日雇い派遣のルールや日雇いアルバイトとの違いやそれぞれのメリット、デメリット

ちょっとお金が必要だからとりあえず1日だけ働きたい。

学生だけでなく、会社に勤めている人でもそんな風に考える人もいますよね。

1日だけ働くとなると、選択肢としては日雇い派遣と日雇いアルバイトがあります。どちらも1日だけ働くということには変わりないんですが、実はルールが違うので注意が必要です。

そこで今回は、日雇い派遣や日雇いアルバイトの違いやそれぞれのメリット、デメリットについて紹介します。

 

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日雇い派遣と日雇いアルバイトの違い

ではまずは日雇い派遣と日雇いアルバイト、それぞれの違いについて紹介していきます。

日雇い派遣

日雇い派遣で特徴的なのが、実際に働く企業と雇用契約を結んでいる企業が違うという点にあります。

労働者はあくまで派遣会社と雇用契約を結び、その上で違う会社に派遣されて派遣先の会社の指示によって働くことになります。

日雇い派遣は2015年9月の派遣法改正時に原則禁止となり、以下の条件にあてはまる人以外はすることができません。

  • 60歳以上
  • 雇用保険の適用を受けない学生
  • 副業として従事するもの(生業収入が500万円以上の者に限る)
  • 主たる生計者以外の者(世帯収入が500万円以上の者に限る)
  • 例外される業務である※1

例外される業務

ソフトウェア開発、ファイリング、添乗、書籍等の制作・編集、機械設計、調査受付・案内、広告デザイン、事務用機器操作、財務処理、研究開発、OAインストラクション、通訳・翻訳・速記、取引文書作成、事業の実施体制の企画・立案、セールスエンジニアの営業・金融商品の営業、秘書、デモンストレーション

日雇いアルバイト

日雇いアルバイトの場合は、実際に働く企業と直接労働契約を結んだ形になります。

ただ仕事をする場所は例えば棚卸の仕事だとどこかのスーパーだとか、イベントの仕事だとイベントの会場だとか、色々とありますよね。

そういった場合は、アルバイト会社が実際に仕事がある企業からその仕事を丸々請け負うという形になっていて、あくまで指揮するのは雇用契約を結んだアルバイト会社になります。

あくまで請負なので仕事がある企業から労働者に直接指示することは禁じられています。

日雇い派遣のメリット、デメリット

では次に日雇い派遣のメリット、デメリットを紹介します。

経験を生かした仕事ができ、時給も高い

派遣の場合はアルバイトに比べて専門的な仕事もある為、時給もそこそこ高い場合が多くアルバイトに日雇いと言えどもそこそこ稼ぐことも可能です。

例えば看護師の日雇い派遣なんかもありますが、時給は2000円以上になりますし、単なるデータ入力でも1500円以上貰える仕事も割とあります。

ただアルバイトと派遣どちらも利用する仕事の場合、派遣会社にとられる分がある為にアルバイトの方が時給が高いなんてこともあるので注意が必要です。

トラブル時も派遣元会社が間に入る

日雇い派遣の場合はあくまで労働契約を派遣元会社と結んでいるので、何かトラブルがあっても派遣元会社に相談することになります。

企業対個人だとどうしても企業側に負けてしまい泣き寝入りすることもありますが、派遣会社が間に入って企業対企業で話をしてくれるのでトラブルも解決しやすいです。

残業についてもあくまで派遣会社に申請することになりますから厳密に加算してくれます。

働く条件が厳しい

日雇い派遣のデメリットは何といっても働く条件が厳しい点にあります。

学生であれば積極的に活用してもいいんですが、条件を満たしていなければ法律上もうどうしようもなく、日雇い派遣として働くことが不可能になってしまいます。

日雇いアルバイトのメリット、デメリット

では次に日雇いアルバイトのメリット、デメリットを紹介します。

働く条件が楽

アルバイトであれば、日雇い派遣のような法律で決められたルールはないため、たとえ年収500万円未満のサラリーマンであっても、旦那の年収が500万円もない主婦の人であっても、仕事を辞めてしまってつなぎで仕事をしようとしている人であっても、誰でも働くことが可能です。

簡単に登録できる

日雇いアルバイトの登録はとても簡単。すぐに登録できますし、仕事があればすぐ紹介してもらって働くことが可能になります。

気軽さでいえば派遣よりも圧倒的にアルバイトの方が楽でしょう。

トラブル時が面倒

アルバイトの場合はあくまで直接雇用を結んでいるので、何かトラブルがあっても自分で交渉して解決しなくてはなりません。

例えば、残業代が貰えないなんてことがあっても自分でなんとかしなくてはなりません。

ただ企業対個人で色々といいくめられて、結局泣き寝入りするパターンが多くなってしまっています。

トラブル自体も多い

派遣会社を経由する場合、大手の派遣会社であればルール等もしっかりしているのでいいのですが、アルバイトは直接雇用を結ぶので変な企業にあたってしまうこともあります。

それこそ残業計算がめちゃくちゃだったり、サービス残業を平気でさせてくる会社なんかもあって、仕事を選ぶ際には細心の注意が必要です。

最後に

日雇い派遣と日雇いアルバイトのどっちがいいかと聞かれれば、私は日雇い派遣と答えます。

ただ、日雇い派遣はルールが厳しいので無理なら日雇いアルバイトで働くしかありませんね。

ちなみに日雇い派遣にしろ日雇いバイトにしろ、良い求人はすぐになくなるので、見つけたらできるだけ早く連絡するようにしたほうがいいですよ。

 

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