自分に好きなことがあるなら、やはり仕事もそれに関連する内容を選びたいでしょう。
その好きなことがスポーツの場合、身体を動かす仕事やスポーツ選手などと関われる職業に就きたいと考える方が多くいます。
しかし、スポーツが好きというだけで仕事を探すには幅が広すぎます。
では、どのようにして自分に合うスポーツに関わる職業を探せばよいのでしょうか？
本記事では、スポーツに関わる職業について解説します。
好きな仕事に就くメリットやスポーツ好きにおすすめの職業などを紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
スポーツにかかわる職業は多い
子どもの頃は、「スポーツに関わる職業＝スポーツ選手」といった印象があったでしょう。
また、その時にイメージするのは、プロ野球選手やプロサッカー選手といった一握りの人間しかなれないような職業です。
しかし、大人になってみるとスポーツ選手以外にも、世の中には様々な仕事があると分かってきます。
当然、スポーツに関わる仕事と言っても、決してプロスポーツ選手のような限られた人しか就けない仕事ばかりではありません。
例えば、スポーツジムのインストラクターや子ども向けのサッカー教室のコーチなど、プロスポーツ選手になるよりハードルの低い仕事がたくさんあります。
他には、スポーツ用品店で働いたり、スポーツマネジメントとして選手を支えたりするのもスポーツに関わる職業です。
このように、実はスポーツ選手以外にもスポーツに携われる仕事はたくさんあります。
あなたがスポーツ好きなら、自分がどの方面からスポーツに携わりたいのか考えて、好きを仕事にできる方法を探していきましょう。
好きを職業にすることのメリット
好きなことを職業にするというのは、誰もが憧れるでしょう。
しかし、好きを仕事にした方の中には、「思っていたのと違う」「趣味と仕事は全然違った」などネガティブな意見も目にします。
とはいえ、やはり好きを仕事にできれば様々なメリットがあるのも事実です。
そこで続いては、好きなことを職業にするメリットについて解説します。
仕事へのモチベーションが維持しやすい
1つ目のメリットは、仕事へのモチベーションが維持しやすいことです。
誰だって嫌いな作業と好きな作業をするなら、好きな作業の方がストレスを感じないでしょう。
実際、嫌なことはやる気が起きず時間が経つのも遅く感じるけれど、楽しいことであれば一瞬で終わるという方も多いのではないでしょうか。
それが、自分の趣味と言えるほど好きな内容なら、毎日の仕事が楽しくて仕方ないでしょう。
自分を鼓舞して頑張ろうとしなくても、自然に「もっと働きたい」と思う人も多いので、仕事へのモチベーションを常に高く保てます。
なかなか仕事のモチベーションが上がらないという方は、自分の好きなものを職業にすることも視野に入れると良いでしょう。
ストレスを感じにくい
2つ目のメリットは、ストレスを感じにくいことです。
趣味に没頭している時、強いストレスを感じる瞬間は少ないでしょう。
それが仕事になっても基本的には好きな作業なので、嫌いな作業をしている時ほどのストレスは感じません。
中には、全くストレスがなく毎日仕事が楽しいという方もいるでしょう。
このように好きなことを職業にすれば、「大変」という気持ちよりも「楽しい」という気持ちが勝つことが多いため、ストレスを感じにくくなります。
また、仕事は週の大半の時間を費やすので、そのストレスがなくなれば、心身への負担も大幅に減るでしょう。
好きを仕事にすることで、そのストレスを軽減させられるので、人生全体が豊かになると言っても過言ではありません。
スキルアップを目指しやすい
3つ目のメリットは、スキルアップを目指しやすいことです。
趣味のことであれば、無償でも頑張るという方は多いでしょう。
探求心が尽きることなく湧いてきて、時間を忘れて没頭する方も大勢います。
それが仕事になれば、誰に言われるでもなく自ら進んで新しい知識を吸収したり、技術を身に付けたいと努力したりするでしょう。
自分ではスキルアップを目指しているつもりがなくても、「もっと知りたい」「もっと技術を高めたい」という思いから自然にスキルアップに繋がっています。
中には、仕事以外の時間も趣味として取り組む方がいるので、あなたもそうなれれば周囲よりも早くスキルを向上させられるでしょう。
スポーツ好きにおすすめの職業
スポーツに関わる職業と言っても、その数は膨大にあります。
また、あなた自身が身体を動かす仕事もあれば、身体を動かす人をサポートする仕事もあるのです。
そこで続いては、スポーツ好きにおすすめの職業について解説します。
スポーツに直接かかわる仕事
まずは、スポーツに直接かかわる職業です。
直接かかわる職業なので、基本的にはあなた自身も一緒になって身体を動かすシーンが多いでしょう。
スポーツを観るのではなくやるのが好きという方におすすめの職業が多くなっています。
スポーツインストラクター
1つ目の職業はスポーツインストラクターです。
スポーツインストラクターとは、スポーツを教える人を指します。
スポーツの楽しさを広めたり、選手のスキルをアップさせたりするのが目的なので、スポーツ界で非常に重要な役割を担っています。
また、スポーツインストラクターと一言で言っても働き方は様々です。
- 子どもに教える
- 大人に教える
- 地域や町で教える
- プロを目指す人に教える など
当然、プロを目指す人に教える場合は、あなた自身に高いスキルや知識が求められます。
インストラクターを目指す場合は、「どんなインストラクターになりたいのか」「誰に教えたいのか」などについて、自分のこれまでの経験を踏まえて考えるようにしてください。
監督・コーチ・トレーナー
2つ目の職業は監督・コーチ・トレーナーです。
監督は、チーム全体を見て練習メニューを考えたり、試合での指揮をとったりします。
コーチは、監督が考えた練習メニューに従って、選手の練習をサポートするのが役割です。
スポーツインストラクターが一般人に指導するのに対して、スポーツトレーナーはプロのアスリートや実業団を中心に指導します。
監督やコーチ、トレーナはあらゆる面から選手を支える役割を担っています。
食事の管理やトレーニングメニューの考案、選手のメンタルケアや指導など、このような人たちがいなければ選手が成り立たないほど大切な存在です。
計画の立案が得意な方や相手の気持ちに寄り添うことが得意な方は、スポーツへの情熱とその強みを掛け合わせることであなたらしさを発揮できるでしょう。
「自分にはプレイするよりも裏で支える方が向いている」といった方は、これらの職業を目指すのがおすすめです。
スポーツに間接的に関わる
続いては、スポーツに間接的に関わる仕事について紹介します。
間接的に携わるため、自分で身体を動かすような職業は少なく、スポーツをしている人をサポートしたり支援したりするといったイメージです。
スポーツをやるのではなく観戦する方が好きという方に向いている職業が多くなっています。
スポーツ雑誌を扱う企業で働く
1つ目の職業はスポーツ雑誌を扱う企業で働くことです。
スポーツを専門に扱うメディアで働けば、間接的にスポーツと関われます。
もちろん、企業の中でも実際に記事を執筆する部署の他に、営業や広報、企画など様々です。
しかし、どの部署に配属されたとしても、スポーツと関わっている実感を持って働けるでしょう。
また、企画立案や記事の執筆などで、自身のスポーツの知識を活かすこともできます。
直接的にスポーツを仕事にできる自信はないけれど、自分のスポーツの知識や経験を活かしたいといった方は、スポーツ雑誌を扱う企業で働くことをおすすめします。
運動記者カメラマン
2つ目の職業は運動記者/カメラマンです。
運動記者やカメラマンは、スポーツを「伝える」という非常に大切な役割を担っています。
運動記者であれば試合の様子や選手への取材をして記事を執筆し、カメラマンであれば試合の様子をカメラや映像に残すことでスポーツに携われます。
また、記者やカメラマンは自分の書いた記事や撮った写真が周囲から反響を集めたり、後世まで残ったりする可能性もあるため、そこでやりがいを感じられるでしょう。
文章を書くのが好きな方や写真が好きという方にとっては、「スポーツ×写真 or 文章」という好きなことの掛け合わせによって、やりがいを感じられるようになります。
新聞社やテレビ局なら運動記者やカメラマンの募集が多いため、興味がある方は挑戦してみてください。
栄養士/整体師
3つ目の職業は栄養士/整体師です。
栄養や体を整えることは、スポーツをする人にとってなくてはなりません。
そのような大切な部分をサポートする職業なら、「自分はスポーツを成り立たせるうえで欠かせない存在だ」とやりがいを持って働けます。
ただし、栄養士や整体師になるには資格が必要なので、目指す方はしっかり確認して勉強するようにしてください。
好きを仕事にしたいなら転職も検討しよう！
スポーツの世界は、これまでの職歴や社会人としての経験よりも、スポーツの知識やプレイヤーとしての経験が重要視されます。
言い換えると、あなたにスポーツをやってきた経験があるのなら転職しやすいのです。
もし、今の仕事が辛いと感じているなら、自分の好きなことを仕事に就くのが良いでしょう。
本記事で解説した通り、好きを仕事にできれば毎日の生活が豊かになるなどメリットはたくさんあります。
希望の職に就ける確率を高めたいなら転職エージェントの利用を
スポーツに関わる仕事に就きたいと考えていたとしても、「スポーツに関わるのが楽しそう」と後先考えずに転職するのは危険です。
闇雲に転職しても、なかなか内定がもらえなかったり、内定がもらえても思っていた仕事と違ったりといったミスマッチが起きてしまいます。
大切なのは、自分がどの方面からスポーツに関わりたいのか明確にしたうえで、「スポーツ×〇〇」と自分の強みを掛け合わせることです。
自分一人で考えるのが難しい場合は、転職エージェントを活用してみるのも方法です。
転職エージェントを利用すれば、あなたの強みを活かせる最適な企業を紹介してくれます。
また、企業紹介してくれるだけでなく採用選考に必要な対策のサポートも行ってくれるのです。
具体的なサポート内容は次の通りです。
- 履歴書・ESの添削
- 面接対策
- 模擬面接
- 悩み相談
これまでたくさんの転職者を支えてきたプロにお願いすれば、あなた自身の特色や価値観を理解してサポートしてくれます。
内定をもらえる確率が高まるのはもちろん、ミスマッチが起きるリスク軽減にも繋がるので、充実した転職活動ができるようになるでしょう。
そして、内定後は自分では言いにくい入社後の給与や待遇、入社日のスケジュール調整などの交渉事を行ってくれるのです。
ほとんどの転職エージェントは利用料が一切かからないので、相談をするような気持ちで利用してみるもおすすめです。
