職場で好かれる人は何が違う?その特徴やNGな言動を解説。

職場を見渡すと、自然とみんなから好かれる人や頼りになる人がいるものです。好かれる人は特にスキルや成果を挙げているわけではないのに自然と周囲から好かれるのです。

そんな魅力ある人を見て羨ましい、自分も好かれたい、上手くやっていける人になりたいと思った人もいることでしょう。

この記事では、職場で好かれる人の特徴を紹介していくので、ぜひ明日から意識的に取り入れてみてください。

また、逆に好かれていないと感じている場合、空気が読めない人などネガティブな印象を与えている可能性があります。

職場で好かれる人になりたいときにやってはいけないNG行動も紹介するので併せて目を通してください。

職場で好かれる人の特徴

職場で好かれる人の特徴

職場には抜きん出た何かがあるわけではなく、周囲の人とさほど変わらないのに周囲から好かれる人がいます。

なぜあの人は好かれるのだろう? と思いながらも羨ましい気持ちでいる人もいるのではないでしょうか。

職場で好かれる人はほかの人よりも周囲への細やかな気配りがあり、ちょっとしたことに気づくなどの特徴があります。

これらのポイントを押さえて行動することで今後、周囲の人に対して良い印象を与えることにつながります。

感謝を言葉にしている

社会人になると職場で評価されることが昇進や昇給につながります。

ある意味では評価されることが当たり前となり、仕事やその他の場面でお礼を言われることが少なくなっている人もいるのではないでしょうか。

些細なことでも「ありがとう」とお礼を言われると「この人は気づいてくれたんだな」「感謝の気持ちのある人だな」と相手に好印象を与えるきっかけとなるため、どんなシーンでも感謝を言葉にすることはとても大切です。

他の人が気づかないところで細かな気配りができるかどうかは周囲の人との差がつき、好かれることにつながります。

相手によって態度を変えないこと

周囲から好かれる人は、「この人と仲良くするといいことがあるかもしれない」などの損得勘定がなく、相手を選ばずに誠実な態度で接する傾向があります。

普段から変わらぬ誠実さに周囲はこの人といると居心地が良い、過ごしやすいという印象を抱きやすくなります。

反対に損得勘定で接している人は、周囲もそれに気づいて良い関係性を築こうとしません。

自分が普段から思っていることは意外と相手に伝わりやすいので注意するとともに、相手によって態度を変えることなく誠実さを心がけると良いでしょう。

清潔感に気を遣っている

好かれる人のほとんどは身だしなみに気を使い清潔感ある印象を受けます。

結局のところ見た目が重要なのかというとそうではなく、初対面の場合で言えば相手がどんなに面白くて優しい人でも、身だしなみが整っていない場合はそれ以上近づこうとはしません。

清潔感がある人は「TPOに沿った格好ができる人」「常識がある人」などと判断され、加えて口臭なども含めてエチケットに気を配っているとより良い印象となります。

近年ではマスク生活が長くなり気を抜いている人もいるかもしれませんが、意外と口臭は相手に気づかれやすいものです。

最低限のマナーとして清潔感やエチケットには気をつけておきましょう。

次は、職場で距離を置かれる人について触れていきます。

職場で距離を置かれる人の特徴

職場で距離を置かれる人の特徴

職場で好かれる人とは反対に距離を置かれたり嫌われたりする人にはどんな特徴があるでしょうか。

好かれる人になりたいと思うなら、まずは嫌われない努力に取り組んでみましょう。

ここでは職場で距離を置かれる人の特徴を紹介していきます。

自分がうっかりやってしまっていないか、当てはまる部分はないかチェックしてみてください。

ネガティブな言葉をよく口にする

職場で距離を置かれる人の特徴としてまず挙げられるのは、ネガティブな言葉をよく口にすることです。

仕事をしていて不平不満を抱くのは誰にもあることですが、それを言葉にするかしないかで印象が全く違ってきます。

常に仕事に対してネガティブなことばかり口にする人がいると、周囲の人の気持ちまで暗くなり職場の士気も下がってしまうでしょう。

また、不平不満を言うと同時にその原因を誰かのせいにしている場合、周囲は「次は自分のせいにされるのではないか」という気持ちになり離れていきます。

常に他人のせいにしていないかも気をつける点だといえるでしょう。

プライドが高く、譲らない

仕事上で考えの違いから意見が食い違い議論することは珍しくありません。

また、話の内容によってはここだけは譲れない、自分の考えを通したいという場合もあるでしょう。

ですが、こうした場面で自分が絶対に正しいと思い込んだり、人の意見に耳を貸さなかったりしていては本来の議論ではありません。

周囲からは融通が利かないという印象を持たれてしまい距離を置かれる原因となるでしょう。

本人に悪気がなかったとしても、周囲の人にとってはストレスになります。

プライドを持つことや譲れない部分を主張することは時に大切でも、日頃から人の意見に耳を傾けて取り入れることも意識してみてください。

人の意見を取り入れることで新しい発見につながることもあるからです。

自分の自慢話や武勇伝を語る

職場経由での飲み会や食事会では、普段よりも距離が近くなり自分のことを知ってもらうチャンスです。

好かれる人は周囲の話を回したり、聞き手に回ったりすることでその場を上手く活用する傾向があります。

反対に距離を置かれる人は自分をさらけ出す傾向があり、自分の自慢話や武勇伝を語ってしまいます。

自慢話は話し手は気持ちが良いかもしれませんが、聞き手にとっては苦痛となることも多いものです。

どうしても自分のことを話したいときは数回に1回などのように自分の中で限度を決めるのも必要なのです。

飲み会や食事会で自分の話をしてしまう人は、徐々に減らす努力をしてみましょう。

職場で好かれる人がしないNG行為

職場で好かれる人がしないNG行為

職場で好かれる人になるにはどういったことをすれば良いのでしょうか。

実は、職場で好かれる人にはある共通するしないNG行為があります。

普段はほとんど気づかれないレベルのことでも実行するだけで周囲からの見方が変わります。

ここでは職場で好かれる人がしないNG行為を紹介するので、自分に当てはまることがないか振り返ってみてください。

「してあげた」精神を持たない

本来、人の役に立つ行動はとても良いことです。

ですが、「してあげた」「してあげてる」と思っている場合、自分の承認欲求を満たすだけであり、恩着せがましい行為となってしまいます。

人の役に立つ行為をする場合は見返りを求めないことはもちろん、自分がやりたいからやるという意識が基本です。

職場で好かれる人は見返りなどは一切求めず自然に行動していることが多いでしょう。

自分が恩着せがましく「してあげた」精神になっていないか振り返ってみてください。

自分主観で考えず、程よい距離感を保つ

職場に限らず「好かれたい・仲良くなりたい」という気持ちで急速に距離を縮めると、相手は警戒しやすくなります。

自分の思う通りに行かないと、自分は仲良くなりたいだけなのに! と思ってしまいがちですが、それは自分主観であり相手がどう思っているかはわかりません。

職場で好かれる人はいきなり距離を詰めることはせず、程よい距離感を保っている人が多いです。

そのため、職場での人間関係は慎重かつ踏み込みすぎないことを前提に意識すると良いでしょう。

パーソナルな部分に踏み込まない

職場はある意味限定されたコミュニティと解釈することができます。

少し親しくなると「面白いから」「場が盛り上がるから」といった理由で周囲の人をからかうなどして笑いを取る人がいますがこれはNG行為です。

その場では周囲に合わせて笑っている人の中には、不快に思っている人もいます。

職場で好かれる人はこうしたパーソナルな部分になるべく踏み込まないよう上手く距離感を保つ傾向があります。

職場で好かれたいならなおのこと、他人をからかったり馬鹿にしたりするのはNGです。

仲良くなる意味は決してけなし合うことではないことを理解し、個人のパーソナルな部分に踏み込まないコミュニケーションを心がけましょう。

職場で好かれる人になるために、明日から実践できること

職場で好かれる人になるために、明日から実践できること

職場で好かれる人になるには、好かれる人の特徴を踏まえ、好かれる人がやらないNG行為を避けた取り組みが必要です。

昨日までとガラリと変えるというよりも、これまでやっていたNG行為を意識的に辞めるだけでも徐々に変化するでしょう。

ここでは、職場で好かれる人になるために明日から実践できることを紹介します。

少しずつでも良いので意識して取り組んでみてください。

連絡をマメに返す

仕事上でのやり取りは早い方が良いといいますが、職場内では意外と実践できていない人が多いです。

単純に早ければ良いというわけではなく、お互いの認識のすり合わせ、業務の効率化などを含めたマメな連絡が良いのです。

レスポンスが早いと信用につながることはもちろん、その仕事に対する誠実さや熱意もその行為で相手に伝えることができます。

また、お礼のひと言や感謝の気持を正式なメールや電話でなくとも、簡易的にSNSなどを使って伝えるだけでも相手には伝わります。

些細なことでもお礼を伝えてくれる人とはまた一緒に仕事をしたくなるものです。

マメな連絡による信用は日々の積み重ねが必要ですが、明日からすぐにでも実践できるでしょう。

フットワークを軽くする

職場での飲み会や食事会への参加は、めんどうくさいと思うときもあります。

ですが、参加しないでいれば自己開示する場を持てず相手のことも良く知らないままになります。

多少気持ちが乗らなくても周囲に合わせて誘いに乗ることで、新しい交友関係の広がりや自分を知ってもらうきっかけを持てるでしょう。

ただ、飲み会や食事会の場ではお互いの距離感が近くなることに注意してください。

程よい距離感を保つ意識とともに、ある程度のフットワークの軽さを意識してできる範囲で参加してみましょう。

聞き手に徹する

職場を含む飲み会や食事会では、人の話を聞いているうちについ「自分の場合は~」などと話したくなることがあります。

ですが、相手からすれば話の主導権を横取りされたように感じることもあるので注意が必要です。

特に、後輩の話を聞いているときは先輩として「自分もこういうことがあった」などと話を遮りたくなるときもあるでしょう。

そんなときこそ一歩引いて、相手の話が終わるまで聞き役になることが大切です。

自分が後輩だったとき先輩たちが自分の話を聞いてくれたように、相手の話を聞くよう意識してみてください。

また、話し手にとってしっかり話を聞いてくれる相手は、自分を理解してくれる人・理解してくれる人という印象を持ちやすいです。

こうした「聞く練習」は積み重ねであり、忍耐力を身につけると思って取り組んでみましょう。

職場で好かれるために、程よい距離感を保とう

職場で好かれるために、程よい距離感を保とう

職場で好かれる人は、相手によって態度を変えない、誠実に対応する人という傾向があることがわかりました。

素直に感謝を述べたり、自分が誤っているときは認めて直したりすることからも素直であることも重要な要素です。

また、反対にネガティブなことを言ったり、自分しか見えていない人は周囲から距離を置かれやすい傾向があり、時には割に合わないと思うことがあったとしても耐えることが必要です。

そして、これから職場で好かれる人になりたいなら、連絡をマメに取ること、聞き手に回ること、飲み会や食事会ではある程度の軽いフットワークを意識してみてください。

職場の全員に好かれることを目指すのではなく、不快な印象を与えないための最低限のマナーとして取り組んでいきましょう。

エネルギー配分に注意しながら職場で好かれる人になろう

職場で聞き手に回ったり連絡をマメに返したり、相手に細かい気づかいをしたりすることは好かれる人の代表的な特徴です。

他の人が気づかないところに手を回しきめ細やかな対応ができることは、ほかの人と差が出るポイントにもなります。

ですが好かれたいがために精神をすり減らしては本末転倒です。仕事に身が入らなくなってしまっては元も子もありません。

職場でのマナーを実践するにあたり、自分が嫌いな人には好かれようとしなくていい、ということを念頭に置き、自分のエネルギー配分に注意して取り組むようにしてください。

人に気を配ることは神経を使います。そのため自分のためにもお互いの程よい距離感を保つこと、相手のパーソナルスペースに必要以上に入らないことを意識して上手くやっていくことがコツだと言えるでしょう。