るとモチベーションアップはかなり期待できます。
やる気を出す方法⑧:勉強方法を変えてみる
いつも同じことをしていると段々とマンネリしてくることもあります。
そのような時は同じ教科の内容でも普段と違うスタイルの勉強方法を試してみるといいでしょう。
ただ、あまり頻繁に勉強方法を変えてしまうと知識の習熟度に影響が出てくるので、あくまでも少しやる気の低下を感じた時にしましょう。
多くの参考書にやたら手を出す受験生もいますが、これはあまり良くないケースです。
勉強方法を頻繁に変えすぎると知識の定着に影響が出てくる可能性があるので、あくまでもマンネリしてきた時に留めましょう。
やる気を出す方法⑨:無理やり勉強をとりあえず5分やってみる
やる気がないとしても無理やり勉強をとりあえず5分間続けてみるのも対策として有効です。
勉強に限らず気が向かないことをする時は作業をスタートさせるところが一番負荷のかかる部分です。
そこを乗り越えてしばらく作業を続けていくとやる気の有無に関係なくそのまま1時間~数時間止まらずに続けられるようになります。
途中でやる気(モチベーション)が下がってしまうのは仕方のないこと
受験勉強は知識量よりも上下してしまうやる気をどう扱うかの方が大事です。
やる気が落ちてしまって勉強をしない期間が長すぎると、どんなに知識量で貯金が合った人でも感覚は鈍りますし、そこからまた元の状態に戻すまでに多くの時間が必要になります。
長期間同じことをしていると途中でやる気がなくなってしまうことは仕方のないこと。
自分のやる気がどのように落ちていくのか、逆にどのようなことをしたらやる気が上がってくるのかを冷静に見極めてコントロールしていくことで、継続的に勉強をし続けることができます。
まずは今回紹介した対策を一つずつ実践してみて、自分に合っている方法を見つけましょう。