早期退職に憧れたことはありませんか?
定年60歳、少子高齢化に伴って定年は65歳になっていくとも言われています。
その年齢まで会社で働かずに、早期退職して自分の好きなことをしたいという人も多いでしょう。
今回はそんな早期退職についてメリット、デメリットや早期退職したその後の生活について紹介します。
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早期退職者の推移
早期退職者は増えていると思いますか?
東京商工リサーチが調査した結果は以下のグラフの通りとなります。
見てわかるように、2002年と2009年で飛び抜けて多いことがわかります。
この二つの年に言える共通点は不景気であったということ。
2002年はITバブルが崩壊した年であり、2009年はリーマンショックが起きた年です。
早期退職には2種類あります。
一つ目は、常時行われているものであり、60歳の定年前に一定以上の年齢全員を対象としたもの。
もう一つは、業績悪化により人員削減が必要となった場合に行われているもの。
2002年と2009年は後者の場合が増えたことによって、早期退職者が増加しています。
早期退職のメリット、デメリット
早期退職するとした場合、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
早期退職のメリット
早期退職におけるメリットの一つが退職金の割増です。
以前の記事、退職金の平均や相場はどれくらい?公務員の場合と民間の場合。で紹介していますが、
早期優遇退職の場合は退職金が多いことがわかります。
また、もう一つのメリットは退職して自由な時間を手に入れることができるということ。
早期退職した後に働くのであれば関係ありませんが。
早期退職のデメリット
早期退職するということは、その分毎月の給料が貰えなくなるということです。
退職金が増えたとしても、総合的に考えるとやはり減ってしまいます。
また、年金についても減ってしまいます。
本来であれば60歳の定年まで国民年金、厚生年金、企業年金の3階建てを積み立てるわけですが、
早期退職で会社を辞めると、その後は国民年金のみとなるわけですから、積み立てる額は減り、その分貰える額も減るのです。
早期退職、その後の人生を幸せにすごす為に
早期退職を選ぶ理由はそれぞれですが、その後、幸せに過ごせる人もいれば、そうではない人もいます。
その後の人生をすごす上で必要となることは、まずは貯金です。
上記のデメリットでも話しましたが、早期退職する上で金銭面は減ってしまいます。
退職金が増えるという目の前の甘い汁にまどわされず、その後まで見据えることが必要です。
早期退職した場合では、再就職を斡旋してくれる場合もあります。しかし、50歳という年齢ではなかなか難しいのが現実です。
もし再就職を考えているのであれば、とにかく早く転職活動を進めてみてください。
転職サイトに登録し求人を確認する、転職エージェントに相談してみるといったことは事前に行っておきましょう。
転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。
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最後に
早期退職して、自由を手に入れることって憧れますよね。
しかし、それだけではその後に後悔することになってしまいます。
しっかり考えたうえで、早期退職するかしないかを決めましょう。