斜陽産業とは、この業界への転職や就職は避けるべき?それとも気にしなくてOK?

その業界は斜陽産業だから転職はやめておいた方がいい、自分の今いる業界は斜陽産業だから早いうちに転職に踏み切った方がいい。

そんな風に考えたことがある人も多いのではないでしょうか。

今回は、この「斜陽産業」について、その業界で働くデメリットなどを紹介していきます。

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斜陽産業とは?

斜陽産業とは、今後需要が減少し産業したいが縮小していく傾向にある、もしくはすでにピーク時に比べて需要が減少しはじめている産業のことを言います。

技術革新による大幅な転換や、競合の増加、シェア自体の限界といったものが主な理由。

過去の事例でいくと、日本では石炭産業や繊維産業といったものが挙げられます。

斜陽産業を扱っている企業がその後も存続していく為には、事業の大幅な転換をせざるをえません。

うまく事業転換することができて生き延びることができた企業もありますが、事業転換が上手くいかずに会社自体の縮小や倒産せざるを得なくなった企業も少なくありません。

斜陽産業と言われている業界とそれぞれの理由

現在斜陽産業と言われているものにはたとえば以下のものが挙げられます。

  • 印刷業・・・紙媒体のデジタル化、ペーパーレス化による需要減
  • 出版業・・・活字のWeb化
  • パチンコ・パチスロ業界・・・規制の強化、若者のパチンコ離れ
  • テレビ業界・・・youtube、ネットテレビや動画配信サービス増加による需要の減少
  • 小売業界・・・ネット通販の台頭
  • 自動車業界・・・電気自動車への転換、部品数の減少
  • 電機業界・・・海外メーカーの台頭
  • アパレル業界・・・需要の減少

もちろん他にもありますが、ざっと上げるだけでもこれだけの産業が斜陽産業と言われています。

斜陽産業に転職・就職するデメリット

ではこういった斜陽産業に転職・就職することにはどういったデメリットがあるのでしょうか。

将来的な経営悪化が予想され、給料ダウンやリストラ・倒産のリスクがありうる

今後需要が減少していけば、当然今の経営状態を維持することはできずに悪化していきます。

新しいことにチャレンジしてうまくいけば良いですが、もしうまくいかなければ大手企業であっても給料ダウンやリストラ、そして倒産といったこともありうることです。

実際、安い海外商品にシェアを奪われた大手企業の経営が悪化し、リストラなどを実施するケースが多々あります。

ニュースでは大手企業のことばかりになりますが、その子会社や取引先などの中小企業の場合はもっと行われていますし、倒産する企業だってでています。

業界自体がブラック化してしまうリスクがある

経営悪化すると、会社のみならず業界自体がブラック化してしまうリスクも少なくありません。

人件費を下げるようになり、少ない人数で仕事を回していくために休みが少なくなり、残業も増えていく。サービス残業が蔓延していくなんてこともあるかもしれません。

会社がだめになっていざ転職しようと思ってもしにくい

会社がだめになってしまっても、業界自体が盛り上がっているのであればスキルや経験を生かした転職はしやすいです。

しかし、業界自体がだめになってしまうと、当然他の業界への転職を考えなければいけなくなる為、難易度が上がります。

20代、30代前半であれば他業種でも転職しやすいものの、30代後半でその業界に特化したようなスキルがないとなると転職がかなり厳しいものになってしまうでしょう。

斜陽産業への転職・就職は避けるべき?

こういったデメリットがあることを考えると、斜陽産業への転職・就職は避けた方が良いのではないかと思ってしまう人が多いでしょう。

実際のところはどうなのでしょうか。

斜陽産業だからと言って会社に将来がないとは限らないし、伸びていく業界でも今後どうなるかはわからない

現在斜陽産業と言われている業界や、その産業を行っている企業に全く将来がないかと言うと決してそういうわけではありません。

たとえば自動車業界ですが、10年以上も前から斜陽産業だと言われています。

しかし現時点ではまだその影響はでていません。実際、トップ企業のトヨタ自動車の売り上げ、利益は伸びています。

またすでに厳しくなっている印刷業界ですがDNPや凸版印刷などの大手は、印刷業以外の事業の多角化が好調で会社としては安定した利益を上げています。

斜陽業界だからといって、本当に傾くか、本当に会社自体が厳しくなるかはわからないのです。

逆に今後伸びていくと思われている業界だってわかりません。技術革新が起きて一気に衰退してしまう可能性はどんな業界にだってありうることです。

IT業界なんて時間の流れが速いですから、短期間で伸びて短期間で沈んでいくなんてことも大いにありえます。気が付いたら斜陽産業と言われていた業界よりもずっと速くなくなってしまっているかもしれません。

理由がないならわざわざ斜陽業界を選ぶ必要はないかも

ただそれでも、この会社に将来を期待できる何かしらの理由があるとか、どうしてもその業界・その会社で働きたいという理由があるという場合でないなら、わざわざ斜陽産業と言われている業界を選ぶ理由はないのかなと思います。

仕事を選ぶ上ではその業界の将来性はどうかというのは非常に重要な項目です。そして将来どうなるかを確実に知ることは誰にもできませんが、できるだけリスクが低い方を選ぶことは大切なことです。

会社選びだけではなく他業界でも通用するスキルが身につくかも大切

20代の人であれば、少なくとも今後40年は働き続けることになるわけです。

40年もあれば大きく変わります。40年前にソフトバンクや楽天、DeNAといった企業があるなんて誰も想像していませんでしたよね。

電機業界がここまで厳しくなることだってわかりませんでした。

結局のところ、どんな会社に入ろうとも、斜陽産業を避けようとも、安定している保障なんて得られることはないのです。

ですから、どんな会社にしようかと考えるだけではなく、どんなスキルを身につければ業界・会社が衰退しても通用していけるかということを考えることも大切なことです。

まとめ

斜陽産業だからと言って、その産業をしている会社が全てだめなんてことはありません。

産業の衰退=会社の衰退とはならないのです。

もちろんそのまま衰退していってしまう企業も少なくありませんが、逆にそれをきっかけに伸びていく企業だってあります。

ですから、就職・転職する際には業界分析だけではなく、企業分析にも手を抜かずにしっかりと見極めるようにしていきましょう。