お昼休みにランチ代にみんないくら使っている?サラリーマンのお小遣いはどのくらい?あなたはお昼休みのランチ代にいくら使っていますか?

お昼のランチ代は毎日のことなので、意外に金額がかさむでしょう。サラリーマンの中には、お小遣いの中からランチ代を出している方もいるので、その場合はかなり節約しないと辛いはずです。

では、世の中の働く人は、お昼休みのランチ代としていくらくらい使っているのでしょうか。また、どうやって節約しているのかも気になるところでしょう。

そこで今回は、世の中のサラリーマンがお昼休みのランチ代にいくら使っているのか解説します。また、ランチ代を節約する方法についてもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

ランチ代の平均相場とランチにかける時間について

ランチ代の平均相場とランチにかける時間について

まずは、ランチ代の平均相場とランチにかける時間について解説します。

新生銀行が発表した「2019年サラリーマンのお小遣い調査」によると、男性会社員の昼食は555円(-15円)、女性会社員は581円(-5円)となっていて、男女ともに2018年より減少しているという結果でした。

ランチ代

男性会社員

女性会社員

全体

555円

581円

20代

516円

553円

30代

551円

565円

40代

589円

637円

50代

564円

567円

*参考:新生銀行グループ「2019 年サラリーマンのお小遣い調査」

コンビニでは、100円でおにぎりやパンなどが買えます。また、オフィスビル周辺では安いお弁当の販売などもされているでしょう。

とはいっても、お店で食べればランチでも1,000円を軽く超えるメニューが多い中で、このランチ代の相場はかなり安いと言えるでしょう。

多くの会社員が、ランチにはお金をかけないということが分かりました。では、ランチ自体を重要視していないのでしょうか、ランチにかける時間を見てみましょう。

  • 男性社員:平均21.0分
  • 女性社員:平均28.2分

男性社員よりも女性社員の方が少しだけランチにかける時間が長いと分かります。

しかし、会社のお昼休みは大抵が1時間なので、多くの方が休憩時間の半分程度しかランチに時間をかけないという結果でした。

ランチ代やランチタイムを見ると、多くのサラリーマンがランチを重要視しているわけではないと分かります。

ランチ代は月平均いくらかかるのか

ランチ代は月平均いくらかかるのか

前の項目で1日当たりのランチ代を解説しました。では、そのデータを基に月平均いくらのランチ代がかかっているのか見ていきましょう。

まず、男性は1日555円だったので、会社の営業日を20日とすると「555円×20日=11,000円」となります。

続いて女性は1日581円だったため、1か月の平均は「581円×20日=11,620円」です。

しかし、参考にした「2019年サラリーマンのお小遣い調査」によると、内訳は外食、出前、購入した弁当、社員食堂の利用などが含まれています。

コンビニ弁当が1個平均500円+飲み物150円とすると、平均ランチ代に100円程度上乗せとなる日が月最大12日はあるのです。(1ヶ月の勤務20日として、資料の購入弁当+社員食堂+外食+出前=59.7%、約60%として計算)

つまり、男性で平均555円の日が8日、約100円上乗せになる日が12日あった場合で考えると「4,440円+7,860円=12,300円」が1か月平均となります。

同じように女性のランチ代を計算すると、平均581円の日が8日、約100円上乗せになる日が12日あると仮定して、「4,648円+8,172円=12,820円」が平均です。

もちろん、あくまでもコンビニ弁当が500円で飲み物代が150円と仮定して計算しているため、近隣に激安のお弁当屋などがあれば、最も安いランチ代となるでしょう。

ランチ代を節約する方法7つ

ランチ代を節約する方法7つ

ここでは、ランチ代を節約する方法について解説します。

節約方法1.おにぎりを持参する

1つ目の節約はおにぎりを持参する方法です。

おにぎりなら、日頃料理をしない方でも簡単に作れますし、前日に炊いていた白米の残りを使えば、時間もかけずに用意できるでしょう。

サランラップやアルミホイルに包んで持っていけば、帰宅後に洗い物をする必要もないので、非常に気軽に実行できる方法です。

朝起きて作るのが面倒なら、前日の夜に作って冷蔵庫に入れておけば良いでしょう。

節約方法2.夕飯のおかずを取り置きする

2つ目の節約は夕飯のおかずを取り置きする方法です。

夕飯の残りなら改めて作る必要がないので、誰でも気軽にできるでしょう。また、朝お弁当に詰めるだけでOKなので忙しい朝でも時間を取られる心配がありません。

どうしても朝に時間をかけたくないなら、前日に夕飯を片付ける際にお弁当に詰めてしまうと良いでしょう。冷蔵庫に入れて保存すれば、食べ物が傷む心配もないのでおすすめです。

節約方法3.簡単なお弁当を作る

3つ目の節約は簡単なお弁当を作る方法です。

お弁当と言っても、決して見た目が綺麗な必要はありません。自分が食べるものなので豪華にする必要もないのです。

卵焼きやウインナーなど簡単なもので良いので、手軽にできるお弁当を作って持っていきましょう。安く済ませれば1食あたり250円程度で作れるので、かなりの節約になります。

例えば、週に1日手作り弁当(ランチ代0円)にした場合、男性で555円×4×12ヶ月=26,640円節約でき、各種節約法を実施して200円節約できる日を週に1日作った場合、「200円×4日×12ヶ月=9,600円」となり合計で3万円以上を節約できます。

どうしても料理が苦手なら、冷凍食品などを買っておいて、それを詰めるだけでも良いでしょう。サラダなら健康にも良いうえに、簡単に用意できるのでおすすめです。

節約方法4.週に何日かは外食禁止にする

4つ目の節約は週に何日かは外食禁止にする方法です。

毎日お弁当を作って持っていくのは大変でも、何日かだけはお弁当を持参して外食を止めるようにしましょう。それだけでも、かなりの節約となります。

例えば、1か月「555円×20日=11,000円」のところ、半分を持参したお弁当にすれば、20日のうち10日は250円程度で済むでしょう。そうすれば1か月あたり「5,550円+2,500円=8,050円」がランチ代となります。

1日おきにお弁当を作るのが大変なら、3日に1回など回数を減らしてスタートして、少しずつ外食を減らしていくと良いでしょう。

節約方法5.大型スーパーのお弁当を購入する

5つ目の節約や大型スーパーのお弁当を購入する方法です。

コンビニのお弁当は500円程度となっています。しかし、大型スーパーなら安いもので398円や298円という激安のお弁当が置いてあります。

外でお弁当を買う場合でも、そのような激安のものを選べばランチ代を大幅に削減できます。もし、職場近くに大型スーパーがないなら、事前に自宅近くなどで買って冷蔵庫で保存し、会社に持っているなどの方法が考えられます。

お弁当のおかずを冷凍すれば数日は保存が効くので、まとめてお弁当を買って冷凍し、食べる分だけ解凍して持っていくという方法もおすすめです。

節約方法6.ディスカウントストアの食品を活用する

6つ目の節約はディスカウントストアの食品を活用する方法です。

業務用スーパーなどには、安売りの総菜パンやお弁当などが販売されています。中には、1個50~100円程度で買えるパンもあるので、それを買っておいて会社に持っていけばランチ代の節約が可能です。

ただし、安いパンだけだと男性には少し物足りない可能性があります。その場合は、その他の節約法と併用して取り組んでみてください。

節約方法7.自宅で朝食をしっかり食べる

7つ目の節約は自宅で朝食をしっかり食べる方法です。

あなたは朝食をしっかりと食べていますか?中には、朝だと食欲がわかないという方や、朝は時間がないから朝食は食べないという方もいるでしょう。

しかし朝食を食べなければ、その分お昼休みにお腹が空くので、食べる量も増えてしまいます。食べる量が多ければ、それだけランチ代もかさむため節約には向いていません。

ランチ代を少しでも安く済ませたいなら、朝食はしっかりと食べましょう。これだけでも、お昼に食べる量が減って節約になるはずです。

みんなの節約術

みんなの節約術

ここでは、働く方がどのような節約術を使っているのか、日経ウーマンオンラインによる調査結果を基に見ていきましょう。

大量の野菜で節約

お弁当持参で、デスクで食べていることが多いです。週末に大量に野菜を切って冷凍し、平日はそれを煮たり炒めたりして、お弁当に入れています。(23歳・独身)

出典元:日経doors(旧日経ウーマンオンライン)「時短・節約・超効率化~驚くべき働く女性のランチ事情」

野菜なら誰でも切るだけで食べられるうえに、健康面でも良いので女性だけでなく男性にもおすすめの方法です。

週末に作り置きして冷凍保存

週末におかず・ご飯を作りおきして冷凍。前の晩に冷凍庫から出しておき、朝チンして詰めるだけ。おかずがないときはご飯だけ持っていき、社食で量り売りしているおかずだけ買ってデスクで食べます。(34歳・独身)

出典元:日経doors(旧日経ウーマンオンライン)「時短・節約・超効率化~驚くべき働く女性のランチ事情」

週末に作ったおかずを冷凍しておいて、持っていく前に解凍すればランチ代の節約になります。料理をするのは休日なので、朝忙しい方でも無理なく実践できるでしょう。

簡単なサンドイッチを作って持参する

普段はお弁当を持参しています。パンの中にレタス・トマト・チーズ・ハムなどたくさんの具をはさんだサンドイッチを朝に作って行きます。外で買うよりもずっと安くて、しかもボリュームがあります。(38歳・既婚)

出典元:日経doors(旧日経ウーマンオンライン)「時短・節約・超効率化~驚くべき働く女性のランチ事情」

パンにレタスやトマト、チーズなどを挟むだけという簡単なサンドイッチでも、お昼に食べる分には十分な食事になります。食材を切って挟むだけなので、男性でも手軽に実践ができるでしょう。

お昼休みのランチ代節約のためにメニュー選びの基準になるもの

お昼休みのランチ代節約のためにメニュー選びの基準になるもの

お昼休みのランチ代を節約するためには、メニュー選びが非常に重要です。ここでは、どのようなメニューを選べばランチ代の節約になるのか解説します。

  • 牛丼チェーンなど
    1杯300円程度で食べられるうえに、ボリュームもあるので安いランチ代でお腹いっぱいになります。
  • ロカボ食品
    低カロリーだけど美味しくて満足度の高いメニューです。低価格の商品もあるので、それを選べば節約にも繋がります。
  • ファストフード店
    ファストフードならハンバーガーが100円で買えたり、サイドメニューなら安い価格で購入できたりするので節約にピッタリです。
  • 完全栄養食
    完全栄養食とは、人間に必要な栄養素をすべて含んだプロテインのようなものです。代表的な商品としては、COMP、ベースフード、uFitなどがあります。世の中には、これ以外は何も食べないという人がいるほど栄養バランスが優れているものなので、時には取り入れて節約してみてください。

以上がお昼休みのランチ代を節約するのに役立つ食事メニューです。何か一つに絞っても良いですが、栄養バランスなどを考えると1つに偏るのはおすすめしません

その日の気分に合わせて色々なメニューを試してみてください。

1食いくら位を目安に節約したら良いか

1食いくら位を目安に節約したらいいか

お昼休みのランチ代を節約したいなら、ランチ代の平均相場である500円を切るくらいが良いでしょう。

しかし、都内など物価の高い地域に会社がある場合は、安いお店を探すのが大変なので、500円以下というのは目安程度と考えて、自分に合った金額を設定してみてください。

また、日頃からどのお店なら安い食品が買えるのか、リサーチしておくのも大切です。

まずは、ランチ代をワンコインいかになるように意識してみてください。