転職するならできるだけ有利に、そしてスムーズに進めたくはないですか?

今すぐ転職したいあなたに、いずれ転職したいあなたに、ぜひ知って頂きたいことがあります。

それは、あなた専用のベストな転職時期です。

「あなた専用」というのは、年齢や境遇、月によってベストな時期が変わってくるためです。

ここでは転職時期を決めるためのポイントを、あらゆる角度から解説していきます。

あなたのライフステージは?

まず、あなたのライフステージを教えてください。

年齢によって、未経験への挑戦しやすさや経験職へのキャリアアップなど、それぞれに有利な時期は変わります。ここでは各年代のポイントを、メリット・デメリットとともに5段階に分類して解説していきます。

20代前半 将来性・意欲

メリット

  • 3年目までは「第二新卒」への応募ができ、就活に失敗しても取り返しがつく。
  • 3年以上は、ある程度の社会人経験と将来性の両方を見てもらえる。

デメリット

  • 即戦力を求めるような求人には採用されにくい。

20代後半 仕事の成功体験・実績

メリット

  • 同業でのキャリアアップ・未経験への転職の両方ともに最適で、選択肢が広い。
  • 経験と若さを兼ね備えているため、採用ニーズが高い。

デメリット

  • 30代に近づくにつれて、20代特有の将来性、やる気だけでは採用されにくくなる。

30代前半 即戦力・専門的な知識・リーダー経験

メリット

  • 即戦力を求める企業に採用されやすく、採用ニーズが高い
  • 20代の多い会社では、若手を引っ張る管理候補に就ける可能性がある。

デメリット

  • 30代後半に近づくにつれ、未経験業界・職種への転職が難しくなる。

30代後半 部下の育成経験・マネジメント力

メリット

  • 経験の豊富さを活かして、より良い待遇や年収の会社へキャリアアップできる可能性がある。
  • 終身雇用制度の崩壊により、以前より採用数が増えている。

デメリット

  • スキル・経験で突出したものがない場合、転職が難しい。

40代以降 高い専門知識・管理職

メリット

  • 今の会社で昇進を望めない場合、そのチャンスを得られる。
  • 30代後半と同様、採用数は増加傾向にある。

デメリット

  • 他の年代と比較して求人数が少ない。
  • ある程度プライドを捨て、協調性を示す必要がある。

 

年齢が上がるにつれて段々と企業に求められる基準は上がっていき、他業種への転職のしやすさなども変わっていきます。最も選択肢の広い年代は20代後半~30代前半にかけて、未経験への転職を目指すなら20代後半が妥当といえます。

これらを参考に、自分の目的に合わせて時期を定めていきましょう。また、一時期は35歳を過ぎての転職は厳しいと取り沙汰されていましたが、近年は定年の引き上げにより転職の平均年齢が上昇傾向にあります。

DODAが実施した転職成功者の調査では、2019年の転職平均年齢が男性32,6歳女性29,8歳という結果が出ており、ここ3年は高止まりとなっています。

女性の結婚・出産

加えて、女性の結婚・出産についても言及しておきます。

結婚・出産を控えている場合、仕事への興味を第一にするか、制度の整った会社を選ぶのか、転職先に求めるものをより明確にしましょう。

半端な判断をしてしまうと、自分だけでなく家族や子供にも影響が出かねません。

また、産休・育休の取得条件として「入社後1年以上の勤続」という期間が設けられているため、その期間も考慮して転職を進めていく必要があります。

求人が多いのは何月?

次に、今が何月なのか教えてください。

新卒採用は募集時期が定まっていますが、中途採用の場合はまちまちで、言い換えれば年中募集しています。しかし、中途採用は時期によって募集が増えたり、レアな求人に出会える確率が上がったりとそれぞれの特徴があります。ここからは月別の一般的な採用動向を、6段階に分けて解説します。

1年間の企業の採用活動・転職者の数

1月 2月 3月

新年度に向けて企業の採用活動が活発になります。同時に転職者も多いので、競争率も上がりやすいのが特徴です。特に3月は採用活動のピークであり、情報も多い分転職に不慣れな人には活動しやすい時期であるといえます。

4月

企業が新卒や新入社員の研修に注力するため、中途採用が滞る傾向にあります。しかし、4月の入社数が想定した人員に達していない場合、欠員補充の求人が出る可能性があります。

5月 6月 7月

新人の入社が落ち着くとともに夏のボーナスをもらって退職する人が増え、中途採用が動き始めます。特に経理職は6月に仕事が一段落するため、採用が増える傾向にあります。

8月

比較的求人数が少ない時期であり、採用の競争率が下がります。夏休みを挟むと先行スピードが落ちることを考慮して、8月に動くなら夏休み以降を狙うと良いでしょう。

9月 10月

下半期に向けて採用が活発になるため、9月は3月に次いで求人数が多い時期です。この時期は営業やサービス業に加えてエンジニア系の採用も多く、また百貨店や観光業界も、年末年始~正月が商戦期となるため人員補充の募集があります。

11月 12月

年明けの求人募集に向けて徐々に求人数が増えてくると同時に、冬のボーナスをもらって退職する人も増えてきます。年が明けるとさらに競争率が上がってくるので、特に12月は狙い目であるともいえるでしょう。

参考:【DODA】中途採用が活発な月

 

繫忙期(3月、9月)は求人数が多いからこそ、レベルの高い求人やレアな求人に巡り逢う可能性が上がります。 しかし、競争率が高い分、即戦力をアピールするためのスキルや経験が必要とされる可能性が高いです。

自分の実績に自信があったり、よりスキルアップを目指すための転職には、繫忙期が最適と言えます。

一方閑散期(8月、12月)は求人数が少ないため、希望に適う求人を見つけるのに時間がかかる可能性があります。しかし競争率は低いので、激戦を避けたい人には最適です。また企業が繫忙期に比べて採用を急いでいない分、未経験からの転職に挑戦しやすい時期であるといえます。

自分のスキルに自信がなかったり、思い切って未経験に転職したい場合は閑散期を選ぶ方が良いでしょう。

転職スケジュールの立て方

最後に、実際に転職スケジュールを立てていきましょう。

ここまで、あらゆる時期のメリット・デメリットを解説しましたが、なんとなく時期の目星はつきましたか?ざっくりとでもついたならば、そこから逆算して転職スケジュールを組んでみましょう。

転職にかかる時間はどのくらい?

平均的な転職活動期間は3~6ヶ月です。

求人応募から実際に面接を受けるまで約2ヶ月ほどといわれますが、面接回数が企業によって2回、3回などと変わってくるため、多少のズレが生じてきます。在職中に内定をもらった場合は、引継ぎや退職手続きの期間も見越してさらに約1ヶ月かかると考えしましょう。

これらを合わせて、約3~6ヶ月かかるとされます。また、各社の就業規則によって退職届の提出期限が設けられているので、そちらもよく確認しておきましょう。

在職中or退職後?

在職中の転職、退職後の転職、どちらにもメリットとデメリットがあります。下記を参考に、自分の状況と照らし合わせてどちらで進めていくか決めていきましょう。

在職中に始める場合

メリット

  • 収入に困らないため、精神的に余裕がある。
  • ブランク期間ができず、企業に不信感を持たれない。
  • 転職がうまくいかなかった場合、現職に残ることができる。

デメリット

  • とにかく時間がたりないので、思うように進められない。
  • 現職との兼ね合いで、面接日程の調整が難しい。

退職後に始める場合

メリット

  • 時間に余裕あり、丁寧に転職を進められる。
  • 次の転職までに、リフレッシュ期間を設けられる。
  • 内定後、即日出勤ができる。

デメリット

  • 転職活動が長期化した場合、精神的につらくなる。
  • 時間がかかればかかるほど、お金が減っていく不安がある。
  • 自己管理ができないと、生活習慣が乱れる可能性がある。

 

在職中・退職後どちらで進めるかの判断には、以下のリクナビNEXTが転職成功者1000人に行ったアンケート調査も参考にしてみてください。

会社に在籍しながら転職活動した

63%

会社を退職してから転職活動した

34%

その他

3%

「在職中に進めた」が63%、「退職後に進めた」が34%となっており、仕事を続けながら転職活動を行った人が多いという結果が出ています。やはり、金銭面や精神面の余裕がある「在職中」を選ぶ傾向が強いようです。

また「長期化」に関して、未経験の職種を目指す場合は経験職への転職よりすんなり進みにくいため、その点も踏まえてスケジュールを組んでいきましょう。

時期を知って有利になろう

ライフステージ別、月別スケジュールの組み方とあらゆる角度から解説しましたが、あなた専用のベストな転職時期は見つかりましたか?

今すぐ行動を始める人はもちろん、読む前より少しでも転職意欲が高まったなら、まずは転職サイトへの登録だけでもしてみましょう。

昨今の転職サイトでは、適職診断やスカウト制度などもあり、効率的に情報を入手することができます。もちろん決断が依然として揺らいでいる場合も、求人情報と現職の条件を見比べてみることで、少しでも考えが変わるかもしれません。

ベストな転職のタイミングについて長々と述べましたが、最も大切なのはあなた自身の転職意欲が高まっていることです。あせらずゆっくりと考え、後悔のない転職をしてください。