あえてベンチャー企業に転職するメリットはあるのか?失敗しない企業選びのポイント3つ(トップ画像)

転職活動では大抵の方が大手企業への内定を目指します。ところが、中にはベンチャー企業への転職を志す方もいるのです。

では、ベンチャー企業への転職にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

<ベンチャー企業に転職する様々なメリット>

✔ 昇進が早い
✔ 経営層と近い距離で仕事ができる
✔ 責任感ある仕事を任せてもらえる

この他にも、ベンチャー企業への転職には多くのメリットがあるのです。

しかし、同時に気になるのがベンチャー企業に転職した場合のデメリットでしょう。

そこで本記事では、ベンチャー企業に転職した場合のメリット・デメリットについて解説します。ベンチャー企業を選ぶ際のポイントや、あなたがベンチャー企業に向いているのかどうかも分かるので、ぜひ参考にしてみてください。

ベンチャー企業とは?

ベンチャー企業とは?

ベンチャー企業に明確な定義はなく、一般的に以下のように考えられています。

  • 比較的若い会社
  • 新しいビジネスモデルに挑戦している企業
  • 中小企業に近い会社

まず、比較的若いというのは設立から5年以内と考えて良いでしょう。

また、ベンチャー企業と聞くと社員の平均年齢も若いイメージがあるはずです。

しかし、「ベンチャー企業=社員の平均年齢が若い」わけではなく、企業自体が若ければ社員の年齢が高くてもベンチャー企業になります。設立して間もない会社なので、集まる社員も若い人が多くなるというだけです。

次に、新しいビジネスモデルに挑戦しているというのは、その多くがインターネットを利用したビジネスになります。例えば、クラウドソーシングを利用したビジネスや、コミュニケーションアプリを利用したビジネスなどが挙げられます。

最後の中小企業に近いというのは、ほぼすべてのベンチャー企業に当てはまる特徴です。

そもそも大手企業であれば、経営基盤がしっかりしているためリスクの高い新ビジネスに手を出す必要があります。

それに対して、中小企業やベンチャー企業は積極的に新しい事業にチャレンジして、少しでも多くの利益を上げようとするのです。

もちろん、すべてのベンチャー企業が中小企業に近しいわけではありません。手掛けた事業が多くの人々の支持を集めた結果、爆発的に成長して大手企業に匹敵する規模になるベンチャー企業もあります。

とはいっても、やはりベンチャー企業は設立から年数が経過しておらず、新ビジネスにチャレンジしているというのが一般的なイメージでしょう。

ベンチャー企業のメリット

ベンチャー企業のメリット

続いては、ベンチャー企業のメリットについて解説します。

幅広い業務を担当できる

1つ目のメリットは幅広い業務を担当できるという点です。

そもそもベンチャー企業は、できたばかりの会社なので社員が少ない傾向にあります。そのため、社員ひとり一人の仕事量が多くなります。部署をまたいで業務を任されるケースも少なくないのです。

大手企業では、決められた業務しか担当できませんが、ベンチャー企業ならメイン業務以外の仕事も幅広く任せてもらえます。

色々な経験を積んで成長したい方にとっては、これ以上ない恵まれた環境です。

経営陣との距離が近い

2つ目のメリットは経営陣との距離が近いという点です。

大企業になると直接社長などと話をする機会はほぼないでしょう。場合によっては、社長があなたの名前や顔すら覚えていないというケースもあるほどです。

しかし、ベンチャー企業では社員が少ないため、社長などの経営陣との距離が近くなります。

直接話をする機会が与えられるケースも珍しくありません。中には、同じフロアで仕事をしているという会社もあるほどです。

経営陣との距離が近ければ、当然あなたの意見を言いやすく、能力などを評価してもらえる機会も増えます。

また、将来的に起業したいと考えている場合には、直接経営陣の仕事ぶりを見て勉強できるので、非常に恵まれた環境です。

意思決定のスピードが速い

3つ目のメリットは意思決定のスピードが速いという点です。

大手企業であれば、何か新しい考えを提案しても、それを企画書として提出して何度も会議を重ねる必要があります。すると、どうしても意思決定のスピードが遅くなります。

しかしベンチャー企業であれば、あなたが「こんなことをやりたい」と声を上げるだけで、数日後には実現する可能性があるのです。

ベンチャー企業では、会議よりもまずスタートするという流れを大切にするため、「成功するかどうかは分からないけど始めてみよう」といった形で仕事が実現します。

自分でやりたい仕事があるという方にはピッタリの環境です。

若くても昇進できる可能性が高い

4つ目のメリットは若くても昇進できる可能性が高いという点です。

大手企業なら、役職を持って部下ができるのは早くても30代になってからでしょう。

しかし、ベンチャー企業なら20代であっても役職に就くことが可能です。

若い頃から、部下を抱えて責任ある仕事を担当していれば、他の会社では得られない大きな経験となります。

誰かの下で働くよりも、自分が先頭に立って仕事したいと考える方には、最適な環境と言えるでしょう。

能力次第で収入が高くなる

5つ目のメリットは能力次第で収入が高くなるという点です。

ベンチャー企業では、大手企業のように年齢に応じて基本給が高くなったり、ボーナスがもらえたりするといった安定した環境はないかもしれません。

しかし、能力が高ければ若くても役職を与えてもらえるため、爆発的に収入が上がる可能性があるのです。

あなたが自分のスキルに自信を持っているなら、ベンチャー企業の方が大手企業より早く高い収入が得られる可能性があります。

ベンチャー企業のデメリット

ベンチャー企業のデメリット

続いては、ベンチャー企業のデメリットについて解説します。

福利厚生が充実していない

1つ目のデメリットは福利厚生が充実していないという点です。

大手企業なら当たり前になりつつある、産休・育休・時短勤務といった福利厚生も、設立して間もないベンチャー企業にはない可能性があります。

また、創業直後のベンチャー企業になると、顧客獲得や収益化のために深夜残業や休日出勤を求められるケースも出てくるでしょう。

ベンチャー企業は、社員を守るという考えよりも、社員と一緒に会社を大きくしようと考えが強いため、社員を守るという意味合いが強い福利厚生は整っていないのが実情です。

倒産のリスクが高い

2つ目のデメリットは倒産のリスクが高いという点です。

経営基盤が整っておらず、収益や資金面でも不安を抱えるベンチャー企業の場合、倒産するリスクは大手企業よりも格段に高くなっています。

実際、会社設立後の生存率は5年で約40%程度と言われています。つまり、頑張って設立して仕事していても、会社の60%は設立5年以内に倒産しているというわけです。

大手企業に勤めていれば現実的に考えることがない勤め先の倒産も、ベンチャー企業になれば十分にあり得ます。

戦略が頻繁に変わる

3つ目のデメリットは戦略が頻繁に変わるという点です。

そもそもベンチャー企業は、試行錯誤しながら上手くいく事業を探しているような状態なので、どうしても経営戦略が頻繁に変わります。

場合によっては数か月単位で戦略が変わるので、その流れに付いていけない方にとっては大きなストレスを感じるでしょう。

分業されていない仕事が多い

4つ目のデメリットは分業されていない仕事が多いという点です。

メリットでもお伝えした通り、ベンチャー企業では部署を超えて仕事を任されるケースがあります。それを「色々な仕事が経験できる」としてメリットと捉える方はいるでしょう。

しかし、反対に「自分の仕事ではないのに」と不満に感じる方もいるはずです。

ベンチャー企業では、自分の部署以外の仕事を任される可能性があるので、それを快く思わない方にとっては大きなデメリットと言えるでしょう。

ベンチャー企業を選ぶ際のポイント3つ

ベンチャー企業を選ぶ際のポイント3つ

ベンチャー企業には優良企業もあれば、そうでない企業もあります。そこで、優良企業を見つけるためのポイントをご紹介します。

  • ポイントベンチャーキャピタルが投資されているかどうか?
    ベンチャーキャピタルは、将来性が高いと判断した未上場企業に対して投資します。そのため、ベンチャーキャピタルから投資を受けている企業であれば、将来性が高いと判断できます。
  • ポイント 経済産業省などの表彰制度で受賞歴があるかどうか?
    中小企業庁や経済産業省が行っている表彰制度というものがあり、これに受賞歴があるなら、将来性が高く優良企業だと考えられます。

  • ポイント実績の伸び率は高いかどうか?
    過去数年の実績の伸び率を確認してみましょう。仮に実績が良くても伸び率が低いと将来性に不安が残ります。反対に、伸び率が高いなら社会に必要とされている会社と判断でき、優良企業と考えられます。

これらの3つポイントを徹底的に調べてみてください。また、その他の企業分析も徹底したうえで、自分の性格やスキルとマッチしている感も考えてみましょう。

大切なのは、企業研究と自己分析です。どんなに良い企業でも、あなたの性格やスキルとマッチしていなければ意味がないため、企業研究と自己分析を徹底的に行い、自分に合ったベンチャー企業を見つけてください。

ベンチャー企業に向いている人の特徴8つ

ベンチャー企業に向いている人の特徴8つ

ベンチャー企業にはメリットだけでなくデメリットもあります。そのため、当然向いている人がいれば向いていない人もいるのです。

では、どのような人ならベンチャー企業への転職が向いているのでしょうか?

以下の項目を確認してみてください。

ベンチャー企業への転職に向いている人のチェックリスト

環境適応能力が高い

自分の将来設計が明確

マルチタスクをこなすことが得意

給料や福利厚生などの条件よりもやりがい重視

ものごとの本質を正確に捉えられる

自分で考え行動できる

チャレンジ精神旺盛

コミュニケーション能力が高い

以上のチェック項目に当てはまる数が多い人は、ベンチャー企業への転職に向いていると考えられます。

反対に、ベンチャー企業以外への転職が向いている人の特徴は以下の通りです。

 

ベンチャー企業以外への転職に向いている人のチェックリスト

安定志向

ワークライフバランスや待遇重視

マニュアルや研修がないと不安

仕事とプライベートを明確に分けたい

こだわりが強くて自分と違うものを受け入れられない

会社に大きな期待を寄せている

プレッシャーに弱い

上表のチェックが多い場合は、ベンチャー企業への転職が向いていないので、大手企業などへの転職を考えてください。

ベンチャー企業に転職して後悔しないためには?

ベンチャー企業に転職して後悔しないためには?

今回は、ベンチャー企業に転職するメリットとデメリットについて解説しました。

ベンチャー企業は、若い内から責任ある仕事を任せてもらえます。20代であっても能力次第で、役職が与えられて部下を抱えることもあるでしょう。

また、幅広い業務を担当できるため、他の会社では得られない経験ができるのも、ベンチャー企業のメリットの一つです。

その一方で、ベンチャー企業は大手企業よりも待遇面で劣るケースが珍しくありません。福利厚生が整っていないのは当然として、収入面でも不安定になりやすいのがデメリットです。

仕事内容や職場の雰囲気など、ベンチャー企業ならではの苦労を理解したうえで転職しないと、後々後悔する可能性が高いでしょう。

もし、あなたがベンチャー企業への転職を考えているなら、しっかりメリット・デメリットを見極めて転職すべきか検討してください。