40歳は人生において大きなターニングポイントとなりうる年齢です。

20代、30代はがむしゃらに働いて出世や給与アップを目指してきて、そこから一区切りついて己を振り返る良いタイミングです。

そこで年収が400万円だったら、あなたはどう思いますか?

この金額を多いと感じますか? それとも少ないと感じますか?

もちろん、その人の立場によっても変わります。夫婦共働きで子どももなく夫の年収が600万円以上ある方と、妻が専業主婦で小学生の子どもが二人いる方では状況がまったく違います。

今回は40歳で年収400万円は平均より高いか低いかはもちろん、この金額で貯金はできるのか? 結婚は? 転職したほうが良いのか? こういったことについて考えていきます。

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40歳の平均年収とは?

国税庁の民間給与統計調査結果によると日本の平均所得は約441万円です。

現在自分の給与と比較して多いでしょうか? それとも少ないでしょうか?

この数値はあくまで平均なので世代や職種、正規非正規、それに性別も関係なく合計して割り出した数値です。

本来なら40代は年齢も平均を超える世代で、それにともない給与も平均を上回る方が多いです。しかし現実にはどうなっているのでしょうか?

先ず平均年収についてもう少し詳しく確認しましょう。

日本の平均年収について紹介

2009年から2018年までの平均年収を確認します。

西暦

平均給与

2009年

429万円

2010年

405万円

2011年

412万円

2012年

409万円

2013年

413万円

2014年

415万円

2015年

420万円

2016年

421万円

2017年

432万円

2018年

440万円

2009年から2018年までの日本の平均給与は上記のようになりますが、2009年はリーマンショックの翌年となっています。

2008年の平均給与は430万円なので24万円ほど平均が下降。

その一方で2011年には東日本大震災が起っているもののリーマンショックほどの大きな影響はなく、翌々年の2013年には2010年よりも2万円ほど上がっています。

また、リーマンショック直後の2008年と2018年を比較すると35万円の差があり、リーマンショック直前の2008年と比べても11万円増加しています。

男女間の平均年収の差

次ぎに男女間の差を確認するために2016~2018年の男女別の平均年収を確認します。

西暦

男性平均

女性平均

差額

2016年

521万円

280万円

241万円

2017年

532万円

287万円

245万円

2018年

545万円

293万円

246万円

2016~2018平均

533万円

287万円

244万円

男女間の年収の差は非常に大きく3年間の平均の差額は244万円です。数値で見ると男女の収入格差がハッキリと解ります。

40~49歳の年収

それでは2018年の40代の年収の平均を前半と後半に分けて確認してみましょう。

年代

全体平均

男性平均

女性平均

40~44歳

476万円

581万円

319万円

45~49歳

502万円

635万円

313万円

結果を見ると40歳で年収400万円は平均よりも低いことがわかります。ただし、男性と女性で比較すると女性の平均年収は300万円台前半なので、女性の場合は平均より高いと言えます。

40歳で年収400万円だった場合、男性の場合は低く女性なら高いといえることがわかりました。こんなところからも性別による格差を感じさせられます。

40代の年収中央値はどのくらい?

平均年収はあくまでも平均なので、一部の人の給料が高ければ自然と平均年収が引き上げられてしまいます。

そのため、一見平均年収が高いように見えたとしても、実態との乖離が起きてしまうことが起こるのです。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると40代の中央地は下記のようになっています。

 40~44歳45~49際
男性360~399万360~399万
女性200~219万180~199万

女性については結婚や出産を経て、仕事に復帰することはあるものの正社員ではなく派遣社員やパート社員のケースが増えるため、平均年収との差が大きいと思われます。

男性についても30代以降は正社員で給料が上がる業界・会社に所属しているかそうでないか、正社員か非正規社員かによっての差は大きくなってくる年齢であるため、平均年収との差が大きくなる傾向がみられます。

400万円の手取りは?

ここまで「年収」という言葉を使ってきましたが、勤め先から支払われる賃金には他にも「総支給額」「手取り」「額面」「所得」など様々な呼び方があります。

「年収」と「総支給額」、そして「額面」は税金と保険料が差し引かれていない金額です

それに対し「手取り」は実際に受け取ることのできる(銀行に振り込まれる)金額になります。

つまりここまで話してきた年収400万円からは、まだ税金と保険料が差し引かれていないのです。

では税金と保険料を差し引くと、どれぐらいが手元に残るのでしょうか?

手取りの目安は額面の8割

支払われている額により差し引かれる割合は変わるのですが、一般的に税金や保険料を引かれ、手元に残る金額は額面の8割ほどと言われています。

年収400万円なら手取りはおおよそ320万円です。

具体的に何が差し引かれるのか?

給与の総額から引かれるものを「控除」と呼び、大きく税金と保険に分けられます。

控除されるもの1. 税金

差し引かれる税金は「所得税」と「住民税」です。給与明細上では税金が発生する部分を「課税対象額」と記載し、この金額に対して所得税と住民税が発生します。

控除されるもの2. 社会保険料

社会保険料は、「雇用保険料」「厚生年金保険料」「介護保険料」「健康保険料」の4つに分けられ、給与明細には「社会保険料合計額」に合計され記載されています。

このように税金と保険料がおおよそ2割ほど総支給額から引かれます。

年収400万円で貯金はできるのか?

現在の生活はもちろんですが、40代になると老後のことも本気で考えなければなりません。そこで年収400万円で貯金がどれくらいできるのかをシミュレーションしてみます。

条件)年収400万円で手取りは320万円とし、ボーナスはなし、独身男性と言う設定で考えます。そのため毎月の収入は約26万7千円です。

出費(月)

金額

家賃

7万5千円(都内ワンルーム)

食費

6万円((朝食400円 + 昼食600円 + 夕食1,000円)×30日)

光熱費

1万1千円(電気代 + ガス代 + 水道代)

通信費

1万8千円(スマートフォン + インターネット代)

保険料

1万5千円(死亡保険)

日用雑費

2万円(生活用品や衣服代、病院代など)

交際費

1万円(同僚との飲み代)

小遣い

2万円

合計

22万9千円

月収の26万7千円シミュレーションの合計金額を引くと3万8千円が手元に残ります。

3万8千円 × 12ヵ月 = 45万6千円

年収400万円で、年間45万6千円が貯金可能という結果になりました。

※このシミュレーションはあくまで単純計算で行なっているのでご注意ください。

年収400万円の手取りはおおよそ320万円、男性一人暮らしならある程度の貯金も可能な金額と言えます。

40歳、年収400万円で結婚は可能なのか?

独身で年収400万円があれば貯金はある程度できることはわかりましたが、結婚はどうなのでしょうか?

結婚はお互いの問題!

結論から言ってしまうと、無理も何も結婚はお互いの問題です。するもしないもお互いの気持ちと考えで決定しなければなりません。

そもそも、この年収400万円というのは40歳男性を想定して書いているのですが、女性ではどうでしょう? 年収400万円の女性は結婚できないのでしょうか?

そもそも40歳の女性の平均年収は319万円です、400万円なら平均以上といえます。

それ以前に、未だに日本では女性は専業主婦をして家事や育児をするものという考えが根強くあります(現実には難しいにも関わらず)。つまり女性の年収は問題視されない場合が多いのです。

結婚をしたい大きな理由となるのが子どもです。しかし日本では教育費が高く、公立の小学校から高校を卒業するまでの費用がおおよそ477万円、私立だと約1,674万円が必要になります。

こういった状況で夫婦共働きの家庭が多く、女性にばかり育児を押しつけることが問題となり男性の育休を求める声が高まっているのです。

つまり男性の収入というよりも二人の収入がどうなのかが重要と考えるべきでしょう。

参照サイト:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について」より

しかし、女性は年収を重視する傾向はある

結婚について収入の問題は男性だけではなく二人の問題だと書きましたが、女性側にも男性の収入を重要視する傾向は根強く残っています。

中央大学の山田昌弘教授が発表した「日本の未婚者の実情と「婚活」による少子化対策の可能性」で、女性が相手に望む年収として400万円以上というのが一つのラインになっているのです。

また、マイナビのアンケートによると結婚相手に求める年収で一番多い年収が500~600万円となっています。

マイナビライフサポート 結婚相談所ナビ 46.2%が600万以上を希望! 結婚相手の年収はいくらあれば幸せなのか

出産などを検討する場合やその後の教育というのを考慮すると「可能であれば多いほうが良い」と考えてしまうのは理解できますが、男性の平均年収・中央値からのギャップが起きてしまっていることも事実です。

結婚が当事者の問題であることに間違いはないのですが、現実として結婚願望のある男性はそれなりに年収が高い方が良い(有利)という傾向は否定できません。

一方、男性が女性に対して望む年収はさほど高くないので、男性ほど気にする要素は少ないと言えます。

結婚については状況が変わってきても旧態依然とした考えの影響が現在も強く現われているのです。

40歳で年収400万円というのは転職を検討してもいい?

年収400万円での貯金や結婚について考えてきましたが、40歳で年収400万円というのは転職の理由になるのでしょうか?

転職を検討するのは良い

年収が高くなると責任が重くなるので嫌だなどの理由がないなら転職を検討するのも良いでしょう。

ただし転職先が決まらないのに退職してしまうと、なかなか良い転職先が見つからなかったり、再就職先の給与が以前の仕事より少なかったりということがあり得るのでタイミングを慎重に考える必要があります。

今の職場に不満があれば転職を考えよう

今の職場で閉塞感があったり、人間関係が上手くいってなかったり、給与面以外でも不満があるなら転職を前向きに考えるのは悪くありません

仮に65歳まで現役で働くとすると残り25年もあります。それに高齢になるほど転職は一般的に難しくなるので、40歳は自分が置かれた状況を見直し、キャリアプランを作り直すのに良いタイミングです。

40歳の転職はマネージメントスキルも必要

40歳の転職となるとミドル転職という領域になるので、技術的な部分だけではなくマネージメントスキルも見られることが多くなります。

履歴書や面接では自分のアピールできる場所はできるだけ伝えるようにしましょう。

マネージャーとしての肩書はなかったとしても、実際の業務では管理業務も一部任されていることは珍しくないため、少しでもマネージメントスキルのアピールができるエピソードがあれば積極的に伝えましょう。

逆に、全くマネージメントに関わる業務をしたことがない人は注意が必要です。

そのようなポジションでの募集ではないことを明確にしている求人への応募に絞り込みをしましょう。

転職エージェントの活用で効率的な転職活動を

転職エージェントとは、対人型の転職サービス。キャリアコーディネーターと個別に面談を行い、そこで伝えた希望やキャリアなどを参考にして求人を探してくれます。

さらに応募書類作成や面接の際にもサポートを受けることが可能です。

転職エージェントを利用するのには4つのメリットがあります。

メリット1. キャリアの棚卸しをしてくれる

キャリアの棚卸しとは、自分の実績や行ってきた仕事を整理することです。

転職活動をする際はこの自分が行っていた仕事をまとめるのが大変ですが、これをエージェントの方が担ってくれます。

自分の経験を整理し転職希望先の企業で活かせる強みを把握することで、履歴書や面接での自己PRに活用できます。

メリット2. 非公開求人を紹介してもらえる

転職エージェントには一般には公開されていない非公開求人が多くあります

登録することでそれらの求人を紹介してもらえるようになり、求人サイトなどでは掲載されていない企業への就職の可能性を得られます。

メリット3. 企業との調整を求職者に代ってしてくれる

転職エージェントでは初めの面談で伝えた条件や希望に添う求人を紹介してもらえるので、転職活動にかかる手間や時間を大幅に削減できます。

そのため現在の仕事を続けながら転職活動をしやすく、日中にできない企業とのやり取りもキャリアコーディネーターが代行してくれて、面接日程などの予定も管理してくれるのです。

転職エージェントには他にも様々なメリットがあるにも関わらず無料で利用できるので、働きながら転職活動をする際にはぜひ活用してください。

メリット4. 年収の交渉をしてくれる

転職をしたのに年収が下がってしまうとその後のモチベーションも下がり、結果として「転職に失敗した」と感じてしまうでしょう。

特に40代からの転職で年収が下がるのは精神的にも厳しいです。

ただ、転職をする際に年収の交渉をするのは得意でない人も多い。

そのような悩みも転職エージェントで解決することができます。

エージェントの人に希望する条件を伝えることで、年収の交渉もしてくれるため、入社後の待遇にギャップが生じるリスクを減らせます。

職場に不満がないなら無理に転職する必要はない

年収400万円で40歳の転職について紹介してきましたが、この金額と職場に不満がないなら無理に転職する必要はありません。

400万円あれば生活でカツカツになるということはなく、普通に暮らすことは可能です。

転職を考えるのはあくまで給与と職場に不満がある場合です。

もちろんどちらか一方でも強い不満があるなら転職を検討しても構いません。ただし、転職先の見込みもないのに辞めてしまうと後悔することになりかねないので注意が必要です。

40歳年収400万円の方の転職は年収をどのくらい重要視するかが分かれ目

40歳で年収が400万円について考えてきましたが、まずこの金額自体が男女で捉え方が違ってしまいます。

男女別の平均だと男性が581万円、女性が319万円のため、400万円の年収は男性だとかなり低いですが女性ならば高くなるのです。

これは男性より女性のほうが非正規雇用の割合が多いことも一因(これ自体にも問題があるのですが)で、単純に平均より高いか低いかでは判断できません。

ただし結婚を考えた場合、女性は男性に年収400万円以上を望む方が多いのも事実です。

そのため年収400万円に不満があるなら転職を考えるのも1つの方法と言えます。ただし早まって退職してしまうと上手く転職が行かない場合もあるので慎重に行動する必要があるのです。

転職エージェントは掛け持ちをしないと損!

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選択肢が増える

各エージェントごとに独占して紹介している求人が存在します。

そのため、複数のエージェントを利用しなければ出会うことのできない求人も数多くあるのです。

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各エージェントの強みを使い分けられる

転職エージェントの強みはそれぞれの会社によって異なります。

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また、複数のエージェントを利用することでそれらを比較できるので、真にあなたにマッチしたエージェントを判明させることもできます

掛け持ちしていることをあえて伝えてみよう

掛け持ちしていることをあえてエージェントに伝えることは有効でしょう。

当然、エージェントとしてはせっかくの求職者を他のエージェントには取られたくないので、その事実を知ればさらに頑張るはずです。

このように、掛け持ちを伝えることでさらなるサービスの向上を図れる可能性が高まります

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