就職活動での失敗、希望と全然違う配属先、会社からの異動命令などが理由でやりたい仕事ができず全く違う仕事をすることになっている人というのは少なくないと思います。
途中でやりたい仕事が見つかったなんて人もいるかもしれません。
ではもしそうなってしまった時、思い切って転職するべきでしょうか、それともとりあえずしばらくは働いた方が良いのでしょうか。
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希望していた仕事ができないことは大きなストレス
自分が希望していた仕事と全く違う仕事をすることになった時、それによって大きなストレスを感じる人は多いでしょう。
仕事自体の面白さはもちろん、将来の自分のなりたい姿からどんどん離れていってしまう自分がいるわけですから当然です。
職種としての経験がものを言う社会。
近い職種であれば今の仕事が将来につながるかもしれないという期待を持ち働くことができますが、かけ離れた職種だとそんな希望すら持てません。
こんな気持ちを持ちながら仕事を続けるというのは簡単なことではありませんよね。
やりたい仕事ができないという理由で転職することの是非
もし今の会社でやりたい仕事とまったく違う仕事をすることになってしまっていて、異動の可能性も全くないという場合にやりたい仕事をしようと思えば転職が唯一の方法です。
ただやりたい仕事ができないから転職することに関しては賛否両論。
確かに転職せずに続けるにも転職するにも、メリット、デメリットがあり、簡単にどちらが良いと言えるものではありません。
続けることのメリット、デメリット
最初はやりたい仕事と違っていても、仕事を続けているとその仕事にやりがいを感じ、いつのまにか天職に思えるようになる場合はあります。
仕事での成功、失敗を経験し、できることが増えていく。この経験によって考え方は変わる可能性があるのです。
これが仕事を続けることによるメリットでしょう。
また自分の考えにこだわりすぎずに視野を広げていけるといった点もあるかもしれません。
一方で続けることによるデメリットもあります。
最大のデメリットは仕事を続ければ続けるほど、キャリアチェンジがしにくくなってしまうという点です。
仕事を続けたからと言ってその仕事が楽しいと思えるとは限らず、時間がたつにつれてより一層やりたい仕事への思いが強くなってくる可能性もあります。
ただ未経験の仕事に転職するなら若い方が有利。第二新卒、20代後半、30代前半と年齢が高くなるにつれて難易度は高くなりますし、そもそも応募資格がなくなる企業もあり選択肢も狭くなってしまうでしょう。
また年齢が高くなるにつれて転職時に年収が下がってしまう可能性も高まり、それが原因で転職したくてもできずに悩み続けてしまうことありえるのです。
転職することのメリット、デメリット
では転職することのメリット、デメリットはどういった点があるでしょう。
まず転職することによるメリットですが、転職は自分で仕事を選ぶことができる為、自分がやりたい仕事に就くことができるという点です。
またできるだけ若いうちに転職してしまうことによって、未経験職への転職が成功させやすくなるし、給料面等で転職自体へのハードルも下がります。
一方でデメリットは、やりたい仕事だと思っていたものが、いざ自分で仕事をしてみると想像していたものと全く違っていて転職したことに後悔することが考えられます。
仕事というのは実際やってみなくてはわからないこともあり、ギャップを感じる人は少なくありません。
また転職先で人間関係に悩む場合もあれば、待遇面が悪くなったことで後悔するといったこともありえます。
転職するかどうかを判断する為には
このように仕事を続けるにしても転職するにしても、それぞれにメリットやデメリットがあります。
では自分はどうするのが良いのでしょうか。
この先後悔しない為に、以下のことを判断基準としてみてください。
やりたい仕事に対する理解の深さ
まず重要なのは自分がやりたいと思っている仕事が、実際どういった仕事をすることになるのか理解度を深めること。
先ほども述べたようにやりたいと思っていた仕事でもいざ就いてみると大きなギャップを感じる人は少なくありません。
転職前にそのギャップはできるだけ埋めておく必要があり、実際にどういった仕事をすることになるのかについてはよく調べましょう。できればその職種で働いている人に直接話を聞くのが良いです。
決して自分のイメージを判断基準にするのではなく、より現実を見つめた上でそれでも自分がやりたいと思える仕事かどうかを判断する。まずはこれが第一ステップです。
現在の仕事とやりたい仕事に対する関連性
現在の仕事がどれだけやりたい仕事に関連しているかもしっかり考えましょう。
関連性がある仕事であれば異動の可能性はあるし、いざ転職するとなってもその職種での経験を生かすことができます。
一方で全く関連性がない仕事なら転職するしか可能性がない為、早めに転職した方が良いでしょう。
今の仕事を頑張ることはもちろん大切。ただそれが将来に繋がるかどうかは状況次第です。
現在の仕事に対して真剣に取り組んだか
1年だけでも良いし、半年だけでも良い。少なくとも現在の仕事に対して真剣に取り組む時間はつくってください。
最初から違う仕事がやりたいと考え、手を抜きながら仕事をしていても仕事に対してやりがいなんて全く見いだせることはありません。
転職活動と同時並行でも良いので、今の仕事は今の仕事で全力で取り組み、本当に自分にとって辞めても良い仕事なのかどうかを見極めましょう。
転職活動を始めるにあたり
もし考えた結果転職することに決めたなら転職活動を始めることになりますが、転職活動では転職サイトはもちろん転職エージェントも利用するようにしてください。
転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
- マイナビジョブ20s
リクルートエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・より多くの求人を紹介してもらいたい方 ・年収や入社日などの交渉を任せたい方 ・年収UPを実現したい方 |
転職エージェントといえば、まずリクルートエージェントが最大手として挙がります。
公開求人・非公開求人ともに15万件以上取り扱っており、業界No.1の転職成功実績があります。扱う求人数が多いので、経験者・未経験者、若年層・ミドル層などどんな方でも利用することができます。
キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などをして貰えるので、転職活動がかなり楽になるし、何より15万件以上ある非公開求人を紹介して貰えるというのが最大のメリット。
待遇の良い求人は応募が殺到する為、検索しても出てこない非公開求人となっている場合が多いです。優良企業、ホワイト企業に転職したいなら非公開求人抜きで考えるわけにはいきません。
もちろん、公開求人にも優良求人はたくさんありますので、公開求人を15万件から検索できるメリットは非常に大きいです。
求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。
とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。
マイナビエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・関東、関西で仕事を探している方 ・企業への連絡や面接対策など、エージェントに任せたい方 ・フリーター→正社員を目指したい方 |
新卒の就職時にマイナビを利用していた人は多いと思いますが、マイナビエージェントはそのマイナビの20代、30代に特化した転職エージェント。
求人数だけ見たら他にもっと多いものがあるんですが、首都圏、関西圏の20代、30代にとってはかなり良い転職エージェントです。
doda
対象の年代 | 25歳~34歳 |
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どんな人に向いている? | ・特に技術職、営業職を希望の方 |
dodaはリクルートエージェントに次いで求人数が多い転職エージェントです。
リクルートエージェントやマイナビエージェントは、転職活動を行う際、必ずエージェントのサポートを受けながら進めることになりますが、dodaではサポートが要らなければ受けないということも可能です。
エージェントを利用したからといって転職を強要されることはありません。しかし、すぐに転職する気がない方にとっては利用しづらいかもしれません。
その代わり、非公開求人を受けることができなくなりますが、「今すぐ転職したいわけではない」「いい求人があれば転職したい」などエージェントからのサポートを受けづらいと考えている方にとってはメリットがあります。
マイナビジョブ20s
対象の年代 | 20代 |
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どんな人に向いている? | ・20代の方 |
マイナビジョブ20sは20代のサポートに特化した転職エージェントです。
一度正社員として就職した方はもちろん、フリーター→正社員への転職にも強いのが特徴です。
扱っている求人はすべてが20代が対象です。サポートを担当してくれるエージェントも20代のサポートを専門としているので、あなたのポテンシャルを十分に引き出して転職成功へ導いてくれるでしょう。
転職を考えている20代の方は忘れずに登録しておきたい転職エージェントです。