ゆとり世代とは?その特徴や年齢。ゆとり世代に思うこと。

ゆとり世代の特徴

ゆとり世代とは何か知っていますか。ほとんどの人が聞いたことがあるのではないでしょうか。

ゆとり世代は何かと注目される世代ですね。

しかし、だいたいの人があまりいいイメージを持ってはいないのではないでしょうか?

ただ、この世代に当てはまっている年齢というだけで世間が考えているイメージや特徴をもっているという決めつけにより誤解されて苦労している人もいるかもしれません。

まずは正しい認識を持ちましょう。

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ゆとり世代とは?年齢や始まり

まずゆとり世代はどの年齢層のことをいっているのか、なぜゆとり世代が生まれたかを理解しましょう。

ゆとり世代の年齢

ゆとり世代はゆとり教育の期間中に学校教育を受けた世代に当てはまっている年齢の人たちを言います。

ゆとり教育は2002年度から2010年度に行われています。すなわち、この時代に教育を受けている年齢の人たちがゆとり世代です。

1987年~2004年生まれの人たちがこのゆとり教育の対象となっており、広義の意味でゆとり世代とされています。

狭義の意味では、この中でさらに、ゆとり教育を色濃く受けている1987年~1995年生まれをゆとり世代とすることもあります。

2011年度からは脱ゆとり教育が行われています。

すなわち年齢で言えば、広義の意味で11歳から28歳、狭義の意味で19歳から28歳が該当することになります。

よく新入社員がゆとりだという話題もありますが、狭義の場合でも大卒はあと3年はゆとり世代の人たちが新入社員として入っていることになります。

ゆとり教育でどう変わったか

2002年に始まったゆとり教育では、以下のことが変わりました。

  • 教育内容を厳選し減らす。
  • 授業時間を削減(小学校:418時間、中学校:210時間)
  • 完全学校週5日制、絶対評価の導入

この世代にあてはまる年齢の人たちは、学校で学んだ時間も、量も少ないという特徴を持っているのです。

もちろん、勉強する時間は学校に限られたものではありませんし、例え学校に行く時間が減ったとしても変わらなかった人も多いです。

ただ、学校でしか勉強しないという人も多いですから、そういった人にとっては、純粋に勉強する時間が減ったということになります。

ゆとり教育はなぜ始まったか

ゆとり世代を生み出したゆとり教育はなぜはじまったのでしょうか。

1970年代、いわゆる詰め込み教育が浸透していましたが、受験戦争が加熱するなどといった問題が起きていました。

その結果提唱されたのがゆとり教育です。実はこの頃からはじまっているのです。

そして、その考えが強くなっていき、現在のゆとり教育につながりました。

2002年度以降のゆとり教育は、中央教育審議会で述べられた以下の考え方に基づいています。

我々はこれからの子供たちに必要となるのは、いかに社 会が変化しようと、自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、 よりよく問題を解決する資質や能力であり、また、自らを律しつつ、他人とともに協調し、 他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性であると考えた。たくましく生きるた めの健康や体力が不可欠であることは言うまでもない。我々は、こうした資質や能力を、 変化の激しいこれからの社会を[生きる力]と称することとし、これらをバランスよくは ぐくんでいくことが重要であると考えた。

まあこの文面と、実際どうだったかということを比較して突っ込みたい人もたくさんいるでしょうが、

元々はこういった理由なのです。

ゆとり教育がもたらしたと言われているもの

ゆとり教育は何をもたらしたのかを解説しましょう。

学力の低下

OECDが実施する生徒の学習到達達成度調査において、日本の順位はゆとり教育以降で下がっています。

2000年、2003年、2006年にそれぞれ行われたテスト結果では

  • 読解力:8位⇒14位⇒15位
  • 数学:1位⇒6位⇒10位
  • 科学:2位⇒2位⇒5位

となっています。

もちろん、ゆとり教育が原因であると断言はできないことですが、特徴の一つとして学力低下があげられます。

客観的なデータとして、この結果がでたことでゆとり教育自体が批判されるようになり、結果的に脱ゆとりにつながっていきました。

2極化

学校内での2極化や、私立と公立の学力の2極化が進んでだこともゆとり教育の特徴です。

それもそのはずで、勉強する人は授業の時間が減っても個人で勉強はするので、学力は変わりませんが、授業でしか勉強しない人は単純に勉強時間は減るのですから。

また私立校はゆとり教育にあまり拘束されず、規定されている学習内容以上に教えていることも多く、授業の時間も長いことが多いです。

これもまた、2極化が進んだ理由です。

格差が生まれる

上記で述べたように、2極化が進んでしまいます。

では、勉強する側の人はどんな人でしょう。

それは私立に通う人であったり、塾に通う人。

いわゆるお金を持っている人々です。

すなわち、お金の持っている裕福な人と、お金を持っていない貧乏な人とで学力の差がさらに大きくなってしまうのです。

これまで以上にこの格差が生じるようになってしまった為、問題視されるようになりました。

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ゆとり世代の特徴

ゆとり世代はどのような特徴があるのでしょう。ゆとり世代である最近の新入社員の特徴とされている点を紹介します。

ただ、この年代にこれから述べる特徴があるのは、何もゆとり教育が全ての原因であるとは言えません。

インターネットの普及、携帯電話の浸透など環境は昔と大きく変わっているのですから、考え方が変わるのも当然なことです。

特徴①:ストレスに弱い

ちょっと強めに叱ると、すぐ会社を休んでしまう。しまいには辞めてしまうという意見が多くあります。

新入社員にすぐにやめられてしまうというのは、会社にとって実は大きな損害である為、相当気を使っている会社もあるのではないでしょうか。

ただ、もちろんストレス耐性が強い人も多いですし、全員がそうというわけではありません。

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特徴②:ITに強い

幼少期時点でポケットベルがあり、その後携帯電話やインターネットが爆発的に普及。

SNSもコミュニケーションの手段の一つとして確立されています。

その為、インターネット関係には強いみたいです。

これはゆとり教育とは関係なく、近い年齢で、ゆとり世代から外れている人でも同様の特徴を持っているでしょう。

この特徴はむしろ武器になる面と言えるでしょう。

特徴③:言われたことしかしない

指示されたことはするけれど、それ以上のことしかしない。

といった、指示待ちの人間であることが多いそうです。

基本的に受身だとされています。

仕事をする場合、確かに言ったことを確実に行うことは大事ですが、完全に受け身となってしまうとことはあまり良いこととは言えない場合が多いですし、自分の成長にも繋がっていかない面があります。

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特徴④:仕事よりもプライベートを重視する

残業して高い給料を稼ぐよりも、給料は低くてもいいから定時であがりたいと考える新入社員が多いそうです。

仕事以外の自分の時間を大切にします。

特徴⑤:失敗を恐れる

初めてであれば、失敗することは当たり前なのですが、それがいや。

失敗することを恥だと感じ、強く恐れます。

その為、挑戦することができなかったり、自分から積極的には動けないということになってしまいます。

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すぐ辞めるは勘違い

新入社員の離職率は3割と高い数値になっています。

ただ、別に近年だから高くなっているわけではなく、15年前も3割以上離職率はあります。

最近は以前より転職しやすい環境が整ってきていますが、それでも離職率は変わっていませんから、ゆとり世代はすぐ辞めるというのは間違いですね。

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ゆとり世代の特徴について思うこと

ゆとり世代の特徴について、あげてみました。

世間一般で言われていることですし、現にゆとり世代の新入社員を相手にしている方々は納得されているかもしれません。

しかし、この特徴というのはゆとり教育と関係あるのでしょうか。

私には、それ以外の環境の変化によるものが多いと思います。

例えばインターネットなどの技術の進化。

これにより、コミュニケーションのとり方も、入手できる情報量も大きく変わっています。

また、教師の体罰が度々ありましたが、昔はよくあったことです。私もよく殴られました。この点も昔とは大きく変わっています。

テレビの内容も、かなり制限が厳しくなっています。

こういった、子供の取り巻く教育が大きく関係しているのだと思っています。

それを学校教育のせいだけにするのはどうなんでしょうか。

また、これらの影響は悪い面ばかりが目立ってしまいますが、昔と比べたら良い面もあるはずです。

今年の新入社員は・・・

なんて口にする人もいますが、それはいつの時代だって一緒。

自分の時代とは変わっていて、良くなっている部分と悪くなっている部分はあるが当たり前だという認識を持たなくてはなりません。

せっかくの新入社員をゆとり世代だから・・・なんていう思い込みや、自分の時代との違いから、だめだと判断するのではなく、その点を受け入れた上で、どのように育てていけばいいのかを柔軟に考えていく必要があるのだと思います。

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