自分は「コミュ障だから仕事で話すのが辛い」「初対面の人と話すとき緊張して言葉が出てこない」など、自分のコミュニケーションに自信がなくて悩む人は多いです。
コミュ障の方は人と話すときにひどく緊張したり、緊張のあまり適切に言語化できなかったりする傾向があります。
意思疎通に影響して仕事に支障が出てしまい職場に居づらくなる人もいます。
中には、「コミュ障に向いてる仕事があればなぁ」と自分に向いている仕事を探す人もいることでしょう。
本来は、「コミュニケーションが苦手＝仕事ができない」という意味ではなく、コミュ障ならではの強みや向いてる仕事があります。
今回は、仕事におけるコミュ障の方の強みとその強みを活かせる向いてる仕事を紹介していきます。
コミュニケーションが苦手でも向いている仕事は多い
仕事をする上ではコミュニケーションは欠かせないものです。
業種や職種、出社かテレワークかなどに関係なく、コミュニケーションは重要なのです。
自分がコミュ障だと思う場合、仕事上でのコミュニケーションに不安や後悔の念を抱くことが多く、自分に向いている仕事がないと考える方もいるでしょう。
ですが、コミュニケーションに自信がなくても、向いている仕事はたくさんあります。
自身が感じる苦手分野や弱みに対し悲観的になるよりも、「自分が得意なこと」や「経験してきたできること」に目を向けることが大切です。
加えて「コミュ障の人の強み」に着目してポジティブな部分を探すと、自分に向いている仕事が見えてくるでしょう。
自分がコミュ障だからと負い目を感じるよりも、それを強みに変えて自分に合う仕事を探してみる、そんな考え方にシフトすることが大切です。
コミュニケーションが苦手な人の強み
コミュ障の方のほとんどは、人と話すことに抵抗や苦手意識があり、人によっては対面での会話の際にものすごく緊張してしまい、自分が思うように話すことができない傾向があります。
自分の中の理想のコミュニケーションが取れない経験が増えるにつれ、自分はコミュ障なんだと思い込む方も多いです。
ですが、コミュ障だと自覚する方には良い部分がたくさんあります。
むしろ、普段から集団の中にいて円滑なコミュニケーションが取れる人よりも、ずっと優れた強みを持っています。
「強みなんてあるわけない」と思う方もいると思いますが、1度自分の良い部分に目を向けてみてください。
ここでは、コミュニケーションが苦手な方が持つ強みを掘り下げて見ていきましょう。
相手の気持ちを察することに長けている
コミュニケーションが苦手と感じる方の中には、相手の気持ちを考えすぎてしまったり、相手の表情を深読みしてしまったりして、人との会話に苦手意識を持つ人がいます。
周囲の人には気にし過ぎのように見えたとしても、多くの人が気にしない・気づかない部分を察することができる特殊な能力ともいえるのです。
「こう発言したら相手はこう捉えるのではないか」などのように相手の立場思考で考えたり、相手の微妙な表情の変化に気づけることは、誰にでもできることではありません。
自身の中では、相手の気持ちを察して考えすぎて疲れてしまい、コミュニケーションを取ることに抵抗を感じてしまうことが多いでしょう。
ですが、しっかり人の気持ちを考えられること・共感できる能力は、ほかの人にはなかなか真似できない長所です。
この強みを活かせないためにコミュ障だと決めつけて悲観的にならず、自分の長所に自信を持って活かせる場を探してみてください。
自立している
自分をコミュ障だと思う方は、周囲とあまりコミュニケーションを取らなくても、自分で考えて動くことができます。
また、自分で物事を判断できるので自立しているともいえます。
こうした傾向がある人はコミュニケーションが苦手というよりは、コミュニケーションに対しあまり必要性を感じていない可能性もあるでしょう。
そのため、ほかの人よりもコミュニケーションを取る機会が少ないとしても、それを短所と捉えることはありません。
むしろ、自立心や判断能力、決断力があるということなので長所として伸ばすことが大切です。
聞き上手
コミュ障だと感じる方の中には、相手の話を聞く能力が優れているケースがあります。
単に、自分から発信するのが苦手もしくは不慣れなだけで、周囲からは話しやすい人だと思われる傾向があります。
この場合、自分から話す機会が少なく不慣れなために「自分は話すのが苦手」と認識してしまうことが多いでしょう。
ですが、相手の話にしっかりと耳を傾けて聞き、共感できることは仕事でもプライベートでも大きな強みになります。
あなたが相手の話をじっくり聞くことで、話し手はあなたに対し話しやすさや好感を持ち、内容によってはまたあなたに話を聞いてもらいたいと思うようになります。
これは仕事やプライベートに関係なくあなたの人柄として評価されるため、聞き上手であることを自分の強みとして認識してください。
コミュ障の人に向いている仕事
コミュ障の自覚がある方は、常に人と話す機会が多い営業や接客などよりも、強みを活かせる仕事に就く方がコミュ障に対するストレスを軽減できます。
とはいえ、「人とあまり関わらない仕事なんてないのでは？ 」と思う方もいることでしょう。
世の中にはさまざまな仕事があり、一切人と関わらないとまではいかなくとも、必要最小限のコミュニケーションでもやっていける仕事があります。
ここでは、コミュ障の方に向いているおすすめの仕事を紹介していきます。
一人で自分のペースで進められる仕事
仕事は業種や職種によりチームを組んで進める仕事と、1人もしくは少人数で進める仕事があります。
コミュニケーションを取ることに苦手意識がある方の場合、1人で自分のペースで進められる仕事が向いています。
コミュニケーションは必要最低限でOKなら、コミュ障であることへの負担を軽減でき自分の能力を発揮しやすいでしょう。
例えば、ライター業や在宅でできるWeb関係の仕事、自営業、トラックやバスの運転手などさまざまな仕事が存在します。
ただ、周囲と関わらなければどんな仕事でも良いという考え方をするのはNG、自分の強みを見つけて自分に合う仕事を選ぶことが大切です。
できれば自分の得意分野を活かせる仕事だとより実力を発揮しやすいでしょう。
人の気持ちに寄り添う仕事
自分がコミュ障だと感じている方の中には、相手の気持ちを察することに長けているケースが多いです。
こうした観察力・共感力のある人は、その能力を活用して人の気持ちに寄り添う仕事がおすすめです。
例えば、カウンセラー、看護師、介護士、メンタルトレーナーなどが挙げられます。
ただ、これらの職業には専門的な資格が必要になることが多いので、どんな資格が必要なのか事前にチェックしておくようにしましょう。
資格取得に数年程度かかる場合は、前もってスクールや専門の学校に通うなど対策も必要です。
また、人の気持ちに寄り添う仕事は基本的に、対面やオンライン・電話などでコミュニケーションを取ることが求められます。
対面もしくはオンライン・電話などいずれかの方法で対応するとしても、1人でできる仕事に比べてコミュニケーションの時間は長くなる傾向があります。
人に寄り添うのが得意でも、人と接する時間をなくすことはできない点、人に対してサービスを提供する仕事である点は理解しておきましょう。
新しい人とのやり取りが少ない仕事
初対面の人と話すとき、極端に緊張して思うように話すことができない、というのもコミュ障の方には多いです。
何度か会話を持ち、慣れればなんの問題なく話せるようになることも特徴的です。
この場合は、初対面でのやり取りが少ない仕事を選ぶのがおすすめで、例えば、事務や社内で完結するような仕事が挙げられます。
会社の中でも営業や受付、その他接客などの仕事は、どうしても初対面の人にかかわることが多いです。
そういった部署ではなく、社内でも決まりきった人としか関わらない部署を選ぶのも1つの方法でしょう。
コミュニケーションを必要とされる職場が辛ければ転職も考えよう
人と話すことに対し苦手意識があるコミュ障の方は、無理にがんばってコミュニケーションを取リ続けると、うまく話せないストレスや精神的なダメージから人と接する事自体に苦手意識を持つようになります。
なんとかしてコミュ障を克服するために、無理に我慢して多くの人に接する機会を増やそうとするなど、苦手な部分を押さえつけてがんばる必要はありません。
苦手なことを克服するためにがんばり続けるよりも、コミュ障の強みを活かして自分に向いている仕事に就く方が精神的にも良い状態を保つことができます。
また、自分に合う仕事ならモチベーションのアップ、もしくはモチベーションの維持がしやすく、結果的に仕事での成果につながる可能性も高まるでしょう。
もし今、職場で円滑なコミュニケーションを求められてる方や、コミュ障が原因で肩身の狭い思いをしている方は、コミュ障の強みを活かせる職場への転職を検討してみてください。
転職に向けて動き出すなら転職エージェントの利用がおすすめ
自分にコミュ障の自覚がある方は、人と話すことに苦手意識が強い傾向があります。
初対面の相手なら緊張が極端に高まり、思うように話せない、意思疎通ができないなど話す相手との関係にさまざまな影響を及ぼします。
今、勤めている職場でコミュ障のために居づらさや働きにくさを感じているなら、コミュ障の強みを活かせる職場への転職を考えてみましょう。
コミュ障の方の転職活動は、1人で進めようとするとかなりの労力を費やし精神的な負担が大きくなります。
もしも、1人で転職活動を進める自信がない場合は、転職のプロである転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントは、コミュ障の特徴を理解した上であなたに合う企業を紹介してくれるほか、採用選考に必要な対策・サポートをしてくれることが特徴です。
これまで多くの求職者の転職を支えてきた経験と実績があり、非公開求人もたくさん保有しています。
エージェントを利用する場合、自分の強みや得意分野を活かせる仕事に就きたい、中長期的に見て自分に合う会社に入りたいなど、具体的な希望や要望を伝えることであなたにマッチする企業を紹介してくれます。
これにより転職先企業とのミスマッチを防ぐことや、コミュ障の強みを活かせる職場への転職の成功率がアップするでしょう。
また、コミュ障の方にとって難関となる面接に関しては、面接時の受け答えの仕方を含む面接練習をしてくれるので、安心して面接に臨むことができます。
内定後は、言いにくい入社後の給与や待遇、入社日のスケジュール調整などの交渉も任せることができます。
転職後はコミュ障の強みを活かせているか、転職前のイメージと相違はないかなどを確認しつつ、コミュ障が影響して困っていないかなどのサポートもあるので、コミュ障かつ初めての転職の方にも転職エージェントの利用がおすすめなのです。
加えて、ほとんどの転職エージェントの利用料は一切かからないのもおすすめポイントです。
コミュ障で仕事に影響が出ている、人と話すのが苦手で毎日が辛い、コミュ障の強みを活かせる職場に就きたいという方は、この機会に転職エージェントを利用して転職してみてはいかがでしょうか。
転職のことなら何でも相談できますし、相談するだけでも問題ありません。
