40歳男性が未経験の仕事に転職。その厳しい現実と持つべき覚悟

仕事を長く続けていれば、違うことがやりたいなと考えることがあるのは当然で、。一度しかない人生だから様々な経験をしてみたいと思うのも普通の考え方です。

しかし、現在の日本では違う仕事がやりたいからと言って、コロコロ仕事を変えることは良しとされていません。

特に40歳を超えてからの転職は相当な困難を伴い、犠牲無しに実現できる可能性は低いでしょう。

年収が下がるリスクや家庭のこと、さらには老後のことを考えると未経験の仕事に転職するのは相当な覚悟が必要となってきます。

 

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40歳での転職は厳しい?

40歳での転職は厳しい?

40歳で転職している方がどれほどいるのか見ていきましょう。

まずは以下の表をご覧ください。

出典:doda「年代別転職のポイントも解説!コロナでどう変わった? 転職成功者の年齢調査【最新版】」

上の表は新型コロナウイルスによって、転職にどのような影響が出たか調査したものです。

2019年の40歳以上の転職者は全体の14.3%となっていて、2020年の40歳以上の転職者は全体の15.5%となっています。

40歳以上で転職している方は2割にも満たない数なので、当然、企業側もそのつもりで中途採用の活動を行っています。

つまり、企業側は40歳以上の方の採用に積極的ではないという事です。

転職者数の多さなどを考えると、40歳での転職は厳しいと言わざるを得ません。

40歳での未経験転職が厳しい現実

40歳での未経験転職が厳しい現実

 

前述の通り、40歳で転職するのは厳しいのが現実です。

では、どのような厳しさがあるのか見ていきましょう。

企業が40歳に求めること

まず、企業が40歳に対して求めることについて考えてみましょう。

企業が想定している40歳というのは20年間仕事をしてきた人になります。その20年で様々な経験を基にスキルを身に付け、さらにマネジメントも経験してきたという人です。

ところが、未経験者となると仕事の経験がなく直接生かせるスキルはありません。

前職でマネジメントを経験していても、新たな仕事の経験がない以上「マネジメントさせられない」となり、想定とはかけ離れた人材となってしまいます

企業が40歳以上の男性を避ける理由

企業が40歳以上の未経験者を避ける理由として、上述したように想定している40歳とかけ離れているという点が挙げられますが、他の理由もいくつかあります。

企業が40歳以上の人に抱いている印象というのは以下の通りです。

  • 仕事のやり方が固まり柔軟性が低い
  • 物覚えが20代に比べると悪い
  • 豊富な経験からプライドが高い

とはいえ、40代でも20代より柔軟性があって物覚えも早く、未経験の仕事に就いたとしてもすぐ対応することができる人も勿論います。

しかし、履歴書や数回の面接だけではそこまで見極めることは不可能です。

それゆえに、一般的な考え方を参考にして選考するのも致し方ありません。

また、今後働いていける年数というのも重要になってきます。

例えば、25歳であればまだ35年は働けますが、40歳となると残りは20年です。

その20年で仕事を覚え徐々にステップアップし、いずれは管理職になんていうのはなかなか想定できません。

企業側も入社した人が全員管理職になることは想定していませんが、少なくとも可能性のある人を採用し優秀な人を見出したいと考えますから、最初から可能性が低くプレーヤーでとどまり兼ねない人の採用に消極的になってしまいます。

未経験職種でも転職可能となるのは

とはいえ40歳で未経験の仕事に就くことは全く不可能というわけではありません。

その理由は人材不足。人材不足が顕著となっている業界では、40歳だから、未経験だからなんてことを言っていられない企業もあります。

人が集まりにくい仕事

企業が求人募集する際にかける条件として、「経験者のみ」「経験不問だが年齢制限あり」「経験不問かつ年齢不問」という3パターンがありますが、順に応募者は集まりやすくなります。

転職市場で人気があるような企業・職種であれば厳しい条件を課しても人は集まりますが、そうでなければ企業も応募者を確保するために採用の幅を広げます

実際、転職市場で人気があるような知名度の高い大企業や研究職、企画職などは未経験者採用を行いません。

条件を課すと思ったように人が集まらないような企業は、40歳でも転職の成功率が高くなります。

職種に関していうと、人気だけではなく需要の量も関係してきます。例えば営業職などはどの企業でも多い人数を欲するので、未経験者採用を行っている企業が多いです。

未経験でも前職の仕事を活かすことができる

仕事の中には、未経験の職種であっても、前職での経験を少しでも活かせる仕事であれば40歳でも採用される場合もあります。

例えばコンサル業界などはコンサル自体の経験がなくても、前職で培った豊富な専門知識や業界知識などが重宝される場合もあります。

企業が求めるのは職種としての経験ではなく、その仕事をこなしていく中で必要な知識を持っているかどうかです。たとえ職種が違っても、それを持っているならば転職の成功率は高くなるでしょう。

まとめ

上記に述べたことを簡単にまとめてみましょう。40歳男性が未経験の仕事に転職が可能となるのは以下のような仕事です。

  • 中小企業などの転職市場で人が集まりにくい企業
  • 需要は多いが人が集まりにくい職種
  • 前職での経験を違った形で活かせる仕事

転職したことで失うもの

40歳で未経験の仕事に転職した場合に失うものは多いです。

まずわかりやすいのが年収。これまでの経験でバリバリできる仕事から未経験の仕事に行けば会社への貢献度は落ちてしまい、必然的に年収は下がってしまいます。

また、知名度が低い中小企業の場合、平均賃金そのものが低いことがほとんどで、人手不足のために休みが少なくなる事態も考えられます。

人が集まらない理由は給料が低いという点だけでなく、休みが少ないとった点も含まれる可能性があるためです。

いつか転職しようと思うなら40歳前くらいから動くのがいい

いつか転職しようと思うなら40歳前くらいから動くのがいい

 

もし、あなたがいつか転職しようと思っているなら、40歳という大台に乗る少し前に転職活動をスタートさせた方が良いでしょう。

というのも、人間はキリのよい数字になると印象が大きく変わるからです。

商品の値段に置き換えて考えても、4,000円より3,980円などの金額の方が安く感じるでしょう。

年齢も同じで、40歳より38歳や39歳の方が若い印象になって多少は転職が有利になります。

そのため、あなたが転職を考えている場合は、40歳に突入する前に活動をスタートさせてください。

入社後の大変さ

入社後の大変さ

40歳で未経験の仕事に就くことの大変さは、転職活動だけではなく入社後もやってきます。

新たな仕事を覚える大変さ

未経験の仕事に就く場合でも、以前までの仕事の経験が全く活かせないわけではありません。

ただ、その仕事特有の専門的な知識については当然覚えて行かなくてはならないし、会社独自の仕事の進め方も覚えていかねばなりません。

しかもそれは新入社員として入社した社員よりも早いスピードで覚えて行くことを求められます。

年齢が高くなるほど新しく学ぶことが難しくなってくると言われている中で、若手よりも短い期間で仕事を覚えなくてはならないのはとても大変なことです。

社風が合わないことも

新卒から働いてきた場合、18年以上同じ会社で仕事をしてきたことになります。

そのため、社風が異なる会社へ行った場合、年齢も相まって適応できない可能性があります。

転職する際は、企業の社風についても徹底的にリサーチして、自分が馴染めるかどうか考えてから応募してください。

周囲の目、人間関係の難しさ

40歳の未経験者は周囲から冷たい目でみられる可能性があることも覚悟しておかなくてはなりません。そして人間関係を構築していくことも難しくなります。

同じ職場の人に質問しても若い人と同じように優しく答えてもらえなかったり、違う職場の人や関連会社、顧客などからは年齢が高いというだけでベテランだと思われてしまって高いレベルで会話をされる場合も少なくありません。

また、年下の上司や先輩との関係に四苦八苦することにもなるでしょう。それこそ上司が一回り下の人なんて場合もあります。これは相手にとっても非常にやりにくくなってしまうため、ぎこちない対応を取られてしまうことにもつながります。

他の人に比べて難しくなるということはあらかじめ覚悟の上、自分からその壁を取り払っていくようにする努力が必要です。

それでもやりたいと思うことができるか

それでもやりたいと思うことができるか

40歳の男性が未経験の仕事に就くというのは、これだけのリスクあることを事前に理解しておかなくてはなりません。

でも、だからと言って転職は辞めたほうが良いというわけではありません。

今回紹介したようなことを乗り越える覚悟があり、それでもやりたいと思うことのできる仕事なのであれば、ぜひチャレンジしてみるべきだと思います。

「いま転職したい」という意志が固いなら、次の年を迎える前に早めに行動することが重要です。

また、40代未経験の求人を自力で探すのは、母数が少ない分探すだけで骨の折れる作業になるかもしれないので、一度転職エージェントに相談してみることをおすすめします。

 

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